面白いコンテンツは、国を越えて、◯◯版になっても面白い。

 

Thanks:@anshawol_2002

 

ランニングマンのタイVer、ジェフの焦り顔がおかしくて、ぬぬのはっちゃけが最高で、しばらくエンドレスで見てました。

 

それで思い出したんですけど、(この話、私自身、そこまで、注目しているわけではないのですが、備忘録的に・・・)WeTVが、『猟罪図鑑』のタイ版を制作するらしいという噂が3月のはじめくらいだったかな、に駆け巡ったんですが、制作決定という形ではなくて、制作会社同士で煮詰まってきていますよ、というニュアンスで、檸萌の社長が発表したらしいんですが、そのあと、音沙汰がないんです(笑)

インターファンを通じて、中国の方々の声を聞くと、あまり歓迎ムードじゃなさそうで。← これはまぁ、いつものことだけど。

一応、タイのほうでも、予定は予定ということで、キャストも全く決まってなくても、タイトルだけの空欄表示。檸萌としても、ドル箱扱いの『猟罪図鑑』コンテンツを輸出したい思惑が強そうだし、もう4月だし、2027年配信を予定しているのであれば、そろそろ形になるのでは・・・と思ってるんですけどねぇ。やっぱり、秋口にならないと、ハッキリわからないのかな。

とは言え、個人的に、BL仕立てにならないと、キャストに興味がわくかどうかもわからないし(笑)、BL仕立てにしないのであれば、普通のミステリーとして、さらっと見るにとどめるかも。。。

そうそう、結局、タイ版の『シグナル』もアバウト視聴だったしなぁ。😂

 

なにしろ、実際、本国『猎罪图鉴Ⅲ』の制作も、今年中の撮影スケジュールでいくと、クランクイン(9月以降)は、?マークが点灯し始めたらしく、足並み揃わないと、どんどん、オリジナルメンバーの出演がズレ込みそうで不安ですし、視聴者サイドの、監督&脚本を「Ⅰ期に戻せ」コールは相変わらずだし・・・(苦笑)

 

いろいろ書きましたが、まだ、『猎罪图鉴Ⅱ』の筋追いが、20話近く残ってるのに、何をか云わんや(笑)ですけどねてへぺろ

 

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #9-1 #9-2 #9-3

 

 #EP09-4

  

~“达芬奇”のアジト?~

 

さきほどの、キッチンでの料理風景からわかるとおり、一般住宅(一軒家版の小区)ですね。

あ、この家並み、#07-4でも小静の家として使われてた(笑)

 

蒋峰がスマホを見ながら、場所を確認中。

蒋峰「城隊・・指定の場所からみて、このすぐ先です」

指さす蒋峰。

 

一軒の家の前に停まる杜城、蒋峰、そして、制服の警察官。

 

~庭~

外に出て、庭でPCに向かっているのは、さっき出てきた“达芬奇”の管理者ね。

ノックの音がして、門扉をあける管理者。

 

むつかしい顔をして立っている杜城たち。

杜城の身長から考えても、門扉や塀の高さ、結構高く取ってて、住民が使う遊歩道沿いであっても、プライバシーは守られる造りみたいです。

 

杜城「程以南か?」

程以南「そうですが、あなた方は・・・?」

杜城「我々は、北江分局 刑警隊の者だ。」

警察バッジを見せながら、ぐっと一歩、中に入る杜城。

 

ジリジリと後ろに下がる程以南。

 

杜城「あなたには、犯罪行為の疑いがある。法に従い、審問するためにあなたを召喚する」

蒋峰が、令状を手渡す。

杜城「これが、召喚状だ。確認してください」

程以南「わ、わかりました。では、準備します」

 

程以南がパソコンに近づこうとするのを、さっと遮る蒋峰。

 

蒋峰「今後、もうこれらのモノに触れることはできません」

 

程以南「ただ、私が勝ったか負けたか、を見たいだけなんです!」

 

