21話は3分割なんですが、セリフが多いのか、状況説明が多いのか、全般、ちょっと長めです。。。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #20-1 #20-2 #20-3

 

 

第二十一集 陨落的雌狮(二)

 

#EP21-1

 

~曹家のリビング~

 

ソファに腰掛けている白いジャケット姿の男性。

これが、この家の主、曹建(ツァオ・ヂィェン)、北江でも、かなり名の知れた企業の経営者らしいです。

 

杜城「曹さん・・、我々は、北江分局刑警隊の者です。私は杜城と言います。こちらは、同僚の沈翊です」

丁寧に、自己紹介する杜城。

 

すると、いきなり「君は・・杜傾さんの弟さんかな?」と問いかける曹建。

なぜ、それを?と訝し気に思いながらも、「はい」と返事する杜城。

杜城「姉をご存じなんですか?」

シーズン1では、おなじみだった杜城の姉杜傾。今回は出演無しで残念!

 

曹建「もう何年にもわたっての知り合いだよ。ヨーロッパでもよく会ったりしていたよ。彼女、よく、警察官の弟がいると話してた」

奥さんが亡くなったばかりだというのに、杜傾の名をだし、饒舌に語りだす曹建は、杜城に関心があるのか、もっと話を続けたい雰囲気すら感じます。

あ、すみません。こういう書き方は誤解を招きそうですね。

バリバリの経営者である傾姉ちゃんと、この曹建とは、あくまでも仕事上の付き合いがあるだけで、男女の関係があるとか、そういうことは一切ないです!!

 

杜城「・・・曹さん、事件の話をしませんか」


早々に話を打ち切る杜城。

 

曹建「あ、そうだね。どうぞ、かけてくれ」

お互い、ソファに座ったところで、事情を聞くことにする杜城。

杜城「まず、最後に奥様にお会いしたのはいつだったか、お聞かせください。」

曹建「22日だ。あの日は、息子が家にやってきて、家で食事をしたんだ。翌朝の6時には、出張のために空港に向かったが・・」

杜城「奥様が殺されたのを知ったのはいつですか?」

曹建「つい今朝方だよ。家に戻ったあと、私の秘書の悲鳴を聞いたんだ。それで、冷凍室に行ってみたところ、そこに横たわっている妻を発見したんだ。・・それで、警察に通報した」

杜城「この事件は、貴社の事業に関係がある可能性はありますか?」

 

その質問を受けている曹建の手首に嵌められているシルバーのブレスレットに注目する沈翊。

一連は、花をモチーフにしたもの。

そして、もう一連は、ケルト文様にあった蛇をあしらったような、バングルタイプのもの。

ニヤリ『花と蛇』じゃん!← あ、もちろん、団鬼六先生とは関係ないはずですけどね(苦笑)

 

それを見て、自分がスケッチした蛇を思い出す沈翊。

 

曹建「私はビジネス上の取引において、一度も敵を作ったことはない」

そんなわけあるかい!

 

沈翊「普段は奥様と一緒に寝起きを共にされてますか?」

ずっと黙っていたのに、急に質問してきた沈翊とその内容に、え?と、少し戸惑った反応をみせる杜城と、まったく動じずに、「いや」と答える曹建。

曹建「我々は、寝室を別にしている。私は、いつも忙しくて、彼女は眠りが浅いんでね、それで、別々に寝ているんだよ。そのほうが、お互いを起こさなくてすむからね」

 

沈翊「息子さんはどちらに?こちらにお住まいですか?部屋が見当たりませんでしたけど」

 

小さく首を振り、「あいつは、外で一人で暮らしてる」と答える曹建。

 

その時、「放せ! 中に入れろ!」と騒ぎたてる声が聞こえ、秘書らしき人が「おちついてください」と言いながら、押さえ込もうとする。

控えの刑事も加勢する。

 

立ち上がる曹建。

 

噂の息子、曹暁東(ツァオ・シャオドン)です。

 

曹暁東「この身勝手野郎!」

この一言で、父と息子の不仲が明らかに。

 

曹暁東「あんたは、俺の母さんを気遣ったことなどない。もっと前に、母さんをあんたから引き離すべきだった」

曹建「なんてことを言うんだ!」

 

終わらなさそうな言い争いの様子を見て、立ち上がる杜城。

杜城「曹さん、息子さんとも、少しお話してもよろしいでしょうか?」

にらみ合う父と子。

曹建「・・・・はい」

 

