【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。![]()
『猟罪図鑑 ~見えない肖像画~』
猎罪图鉴(獵罪圖鑑) / Under the Skin
2022年(中国)3/6~ 3/16, 2022
45分×全20話
脚本: Jia Dong Yan、 Wu Yao
演出: Xing Jian Jun
前記事未読の方は、こちらから
#EP16-4
〜李軍偉の家〜
階段を駆け上り、二階の玄関の戸をノックする杜城。
杜城「李軍偉!李軍偉!・・・李軍偉!!」
ここは、大家に言って鍵を借りるとか、そんなまどろっこしいことはしません。
隊長自ら、力業です。
部屋の中には、誰もいない様子。
食べ物は出しっぱなしだったり、生活感満載の部屋。
壁に貼ってあるのは、中国の目の検査表?
ベッドの周辺を調べていた沈翊が、カバーに隠されていた枕元の写真立てを発見。
息子の李連楷と一緒に写した写真です。
一方、外周りを中心に見ていた杜城が、外階段に気づき、一足先に、上の階の部屋の扉を静かにあける。
~李軍偉の寝室~
枕の下にもう一つ、ノートを見つける沈翊。
そこには、人の顔が途中まで描かれていて、上から大きく赤で、バッテン☓が記されている。
一見すると、子供のいたずら書きに見えなくもない。
ピカソのような、キュビズムの習作ってわけでもないだろうし。
4話の頃が懐かしい(笑)
もちろん、キュビズムは全く関係ないのですが、一応、16話まで『猟罪図鑑』をみてきたし、それっぽいことも言ってみる(笑)
画像お借りしました。
ページをめくってみると、それが何ページにもわたっている。
しかも、顔のパーツの位置取りも変なの。
☓が書かれていない顔もある。
これらを見て、なんだ、これは・・と固まる沈翊。
~作業部屋~
同じような絵が、4枚壁に貼られているのを、杜城も確認中。
それよりなにより、机の上に、ロボットが乗ってるどころか、
他にも、見るからに、爆弾の材料らしきものがあり、実際に、ここで作っていたのがわかる状態。
緑のマットの上に、黒い粉が塗りつぶしたように拡げられている。
指でそっと拭い、
匂いを嗅ぐ杜城。
火薬だね。
そこへ、先ほどの李軍偉のノートを持って、登ってきた沈翊。
部屋を見るなり、足が止まる。
立ち尽くしている杜城と、壁に貼られた4枚の絵。
3人には赤く☓が書かれており、残りは一人。
杜城の視線の先には、息子の李連楷が描いたであろう父親と自分の絵。
目がちょっと不気味に見えちゃった、ごめんね。
杜城「こいつだな・・・」
悲しいかな、それはもう疑いようがないね。
~杜城の車中~
杜城「爆破犯の標的は、息子と共に山に登った子供たちだ。今、そのグループで残っているのは劉暁晨のみ。彼が次の標的になるはずだ。」
フォン「なぜ、何の関係もない王興軍が爆弾を受け取ることになったんでしょうか?」
あら、珍し。フォンがジープを運転してる。
ずっと、李軍偉のノートをめくっている沈翊。
なにか引っかかってるのね。
杜城「今、最も重要なのは李軍偉を見つけることだ。彼を見つければ、全てが明らかになる。」
沈翊「おそらく、李軍偉は、これらの絵を復讐の標的を認識するために使ったんだと思う」
杜城「だが、もし、彼が既に身元を知っているなら、なんで、そんなわかりにくい絵なんかをわざわざ使ったりしたんだ?」
沈翊「僕にもわからない。でも、何かあるはずだ。まずは、分局に戻してくれ。これらのパターンを分析してみるよ」
沈翊にもすぐには解けない謎があるのです。
そして、フォンがいるときは、沈翊が車中で寝ないのも謎ってことにします?← 沼民には謎じゃないっす(笑)
~北江分局 正面玄関~
一人、車から降りる沈翊。
杜城「急いでくれ!」
あまり表には出さないけど、実際には焦っているし、沈翔を頼りに思ってる。
うんと頷き、玄関へと小走りになる沈翊。