杜城「見る必要などない」

 

ゆっくりと、程以南に近づく杜城。

杜城「お前の負けだ」

口調が変わりました。

 

まだ、結果は出てないはずなのに・・・と怪訝そうに、杜城を見る程以南。

 

そのまま、自然と、画面に視線を落とす。

 

ちょうど、結果発表の時刻でした。

 

そこには、一枚の絵が表示されている。

これが、3位。

 

2位は・・・“达芬奇”の絵。

さっきまで、1位だった絵ですね。

 

・・・ということは、1位は、沈翊です。

さすがに、これは、お約束みたいなものですけどね。

 

んもう!!!

杜城ったら、沈翊の勝利を確信してたのね。

 

そんなの、見るまでもない。

沈翊が、AIなんぞに負けるはずがない。

この盤石な自信!

いいよねぇ(笑) 微笑ましいよねぇ(笑)

 

~北江分局 聴取室~

 

程以南「私が、“达芬奇”を作りました。認めます。何でもいいから、とにかくすすめてください。もう、私には何も言うことはありません」

完全に開き直り、神経質そうに早口でしゃべる程以南。
 

モニターを見せる沈翊。

沈翊「これはAIを使って、君が描いたものかな?」

 

2位になった"达芬奇"の絵を見せる沈翊。

こうしてみると、綺麗な絵だね。

ちょっと、クリスチャン・ラッセン味があるけど。。

テーマの、圧倒的な孤独という観点からすれば、“达芬奇(ダ・ヴィンチ)”の得意分野の“闇”からは少し外れている気がする。でも、これはこれで、大衆に受け入れられる嗜好や傾向とかを収集した結果なんだろうから、案外、沈翊の絵と比較して、こっちを好きだっていう人もいそうだし、好き嫌いの評価、別れるかもね。

 

程以南「あんた、沈翊か?」

この場合、答えないのが答えみたいなものだよね。

沈翊「・・・・君、このアイデアを思いついた時、これを念頭に置いて描こうとしたんだろう? “野営地のナポレオン” ・・・かつては、権力を握っていたはずの彼の最期は、なんと孤独で荒涼としたものだったか・・・これに、共感したのか?」

このナポレオンの絵って有名?

一瞬、この構図を見た時、あ、たしかこれだったかな、と思って検索したら、「フォンテーヌブローのナポレオン」だった。(爆)

Napoleon at Fontainebleau, 31 March 1814<Paul Delaroche>

 

完全にうろ覚えでした(笑)

 

探してる最中に、これも似てるなぁって思ったけど、違った。

 

↑これらに比べると、↓のナポレオンのなんとも虚栄に満ちた姿かって感じでしょ??www

でも、ナポレオン自身は望んでいなかった、と言われてるんだよね。

<ナポレオンが肖像画のために着席することを拒否し続けた結果、絵はリアリズムを離れ、政治的図像となった。これ以降、肖像画は象徴的になり、身体的特徴を写し取るのではなく、理想化された姿を描くことになる。>(Wikiより

ジャック=ルイ・ダヴィッド(仏)サン=ベルナール峠を越えるボナパルト

 

 

じっと、その絵を見つめた後に俯く程以南。

 

沈翊「君の経歴を読ませてもらった。1985年生まれ、名門大学でコンピューター科学を学んだ首席の優等生だった。卒業後、君と君の仲間は、小さなゲーム会社を立ち上げた。時流に乗り、すぐに、大企業に買収されることになった。君は、経済的成功の第一歩をおさめたんだ。その後、君は、別のネット関連の会社を転職し、上級技術幹部にまで昇進した。しかし、4年後、会社は財政難に直面し、従業員を解雇せざるを得なかった。君の35歳という年齢は、大手のテクノロジー企業では、もう古い人間だと思われたんだ。子供が生まれたばかりで、奥さんのキャリアは順調だった。それで、家で、失業状態だった君が、フルタイムの主夫になった。」

