10月に入りました。
こちらの筋追いも中盤に入ってます。
人物や背景がわかるようになると、ストーリー部分も面白くなっていきますね。
なお、こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、今回は特に、1800年代中期のタイが舞台ということで、国史、文化・風習など、まったく知らないことだらけ(笑)
その辺は、かなりアバウトになってると思います。
なにどういうこと? へぇ、昔ってそうだったの? など、それら無責任な視点も含め、ラストまでの完全ネタバレです。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Man Suang』
แมนสรวง
2023年(Thai) Aug 24, 2023
2時間4分
視聴可能対象:13歳以上
制作: Be On Cloud
今回も(勝手に)分割です。
前記事をご覧になってない方は、こちらから・・・
『ManSuang』#5
生きているSuthinと、最後に会ったとされる人物を探していたKhemたち。
聞き込みと検証の結果、Tubtimだと判明。
~Tubtimの部屋~
・・・で、こちらで、扇子をくゆらせている小姐が、Tubtimというわけですね。
その向かいで、嬌声をあげている誰かを眺めている様子。
「飲み物を頂戴な・・」
カメラ切り替わると、そこには、なんと!!
若いメンズに傅(かしず)かれ、マッサージなんかされちゃってる元娼婦のYuean。
どういうこと???(゚∀゚)
Yuean「そうっと優しく渡して、お客様の目を見つめるの。そう上手よ」
あ~! もしかして、新しいホストの教育?
“ManSuang”には、上流階級のマダムも来るだろうから、そのお相手の仕方も特訓する必要があるってことね。
案外、Yueanは、年をとっても、“ManSuang”に残れたくらいなので、新人の教育係としては、今は娼館を束ねているTubtimが一目置くくらいの優秀な娼婦だったのかも。。← 想像です(笑)
ただ、どうみても、若い男相手に、自分が楽しんでるとしか見えないんだけどね(笑)
その時、ノックの音がして、緊張に包まれる一同。
Khemたち三人でした。
Chatra「Suthin様に会われたことは?」
Tubtim「ありますよ。彼が亡くなる前に会いました。知りたいことって何ですの?」
案外すんなり認めたね。
Khem「(その時)なにか、あなたに言いませんでしたか?」
Tubtim「いいえ」
今度ははっきりと否定するTubtim。
Chatra「Suthin様とは親しかったんですか?」
Tubtim「それは・・私が、あの方とベッドを共にしたかということかしら?」
これまた、単刀直入です。
三人「「「・・・・・・」」」
固まる(まだ娼館とは無縁の)青年たち。
Tubtim「Suthin様は、ManSuangにしばしばお見えになりましたが、ただ、話し相手を求めていらしたのです。おひとりで暮らされていましたから・・・誰かと話をしたかっただけなのです。」
Chatra「・・・・・・」
Khem「あなたに、なにか書類を残しませんでしたか?」
Tubtim「いいえ・・・」
顔を見合わすKhemとChatra。
Tubtim「もし、私の言葉に重みがないのなら、どうぞ遠慮なく、私の部屋をお探しになってくださいな」
Wan「ああ、そんな必要があるとは思いませ・・・」
遠慮したWanが言い終わらないうちに、立ち上がるChatra。
Khem&Wan「「・・・(え!?)」」
俄然、Chatraがやる気です。
その勢いに合わせるように、Tubtimも立ち上がる。
Chatra「お許しいただけるのであれば・・・」
向かい合ったChatraとTubtim。
ヒールを履いていたとしても、Mileと比較しても、かなり背が高い。
あ~、Thongmakの奥さんが言ってた背の高い人間っていうのも・・・Tubtimで合ってたわけだ。
どうぞ・・とジェスチャーをして見せると、早速、探しはじめるChatra。
それを見て、おもむろに立ち上がるKhemとWan。
手分けをして探す三人。
『KinnPorsche』の時も感じましたが、Be on Cloudのドラマって、閉鎖された空間(部屋)を描いていても、窓からの光の入れ方とか色味が計算されててテーマ性があるし、置いてある小物とか、少し時代がかったセットの作り方が、時代考証を超えて、独特の世界観を持たせていて、すごく雰囲気あるなぁと思うんですよね。
Tubtim「もし、十分でなければ、私の身体を探してもいいですよ。自分から脱ぎましょうか・・」
ドレスの金具に手をかけるTubtim。
Khem「あ~、それは結構です」
