ずんずん行きます。

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『猟罪図鑑Ⅱ

 猎罪图鉴(獵罪圖鑑)Ⅱ / Under the SkinⅡ 

 2022年(中国)Dec.10~ Dec.25, 2024

 45分×全28話 

 脚本: Zhang Lai

    演出: Liu Shu Qiao

 『猟罪図鑑』前シリーズをはじめから読みたい方は、こちら#1-1から

 

前記事未読の方は #5-1 

 

 #EP05-2

 

~村の空き地~

 

そこへ、「蒋峰!」と、“自殺の谷穴”から戻ってきた杜城たち一行が合流。

蒋峰「城隊・・」

 

杜城「みんな、到着したか?」

蒋峰「うちのほうで手配した特別救助隊は、すでに山の中に入ってます。小静の捜索を続ける予定です」

 

地元の救助隊「杜隊長、我々のほうで、他になにかやることはありますか?」

杜城「皆さんの助けが必要になるかもしれません。もう少し、このまま居ていただけますか?チームの方々が戻られたら、皆さんには報告書作成をお手伝いいただきたいので・・」

 

周囲の山々を見渡す杜城。

実際に、現場の谷を見ちゃうと、山全体が厄介に思えてきちゃうだろうね。

 

杜城「そうだ、この村の中に、山の中の道に詳しい人は誰かいますか?」

地元警察「それでしたら、一人おります。お連れしましょう。こちらです」

 

先導され、ついていく杜城や蒋峰。

地元警察「ここの若者は、“常楓(チャン・フォン)”という名でして、しばしば、こちらの山で救助が必要になった時など、捜索を手伝ってくれています。10年ほど前に、彼の妹もまた、兄と一緒に、登山者のガイドをするために山に入ったんですが、そこで転落してしまい、見つかりませんでした。当時、彼は18歳で、両親を早くに亡くし、妹まで亡くしてしまったんです。それ以来、一人でここで暮らしています。彼が救助した人々は、彼に礼金を渡したんですが、彼は何度も受け取りを拒否しました。結局、その金を村に寄付したんです。若いのに、大したもんですよ。どうか、彼の妹の遺骨も見つけるよう、ご尽力お願いします」

 

~案内人 常楓の家~

 

少し小高いところにある常楓の家に到着。

 

民家の庭先で、薪を割っている男に遭遇。

地元警察「常楓、紹介しよう。こちらのお二方は、北江分局からいらした刑警隊の刑事さんたちだ。杜隊長と、蒋刑事だ。お前からなにか情報を聞きたい、とおっしゃってる」

 

立ち上がる常楓。

常楓「なにかあったんですか?」

 

スマホの写真を見せる蒋峰。

 

鉈を腰にしまう常楓に

目をむける杜城。

鉈であっても武器は武器ですからね。

 

蒋峰「以前に、この人物を見たことは? 彼女の名前は小静。 フルネームは張思静(チョウ・シジン)だ」

ま、あの夫婦の娘さんなら、このくらいの若い女性ってことだよね。

 

首を横に振る常楓。

常楓「見たことないです」

 

杜城「君は、たくさんの登山者の命を救ったそうだね。」

 

あ、まあ、そうですね、と笑顔を見せる常楓。

常楓「ですが、救助というほどのものではありません。ちょっとしたアドバイスをして、警察の方が彼らを連れていかれるって感じです」

 

今度は、座って、柴をまとめだす常楓。

 

杜城「もう少し詳しく聞いてもいいかな?」

常楓「ああ・・実際、彼らの多くは、雲蒸霞蔚(うんじょうかえい/ユン ヂョン シャー ウェイ)を見に来てるんです」

山のほうを指さす常楓。

 

常楓「でも、あの一帯は崖ですし、道も歩きにくく、とても危険なんです。私も、いつも登山者たちに、以前、山に登った経験はあるか、と聞くようにしているんです。私のようなガイドがいても、誰もが頂上にたどり着けるわけではありません。ほとんどの人たちは、途中まで登ると、もう怖いから、下に戻りたいと言いますよ」

 

少し、笑ってみせる常楓。

 

杜城「そこに、俺を案内できるか?」

 

え・・と、再び、立ち上がり、周囲の状況を見る常楓。

 