方向転換のため、Uターンして戻ってきた杜城のジープが再び止まり、「ちょっと待った!」と声をかける杜城。
窓から、沈翊にむけて、ビニール袋ごと、なにかを投げてきました。
ナイスキャッチ。
杜城「李軍偉の家で見つかったものだ。鑑識に持って行って、なんの薬なのか、調べてもらえ。(フォンに)行くぞ!」
(なるほど! この向きで撮影する必要があったから、杜城は助手席乗りだったのね。
)
爆弾犯がまだ、誰かをねらっているとわかった今、一刻の猶予もないのです。
~ロンユエの部屋~
さすが、ロンユエ。
すぐに調べてくれました。
ロンユエ「これは、市販されている承認薬ではないわね。試験段階の薬よ。まだ臨床試験中ってところね。成分的には、オランザピンや精神疾患の薬に似てるけど・・」
沈翊「精神疾患? どんな精神疾患?」
ロンユエ「さぁ、それは分からない。でも、この薬自体は通常、双極性障害とか、統合失調症、自閉スペクトラム症の患者に使用されるものだわ」
沈翊「どういった効果があるの?」
ロンユエ「効果?・・う~ん、ドーパミンのエネルギーとニューロンの放出点を低下させられるから、レーザーで収縮を戻せば、顔認識機能がより改善するでしょうね」
沈翊「それってどういう意味?」
什么意思?シェンマイースー?
私の耳には、いつもシェミースーと聞こえます。
沈翊は、いつも言われる立場だから、ちょっと新鮮。🤭
ロンユエ「自閉症の人の中には、顔の識別が困難な人がいるの。この薬は、ある程度、そういった顔認識機能を刺激するのよ」
本当に、こんな風に見えているのかな。
薬で認識力をあげて、これってことだよね。
繋がった!!
沈翊「(呟き)分かったぞ・・・(ロンユエには)ありがとう!」
部屋を飛び出していく沈翊。
ロンユエ「・・・・・」
ここのホネ男は姿勢がいいな(笑)← ちょっと面長に見えるのは画面比率のせいかな?(笑)
~沈翊の部屋~
猛然と、絵を描き始めている沈翊。

ハン「沈先生・・・これって、どういうことなんですか?」
さっぱりわからんって感じのハン。
沈翊「パターンを調べているんだ」
そういって、李軍偉が描いた絵の下に、該当する子供たちが成人した時の顔を描いている沈翊。
それでも、なんのことか、わからないハン。
ハン「沈先生・・・王興軍はサマーキャンプとは全然関係なかったんですよね。なのに、どうして、ターゲットにされたんですか?」
みんな、そこにひっかっかる。
沈翊「彼は、人違いで殺されたんだ」
ハン「どういう意味ですか?」
沈翊「あの爆破犯は、失顔症を患っているからだ。劉暁晨と王興軍の顔立ちはよく似ているせいで、李軍偉は二人を間違えたんだよ」
ハン「失顔症? 李軍偉は・・・復讐したい相手の顔さえも認識できないってことですか?」
沈翊「失顔症は相貌失認症とも呼ばれている。彼の場合は、統合失調症などによる顔認知障害で、人間の顔を正しく識別できないんだ。病気の症状のうちの一つだよ」
ハン「だから彼は、人物を識別するためにこれらの絵を描いたんですね。でも、彼の描いたものは、とても人の顔には見えないです」
沈翊「顔認知障害の人は顔の一部しか見分けられないために、認識の訓練が必要だ。それで、李軍偉は、顔の特徴を見分けるための薬を服用し、その特徴を描き出した。それが、この絵だ。これらの絵には、彼なりの顔認識の法則が隠されているはずだ。」
話しながら、どんどん描き進めている沈翊。
沈翊「彼は、(薬のおかげで)かろうじて人物を見分けることができるものの、それでも間違いを犯しやすい」
ハンに、自分が描いた王興軍と劉暁晨の顔を並べてみせる沈翊。
ハン「ということは、相貌失認のため、彼は誤って王興軍を殺してしまった。つまり、劉暁晨はまだ生きているってことですよね」
沈翊「だが、彼は、劉暁晨が既に死んだと認識しているんだろう」
自分が殺したのが劉暁晨ではない、と、まだ気付いてないってこと?
