李晗の自宅の火事騒ぎを挟み、次の事件へとシフトした感じですね。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑Ⅱ』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ
2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024
45分×全28話
脚本: Zhang Lai
演出: Liu Shu Qiao
『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から
#EP08-3
~北江分局 刑警隊~
翌朝・・・かな。
途中で一緒になったのか、ファイルを手にした溶月と、ちょうど出勤してきた蒋峰です。
話題は当然、李晗のことです。
溶月「李晗の家の掃除に手伝いに行かないの?」
蒋峰「必要ないってさ」
溶月「彼女のために率先して行動したのね」
蒋峰「何言ってんだよ?」
自分のデスク回りを片付けながら、答える溶月。
溶月「2日ほど寮で生活することにしたのも(彼女にとって)良かったと思う。最近、彼女、とても忙しかったし・・。それに・・昨日、李晗を母親との食事に誘ってたって聞いたわよ。もう、ご両親に会う段階なのに、どうして教えてくれなかったの?」
飲んでた水を噴き出す勢いの蒋峰。
そうか、北江分局ではそういう話になってるのか・・(困)
蒋峰「バカなこと言うなよ!
・・・と言いつつ、照れまくる蒋峰。
蒋峰なりに精一杯、李晗のこと、考えてるのは伝わるけど、典型的な鈍い男子代表みたいに見える。
溶月「で、李晗のおうちはどうだったの?」
蒋峰「それが・・どういえばいいのか・・俺さ・・あ、城隊・・沈センセも・・」
タイミングよく杜城と沈翊も出社。
この数秒の時間差、一緒に来てるくせにカモフラージュしはじめた説、濃厚。← 冗談です。(笑)
杜城「みんな、ここにいたのか?」
なんだか、言いにくそうな蒋峰。
ちらりと、李晗のデスクを見ると、まだ、出社してきてない。
杜城「李晗はどうなんだ?」
はぁ・・・と大きなため息をつく蒋峰。
まだ、ボヤ騒ぎの時のこと、杜城に言えてないみたいだね。
蒋峰「李晗は・・・李晗!」
その声に、出勤してきた李晗に、みんなの視線集中。
李晗「あは・・おはようございます。みんな、早いですね。私、遅刻?」
いつもと変わらない様子で、席につく李晗。
ザ・カラ元気!
それは、誰が見てもわかります。
蒋峰もどう声をかけたらいいのか、わかりません。
そういうときは、杜城の出番。
杜城「李晗・・自殺教唆ウェブサイトの捜査は進んでるか?」
え、そんな事件がはじまってたの?
李晗「ほとんど終わりました」
いきなり、進捗報告が始まり、溶月や蒋峰も集まってくる。
李晗「報告します。天坑事件では、我々は“死者の谷穴”を発見し、そこから“蝴蝶(フーディエ)”という自殺教唆サイトまで辿ることに成功しました。」
※天坑 天の穴を意味する巨大な陥没穴のこと。
“死者の谷”は陥没穴だったのね。
それに、更に、自殺教唆サイトなんていう派生事案が持ち上がっていたなんて・・・。
李晗「遺族からの聴取により、このウェブサイトを通じて誰かが故意に自殺を誘導しているのではないかという疑いが浮上しました。そこで、私は“蝴蝶(フーディエ)”のグループチャットへの潜入を1週間ほど続けました。」
小静が海辺の町で発見され、常楓が罪の償いを決意したあの時から、少なくとも10日くらいは経ってるってことみたいですね。
報告している李晗の表情をじっと観察している沈翊。
李晗「7日の間に、このグループが、(自分が抱えているなんらかの)失望に対してお互いに慰めを求めて集っている人々で構成されていることに気づいたんです。ですが、自殺を誘導している可能性のある人物は見つかりませんでした。
その中には未成年者も含まれていたので、既に保護者に個別に連絡を取りました。このウェブサイトは本日中に閉鎖される予定です。」
てきぱきと、捜査状況を報告する李晗は、いつもと変わらず、いや、いつも以上に、普通に振舞っているのが、誰の目にも明らかで・・・。
沈翊だけは、観察って感じだけど。
