続きです![]()
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
前記事未読の方は #22-1
#EP22-2
~周珊珊の自宅~
優雅に、スープを飲んでいる周珊珊。
そこに、見るからに不機嫌そうな曹暁東、現る。
黙って、テーブルの上に、茶色い封筒を投げ置く。
見るからに、中身は、お金ってところかな。
ソファにどっかりと座った曹暁東。
なんで、この人はずっとショート丈のパンツスタイルなんだろう?(笑)
大人になりきれてない感を出してるだけ?
それともなんか意味あるのかな?
察した周珊珊、「なぜ、ここに来たの? 出てってほしいんだけど・・。さもなくば、警察を呼ぶわよ」と声を掛ける。
それでも、一切、無視の曹暁東。
周珊珊「保镖!」
ボディガードを呼びつける周珊珊。
周珊珊「彼を連れ出して」
ソファから立ち上がり、近づいてきたボディガードにすごむ曹暁東。
曹暁東「親父の犬のくせに。さっさと金を持って出て行け」
周珊珊「曹暁東! 気でも違ったの? (ボディガードに)いいから、警察を呼んで!」
ボディガードがスマホに手を掛けると、床にたたきつける曹暁東。
曹暁東「警察を呼ぶだと? 俺がこの女を今すぐ殺すとでも?」
テーブルの上に放り投げた札束入りの封筒を、ボディガードの胸に押し付ける曹暁東。
曹暁東「なにが自分にとって、得なのかわかってるなら、さっさと出ていけ」
ボディガード「曹さん、どうか私を困らせないでください」
ボディガードを突き飛ばす曹暁東。
曹暁東「出ていけ!」
今、ボディガードに出ていかれたら、自分が困る周珊珊。
周珊珊「戻りなさい!」
叫ぶ、周珊珊。
「お前もだ! 出ていけ!」と、キッチンにいた家政婦にも怒鳴る曹暁東。
慌てて、出ていく家政婦の老女。
一緒に自分も逃げようとする周珊珊の手を掴む。
曹暁東「このクソアマ!」
周珊珊「曹建に連絡して! 警察を呼んで!」
大声で叫ぶ周珊珊。
それと同時に、周珊珊の顔を張り飛ばし、暴力を振るい始める曹暁東。
曹暁東「うまくいった、と思ってんのかよ? お前らみんなグルになって、俺を騙したのか?」
およそ、妊婦に対する仕打ちとは思えないくらいの、殴る蹴るの暴行っぷり。
お腹を庇いながら、四つん這いになって逃げる周珊珊。
曹暁東「みんなして、俺を裏切ったのか?」
周珊珊「ご、ごめんなさい、曹さん・・・私が悪かった・・私が間違ってました・・」
息も絶え絶えに呟きながら、床を這いずりながら、逃げる機会を窺っている周珊珊。
玄関に近いところまで来た時に、駆け出そうとした周珊珊を、「まだ、逃げる気か」とソファに投げ飛ばす曹暁東。
曹暁東「嘘つきめ!」
周珊珊「ちがう・・・私じゃない・・・あなたのお母さんよ。」
曹暁東「おまえらみんなで、俺をバカにしやがって! 全員、生かしておかねぇからな。曹建のガキなんて、地獄に堕としてやるよ!」
本気で、周珊珊の首を絞めにかかる曹暁東。
周珊珊「こ、殺さないで・・お願い・・お願い・・・」
顔を真っ赤にして、命乞いをする周珊珊。
そこへようやく、刑事たちが到着。
興奮状態の曹暁東を三人がかりで押さえつけ、なんとか手錠をかける。
~北江分局 訊問室~
杜城「我々は、この絵に、お前の指紋と同様、劉瑶の血液を発見した。」
例の、“聖家族の画”の写真を掲げる杜城。
ちらりと、その様子を見る杜城。
落ち着きを取り戻した曹暁東が手錠をかけられ、座っている。
曹暁東「周珊珊は死んだのか?」
気になっているのは、そこなのね。
杜城「いや」
そこで、はじめて杜城に視線を向ける曹暁東。
曹暁東「腹の子はどうなった?」
杜城「そちらも無事だ」
はは・・と、力なく嗤う曹暁東。