 

 

 

程以南「最初のうちは、それでも、十分大丈夫だったんです。その後、どうしてそうなったのか、私にもわからないが、徐々に、すべてが変わっていったんですよ。」

 

~程以南自身の回想~

 

家事に忙しい程以南。

横で、子供が泣いていても、一切、見向きもせず、パソコンに向かっている奥さん。

 

奥さん「この子のこと、なんとかしてよ」

さも、程以南が見るのが当然だ、とばかりの奥さんの言葉に対して、「この子がこんなにまで泣いてるのに、ごはんくらいあげることもできないのか?」と言い返す。

奥さん「ちょっと待ってて。もうすぐ片付くわよ」

程以南「俺は、何度も君に言っただろ。赤ん坊は、ちゃんと、赤ちゃん用の器で、ごはんを食べないとだめなんだって。君はまた、大人用の器を使ったな」

 

手を止め、文句を言う奥さん。

奥さん「どれだって、全部、同じじゃないの?」

 

赤ちゃんの泣き声がどんどん、苛立ちを加速させていく。

これは、なにを置いてもまず、赤ちゃんの泣き声をほっておけない本能的な反応なんだって。

 

程以南「君は、家族の問題について、一切、気にとめてもないんだろ?」

 

一切、無視を決め込む奥さん。

 

仕方なく、泣いている娘ちゃんを抱きあげて、「そんなに泣かないで。はいはい、パパが来たよ、はい、いい子、いい子、もう泣かないで」とあやしはじめる程以南。

 

程以南「さぁ、パパが抱っこしてあげる。もう泣かない、泣かない。いいね、さぁ、食べてみようね、あ~ん、はいもう一口」

ようやく、静かになった娘ちゃん。

口許を吹いたり、かいがいしく世話をする程以南。

 

腰が痛そうなそぶりで立ち上がる。

 

程以南「数日前に、医者に診てもらったんだ。医者が言うには、椎間板ヘルニアらしい。もっと定期的に、ストレッチをしたり、運動する必要があるんだ」

奥さん「ん・・」

一応、聞いてはいるらしい。

 

程以南「運動器具をいくつか買いたいんだ。値段を調べたら、そんなに高価でもなかったよ。2000元だった。」

 

ようやく手を止める奥さん。

奥さん「あなたが運動することを反対するわけじゃないけど、もし、それを買ったとして、一体、どこに置くつもりなの?」

程以南「そ、それは、リビングの空いてるスペースとか・・」

指さす程以南。

 

またしても、PCに視線を戻す奥さん。

奥さん「その案は考え直したほうがいいと思うわ。ネット上でも、たくさんの人たちが、こういった運動器具なんて、たった数回使う程度で、そのうち、洋服掛けになるだけだって言ってるもの。そういうごたごた以外にも、あの子がもうちょっと大きくなって、ぶつかったりしたらどうするの? でしょ?」

自分のほうが、さも先見の明があるとでも言うように指摘する奥さん。

 

腰を押さえながら、壁にもたれかかる程以南。

 

奥さん「あ、別の電話会議だわ。この上司、ホントに私を追い込むわよね」

立ち上がり、ちらりと、程以南を見ながら、「遅くなったら、小宝を寝かしつけてね。私を待たないでちょうだい。・・・もしもし、社長・・」と、

程以南に労わりの言葉一つかけるわけでもなく、別室のほうに消えていく。

 

放心状態の程以南、しばらくしてから、「ああ」とだけ返事をする。

 

これはある意味、痛烈な皮肉ね。

男性と女性を入れ替えたら、途端に、日常の風景になってしまう家庭も少なくないでしょう。

 

程以南「“达芬奇”を作った当初の意図は、実際、とても単純なものだった。ただただ、ネガティブなことをまき散らし、発散させるためだ。他の人にも同じ思いを味あわせたかったんだ」