話し終え、ようやく、みんなが神妙な面持ちでいることに気づいた李晗。
みんなどうしていいかわからず、視線を反らしたりして、気まずいよなぁ。
その時、スマホに、メッセージが到着。
<“达芬奇(ダ・ヴィンチ)”が、友達承認を求めています>という通知でした。
李晗「誰かが私を追加したみたいです。自殺サイトのグループの人ではない知らないアカウントです」
ん?と皆が、注目する。
李晗「でも、私、このQQアカウント(テンセントQQ ※メッセージアプリ)を、この事件の潜入用に特別に作りました。論理的に言っても、“蝴蝶(フーディエ)”サイトを通じてしか、見つけることはできないはずです」
蒋峰「必ずしもそうとは言えないだろう。ランダムに友達を追加する人もいるからな」
杜城「もう既に追加要求されたのだとしたら、まず話してみたらどうだ」
李晗「・・・・・」
じっと画面を見ている李晗。
ん?と、李晗に視線を向ける沈翊。
杜城「ん? 李晗?」
李晗「あ・・はい」
様子が変だね。
杜城「できるだけ急いで、天杭事件を終結させろ」
李晗「ご心配なく」
「よし、行くぞ」と解散を告げる杜城。
みんなが去ってから、重いため息をつく李晗。
やっぱり、相当、気を張ってたんだね。
それから、すぐに、相手に連絡してみることに。
“星空”というのが、李晗の潜入用アカウント名っぽいです。
承認後、すぐに現れた“达芬奇(ダ・ヴィンチ)”
星空(李晗):こんにちは。あなたはどなたですか?
达芬奇(ダ・ヴィンチ):私は精神科医です。“蝴蝶(フーディエ)”のグループチャットで、私の患者を通じて、あなたのコメントを拝見しました。それについて、お話しさせてほしいんです
これ、別に音声チャットじゃなく、“达芬奇”の文面を、演出上、読み上げてるんだろうけど、これがまた、沈翊の声質にちょっと似てるのよ。。。
なんか、怖い、怖い、怖い、怖い!
~北江分局 刑警隊~
峰都(フォントゥ)山の事件についての報告書を作成中の李晗。
合間に、スマホをチェックする李晗。
これは、李晗の個人的な友人のグループ微信かな?
友人A:李晗、これ、あなたの家?
友人B:うわ~、あなたが私たちを家に招待しないのも不思議じゃないわね。
例の火事現場で撮影された動画が拡散されはじめたらしく、再生してみる李晗。
火事はほとんどボヤで、しかも消防隊が来る前に李晗自身が消火したから、消火活動で部屋が乱雑になったとは言い難い状況で、一見して、もとから部屋が散らかっていたのがわかる感じ?
でも、メッセージの文字って、ニュアンスが伝わりづらいね。内容が内容だけに、友達にしては、ちょっとキツく感じるなぁ。
なんだかそこまで親しくなさそうに感じちゃう。
いや、私はね、ホンモノのゴミ屋敷片付け動画を個人的に見てきたので、こんなの全然、ゴミ屋敷なんて言うレベルじゃないと思うけど、← だって、天井すれすれを這って進む家とかもあるんだよ(苦笑)
常に片付いている家に暮らす人はびっくりするのかな。
あとは、日頃の李晗のイメージだよね。しっかりしてるように見えるから、意外性というか、ギャップっていうのもあるだろうし。
たしかに、片付けは苦手な子なんだろうな、とは思うけど、この状態が常体なのか、それとも、ギリギリまで放置で一気に片付ける派なのか、とか、まだ、わからないじゃん。
スマホをデスクに放りだす李晗。
これは、メンタルに相当来るよなぁ。
そこへ、“达芬奇(ダ・ヴィンチ)”から音声チャットが届く。
イヤフォンをつける李晗。
达芬奇:君、無力感を感じてるね?
李晗:どうしてそんなこと言うの?
达芬奇:君がアップロードした“房樹人”の絵を見ると、君の家は大きくて陰鬱で、まるで要塞と牢獄のように宙に浮かんでいる。しかし、人物は忙しく傍観している。
李晗:だったら、木は?
达芬奇:親の愛情は適度なものがよい、という諺を聞いたことがあるかな?
子供が幸せで健康に育つためには多すぎてもよくないし、親不孝になって親を捨てるくらい、少なすぎるのもよくない。子供が苦しむほど、多すぎても少なすぎてもダメなんだ。
それを聞いて、血相を変えて、飛び出していく李晗。
あの絵をアップロードしたの?
李晗が?
沈翊は、あの絵について、なにも言わずに、李晗に返したの?
どういうこと?