曹暁東「曹建のやつ、やっぱりツイてるな」
自分が描いたスフィンクスの絵をもって、曹暁東の前に立つ沈翊。
曹暁東「スフィンクス・・・、なんで、俺の母親を見立てて描いた?」
沈翊「君は、お母さんのことをとても愛していたのに、お母さんは君を裏切った」
目をとじる曹暁東。
席に戻る沈翊。
落ち着いた口調で、供述をはじめる曹暁東。
曹暁東「うちの家族は、普通の家族とは違ってた。小さなころから、母さんは、いつも俺に、家を継ぐためには十分優秀でなければならない、と言い続けてた。そうでなければ、俺が持つべきものを他人に奪われてしまうだろう、と。」
~曹暁東の回想~
クラブに顔を見せた曹暁東。
曹暁東「母さん・・」
例の雌ライオン像の前で、母親が泣いていたのに気づいた曹暁東。
曹暁東「母さん、どうしたの?」
劉瑶「曹建の奴、このクラブごと、私とあなたを追い出す気よ。その他のあらゆるビジネスに関しても、一切、携わることも許可されない」
曹暁東「母さん、曹建は、うちの家を元手に、財産を築いたんだ。もうこれ以上、我慢なんてしなくてもいいよ」
小さく頷く劉瑶。
劉瑶「私、曹建と離婚するつもりよ」
曹暁東「・・・・・」
劉瑶「離婚に強い弁護士を雇ったの。その人によれば、私たちの離婚の場合、少なくとも3年はかかるそうよ。この期間中に資産を移転させないように彼を厳しく監視する以外に、別の方法があるわ。それはね・・・・」
言葉を区切った母親を見つめる曹暁東。
曹暁東「・・・・・」
劉瑶「すぐにでも、子供を授かるの。それも、できるだけ早くよ。こうすることで、曹建の資産を共有する人間がもう 1 人増えることになる」
それを聞いて、俯く曹暁東。
曹暁東「母さん、でも、母さんだって知ってるだろ、俺には無理だよ」
すでに、健康診断をうけて、自分の状況がわかった時期以降の話のようです。
劉瑶「わかってる。わかってるわよ、だから、既に、あなたのために女の子を見つけたの。 名前は周珊珊、大学を出てて、とても賢い子よ。そして、学力も高くて、性格も良い、あなたに似た若い男性を見つけるわ。周珊珊にできるだけ早く子供を産ませましょう。他の人には、あなたが、酔っ払って妊娠させてしまったって触れ回れば、誰もあなたの欠点を指摘したりできないでしょ、ね?」
曹暁東「・・・・・」
・・・という秘密のやり取りが、母子の間でなされ、周珊珊との顔合わせの日。
周珊珊「こんにちは、曹さん・・、周珊珊です。間違いなく、その使命をやり遂げてみせます。他言もしません」
どう? この子ならいいでしょう?という視線を、息子に送る劉瑶。
見た目も息子の好みなのかな。← 別に、周珊珊とどうこうしようというつもりはなくても、まったく、曹暁東が手を出しそうにないタイプだと、他人から不審に思われるよね。
その気にさせられた曹暁東に、母親を疑う余地は1ミリもなかったんだ。
そして、少しだけ、時は流れ・・・周珊珊、妊娠発覚です。
劉瑶「彼女、妊婦検診を受けてきたところよ。ほぼ12週だそうよ。家を借りて、乳母も雇ったわ。(周珊珊に)これからは、もう、ここには来ないでね。家にいて、自分の体調管理をしっかり気にしてちょうだい」
周珊珊「わかりました。劉さん」
周珊珊の、まるで、女子大生のような身なりを見た曹暁東が、財布からブラックカードを一枚取り出し、テーブルの上に放り投げる。
曹暁東「もう少しマシな服を買ってこい。外に出る時は、まともな恰好をしろ。俺に恥をかかせるなよ」
周珊珊「ありがとうございます、曹さん」
微笑む周珊珊。
当初は、大学院の学費か留学費用かわかりませんが、親に頼らず、それらを稼ぐために、クラブに勤めることにしたのかもしれない周珊珊。← 想像です。