止めるKhem。
もう、この辺が限界ですね。
Khem「ありがとうございました。Tubtimさん。もう十分です」
頷くTubtim。
出ていこうとする3人を引き留める。
Tubtim「待って。あなたたち、一体、何を見つけ出そうとしているの?」
そんなの言えるわけないじゃん、と思ったら、
Khem「先祖伝来の宝の地図です。Chatraのお祖父さんが、ここManSuangに隠したと言っていたそうです」
さらりと答えるKhem。
Chatra「Suthin様がここで強盗に殺されたと聞いたとき、それについて、なにかご存じだったのではと思ったのです。」
Chatraもまた、怪しまれないように、すらすらと言葉を続ける。
Wan「ところで、あの晩、Suthin様に対応していたのは、どの娼婦なんですか?」
Wanって、鈍いんだが、鋭いんだか、ちょっと読めないところがあるね。
~娼婦の部屋~
お茶を飲む娼婦。
Khem「よかったら、聞かせてもらえるかな?」
頷く娼婦。
Khem「Suthin様が殺された晩、亡くなる前に、あなたは会ったんだよね?」
娼婦「・・・ええ。彼にお茶を届けに行きました。Chen様に会えるかどうか、聞かれたわ。 それで、Chen様は、(今日は)こちらにはいないと答えたんです。そうしたら、代わりに、Hong坊ちゃまに会えるか、って訊ねられたの。」
Khem「で、それを、Hongさんに伝えたの?」
首を横にふる娼婦。
娼婦「部屋にいなかったのよ。で、私が部屋に戻ったら、Suthin様もいらっしゃらなかった。(その後)二人が会えたかどうか、私は知らないわ」
淡々と答える娼婦。
Khem「・・・・・・」
Khemの頭の中、フル回転中。
~ManSuang 回廊~
階段をのぼってきたChatraたち。
廊下にまで、聞こえている声。
マダムPhikun「わたくしは、決して教えたりしません。あの、女性たちの踊りは、神聖なる芸術なのです。それは、宮殿の中で、陛下の御前でのみ、執り行われることを意味しているのです」
※ タイの伝統舞踊には、王宮で披露されることのみ許された、いわゆる古典舞踊と、王宮外で踊る、いわば庶民の踊り(「民族舞踊」と呼ばれる)に分けられている。
こんなことを主張するのは、マダムPhikunしかいないでしょう。
Phikun「その規則を破れば、(先人の)巨匠たちの精神にとって、大いなる恥辱となるでしょう」
回廊の手前で、身を潜めるように、その声を聞いている三人。
Phikun「あってはならないことです。最近では、密かに、こういうことが横行しているようですが・・」
かなり怒ってますね。
「マダムPhikunもご存じだったのですね」
この声の主は誰? Chen師?
Phikun「(ManSuangで)そのようなことは、わたくしの目の黒いうちには、絶対にさせません」
バタン、と扉が閉め、部屋を出ていくマダムPhikun。
その隙をついて、さささ~~~と廊下を移動するKhemたち三人。
~Chen師の部屋~
一人、椅子に腰かけてるChen師。
やっぱり、さきほど、マダムPhikunが激高していた相手は、Chen師だったってことでいいんですよね。
上得意の客相手に、秘密に、古典舞踊の舞台を用意すれば、間違いなく客は呼べるでしょうから、同業他社はとっくにやってるわけで、経営者としては、打診もするでしょうね。
マダムPhikunの場合は、そのあたりは鉄壁のディフェンスだけど。。(苦笑)
小さく聞こえたノックの音。
ドアのほうを見るChen師。
え? Chen師の部屋まで調べるの?
・・・と思ったら、
~Hongの部屋~
なぁんだ、坊ちゃまの部屋でした。
遠慮なく、ガサガサと探し回っているKhemたち。
Hong「で、お前たちは、一体何を探しているんだい?」
KhemとWanが驚いて、後ろを振り返る。
「「!!」」
もしかして、Hong様、気配を消してたの?
Khemたち、それに気付かず、部屋の中を家探ししてたってこと?
急に、画面切り替わります。
~Chen師の部屋~
「よくお考えになってください、Chen先生。お互い、正直になりましょう」
えっと、この人は・・・ああ・・Wichiendej卿です。
さっきのノックの主は、この人だったのね。
Wichien「新しい治世になるまで、そう長くはかからない。もし、あちら側が勝利すれば、あの西洋人どもが、まさに今、ビルマ国を侵略したのと同じように、我々の国を乗っ取ることになるだろう。ともに助け合わなければ、あなたの下についている人々が、結局苦しむことになるのですよ」
Chen師の肩に手を回し、柔らかい口調で脅してる。
ん? Bodisorn卿に言わせれば、この二人は仲間なんじゃなかったの?