その様子を廊下に居合わせた沈翊が目撃する。
~北江分局 廊下~
廊下に並べられたイスに腰掛け、疲れたようにぼうっとしている李晗。
洋服が違うので、別日ね。
今度は、張局長がそこに通りかかる。
張局長「こんなところにいたのね、李晗」
返事をせず、ぼうっとスマホの画面を見つめている李晗。
張局長「・・・李晗? ・・・ちょっと!」
ようやく気付いたのか、はじかれたように立ち上がる李晗。
李晗「張局長・・・私をお探しでしたか?」
張局長「いいえ、そうじゃないわ。でも、こんなところに座ってなにしてたの? 大丈夫?」
李晗「大丈夫です。なにか、お手伝いしましょうか?」
張局長「必要ないわ」
李晗「でしたら、化粧室に行ってきます」
ええ・・と見送ったものの、なにかおかしい、と気づいたっぽい。
じっと、李晗の後ろ姿を目で追っている。
そこに、#城翊コンビ(笑)
李晗とすれ違ったものの、そのまま、進み、「張局長!」と元気よく声をかける杜城。
沈翊「おはようございます、張局長」
またしても、一緒に出勤してきました設定?(笑)
なんどめだナウシカ?← へへへ、もう、さすがに言わないか。
ここまで被せてくるとは・・・さては、なんかあるのか?
張局長「おはよう。 (杜城に)ねぇ、仕事だけに集中してちゃだめよ」
杜城「ご心配いただき、ありがとうございます!張局長」
ホント、張ママには、全力で調子いい杜城。
別に、へつらってるわけじゃなくて、張局長のことは頼りにしてるんです。
大きくため息をつく張ママ。
張局長「あのね、私は別にあなたのことを心配してるんじゃないのよ、もっと、あなたの部下の面倒をみてもらいたいだけなの!」
杜城相手だと、張ママはいつも酸っぱい顔なのだ。
隣の沈翊を見ちゃう杜城。
杜城「我没关心你吗(俺、お前のことを気にかけてないか?)」
ほらね、頭の中は、沈翊だけ!!(笑)
細かくて悪いんだけど、改めて、中国字幕まで確認しちゃったわよ。
お前たち(你们)だったら、チーム全体ってことになるけど、“你”だった・・・。
沈翊「局長が言ってるのは、李晗のことだよ」
李晗が消えていった廊下のほうを見る沈翊。
張局長「(部下のことを)ちゃんと見てあげなさい」
ほら、やっぱり、翊ちゃんは気づいてるじゃないの!!! なぜ、このバカ息子は気づかないのか、と歯がゆい張局長。
心の声を勝手に当て書きすると、お隣の優等生と比べながらも、実は息子を溺愛しているママに見えてくる(笑)
張局長「明らかに、精神的になにか抱えてるのに、あなた、なにも訊ねないの? そんなんで、どうやって昇進させればいいのよ?」
忌々しそうに、去っていく張ママ(笑)
ん? 杜城くん、昇進の候補とかに入ってるの?
そうか、そろそろ、そういう頃合いに入ってるのか。
杜城「・・・・・!」
そんなん言われても・・・と、困惑する杜城。
~北江分局 杜城のオフィス~
引き続きです。
みんなの前で話をするわけにはいかないので、沈翊もそのまま、杜城の部屋に入ってきました。
嫁は、配慮の人なので・・・(笑)
沈翊「僕も、最近、李晗があまりいい状態じゃないってことは気になってるんだ」
杜城「なぁ、なんで、お前たちみんなして、そんな風に感じるんだよ? 家で、あんなことがあったんだぞ、多少、感情の起伏があるくらい普通だろ」
この感性・・・なんて、シンプルなのかしら。
でも、沈翊だけじゃなくて、蒋峰や溶月も李晗のことを腫れ物に触るみたいな感じになってることは気づいてるんだよね。
杜城の前に腰掛ける沈翊。
ふぅ・・とため息をもらし、首を横に振る。
沈翊「たぶんそれ以上かもしれない。おそらく自殺教唆グループに潜入していた間に、(あまりにも多くのネガティブなものにさらされて)悪影響を受けたんじゃないか、って心配なんだ」
杜城が、ん?それはどういうことだ?と、説明を求めようとした時、
「城隊!!」と、李晗本人が飛び込んできました。
李晗「あ・・・沈先生・・も(いらしたんですね)・・・例の达芬奇ですけど、なんだかおかしいんです」
ノートパソコンを持ったまま、急停止。