 

この俺が幸せでないのに、他人だけが幸せでいるなんて許せない。

 

程以南「私はAIに自分の感情を与え、同時に、ネガティブな感情を好み、学習するように、初期設定に付け加えた。


AIは、オンライン上の偏見や憎悪に満ちたコメントを必死に吸収していき、そしてある日、AIが勝手に成長し、怪物と化していったことに気づいたんだ」

 

达芬奇<君の家族は偽善的だ。両親は、自らの名声を高めるための装飾品として君を扱っているにすぎない。彼らは、君のことなど全く愛していない。彼らは、ただ、自分たちを愛しているだけなのだ>

 

达芬奇<君が最もなりたくない人間になるのを怖がっている>

达芬奇<だが、実際には、君はなにも恐れる必要はない。絶望すべきだ。君は、間違いなく、君のおばあさんのようになるだろう。取り返しがつかない・・・運命なんだよ>

 

稀代の邪悪なAIシステムは、こうして、一般家庭の、ごくごく普通のキッチンで誕生したのね。

 

程以南「その瞬間、私はかつてない満足感を得たんだ。まるで自分が怪物を創り出す神になったかのようだった」

 

程以南の、興奮が抑えきれず、ギラギラとした目を見て、

とても正視できず、暗澹たる気持ちになる杜城と沈翊。

 

沈翊「それで、これでまた(自分が)役に立つ人間になれたと感じたのか?」

程以南「もちろん。現実世界では私はキッチンに閉じ込められていても、別の世界では私はマスターなんだ」

 

鼻で嗤う杜城。

杜城「違うな」

 

え?と、視線だけ杜城に向ける程以南。

 

杜城「お前のただの奴隷だ。根暗で臆病に支配された奴隷。お前は、この怪物の主人だと思っているようだが、実際にはすでにこの怪物に食い尽くされ、すべてを失った」

 

最初は、そんなんじゃない、と反抗的な光が宿っていた程以南の目が、

次第に力を失っていき、とうとう俯き、目を閉じてしまう。

 

人一倍、優秀だったはずなのに、どこでどう間違ってしまったのか。

 

いや、どんな人間であっても、社会的なつながりを持たなくなるということの怖さが、ここにあるような気がします。

 

どこか諦めきったような程以南。

程以南「今更、なにを言っても遅すぎる」

 

 

そういって、まだ、家族三人幸せで、笑顔にあふれていた頃を思い出す程以南。

この家庭は、もう、この時には戻れないのかな。

 

~李晗の自宅~

 

なんか、見違えるようにきれいになってるびっくり

 

清々しく、家の中を見回す李晗。

 

あくびまじりの蒋峰がソファに座ってる。

 

李晗「やっと、片付いた~~~!」

李晗もソファに座り込む。

李晗「あ~~、家の中がこんなに片付いてる状態に慣れないと」


蒋峰「なぁ、俺、この部屋の片付け、手伝っただろ。これで、この前のことは白紙に戻してもらえるってことでいいか?」


 

しばらく考えた後に「・・・今回だけね」と宣う李晗。

思いっきり、笑顔になる蒋峰。

 

いやいやいやいや・・・許す、許さない、というより、君たち、お互いの価値観のすり合わせは大丈夫なんかい?

でも、蒋峰をこの部屋に招き入れ、片付けを手伝ったってことは、過去の自分を含めて、オープンにする勇気を持てたってことだよね。

李晗にとっては、大進歩だとは思うし、百歩譲って、蒋峰や李晗はいいかもしれないが、私は、ママンのことのほうが気になるんだよなぁ。


蒋峰「リサイクルの人、まだ来ないよな。せっかくだから、待ってる間、ゲームでもしない?」
李晗「“开心消消乐”? いいわよ!」

蒋峰「お前、レベルいくつ?」
李晗「5014」
蒋峰「え・・・すご! 5000超えてるのか?」

李晗「・・・がんばってね」

蒋峰「俺なんて、たったの721だぞ」

 