いい加減なことを言ったら許さんぞ、とでもいうように、指をさしながら、リビングをあとにする曹建。

あとに続く秘書。

 

代わりに、ソファに座る曹暁東。

曹暁東「あいつの見た目に誤魔化されるなよ。あいつが、今手にしているものは全て、俺の母さんのおかげなんだ」

どうやら、いろいろ複雑な事情がありそうで。。。

 

杜城も再び、ソファに座り、質問を始める。

仕立てのいいスーツなのかもしれませんが、ショート丈のパンツで、足をガバっと大きく拡げ、座る態度からして、とても品行方正なお坊ちゃんには見えませんね。

 

杜城「君が、最後にお母さんを見たのはいつだった?」

曹暁東「・・・・・22日の夕方だったと思う。俺、夕食の為に寄ったんだ。もし知っていたら、あの夜は(家に)帰ったりしなかったよ」

思ったより、素直に質問に答える曹暁東。

 

杜城「君と君の父親は、仲が良くないのか?」

曹暁東「あいつは、生みの親かもしれないが、俺は一度たりとも、あいつを尊敬したことなんかねぇよ!」

曹建が消えていった方向に指をさす曹暁東。

 

どう思う?の、杜城の視線に対し、

無言で返す沈翊。

 

~北江分局 会議室~

早速、捜査会議です。

いつものように、中央のモニターには、個人情報ファイルが開かれてます。

あれ、沈翊がいない。。。

席が用意されてるのに、誰もそれを突っ込まないのかな?

 

杜城「被害者は劉瑶(リウ・ヤオ)58歳。夫の曹建とは、大学時代の同窓生だった。卒業後、彼らは一緒に起業し、不動産会社を設立した。息子の曹暁東が生まれた後、劉瑶は自宅にて育児に集中するために、徐々に事業からは退いていき、会社の全権を、夫である曹建に譲渡した。」

 

画面が、曹建に切り替わる。

 

蒋峰「こちらが、劉瑶の夫、曹建です。会社を譲渡された後、もともとの不動産ビジネスから、ホテル業、エンタメ、ケータリング、ヘルスケア分野へと拡大していきました。北江市でも、よく知られた起業家の一人です」

 

李晗「彼らの一族については、いろいろ噂話があったようです。なんでも、劉瑶の(実家の)一族は既に上場企業、大企業を経営していたそうで、曹建の成功は、劉瑶のおかげだというのがもっぱらの見方みたいですね。裕福な一族の確執ってことでしょうか」

蒋峰「可能性はある」

 

今度は、息子の曹暁東の番です。

蒋峰「これが、劉瑶と曹建の一人息子、曹暁東だ。母親の世話のもとで、アメリカのアイビーリーグの大学に入学、卒業後は中国に戻り、家業の会社で様々な部署を歴任した。3年間の役職交代などを経て、理由は不明だが、グループ傘下のクラブの支配人に任命されている。」

 

李晗「クラブ?」

意外過ぎて、問い直す李晗。

さすがに、杜城も少し前のめりになる。

 

李晗「外国で教育まで受けた二世なら、家業の後継者として育てるべきじゃないの?なぜ、それなのに、クラブのマネージャーなんかにさせてるの?

不思議そうな李晗。

 

イェン予審官「ん・・、(そういうことは)杜隊に聞いてみなさい」

杜城を指さすイェンさん。

杜城「・・・・」

イェン「ここに、彼以上に詳しい人はいないよ、ですよね? 杜总(杜社長)?

 

余計なことを・・・と思いつつ、言葉を続ける杜城。

杜城「言うことをきかなかったんだろ・・」

あっさり答える杜城に、声をひっくり返して笑っちゃうイェンさん。

杜城の事情を知ってる人は、笑いをこらえてます。

冗談だからこそ言えるっていうのもあるんだろうけど、沈翊がここにいたら、はたして、笑顔だったかな。

 

杜城「で、鑑識はなにか発見したのか?」

 

溶月「予備的判断の死因としては、鋭利な器具を用いて、腹部の臓器を刺したことによる複数回の穿通傷ね。ただ、遺体の凍結により、正確な死亡時間の判定は、詳細な解剖の結果によります」

 

ここで、画像を進めさせる溶月。

溶月「他に、我々は、最初の犯行現場のドアノブから、被害者家族や秘書以外の身元不明の指紋を採取。おそらく犯人のものと思われるものの、データベースには一致する指紋はなかったわ」

小さく頷く杜城。

 

