5話はこれで終わりです。 

  

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #5-1 #5-2 

 

 

 #EP05-3

 

~テント内~

すでに、溶月たちも、戻ってきてたのね。

 

回収されてきた遺骨が、一人ずつ、安置されている。

溶月「今日、我々が発見したもっとも無傷の骸骨が、これで全部よ。いくつかは修復してみたんだけど、もっと深刻に破損した遺骨もいくつか残っているわ。かなり時間が経過しているため、識別と分類のための行程にはかなりの時間を要しそうよ。」

あとは、骨片レベルで、散らばってしまっているっていう意味だよね。
本来なら、全部持ち帰ってきてあげたかったけれど・・という意思を感じます。

 

現地で、頭蓋骨を見ながら、複顔した似顔絵を、貼りだしている沈翊。

これを、李晗に送って、いつものサーチをかけてもらえれば、届け出が出ている人、出てない人問わず、名前を把握できる確率が上がるよね。

 

溶月「今日、沈翊が、ちょっと変わった遺体を発見したの。」

指さす溶月。

溶月「推定で、8歳くらいの少女よ」

 

杜城に、その子の似顔絵を手渡す沈翊。

常楓の妹の話を思い出す蒋峰。

蒋峰「8歳? (杜城に)常楓の妹でしょうか?」

 

似顔絵をじっと見つめる杜城。

可能性は、限りなく高いよね。

 

~テント~

情報のすり合わせをしている最中、大鍋をもって、テントに現れた常楓。

捜査中です、中に入れません、と止められても、ずんずん入ってこようとしちゃう。

 

「どうして、ここに?」と慌てて、テント内に入れないように、対応する蒋峰。

 

常楓「ああ、みなさん、一日中、山に入られてましたから、お疲れで空腹に違いないと思って、食事を用意してきました。イノシシの肉と漬物入りの麺です。どうぞ、食べてください」

蒋峰「ありがとうございます。こちらのテントではなく、向こうのテントに置くことにしましょう」

テントから連れ出そうとする蒋峰。

 

常楓「ああ、はいはい」

蒋峰「すぐに、みんなに配りますよ」

隣のテントに移動させる蒋峰。

 

沈翊と顔を見合わせる杜城。

杜城「彼に、確認させよう」

 

常楓・・・と、声を掛ける杜城。

 

常楓「はい?」

杜城「ちょっとこっちに来てくれないか?」

 

杜城のいるテントに入ってくる常楓。

横目で、並べられた白骨遺体に視線を向けてるね。

ここ、常楓じゃなくて、掛かってる絵のほうに意識がいってしまったんだけど(笑)、たぶん、“自殺の谷穴”を上から見た時の、4段階にわけた断面構造図だと思うの。

例えば、あの穴が約40~50メートルの高さだとして、約10メートル毎に輪切りしたみたいな感じかな。

(かなりCGも使ってるし、おそらく、実際の外ロケ場所は、崖地ではあっても、穴の形状にはなってないので、ドローンで撮影できなかったんだと思います🤫)

 

沈翊「こんにちは、私は、刑警隊の似顔絵捜査官の沈翊です」

挨拶する沈翊。

沈翊「(ここでは)特別に、骨格の修復について担当しています。」

ちょっとためらいながら、「これを見てください。あなたの妹さんですか?」と似顔絵を差し出す沈翊。

 

しばらく絵を見ていたあと、何度も頷く常楓。

常楓「はい・・・」

愛おしそうに、絵の中の、口許や頬に指を這わせる常楓。

 

今度は、溶月に合図する杜城。

溶月「あなたの妹さんかもしれないご遺骨を発見しました。」

 

目を見張りながら、ゆっくりと近づく常楓。

 

茫然と眺めながら、「妹です・・・」と呟き、「あの日、妹は、この赤いセーターを着てました」と語りだす。

 

沈翊「彼女は、海棠の実を握っていたようです。しっかりつかんで、離さなかったので、今、(谷底では)小さな木に成長していました」

 

海棠の木に手を伸ばすようにして、倒れている絵を描いてあげていたらしく、それを見せる沈翊。

もちろん、実際の光景とは違うんだけど、写真なんて見せられないし、遺族を傷つけることなく、言葉で説明するのに、一目でわかりやすいってことかな。

 

常楓「あの日、ハイキングに来たチームの人たちが妹にあげたものです。最初に、小娟(ショウエン)が見つけて、色がとても可愛いと思ったみたいだった、とても気に入ってた。手放そうとしなかった。」

その話を聞いてしまったら、誰もなにも言えないです。

思い出しながら、涙をこぼす常楓の肩に手を置き、励まそうとする沈翊。

 

常楓「・・・ようやく、終わりました。こんなに長い時間が経ってしまったのに・・・、皆さんにこうして、見つけて頂き、小娟は幸せです。本当にありがとうございました」

 

深々と、頭をさげる常楓。

 

溶月「DNA検査が終了し、あなたの妹さんであることが確認できたら、家に連れて帰ってあげてください」

常楓「はい・・」

何度も頷く常楓。

  