ちょっと容姿に自信のあった女子大生の人生が、これで本格的に変わってしまったのね。
曹暁東「(そこまでは)全部、計画どおりだった。俺の母親と俺は、曹建との決着が付く日を辛抱強く待つだけでよかった。だが、なぜか、俺の母親は、周珊珊の元に頻繁に通うようになってきたんだ。まさか、自分が人間の本質を過小評価していたとは思ってもみなかった」
~回想2~
劉瑶「もっと、果物を食べて。赤ちゃんにいいのよ」
周珊珊「これ、とても甘いです。どうぞ、食べてみてください」
劉瑶「ええ」
そこに、やってきた曹暁東。
まるで、赤の他人の二人が、本当の母子のように仲睦まじく一緒にいるのをみて、明らかに、不審の塊。
劉瑶「暁東、何しに来たの?」
緊張する周珊珊。
劉瑶「あなた、酔っぱらってるの? お酒の匂いが、珊珊に影響したらどうするのよ」
「立てよ」と、周珊珊の腕を掴み、自分が代わりにテーブルにつく曹暁東。
曹暁東「珊珊?母さん、いつから、二人、そんなに親しくなったんだ?」
にやり、と、勝ち誇ったような笑みを浮かべる周珊珊。
劉瑶「暁東、珊珊は今や、事実上、家族の一員でしょ。それに、周珊珊の世話をするのは、あなたの子供のためでもあるんじゃない?」
取り繕う劉瑶。
冷たい顔で、見下ろす周珊珊。
周珊珊「曹さん、クラブに戻られたほうがいいかもしれませんよ。ここの食べ物と飲み物はあなたの好みには味気なさすぎます。それに、もうすぐ、私、休まないと・・・」
立ちあがり、いきなり、フルーツの皿を前方にむけて、投げつける曹暁東。
曹暁東「俺にあれこれ指図するな!」
その剣幕に怯える周珊珊と、驚く劉瑶。
劉瑶「暁東・・・あなた・・・」
周珊珊の腕を掴むと、「お前は俺の言う通りにしてればいいんだよ! ・・・ああ、もういい! 俺はもう、子供なんていらない。明日には、即刻出ていけ!」
劉瑶「暁東!なんてこと言うの!」
周珊珊「曹暁東、出ていくのはあなたよ。あなた方が、私に頼んだんでしょ!」
静かに、それでいて、一歩も引かず、坦々と言い返す周珊珊。
周珊珊がここまで強気になれるのも、今の自分の“代理母”という立場に、曹暁東が全く絡んでないのを知っているからよね。
劉瑶「いいから、行きましょう」
周珊珊「おばさま、彼を連れて行ってください」
そのまま、ソファにに座る周珊珊。
劉瑶「わかった、ゆっくり休むのよ」
まるで、劉瑶のほうが周珊珊に気を遣い、完全に主導権が周珊珊に移ったかのような感じ。
曹暁東「なんで、俺の前でそんな態度をとれるんだ? うちの食べ物を食べ、うちのものを使い、俺の家に住んでるくせに、こんなふうに、俺に向かって口答えか!」
劉瑶「(周珊珊に)気にせず、ちゃんと休んでね」
曹暁東「お前なんか殴り殺してやる!(叫)」
劉瑶「暁東!なにしてるの!」
息子を引っ張りながら、一緒に出ていこうとする劉瑶。
曹暁東「この計画は、次第に、制御不能になっていったんだ。俺も、この状況の中で自分の居場所を見失い始めていった。母さんも、もはや俺のものじゃないような感じだった」
~回想~
そして、どういう経緯かわかりませんが、曹暁東が真実を知ってしまう日がやってきたようです。
曹暁東「あの赤ん坊は、曹建のだと?」
劉瑶「・・・・・・」
視線を伏せる劉瑶。
曹暁東「母さんが俺に嘘をついてたのか、それとも、周珊珊が母さんに嘘をついてたのか?」
あくまでも、母が自分を騙すはずがない、と思いたいわけね。
劉瑶「確かにこの件は私が全部手配したんだけど、でも、どうやって、曹建が私たちの計画に気づいたのかはわからないのよ」
役者だねぇ。
それを聞いて、考えを巡らせる曹暁東。