杜城「防犯カメラの映像にはなにかあったか?」

李晗「映像を確認したところ、曹暁東と曹建の家を出た時間は正確でしたが、怪しい人物を見つけました。」

モニターの映像を切り替える李晗。

李晗「この人物です。23日の午前10時、カードキーを使って、裏門から、この高級住宅群の小区(住宅街)の敷地内に入り、直接、曹建の家に向かい、正面玄関から入ってます。1時間後、新しい衣服一式に着替えて、外に出てきました。手には、バッグを持っています。そのバッグには、かなり物がいっぱいに入っているような感じです。残念ながら、この人物は、帽子とマスクを着用しており、顔をはっきりみることはできません

 

ん? たしか、できますよね。

あの人ならば・・・。

 

ほら、杜城が気づいた!(笑)

みんなも気づいた!(笑)

 

杜城「沈翊呢?(沈翊はどこだ?)」

 

李晗「今、(その人物の)復元に取り込んでます」

間髪入れず、沈翊のオフィスのほうを指さす李晗。

でも、この速やかな李晗の反応、こういう時の杜城の「沈翊呢?」は、周囲をかなりビビらすワードなんだろうか?(苦笑)

 

沈翊が、その「沈翊呢?」を起床アラームにしてるって聞いたら、全員、ひっくり返るんだろうなぁ(笑)

 

杜城「・・・・・・」

それなら、しょうがないか・・・と、言葉を飲み込む杜城。

 

イェン「李晗、このビデオを巻き戻してもらえるかな。・・ほら、見てくれ。この人物は、住宅街に入っていく際、まっすぐに、曹建の家に向かっているだろう。これは、この人物が、このエリアと曹建の家の両方に精通してるってことじゃないか?」

たしかに、イェンさんの指摘は尤もです。

 

杜城「蒋峰、この住宅街を管理する不動産オフィスに行って、過去半年、曹建の家に、管理会社の社内スタッフも含め、誰が入ったのか調べるんだ」

蒋峰「了解です」

 

その時、ノックの音がして、沈翊が入ってきました。

 

沈翊「みんな、監視カメラの映像から人物を復元したよ」

モニターの前に立ち、紙に描いた絵を見せる。

仕事早!

 

沈翊「この人物は、顔立ちがとても特徴的だ。頬はこけていて、眉毛がほぼない。大胆な推測かもしれないけど、以前に、化学療法を受けたことがあるガン患者かもしれない」

李晗「ガン患者ですか?」

沈翊「化学療法段階に達したガン患者は、大抵、体重がかなり減少するんだ・・・つまり、本来の彼の顔は・・・こうだったはずだ。」

ちゃんと、先を見通して準備してるとは・・・さすが沈翊! 

 

~小区の管理会社~

 

早速、蒋峰が聞き込みに。

管理会社社員「ああ、これは、季軍(ジー・ジュン)ですよ。以前、この住宅街で、警備員をしていました」

沈翊が描いた絵を見せると、すぐに回答する社員。

 

社員「彼はとても有能でしてね、多くの居住してるオーナーの方々が、なにか必要なことがあると、例えば、車の駐車だったり、客の迎えだったり、窓の開け閉めからドアの施錠などなど、彼の助けを特別に要請するくらいでした。彼は、そういう仕事を実にうまくやったんです」

蒋峰「つまり、あなたは、彼が、各居住者の電子キーのパスワードを知っていると言ってるんですか?」

ええ、と頷く社員。

蒋峰「彼は今、どこに?」

社員「3か月ほど前に辞めました。すい臓ガンです。わかった時には、すでに末期だったそうです」

沈翊の見立てどおりでした。

 

蒋峰「以前、彼がここで使用していたものなど、ありますか?」

社員「あ、そう言えば、彼が辞めた時、作業員証を返却してきました。まだ、持ってますよ」

蒋峰「彼の住まいはどこですか?」

 

~季軍の自宅~

 

現在の季軍もまた、沈翊が描いた絵の通り。

物音がして、ゆっくりと緩慢な動きで、玄関に向かうと、「季軍だな?」と、ドア越しに確認される。

季軍「はい」

確認したのは、蒋峰でした。

他の刑事たちを引き連れています。

 

玄関のドアを開けるや否や、刑事たちが飛び込んで入り、すぐさま、季軍を確保し、手錠をかける。

逮捕状を見せる蒋峰。

蒋峰「故意による殺人の疑いがあるため、警察はあなたを拘留する。(刑事たちに向かって)連れていけ!」

 