そのまま、テントを出ていこうとして、ふと振り返る常楓。

常楓「あの・・家にいくつか品物があるんですが、ご覧になりますか?」

 

~常楓の自宅~

 

案内されてきた沈翊と杜城。

 

常楓「さぁ、刑事さん、どうぞ、お座りください」

沈翊「どうもありがとう」

 

常楓「ちょっと持ってきますね。」

そう言い終えると、奥のほうに引っ込む常楓。

 

家の中の様子を見まわす沈翊。

 

常楓に助けてもらった人からの感謝の「錦旗」がいっぱい飾ってある。

限りない愛と永遠の美徳とか、ありがたい言葉がずらりと並んでますね。

謝礼金は、村に寄付したけど、旗は受け取ったってことかな。

 

二人並んで、小さな椅子に腰かけてるの、ちょっと可愛いかも。

(あ、このシーン、メイキングで見ちゃったけど、実際には、撮影中も本物のネズミが走り回ってたらしいよね)

 

奥の部屋から、重そうに、ボストンバッグを持ってくる常楓。

 

常楓「これらは全て、崖から落ちた人たちが残していった持ち物です。一度でも、会ったことがある場合なら、彼らの特徴を覚えておき、すべて書き留めておこうとしました。将来、家族が探しに来たときに思いだせる材料にするためです。それに、警察の方が来られた場合に、説明するのに役立ちますし・・」

 

バッグを開けてみる常楓。

常楓「印のないものは、会ったことがない人のものです。“霧の崖”(杜城が落ちそうになった“雲蒸霞蔚”が見える崖)に残されたものも、見つけたら集めてしまいますから・・」

 

杜城「警察には通報したのか?」

 

常楓「ええ、しました。警察の方に頼まれて案内したりもしました。でも、中には、思いがけずに落ちてしまった方もいたり・・」

 

沈翊「(今の、そういった話を)もっと聞かせてもらえますか?」

鉛筆を取り出した沈翊。

白い帽子・・女性、2016年初秋に遭遇。少し太っていて、目鼻立ちは大きかった。身なりはしっかりしていたので、ツアーで来たのだ、と思った。笑顔で道をたずね、飲み水を求めてきた。

 

実際に、物を見ながらだと、記憶が蘇ってくるのか、詳しく話をはじめる常楓。

 

常楓「でも、そのあと、彼女にお茶を入れるために中に入り、振り返ると、いなくなってました。バッグのなかに、彼女が残した遺書がありました。中は見てませんが、彼女の連絡先がわかるんじゃないか、と思います」

 

それにしても、なぜ、この説明で、顔が描けるのか、沈翊の技術と才能のほうがよっぽど不思議よ(笑)

 

次は、スマホです。

华为 Huawei製のスマホ・・若い男性。姓は張。バスケットボールをしていた。太い眉毛と、溌剌とした大きな目。顔立ちははっきりしていて、背がとても高い。

 

常楓「彼は、私に、この黒い携帯電話を残していきました。試合のプレッシャーが大きかったと言ってました。」

 

射抜くような鋭い目で、一言ももらさないように・・と、真剣に聞きながら描く沈翊。

 

ただね、考えすぎかもしれないし、普通にスルーされてたけど、华为と言った時、ちょっと違和感というか、常楓もそういうの、気にするんだ、って思った。だって、この家、ネット環境とかなさそうじゃん。

 

今度は水筒です。

中年男性。くぼんだ目、厚い唇、少し無精ひげがあり、落ち込んでいる見た目。

 

それからも、遺品を見ながら、思い出せる範囲で、特徴を説明していく常楓。

それに合わせ、似顔絵を描いていく沈翊。

 

常楓「(財布を見ながら)この人は、山から下山させたのに、こっそり夜中に戻ってしまったんです・・」

 

話し終えた常楓、茫然としながら、「俺には、人がなぜ死にたがるのか、まったく理解できないんです。彼らに比べて・・・俺は、家族を生かしておくことすらできなかった。生きているって本当に素晴らしいし・・生きていることよりも大切なことってありますか?」と、誰に聞かせる風でもなく、呟く常楓。

 

描き上げた沈翊。

 

沈翊「これらの似顔絵も比較のために、持って帰ろう」

杜城「わかった」

 

同時に立ち上がると、「杜城・・僕、彼と一緒にここに残って、もう少し、話を聞いてみたいんだ」と言い出す沈翊。

 

杜城「・・・・・・?」

ここの間が、すごい。

たっぷり5秒くらいかけて、沈翊を見て、そして常楓を見た杜城。

 

杜城「そうか・・・」

杜城自身もはっきりわからない、常楓に対する違和感が、どこかで、沈翊を一人残していくことに躊躇させるものがあったのかも。

 

それでも、沈翊になにか考えがあると(自分を無理やり)納得させたのか、一人、テントに戻っていく杜城。

振り返らなかったね。。

 

常楓「刑事さん・・せっかく見えたのに、まだ、お水もあげてなかったですね。すぐに取りに行ってきますね」

沈翊「いや、お構いなく。ああ、ちょっとその辺を見てもいいですか?」

常楓「ええ、ご自由にどうぞ」

沈翊「はい・・」

 