すっと、その手から逃れるように、立ち上がるChen師。
Chen師「私は、平和を求めて、戦火から逃げ、この地で幸せに暮らしてきたのです。皆の憩いの楽園となるように、“ManSuang”を建てた。Wichiendej卿、国中を戦火で覆いつくすような計画に、私を引き入れようなどと、期待されないほうがよいでしょう。私には、そのようなことはできません。」
一見、日本の“無血開城”を思わせるようなセリフが出てくるけど、この二人の状況は、勝海舟&西郷隆盛とは、全く違うんだろうね。
Chen師「私は、友人が他の友人のためにするように、あなたの持ち物の面倒をみました。明日、あなたに、それらをお返ししましょう」
これって、今までに、調達した武器のことだよね?
このニュアンスは、反乱軍に加担しているというより、ただ、知り合いのよしみで、武器の保管場所として場所を提供したにすぎないって言ってる気がします。
Wichien「・・・・・・・・・」
内心、まずいことになったと思ってるはず。
~Hongの部屋~
Hong「Khem! 答えろ!」
坊ちゃま、結構、怖いじゃん。
3人を並ばせ、詰問する。
Khem「実は・・・Bodisorn卿に・・Suthin様の秘密の文書を探すようにと、送り込まれたんです」
とうとう、白状するKhem。
Bodisorn卿が、自分たちを、Hongに託したということは、まったく繋がりがないわけではない、と判断したのか、そもそも、Bodisorn卿から、万が一の時のために、そういう指示を受けていたのか、どちらにせよ、Hongには、正直に全部話すことにしたようです。
Hong「一体、なぜ、それを私が持っていると思ったのだ?」
Khem「それは・・あの晩、Suthin様があなたに会いたいと望まれたからです」
Hogn「だが、私は、彼とは会ってないぞ。あの晩、私は、舞台のための準備をしているマダムPhikunに会いに行ったのだ」
三人「「「・・・・・・」」」
それは、また、新たな動きの発覚。
Hong「お前たちは、一体、何者なのだ?」
Khem「ただの、下層階級です。」
Hong「私をバカだと思っているのか?」
窓際の孔雀は、はく製?
ここで、再度、Chen師の部屋をノックする音と、鳥かごがぶら下げられた窓辺に腰掛け、そのノックに反応するChen師の姿が映り込む。
来訪者多し。
Hong「Bodisorn卿がお前たち2人をここに送ったのは、Wichien卿をスパイするためだけではないのか?」
Hong様は、そう捉えていたのね。
やはり、Hongも、“ManSuang”は、あくまでも、中立だという認識でいるようです。
Khem「Bodisorn卿は、ここ(ManSuang)に、中国マフィアのトゥアヒアが秘密裡に軍隊を補強し、そのための武器が保管されていると疑っています。」
Hong「そんなことがどうしてできる? 私の父は、そのようなことはしない!」
そして、その時、響き渡る女性の悲鳴。
「Chen先生!!!」
反応し、耳を澄ますHong。
~Chen師の部屋~
まるで、暴れ狂ったように、揺れる鳥かご。。
そして、窓の下には・・銅像の剣に貫かれたChen師。
※ ちょっとわかりにくいかもしれませんが、窓から、見下ろした視点です。
~ManSuang ホール~
Chen師の葬儀のための祭壇が設えられる。
Wichien「これからは、Hongが、ここの首領になるのだ。我々は、ただ、従うのみ・・」
Hong「・・・・・・」
喪主の衣装を身にまとったHong。
父を殺され、怒りに満ちているだけじゃないよね。
Wichien「君はまだ、若い。Tiangよ、彼を支えてやってくれ」
軽く頭を下げるTiang。
Wichiendej卿の言葉に、厳しい顔付きで堪えているHong。
その手首には、“ManSuang”の首領の証のブレスレットがはめられている。
~マダムPhikunの部屋~
Phikun「Chen先生は、自分の息子に跡を継がせる準備をしてこられなかった。まだ、時間は十分にあると思っていたに違いない」
白い弔花を活けながら、相手をしているのは、Tubtim。
Phikun「Tubtim、この場所を去ろうと考えたことある?」
Tubtim「マダムPhikunがまだここにいらっしゃるのに、どうして、私がそうしなければならないんですか?」
Phikun「私には、行く宛てがないのだ。でも、お前はまだ、若く美しい。亡き夫から多額の財産を相続したというのに・・」
Tubtim「私も、かつてはそう信じていました。しかし、私は、自分が、旦那様の愛人として売られた時、そんな考えを捨てました。ここに留まるほうが、外を歩き回るより、もっと尊厳が保てるのです。世の中の売春婦には、高潔さどころか、尊厳などないのですから」