報道で、名前とか出さないのかな?
唯一、×☓がついていない人物。
ハン「つまり、彼の次の標的は劉暁晨じゃないんですか? だったら、この人は誰なの??」
~市場?~
店主にいって、監視カメラの映像を確認している杜城。
杜城「あ、ここにいたぞ。戻ってください。こいつだ。次に、彼がどこへ向かったのか、見てください」
町の小さなスーパーみたいなお店ですもん。
杜城「交通警察に確認してみよう。お前(フォンに)、署に戻っていいぞ」
~北江分局 沈翊の部屋~
李軍偉が描いた絵から、本当の顔を導き出すのは、至難の業だと思いますが、それを沈翊はやってます。
ハン「コーヒーをどうぞ、沈先生。うわ、描けたんですね。」
李軍偉の絵と見比べながら、うんうんと頷く沈翊。
↑が、こうなる↓
いや、だから、それ、なんで出来ちゃうのかな?
どういう法則?
しかも、無駄にイケメン(苦笑)← これ、きっと私の好きな絵師さんが描いてるぞ(笑)
沈翊「すぐにこの人物を確認してくれ」
受け取り、部屋を出ていくハン。
~北江分局 刑警隊~
クリアボードに、写真が追加して貼られました。
ハン「これがパターンの4人目、尚品玩具店の店主の林志偉(リン・ジージエ)です。中学校を卒業したものの、高校は行かず、以前はちょっと不良でした。この玩具店を2年前に父親から受け継いでます」
フォン「だが、サマーキャンプのリストにも集合写真にもそんな人物はいない。描き間違えたんじゃないのか?」
沈翊「いや。李軍偉が残した手がかりを辿って描いたものだ。彼は、顔は識別できないが、頭の中では、これらの人物の大まかなイメージを持っている。趙建宇と張偉峰と比較しながら、彼の認識ルールを導き出した。だから4人目は間違いない」
絶対的な自信を持っているような沈翊。
反して、納得がいかないフォン。
フォン「李軍偉の目的は、サマーキャンプと関連している。もし李軍偉が誤って男を殺したと知っているなら、次の標的は劉暁晨なはずだろう。すぐに、劉の自宅に行って、様子を見るべきだと思う」
自分が探し出してきた“サマーキャンプの参加者”にこだわりたい気持ちもよくわかるけどね。
沈翊「李軍偉は、自分が間違った人を殺したとは思っていないはずだ」
報道されてないってこと?
おお、これは、真っ向対決だ。
どうしよう・・・って、ハンちゃんの目が、くりん、と大きくなったよ。
まっすぐに、クリアボードに進んでいく沈翊。
沈翊「それに、林志偉も、2011年の終わりに出国している。これは、決して偶然なんかじゃないと思う」
くるりと振り返り、全員を見る沈翊。
フォンはフォンで、いつもの沈翊の自信満々な調子に、どうしても、同意できずに、そっぽ向いちゃってます。
ハンちゃんが、やきもきしてる。
城隊がいないときに限って・・・なんでよ~~~!
自分の意見が追随されないと知った沈翊。
沈翊「わかった。じゃ、こうしようか?まずみんなは、劉暁晨の家の近くで監視してくれ。僕は、林志傑の店に向かうことにする」
別行動を言い出しました。
頷くフォン。
あ~あ。
ま、いつか、こんなことが起こりそうな気もしてましたけど、杜城がいないときに、とうとう、来ちゃいましたね。
~車中の杜城~
フォンからの電話に出る杜城。
杜城「もしもし」
フォン「・・城隊。李軍偉が家に残した絵をもとに、沈翊がある男の似顔絵を描いたんですが、確認したところ、尚品玩具店の店主、林志偉でした。ですが、林志偉はサマーキャンプに参加していませんでした。ですから、次のターゲットではないと思われます」
肝心なことを言わないフォンに、気が気じゃないハン。
とうとう、フォンを押さえるように、電話口に向かって、早口で叫び出しました。
ハン「沈先生が、確認するために、玩具店に行くって言って、一人で行っちゃいました!爆弾処理班には、まず先に、劉暁晨の家を守らせてます。城隊、どうしましょう?」
必死になって、フォンのスマホを自分の方に向けて、状況を説明しようとするハン。
杜城「・・・・・・」
この、いろんな感情が錯綜してる杜城、素晴らしい!!