早速、隣の部屋に入ってみる沈翊。

特に何も物は置いてなく、そこにはただ、ベッドの木枠が置いてあるだけ。

そして、ピンク色のスリッパがベッドの下に揃えて置いてある。

 

常楓「そこは、妹の部屋でした」

台所のほうから声が聞こえる。

常楓「妹が亡くなったあと、思い出すのが怖くて、あの子のものは全て燃やしてしまったんです。くよくよしていても仕方がないですから。人生は続いていくんです。そう思いませんか?」

 

沈翊「おっしゃるとおりですね」

常楓に合わせる沈翊。

 

常楓「どうぞ、刑事さん」

 

画面上では水に見えるけど、ポットから入れてたので、たぶん白湯。

 

コップを受け取り、台所周辺を見る沈翊。

全て燃やしたと言いつつ、綺麗に磨かれた位牌は常に線香やロウソクを絶やさないように小ぎれいに飾られている。

沈翊「ご家族がみんないなくなってから何年も経っているのに、なぜまだここにいるのですか? 村の他の人たちのように、村を出て外の世界に行ってみようと考えたことはありませんか?」

 

薄ら笑いを浮かべながら、「私は、山の暮らしが好きなんです」と、鮮やかな赤い毛糸を巻きながら、答える常楓。

常楓「自由だし、楽だし、しがらみもなく、とにかく気楽なんです。外の世界は、私にとって、さほど興味ありません」

 

頷く沈翊。

 

沈翊「あれ? どうして、解いてしまっているんですか?」

編み上げたものを解いて、わざわざ巻きなおしているのに気づいた沈翊が訊ねる。

 

常楓「ただのひまつぶしですよ」

ふと見ると、籠の中に、赤いセーターを着たぬいぐるみや、他にも水色のセーターがぬいぐるみサイズで編まれている。

 

ぬいぐるみを手に取る沈翊。

沈翊「うわ、編み物、上手なんですね」

 

慌てて、沈翊からぬいぐるみを取り上げ、恥ずかしそうに笑う常楓。

常楓「・・・母から習ったんです。母はとても手先が器用でした。セーターの編み方を知っていると、衣服にかかるお金を大幅に節約できるんですよ」

と言うものの、そんなふうに笑って答えてる常楓が自分で編んだセーターを着てる風でもないけどね。

 

それでも、静かに頷く沈翊。

沈翊「もし、あなたの妹さんがまだ、ここにいたら・・・」

ここで、常楓の顔から笑顔が消える。

沈翊「この家は、きっとこんなふうではなかったでしょうね」

 

はは・・・と乾いた笑いを浮かべる常楓。

 

沈翊「さぁ、もう一度、想像してみましょうか。」

常楓「・・・?」

 

そういうと、水色の毛糸と挟みを持ち、テーブルの上に、大きな平型の竹ざるをテーブルの上に置く沈翊。

いきなりどーした?

沈翊「さぁ、こちらへ。」

呼ばれた常楓が、前に座ると、ザルの上に、てのひら一杯の大豆をバラバラとあける沈翊。

 

沈翊「想像してみてください。これは、山で、これは川です」

水色の毛糸を長く切り、大豆の横に置く沈翊。

 

今度は、緑豆をザルの上に広げる。

 

沈翊「で、これは、無限の大地です。」

 

緑豆を手でよけ、そこに糸を這わせ、四角の空間を作る。

 

沈翊「こちらは、あなたと妹さんの家です。もし妹さんがまだ生きていたら、この家はどんな感じだったと思いますか? 屋外は、すでに僕が説明したとおりです。家の中は、あなたにおまかせします」


心理療法みたいなことを始めたね。

箱庭療法の一種?

 

割合、素直に、唐辛子や豆を使って、部屋の境界線を区切り始めた常楓。

 

常楓「これは、中庭への出入り口です」

説明もはじめたね。

 

うんうん、と頷きながら見ている沈翊。

 

常楓「ここは台所・・・」

 

その隣の、狭いスペースに、マッチ棒を置き、自分の部屋だという常楓。

 

常楓を見る沈翊の顔が鋭くなる。

わざわざ、籠からなにかを取り出し、ザルの上に置く常楓。

 

常楓「終わりです」

 

沈翊「・・・・・・・」

 

一番広い空間に、ぬいぐるみの服を置いた常楓。

 

 

なかなか興味深い箱庭を設えた常楓を、無言で見る沈翊・・というところで、第5話、終わります。

 

【エンディングソング】

 『猟罪図鑑』壇健次

2回目の登場ですね。

 

 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.05-3 雑感★ 
 

いろいろツッコミどころが多いんだけど、杜城自身もしても、いつもの彼らしからぬ・・って感じが目立つような気がします。

私の気にしすぎ?

 

イマイチ事件なのか、そうじゃないのか、内容は掴みにくいし、せっかく、小静の行方不明っていう導入があったのに、まったくスリリングでもないし。。

どうなってんだろ?

 

★『猟罪図鑑』Ep.05-4に続く★