常楓「いいですよ。まだ、明るいですし、案内してあげますよ」

 

蒋峰に、「お前、ここまでの道、覚えているか?」と訊ねる杜城。

蒋峰「覚えてますけど・・」

杜城「戻って、テントを設営する準備をしてくれ。とても、今夜は(街に)戻れそうもない」

蒋峰「はい」

 

なんか、この常楓って人、微笑んでるっていうより、ずっと薄ら笑いを浮かべてる感じなのが、なんか気になるんだよなぁ。

 

常楓に、「行こうか」と告げる杜城。

杜城、身一つで出かけて行っちゃったけど、大丈夫?

 

~山道~

常楓ってば、山林を駆け抜けてる? Σ(゚Д゚)

『グレートトラバース』初期の田中 陽希くんを思い出す(笑)

あんなに、アスリートみたいに颯爽とした感じじゃないけど(笑)

 

あ、下り坂だからか。

でも、ついていけてる杜城もエライわ。

 

杜城「山を登るんじゃなかったのか? なんで、下に下りてるんだ?」

 

常楓「ご心配いりませんよ、杜隊長さん。お連れする道は近道なんです」

杜城「・・・・・・」

常楓「あ、街中でタクシーのナビの道案内に従うと、変な場所に行ってしまうことってありませんか?」

杜城「ああ、時々な」

常楓「だから、やはり道に慣れてる人に従うのが最善なんですよ」

 

ちなみに、日本だって、山に入るには(地図にも載ってないような)入り口がそれぞれレベル別にあるからね(笑)

アップダウンが細かい山は、直線距離なら近いのに、そこまで行くのに、遠回りしなきゃならないのが常。

少・中学校までは、やたら山に登らされたけど、自己鍛錬の他、そこで人生を学ばせる、と言う主旨の一環だったらしい。知らんがな。

 

どんどん先に行く常楓の声が遠くなってる。

常楓「こっちですよ」

 

杜城、だいぶ足にきてる。。

 

その時、ずるっと土が滑り、穴に半分落ちてしまった杜城。

 

かろうじて、捕まってるけど、全然、足をおくスペースがないの。

 

これって、獣道を利用した動物(イノシシとか)をしかける罠じゃないの?

(獣道には見えないところは、ご愛敬ですが)

人為的に掘った穴に、竹やりみたいな尖らせた木の枝を上にむけて突き刺してる。ふつうの、笹薮じゃないっぽいんだけど)

 

這いあがりたくても、這いあがれず、とうとう、「常楓!!」と助けを呼ぶ杜城。

 

杜城「常楓!!」

 

力つきかけた時、なんとか、間に合って、常楓に助け上げられる杜城。

二人して、山道に座り込む。

 

常楓「ケガは?」

っていうか、こんなのあるなら、先に教えてあげなよ。

それとも、普通に崖に滑り落ちかけたってだけ?

 

息があがる中、黙って首を横に振る杜城。


常楓「自分のペースで速足で歩くのに慣れてるんで、てっきり、後ろにいるとばかり思ってました」

 

あんた、登山者のガイドしてたんじゃなかったんかい?!プンプン

 

杜城「・・・以前、ここらの山で、妹さんが事故にあったそうだな」

 そういう人は、他人と一緒に山に入る時、常に警戒しそうなものなのに、と思うのは、傲慢な思い込みなのかな?

 

少しだけ目をつぶり、「ええ、そうですよ」と、またまた、作り笑顔で答える常楓。

常楓「でも、もう何年も経ったから・・」

 

常楓がついていながら、なんでそんなことに・・・っていうのが気になるらしい。

刑事の勘って奴かな?