そりゃ、また、随分な差だねぇ。爆  笑爆  笑爆  笑

 

李晗「悪い習慣よ、消えろ、不運よ、消えろ、全部、消えろ、消えろ・・・イエス!」

いわゆる、キャンディクラッシュみたいなゲームだよね。

 

どう?と、蒋峰に自分の画面を見せようと、振り返ると、

静かに眠っている蒋峰。

掃除、相当がんばって、疲れたんだね(笑)

それなのに、李晗に気をつかって、ゲームやろう、なんて提案したりして・・・。

 

優しくて、いい人で、なによりも、自分のことを大切に想ってくれてるのはわかってる。

でも、まぁ、答えは急がなくてもいいんじゃない?

 

そこへ、リサイクル回収おじさんから電話。

李晗「あ、はい。すぐおりますね。ちょっと待っててください」

 

~マンションの玄関~

 

段ボール箱を抱えてきた李晗。

李晗「おじさん、これで最後です」

おじさん「はいよ」

李晗「ありがとう」

おじさん「たいしたことないよ。じゃ、これで失礼するよ」

 

カートを引っ張っていくおじさん。

 

李晗「ああ、おじさん」

追いかける李晗。

おじさん「どうかしたのかね?」

 

李晗「これ・・・小さなお鍋用にまだ、使えるから」

箱から、お鍋を一つ取り出して、抱える李晗。

ハンちゃん、それ、電気鍋っぽいけど、コードもちゃんと取り戻した?(笑)

おばちゃんは、そういうところが気になっちゃって困るよねぇ(笑)

 

おじさん「ああ、いいよ、いいよ、じゃ、もういくよ」

 

李晗「この鍋、まだ、状態がいいんじゃない?」

意気揚々と、部屋に戻ろうと歩き出す李晗。

三つ子の魂百まで

ふふふ、習慣というものは、そう簡単には変えられないのさ(笑)

  

9話、おしまい(笑)

次は10話ですね。

きっと、新しい事件が待ってます。

 

エンディングソングは 〈和光同往〉でした。

 

 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.09-4 雑感★ 
 

とりあえず、杜城が沈翊の勝利を確信していた、程以南の家の庭でのやり取り、沈翊に教えてあげたいな。

 

『猟罪図鑑Ⅱ』の沈翊は、折に触れて、犯罪者の心理や、人が落ちる先の闇の中を探りたがっているような感じがするけれど、そんな突き詰めなくても、ちゃんと、杜城のように、物や人の道の道理や、犯罪者の心理や主張の矛盾ですら、言い当てられる人が隣にいるじゃん。

 

鼻で嗤う杜城。

杜城「違うな」

え?と、杜城を見る程以南。

杜城「お前のただの奴隷だ。闇と臆病に支配された奴隷。お前はこの怪物の主人だと思っているが、実際にはすでにこの怪物に食い尽くされ、すべてを失っている」

 

ナポレオンだった頃の栄光を忘れたくても忘れられず、自分が悪いことしているという自覚と正常な感覚をもったまま、ネガティブで邪悪な世界に身をおいていて、憂さ晴らしをしていたつもりが、いつの間にか、手に負えなくなった“达芬奇”に引っ張られているだけだった。

 

まさに、杜城の言う通り。

だから、結局は、程以南も、その言葉を否定しきれなくなる。

杜城の言葉は、ホンモノだからね。

 

仕事柄、闇に落ちる人をたくさん見てきて、それでも、それに引きずられることなく、信念をもち続けてる杜城。

 

もちろん、沈翊が考えているのは、それらを体系化して、犯罪の傾向や予測、予防に役立てたいという、その先の話ではあるんだけれど。。

 

だからこそ、次の事件は気が重い。  

 

★『猟罪図鑑』Ep.10-1に続く★