劉瑶「私が気付いていない間に、誰かにこっそりとやらせたに違いないわ。私が、周珊珊に優しくしていたからこそ、彼女は私に全てを話してくれたのよ。さもなければ、赤ん坊が生まれた時、相続をめぐってあなたと争う人がもう一人増えてしまうことになるのよ。そんなことは許されないでしょ!」
曹暁東「あの赤ん坊は堕ろさせろ。彼女と話して、もっとお金を渡せばいい」
劉瑶「私が彼女と話していないとでも思っているの?あの子はとても賢いのよ。曹建のほうが、私たちよりもたくさんお金を渡すってよくわかってるのよ!」ちらり、と、曹暁東の反応をみる劉瑶。
堕ろさせる、なんてするはずないですからね。
しばらくなにかを考えていた結果、なにかを思いついたような曹暁東。
・・・考えた結果が、例の、バイク事故ってわけね。
~事故の再現~
妊婦検診のために、一人で外出した周珊珊。
渡された写真で顔を確認した季軍。
横断歩道を歩いている周珊珊めがけて、バイクで突っ込んでいき、足をひっかけて転倒させる。
そのまま、走り去る季軍。
半分意識を失ったように、お腹に手を当て、地面に転がったままの周珊珊。
とにかく、お腹の子を始末させようとする指示だったにせよ、母体もどうなろうと構わないって感じだったのかもね。
周珊珊の事故を知った劉瑶が、曹暁東のもとに訊ねてくる。
劉瑶「周珊珊がバイクに轢かれたのは、あなたが誰かにやらせたんでしょ?」
曹暁東「・・・・」
まさか、曹暁東が本当に実力行使に出るとは思わず、内心、焦ったでしょうね。
劉瑶「暁東、お母さんには、あなたの気持ちがよくわかるわ。でもね、これは、簡単に処分できるようなバイクの話じゃないのよ。命の問題なの。誰かを責めたいなら、父親のせいにしなさい。あの男は本当に卑劣よ。金のためなら何でもできる。
でも、ここで諦めないで。まずは、あの子を受け入れなさい。
だって、外の世界から見れば、あなたはあの子の父親なんだから。曹建だって、あなたを見捨てたりしない。将来、あなたがすべてを手に入れるのよ」ほら、シフトチェンジしてきた!
曹暁東「俺の男としての尊厳について考えたことはあるの?」
掠れた声で呟く曹暁東。弱い犬=ナイーブなお坊っちゃまこそ、よく吠える、の典型みたいな暁東。
劉瑶「お金があってこその尊厳よ。考えすぎないで。さぁ、飲むのをやめて。少しリラックスしなさい。ぐっすり眠るのよ、いい?」母親が立ち去ると、また、起き上がり、酒を飲み始める曹暁東。
その脳裏に、今までの、やりとりが蘇る。
周珊珊<暁東、あなた方が、私に頼んだんでしょ>
劉瑶<すぐにでも、子供を授かるのよ。それも、できるだけ早くよ。こうすることで、曹建の資産を共有する人間がもう 1 人増えることになるの>
曹暁東<赤ん坊は、曹建のだって?母さんが俺に嘘をついてたのか、それとも、周珊珊が母さんに嘘をついてたのか?>
劉瑶<まずはこの子を受け入れなさい。将来、あなたがすべてを手に入れるのよ>
曹暁東<俺の男としての尊厳について考えたことはあるの?>
劉瑶<お金があってこその尊厳よ。誰かを責めたいなら、父親のせいにしなさい。あの男は本当に卑劣よ。金のためなら何でもできる。>
酔っぱらって、栓抜きが見つけられず、栓を開けられない曹暁東。
探し回り、ようやく手にしたのは、包丁。
酩酊状態です。
その後、酔った足取りで、母親の部屋にやってきた曹暁東。
劉瑶「もう言ったでしょ?飲むのをやめなさいって。自分の姿をごらんなさい。なんて、みっともないの」
何の気なしに言った劉瑶の言葉が、曹暁東の脳内では、散々、罵倒されてきた曹建の言葉に置き換わっていく。
曹建「自分の姿をよく見てみろ。みっともない!」
頭の中を反響する曹建の声に耐えきれず、手にしていた包丁を劉瑶に向かって、何度も何度も突き立てる曹暁東。
劉瑶「暁東・・・」
悲鳴のような劉瑶の声で、ようやく、我にかえった曹暁東。