杜城「・・・・一体、なにがあったんだ?」

 

常楓「当時、雲蒸霞蔚を見たがった4人の登山者がいて、ガイドを頼んできました。妹は、うちらの後をついてきていたんです。でも、頂上に着く前に激しい大雨に遭遇してしまい、道もまったく見えなくなってしまった。まず最初に、その四人を守ることだけに集中してしまって、振り返った時には、妹の姿は見えなくなっていたんです」

 

不思議に思い、声が自然と大きくなる杜城。

杜城「なんで、彼女を助けようとしなかったんだ?!」

 

常楓「どうやって? 一度落ちてしまったら、救いようがない。俺たちのように、山に住んでる子供にとって、命なんて儚いもんなんですよ。自分を責めましたよ。妹を、一緒についてこさせるべきじゃなかったと。」

この、自嘲したような、達観したような表情や言葉、嘘はないような感じがする。

 

なにも言えなくなる杜城。

実際に、“自殺の谷穴”の上り下りを経験したばかりの身に、常楓の言葉は堪えます。

それに、人を守る仕事をしている杜城にとって、「まず最初に、その四人を守ることだけに集中してしまって」という言葉には身につまされるし、そのせいで、家族を救えなかった悔しさは想像がつきます。

一寸先は闇。

 

立ち上がる常楓。

 

常楓「暗くなる前に、急ぎましょう。さぁ・・」

手を差し出す常楓。

その手を掴み、杜城も立ち上がる。

 

山登り、再開です。

 

そのうち、登山道を離れ、『危険ルート、登山禁止』の立て看板の道に入って行こうとする常楓を呼び止める。

杜城「おい!」

 

常楓「ああ、これは俺が設置したんです。もう誰にも、ケガをしてほしくなかったので・・」

 

ああ・・・と納得したものの、なんとなく気になる杜城。

常楓「俺がいる限り、それほど危険じゃありませんよ。離れずについてきてくださいね」

険しい道を登り始める常楓。

 

どうにも嫌な感じがしながらも、一緒に登り始めた杜城。

 

~“自殺の谷穴”~

 

頭蓋骨を前に、スケッチを続けている沈翊。

すでに、数人の顔が描きあがってる。

たぶん、一番最初の女の子が、海棠の木の女の子よね。

 

山を降りる時間も計算しないとね。

今日の鑑識作業も終わったらしく、ボックスを手に立ち上がった溶月。

溶月「行きましょう、沈翊。今日の分類作業は、ほとんど終わったわ」

 

特別レスキュー隊「天気は変わりやすいです。なるべく早く、ここを離れたほうがいいでしょう」

オレンジの服って、国際基準で決まってるのかな。

※ぐぐりました。

「このオレンジ色は、国際的に救助活動で使用される「国際救難色」に指定されており、世界中の救助隊が基本的にこの色の服を着用しています」だそうです。

 

「わかりました」と頷く沈翊。

 

~山頂?~

霧が立ち込めている中、峰都(フォントゥ)山の山頂付近に到着。

常楓「あっちです」

 

少し進むと、

開けた場所に出れました。

 

立ち止まる常楓。

 

杜城の前に、まるで、リアル水墨画のような幻想的な光景が広がって、さすがに、言葉を失ってます。

 

思わず、誘われるように、少しずつ、前に進んでいく杜城。

杜城「これが“雲蒸霞蔚”なのか・・・」

 

すると、「違います」と答える常楓。

 

常楓「本当の、“雲蒸霞蔚”は、これよりももっと美しいです。まるで、妖精の国のように美しい花の海なんですよ」

 

そのまま、進んでいくと、またしても、ズルっと足もとが滑り、

前によろけそうになる杜城。← 今回は、全天候型のゴツイ靴は履いてるんだと思うんだけど、山歩きの時の体重の掛け方はちょっと慣れが必要だしね。

 

ぐっと、引き戻す常楓。

 

眼下、はるか下に広がるのが、沈翊たちが現在、作業を終えようとしていた“自殺の谷穴”。

 

その時、落ちた小石(と言っても、こぶし大くらいかな)が、はるか谷底に落ちていき、

途中、岩肌や草木にぶつかりながら、まさに、沈翊が、さきほどまで骸骨を乗せて、絵を描いていた例の平たい大岩のすぐ手前の石に落ち、弾けとぶ小石。

突然、カンっと音がして、

当たった跡だけ残して、ほぼ原形をとどめず、粉々に飛び散りました。

 

・・・っていうか、今の、沈翊に当たっても不思議はなかったよ。

上を見上げる沈翊。

山頂と谷底にいる杜城と沈翊は、お互い、そんなことは知る由もないのだけれど。

 

常楓「多くの人は、この場所の特徴について知らないんです。今、隊長さんがされたことは、とても危険でした。注意を怠ると、簡単に谷底に落ちてしまいますよ」

いやいや、だからさ、杜城が近づく前に、前もって言うべきでしょ?