その時、物音を聞きつけたのかあ、奥から、奥さんらしい人が出てくる。

妻「ちょっと! なにをするんですか? やめて!」

当然、それでやめてくれるはずもなく、連行されていく季軍。

 

妻「何を根拠に、あの人を連れていくんですか? なにか証拠でもあるんですか!」

いきなりのことに、慌てふためき、文句を言う奥さんにむかって、逮捕状を見せる蒋峰。

蒋峰「我々は、犯行現場において、御主人の指紋を発見しました」

妻「なんですって?」

 

あら、杜城や沈翊も来てたのね。

茫然となっている奥さんを尻目に、手袋をはめながら、ずんずん家の中に入っていく杜城。

妻「指紋ってなんなの? どういうこと?」

もう、その問いに答える者はいなくて、困惑する奥さん。

 

そんな中、いつもどおり、ふわ~~とした雰囲気で、家の中を見て回る沈翊。

ここは子供部屋?

壁に貼られた家族写真や、子供たちが描いたであろう絵を見る沈翊。

きちんと、色とりどりの額縁をつけて、大切に飾ってあるのがわかる。

 

たしかに、季軍には暗いオーラがあったけど、この家には、特にそういうものは感じられない。

 

居室の棚を探していた杜城が、黒いものを見つける。

杜城「・・・・・・」

もしかして、犯行時に被ってた帽子?

 

刑事1「城隊、最初の部屋には、基本的な私物しかありませんでした。盗まれたものは見つかりません」

刑事2「城隊、二番目の部屋も何も見つかりません」

杜城「これを・・」

さきほどの黒い帽子らしきものを、若手の刑事に渡す杜城。

 

半屋外のバルコニーに出てきた沈翊。

スチールラックを調べている刑事。

刑事3「盗品を発見しました!」

慌てて、外に出てきた杜城。

 

ヴィトンのバッグの口を開け、宝石を持ちながら、杜城に見せる刑事。

 

沈翊と顔を見合わせる杜城。

間違いないな。

 

その時、奥さんがバルコニーに出てきて、そのバッグに向かって、まっすぐに突き進む。

杜城「動かないで!」

ピタリと足を止める奥さん。

杜城「これは、どうしたんですか?」

振り返る奥さん。

妻「見たこともありません。居住者の方がなにかを失くされたんですか? うちの人は、あの小区で何年も働いてきました。私たち家族のことよりも優先して、居住者の方のお世話をしてきたんですよ」

沈翊「ご主人は、あなたに(居住者の)不満を言われたことはありましたか?」

妻「どうして不満なんか・・、感謝の気持ちは、いくら伝えても足りないくらいです。ありえません・・・何かあったとしても、うちの人と関係なんてあるはずがありません。うちの人は・・・もうあまり時間が残されてないんです」

必死に説明する奥さんの様子からすると、本当に、家では不審な様子などなかったみたいに思えるよね。

沈翊「・・・・・」

 

どうもなにか、しっくりこない感じの杜城と沈翊。

 

~北江分局 聴取室~

 

連行されてきた季軍。

蒋峰と杜城が、取り調べ担当です。

 

蒋峰「あんたは、長い間、あの住宅街で警備員として働いてそうだが、曹建の家族のことをよく知っていたのか?」

季軍「・・・それほどでもないです」

 

隣のモニタールームでは、沈翊がスタンバってます。

 

蒋峰「だったら、なぜ、彼らの家を選んだんだ?」

季軍「・・・偶然、あの家のドアロックの暗証番号を見てしまい、それを覚えていたんです。しかも、彼らは、あの住宅街で一番の裕福な一家ですから」


蒋峰「犯行の経緯を詳しく説明してくれ」
季軍「侵入後、1階と2階を見回しましたが、金品は何も見つからなかったので、3階へ上がりました。3階の寝室で、たくさんの宝石やアクセサリーを見つけました。それら全部を盗み、家を出ました」

 

杜城「だったら、なぜ、彼女を殺した?」

少し厳しい口調の杜城。

 

ちょっとだけ息をのむように、無言になった後、話を始める季軍。

季軍「盗んだものを手に部屋を出ようとしたところで、運悪く、バスルームから出てきた劉瑶さんと会ってしまったんです」

 

ガラスを挟んだモニタールームでは、沈翊が、供述している季軍の顔を絵に描いている。

 

季軍「逃げようとしましたが、彼女も私に気づきました。それどころか、私の名を呼んだんです。パニックになってしまって、もうやるしかないと決心して、ナイフを取り出し、彼女を刺しました。」