劉瑶「暁東・・・」
曹暁東「母さん、一体、どうしたんだ?」
どうしたもこうしたも、あんたが刺したんだけど。
母親を支え、もう一方の自分の手から、血まみれの包丁が滑り落ちる。
曹暁東「母さん、ここ押さえないと! 救急車を呼ぶよ。」
まだ、かろうじて、意識がある劉瑶がそれを止める。
劉瑶「暁東、全部知ってしまったのね?」
曹暁東「母さん、喋らないで」
劉瑶「周珊珊・・・周珊珊の子供は私たちの人質(交渉材料)よ」
曹暁東「母さん、一体、何言ってるの?」
劉瑶「その子は曹家の血筋でなければならないの。そうして初めて、私たちの計画は達成されるのよ。でも、あなたは子供を持つことができない。だから、私にはそうするしか選択肢がなかったの・・」
曹建「母さん・・・俺は、たとえ全世界が俺を裏切ったとしても、母さんだけは俺の味方でいてくれるって、ずっと考えてた。結局、これは全部、母さんの計算だったんだね。本当の大馬鹿者は俺だった」
劉瑶「違うわ。私たちは二人とも、あなたをとても愛しているの。本当に愛してるわ。」ここでいう、私たちっていうのは、親としての曹建と劉瑶って意味だよね?
劉瑶「(右手を掲げると)これを受け取って。この腕輪を周珊珊に渡してちょうだい。そして、彼女にアメリカへ一緒に行こうと頼むのよ。だって、彼女の子供はあなたの実の兄弟なんだから。生き続けて・・・生き残るのよ」
耳元に囁き、力尽きた劉瑶。
静かになった母親を抱きしめながら、「母さん・・母さん・・・」と呼びかける曹暁東。
その後、茫然としながら、階段を降り、廊下の踊り場に飾ってあった、「聖家族」の画を、包丁で切りつける。
途中ですが、ここで、切ります。
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.22-2 雑感★
一応、#22-1で、いろいろ考えたり、調べたりしたものの、劉瑶の考えが、イマイチ理解できないのは、私が金持ちの家に生まれたわけでも、金持ちの嫁になったこともない平々凡々な人間だからでしょうか?(苦笑)
意に染まぬ結婚なんて、この人たちにとっては、低い優先事項でしかないんだろうね。
曹建の話によれば、劉瑶の生家は、既に当主は病気で、兄弟たちは揉めてるんだっけ?
はっきり言って、現状、もう当てにはできないことを劉瑶はわかってたはず。
自分のことを実家の金を引き出すATMとしか見てない夫に早々に見切りをつけた劉瑶にしてみれば、愛する息子だけが頼りで、要は、夫が稼いだ資産はゆくゆく息子のものにすればいい、と目論んでいたはず。
だからこそ、曹暁東に子供ができないとわかったことで、大きく計画が狂ったというか、とにかく、状況が一変してしまった、としか言いようがないのね。
「伏羲女媧図」を飾っちゃうほど、自分の跡継ぎや遺伝子に関して、ギラギラ血眼な曹建はもとより、曹暁東を愛する劉瑶としては、曹暁東が、“曹”である限り、曹暁東の代で、曹家を途絶えさせるわけには絶対にいかない。
<その子は曹家の血筋でなければならないの>
<でも、あなたは子供を持つことができない。だから、私にはそうするしか選択肢がなかったの・・>
曹建も劉瑶も、たとえ自分たちの関係は修復できなくとも、夫婦そろって、曹暁東の行く末を案じることに関しては一致したってことでいいのかな?
他人から見れば、それだって、利害の一致にしか見えないけど。
<だって、彼女の子供はあなたの実の兄弟なんだから。生き続けるのよ>
今際の際の劉瑶の言葉には、息子を想う気持ちも少なからず、入っていたと思いたい。
★『猟罪図鑑』Ep.22-3に続く★




















