 

もちろん、自らの意志で山に登る以上、自己責任だとは言え、ここの場所のこと、良く知ってて、ガイドもしてる人なんでしょ?

だから、杜城だって、この人を連れてきたわけだし。

イマイチ、この人、よくわかんない。

 

たぶん、杜城もそう思ってると思う。

 

後ろを振り向き、

さきほどの、<この道危険。登攀禁止>の立て看板のことを思い出す。

 

杜城「だから、(あの道を登ってきて)誰かが事故に合わないように、あの看板を立てたのか」

常楓「私にできるのは、それくらいなものですから・・。でも、人には、それぞれ運命というものがある。神がその人を連れ去ろうとしたら、誰もそれを止めることなどできないんです」

 

改めて、気を付けながら、下の様子を窺う杜城。

杜城「“自殺の谷穴”か・・・」


~谷底~

 

急に、上から、石が落ちてきたので、思わず、上を見上げる沈翊。

ちょっとズレてたら、危なかったなぁ。

下から見ると、こんな風に見えるんやね。

 

この隙間と、太陽光の角度が合ってはじめて、この谷底まで光が差し込む・・という、まさにその場所が、この海棠の木の場所。

 

とにかく、みんなで谷底を上がることに。

「行きましょう」と帰りかけ、ふと、もう一度、海棠の木を見た沈翊が、「ちょっと待って」と止める。

 

沈翊「ちょっとこれ、持ってて」

手にしていた画板を溶月に渡す沈翊。

溶月「どうかしたの?」

 

海棠の木を前に、少し見下ろす場所に立った時に、なにかに気づいた沈翊。

スケッチブックを取り出し、その様子をスケッチしはじめる。

 

申し訳ありません。レスキュー隊の皆様。

山での退避判断は、みなさんに従うのが鉄則だと重々承知してるんですけど、5分、いや、5分要らないかも・・なので、どうか待ってやってください。

溶月は慣れてるだろうけど、この時間が大事なんです。

 

上から差し込む光とともに、倒れていた白骨が見つかった位置関係を全部、記録する。

あ・・・でも、ふと思ったけど、鑑識さん、高性能カメラで現場写真撮影してないのかな?(爆)

 

~村の空き地~

 

警察と大きく書かれたテントの設営をしている蒋峰。

少し間をあけて、二基、建てられています。

 

地元の警官「テントがしっかり固定されてるのを確認してください。夜には風が強くなりますから、みなさん、気を付けてください」

声を掛け合ってます。

 

あら、常楓たち、山の上から戻ってきたのかな?

高台の自分の家から様子を見ているような感じ?

ここまで怪しくしてるのも、あえて・・なのかな?

 

蒋峰も、常楓がこっちを見てたのに、気づいたね。


  

ここで切ります。

 

★『猟罪図鑑Ⅱ』Ep.05-2 雑感★ 
 

なんとなく、今までは、北江の街中の事件が多かったので、こういう地方の、しかも山合いの村が舞台の話は、ちょっと新鮮。

 

そして、見るからに、怪しげな山男の登場で、杜城の危険アンテナ、立ちまくり。

そのせいか、自分の身の安全を守るアンテナがお留守になっているのかな。

珍しく、危機一髪が続いてます。

誰のせいだよ!と、私は、常楓に文句ばかり言ってます。

 

今のところ、わかっている常楓の境遇には、同情すべきところがたくさんあるような気がしますが、まだ、わかりません。

普通、こういうドラマだと、さも怪しげな人は、案外そうでもなかったりしますが、どうでしょう(笑)

 

一方、例え、直撃でなくても(← 直撃だったら、即死)、あの流れ弾みたいな小石が、一回跳ね返った後にぶつかっただけでも、沈翊、大変なことになってたと思う。

常楓の言葉を借りれば、「まだ、神には、沈翊を連れていく意思はなかった」ってことになるのだろうか。 

なんにせよ、山は危険だ。

 

★『猟罪図鑑』Ep.05-3に続く★