沈翊「かまわないよ。ここに座って、話してみて」
気持ちを落ち着けるように、沈翊の隣に座る李晗。
李晗「昨日、私、“蝴蝶(フーディエ)”のグループチャットの中で、ある人が主治医の精神科医から描くように言われた“房樹人”テストの絵を投稿したことに気づきました。
すると、グループの誰かが“精神科医なんて嘘つきだ”と言いだしたんです。」
経緯を説明しはじめた李晗。
李晗「何かおかしいと思ったので、私も、自分で描いた絵をアップロードしたんです。これが、私たちのチャット履歴です。」
パソコンの画面を、杜城たちにも見えるような位置に置きなおす李晗。
メンバーA:医者に行ったら、“房樹人”テストの絵を描くように言われたんです。すると、その医者は、私が心の中で自分を大きく描きすぎていると言いました。自分の感情に気にしすぎて、それがすぐに落ち込んでしまう原因だと・・・
メンバーB:そうさ、精神科医なんて、みんな嘘つきだ。
星空(李晗):私も、今日、“房樹人”の絵を描いたわ。
そこで、絵も一緒にアップロードする李晗。
なるほど、ここで、李晗が参加したんだね。
沈翊「星空って・・君だね」
頷く李晗。
李晗「それからまもなくして、“达芬奇”が、私を友達に追加したんです。彼は、自分を精神科医だと名乗ってましたが、でも、私、彼が表面上だけ人をポジティブにさせようとしていて、実際には、ネガティブな心理的な暗示を押し付けていることに気づきました。時々、自殺のような話題を持ち出したりして・・」
画面を凝視する杜城。
星空(李晗):家族とうまくコミュニケーションが取れない時があって、本当にイライラするの。
これは、李晗の呼び水ね。
达芬奇:多くの親は、自分の成功への執着を子供に押し付け、何事に対しても報いを与えるように教えるものだ。これは、子供に深い罪悪感を抱かせ、親はそれを利用し、抑圧し、コントロールしようとする。
星空(李晗):では、どうすれば彼らを変えられるの?
沈翊は、李晗の応対の仕方のほうが気になるみたいだね。
达芬奇:姿を消し、親に後悔させる以外に、彼らを変える方法はない。
そんなふうなやり取りがずっと続いていくのを、スクロールしていく杜城。
杜城「お前・・奴と、こんなにたくさん会話してたのか?」
さすがの杜城も、遅ればせながら、これはただごとじゃない、李晗のメンタル面にもおかしいところがある、と気づいたみたいです。
李晗「・・・・・」
杜城「これ、(お前)本当のことを言ってるのか?」
ちらり、と、李晗を見る杜城。
李晗「・・・仕事用です」
完全に、強張っている李晗の表情。
杜城「・・・・・」
そこは、それ以上、深く追求しない杜城。
沈翊「“达芬奇”は、君の精神面をコントロールしようとしてるね」
小さく頷く李晗。
李晗「はい・・・。私も、この人、なにか変だと感じたので、そこで、“达芬奇”の友達リストとチャット履歴を確認する手段を見つけました。彼には、10人以上の友人がいますが、私以外で最近連絡を取ったのは上記の4人です。彼と、この4名の会話には、死に関する話題が多く含まれています。自殺の方法さえも話していました。この4名に対して、自殺予防対策の(心理的)介入を行ったほうがいいと思うんですが・・・」
今度は、ちらりと沈翊を見る杜城。
沈翊もまた、杜城を見てる。
すこし考えて、「よし、いいだろう。彼らの家族と近隣の署に連絡しろ」と指示をだす杜城。
李晗「はい」
パソコン上で、すぐに、関係各所に連絡を入れようとする李晗。
杜城「李晗・・・お前は大丈夫か?」
とってつけたような笑顔なんて言っちゃだめですよ(笑)
杜城なりにスペシャルに気をつかってる証です。
そりゃ、妹分のことだし、心配なんです。
え・・・と戸惑いつつ、「大丈夫です」と答える李晗。
これでいいのか?って、沈翊に確認求めてるよ~~~。
まだ、わからないよ、ちゃんと様子見てて!って、固い表情の沈翊。
李晗「“达芬奇”は、この二人と、別のグループチャットを作ってます。」
事態は思ったより、深刻で、進んでました。
画面をのぞき込む沈翊。
李晗「彼らに一緒に自殺するよう、唆しています」