もし、沈翔の言う通り、李軍偉が玩具店に現れたら、そこから爆弾処理班を移動させても間に合わないかもしれない、というハンの心配が、杜城には、現実味を帯びてるみたいです。
フォン「これからどうしましょうか?劉暁晨の家に行くべきか、それとも、林志偉の玩具屋に行くべきですか?」
え〜!
フォンってば、こんな事態になって、今更、杜城に、その判断を委ねるの?
リーダー的な立場からすると、それ困るんだよね~(笑)
それでなくても、選択、選択、選択の毎日なのよ。
ああ、フォン・・・ちょっと冷静になろうか。
あなたの大好きな城隊が、こんなに困ってるじゃん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
場面かわりまして・・・
男性の後ろ姿だ。
ああ、この歩き方。
宅配便を運んでいたり、マンションの階段を降りてきたときと同じ歩調。
(ちょっとスローモーションかけてるんだよね)
男性が向かった先の、文字が次第に、はっきりしてきて、
尚品玩具店
ぼんやりと読める程度になった時に、みんなが、やっぱり~~~こっちだったじゃん!っていうことになるわけですよ。
この人が、李軍偉。
あれ、この人、『琅琊榜』にでてなかったかな?
現代劇と時代劇だから、間違ってるかもしれない。髭あるとみな同じに見える、とか、あるある。
ああ、何話か忘れちゃって、どのあたりを見返していいかわからない。(涙)
だから、私の場合、筋追いをしないと、こういう羽目に陥るのです。
ただ、なぜか、今回は、宅配便の箱を持ってないのです。
尚品玩具店に到着し、店に入ってきた李軍偉。
すでに、沈翊が到着しておりました。← ごめん、ぼかしてても、シルエットでわかるじゃん(笑)
李軍偉「林志偉・・・」
振り返ったのは、当然、沈翊です。
16話が終わった。。あと4話しかない~~!
★『猟罪図鑑』Ep.16-4 雑感★
畳みかけてきましたねぇ。
ここで、顔認知障害をもってくるとはね。
相貌失認を説明するときに、よく、顔だけ、のっぺらぼうみたいな表現だったり、悪魔みたいに顔付きが全般的に横に突っ張ったようにみえてしまう、とか、はよく見聞きするので、こういう認知障害の視覚表現については知らなくて、勉強になりました。
これも一種の“相貌変形視”になるのかな。
李軍偉がどういった病気なのかは、明言されなかったけれど、日本だと、なかなかこんな風に、ドラマの中で犯罪を犯すという形で取り上げることは難しいかも。
薬を飲む前は、もっともっと認知できていなかっただろうし、そんな中で、離婚して、男の子を育てながら、苦労したんだろう、と思うと、犯人の動機が明らかになるのが今から辛いです。
またしても、事件のほうから、沈翊の領域に入ってきた感じですね。
フォンもねぇ、頑張ってるよねぇ。
地道に聞き込みをし、ちゃんと手がかりを掴んでくるし、令状の申請とかそういう細かな法的な手続きもこなして、杜城イズムを継承した真面目な刑事なのよ。
彼が聞きこんでくる内容は、信頼がおけるもん。
だからこそ、自分なりに固執してしまう部分もある。
沈翊と杜城の雰囲気が変わった、と感じるこの回で、フォンがこういう行動を取ったことは、意識するしないに関わらず、いろんな影響を受けあう人間関係の摂理のようなものに通じる気がしてしまうのです。




















