杜城「・・・・・・」

季軍「そのあと、冷凍庫室に引っ張っていきました。血をキレイに拭き取って、着がえをしてから2階にいき、そして、立ち去りました」

 

一応、筋は通っているようでも、どうにも、納得がいかない様子の杜城。

あまりに、整然としすぎてる。

 

杜城「あの家に、冷凍庫室があるのをどうして知ってたんだ?」

ずっとなにかを考えていたのか、急に「あ?」と我に返ったように声をあげる季軍。

 

杜城「お前は、1階、2階、そしてまっすぐ3階に行ったと言ったよな。だったら、あの家に、遺体を隠すための冷凍庫室があることをどうやって知ったんだ?」

 

注意深く聞いていた季軍が、ようやく質問の意味がわかったように、「ああ・・それはその・・・私は、何年もあの小区にいましたから、各家庭の状況について、大抵、知ってたんです。居住者のことも少しは覚えましたし・・、曹さんの家に関しても、ずっと前から知ってました」

杜城「本当のことを話したほうがいいぞ」

 

季軍の絵を描いている沈翊も、どうもなにかが気になる様子。

顔になにかを描き足し始めました。

 

季軍「刑事さん・・もういいでしょう。もう質問は終わりにしてください。私は・・・全部、自白しました。窃盗、強盗、殺人、全部認めます。あとは、私の命で償うだけです

自暴自棄になっているとは言え、それはあまりにも勝手な言い草すぎるでしょう。

 

杜城「動機はなんだ?・・なぜ、こんなことをした?」

 

鼻で嗤うように、顔を背ける季軍。

季軍「・・動機? 私を見てくださいよ。私は、末期のすい臓がんを患ってるんです。もう、余命は残されていません」

杜城「・・・・・・」

それに関しては、誰も何も言葉が出ません。

 

季軍「別に、自分が死ぬかどうかは大したことじゃないが、私の妻も体調がすぐれなくて、仕事をしてないんです。子供はまだ、学校に通ってる年齢です。家族全員が私の収入を頼っている。警備員として働きましたが、それほど蓄えがあるわけじゃない」

 

沈翊の描く絵が、だんだん、あの家で描いた、蛇に取り込まれた人みたいになってる。

 

季軍「もし私が死んだら、家族はどうやって生き残れるんですか?」

 

大きくため息をつき、「家族のためなら、人殺しであろうとなんであろうと、なんでもやれます」と語る季軍。

 

 

途中ですが、ここで、切ります。
 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.21-1 雑感★ 

 

毎度毎度、捜査会議では、基本情報がまとめられていて、効率がいい(笑)

でも、普通の視聴者の方は、こういう事件の説明のシーンとか、どのくらい、がっつり見てるんだろうか。

私も、全部が全部、きっちり見てるわけじゃなくて、筋追いするつもりがないドラマの場合、普通に日本語字幕で、さ~っと流してみてることもあって、基本、右から左へ抜けてしまうことも多くて。。

筋追いしてると、自分の手で入力もするし、何度も見返したりしますが、すごく記憶に残ったりするかと思いきや、肝心な部分は覚えてなかったり、抜けてたりが四六時中です(笑)

 

沈翊の、似顔絵捜査官としての、かゆいところに手が届くような、シゴデキぶりも健在。

シーズン1を見てきた視聴者は、すでに、これだと普通すぎて、面白みがない、とか、物足りないみたいに思うのかな。

私はむしろ、こういう地道かもしれないけど、ちゃんとこなすところも必要だと思う派です。

あんな遠くからの監視カメラの映像から、ガン患者だなんて情報を導き出すとか、十分じゃん。

 

今回、ちょっと気になったのは、曹建が、真っ先に杜傾のことに触れたり、イェンさんが、杜城の実家について触れたシーン。

あれを見ると、なんとなく、胸がザワザワしてくる。

今もなお、杜城が、“杜总”と呼ばれる立場になる可能性が完全消滅しているわけじゃないって言われてるみたいな気がするんです。

まさか、まさか、杜城が警察を辞めなきゃならないような事態になったりしないよね。

なにかのフラグじゃないよね?

目下、シーズン3があるともないとも言われていますが、なんか小さい棘なのよ。

ま、その前に、もっといろいろあるんですけどね。

 【これもフライングネタバレかな??】

 

★『猟罪図鑑』Ep.21-2に続く★