とんでもない流れになってきました。
身を乗り出す杜城。
杜城「いつだ?」
チャットの中身に目を通していた李晗。
李晗「・・・・今日です」
杜城「その二人について、もっと具体的な情報はあるか?」
李晗「一人は、“春光奏鸣曲(スプリングソナタ)”というアカウント名です。本名は、罗雨辰(ルオ・ユーチェン)です。住所はここからそう遠くありません。
もう一人は“斜陽”と名乗ってます。江南区に住んでいます」
杜城「罗雨辰の住所を俺に送れ。確認してみる。 もう一人の、“斜陽”のほうは、蒋峰に送って、あいつに行かせろ」
指示しながら、立ち上がる杜城。
李晗「はい」
沈翊は、李晗の様子が気がかりで仕方がないのね。
李晗「・・・沈先生、私も向こうで仕事しますね」
パソコンをもって、自席に戻る李晗。
~罗雨辰の自宅~
優雅にピアノを弾いているのが罗雨辰ね。
杜城が到着したのか、玄関のチャイムが鳴る。
反応せず、ピアノを弾き続ける罗雨辰。
何度もチャイムが鳴らされても、ピアノをやめる気配なし。
しばらくして、婦人警察官と共に、部屋に入ってくる杜城。
杜城「罗雨辰!」
声をかける杜城。
ゆっくりと、杜城を見る罗雨辰の視線は明らかに焦点が定まっていないようにおかしくて、
そこで、罗雨辰の袖口が血に染まり、血が滴り落ちているのに気づく杜城。
ガクッと意識を失った罗雨辰が、倒れ込むのを支える杜城。
~“斜陽”の自宅~
テレビ電話で、「李晗、お前が送ってきた住所に到着したぞ」と、そのまま実況しながらみせる蒋峰。
蒋峰「部屋の中の様子を見せるよ」
家というより、アトリエ?
たくさんの絵が壁に飾られているし、絵筆立てもあるし、額装済みの絵もあるね。絵画だけじゃなく、たくさんの段ボールが積まれてたり、なんだろ、ここ。
棚の上に積まれたたくさんの書籍の一番上、目立つように、置かれているのは、太宰治の『生而为人,我很抱歉(生まれて、すみません)』
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徹底してますね。
私には夢がある。
あなたもそこにいる。
私も、そして、私たちの死もそこにある。
部屋の中で、ずっと、男性の声が流れてる。
刑事が、蒋峰に対して、ベッドを指さしている。
撮影しながら、ゆっくりと近づいていく蒋峰。
パソコン上で、その映像を食い入るように見ている李晗。
私の人生はとても単調だ。
私は鶏を狩って殺す。
人々は私を狩る。
鶏はどれも同じだ。
人は皆同じだ。
なのに、なぜ私は生きなければならないのだろう?
この問いは常に影のようにつきまとう。
私にはそれを振り払うことができない。
明らかに、人型に盛り上がっているベッド。
勢いよく、掛けられていたブランケットを取り除く蒋峰。
見ていられず、視線を外してしまう李晗。
そこには、枕が縦長に置かれていて、あきらかに、寝ているように偽装されていただけ。
その様子を画面越しに確認した李晗。
闇が欲しい。
光に刺されたような闇ではなく・・・
ここでようやく、デッキから流れていた音声を止める蒋峰。
深く息を吐く李晗。
李晗と一緒になって、無茶苦茶、緊張した~~~な状態ですが、
ここで、切ります。
★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.08-3 雑感★
“达芬奇”にコントロールされそうになるギリギリのところで、なんとか耐えて、杜城や沈翊に、裏で進行している自殺教唆について、報告できた李晗。
当初は、呑気にかまえていた杜城が、李晗が置かれた状況に気づけたのがなによりと言えば何より。
でも、彼女のメンタル、たぶん、限界を超えている気がするなぁ。
ただ今回は、私的ななことと職務的なことが交差してしまったっていうこともあるだろうから、その曖昧さの隙をつかれ、ターゲットにされてしまったのは否めないよね。




















































