うわ~~、誇り高き高級娼婦Tubtimにも、そんな哀史があったとは・・。
Tubtim「マダムPhikunは、そんな私のことを一番理解してくださる方です」
そんな話をすこし離れたところで、白い喪服を来たPhit(マダムPhikunの助手)や女たちが聞いてるね。
~ManSuang 首領室~
孔雀の絵がかかってるので、もしかしたら、Hongの執務室かも。
鳥かごに手をいれて、世話をしようとしたJoが、インコに手を噛まれ、悲鳴をあげる。
Hong「気を付けるんだよ、Jo」
Jo「私のこと、噛みました! おお、なんて、好き嫌いの激しいお人でしょうね」
Chen先生の忘れ形見のお世話、苦戦中。
Tiang「どうかしたのか?」
入室してきたTiang。
Jo「インコに餌をやろうとしたけど、食べないのよ」
Tiangに気づき、笑顔で迎え入れるHong。
Hong「あの鳥は、餌をもとめて、ずっと泣きっぱなしなんだよ。それで、バナナをやってくれ、と、Joに頼んだのに、彼女を噛み続けるんだ」
Tiang「Chen先生と私だけが、この子に噛まれずに餌をやれるようだね」
Joから、餌を受け取るTiang。
Tiang「そんなにお腹が空いていなければ、泣いたりしないんだ。普段は、4時くらいに泣くだけだよ。」
ふと、なにかに気づいたようなHong。
私も、気づいちゃったかも。
Tiang「先生は、毎日、厳格に、同じ時間ぴったりに、バナナを与えていたんだ」
Hong「父は、私に厳しくできなかった代わりに、インコに厳しくしていたようだな」
そんな会話の後・・・
Khemたち三人を部屋に呼び入れたHong。
すっかり、ManSuangの三銃士?(笑)
Khem「なぜ、ご自分が危険に晒されていると思われるのですか、Hong様?」
Hong「私には、父の死が事故だったとは、とても信じられない」
Khem「どうしてですか?」
Hong「インコがなにも音を立てなかったからだ」
Wan「え?」
Hong「毎日、同じ時間に鳴くんだよ、4:00ぴったりに。そうすると、父は、そいつに餌をやるんだ。」
Chatra「Chen先生が墜落したあの日、我々は、(この部屋で)4時の鐘をききました」
偶然、同じ部屋にいたからね。
Hong「だれかが、鐘が鳴る前に、餌を与えたんだ」
Khem「Chen先生を殺すときに、静かにさせておくように・・・」
Wan「すでに、鳥に餌を与えていた、ということはありませんか?」
Hong「ありえない。父は、それについては、とても厳格だったのだ。鳥に噛まれることなく、餌を与えられる別の人間の仕業だ。・・・Tiangだ」
やっぱりねぇ。
驚くWan。
Chatra「彼が、父上を殺したとお考えなのですか?」
ふりむくHong様。
Hong「確信はない。私には知らないことが多すぎるのだ。“Tua Hia(中国マフィア)”のことも知ったばかりだ。お前たちが言ったとおり、そのアジトはここにある」
え?? なんで、みんなそっち見るの?
その扉の先ってこと?
それって、普通に、棚箪笥(クローゼット)じゃないの?
もしや、『ナルニア国物語』?(笑)
すみません。
本当に、ファンタジーが好きなだけなんです(笑)
~秘密の通路~
さくさく行きます。。
もちろん、扉の先は、別世界ではなく(笑)、秘密の通路につながってました。
真っ暗な廊下をランプの灯りを頼りに進むKhemたち三人。
Hong<今夜二時に、秘密の会合部屋にて、彼らに会わなければならない、という手紙を受け取ったのだ>
えっと、つまり、Khemたち三人は、Hongよりも先にその部屋に侵入して、様子を確認するっていうことなのかな?
これが、その秘密の会合部屋です。
Hong<お前たち三人に、こっそり忍び込んで、私の背後で監視をしていてほしいのだ>
やはり、そういうことなのね。
そして・・・Tua Hiaの連中が集まる中、無事、Tua Hiaの首領に収まったHong。
まじで、秘密結社やん。
部屋に設えたテーブルのクロスの中に隠れている三人。
鳥の生き血とか、儀式めいてるわ~~。
テーブルの中に、鳥の血が滴りおちて、Wanの頬へと流れ・・・恐れおののくWan。
Wanが叫び出しそうになるのを手で押さえてるKhem。
「ここに、お互いに誠実であるという誓いを立てる。誓いを破れば、あの鶏のように喉を掻き切られ、我々は死に至る」
「ここに、お互いに誠実であるという誓いを立てる。誓いを破れば、あの鶏のように喉を掻き切られ、我々は死に至る」
唱和し、血の入った聖水(酒)を飲み干す全員。
ガタガタ震えているWanを必死で押さえつけるKhem。
そのとき、物音に気付き、Khemたちが潜んでいるテーブルを凝視するTiang。
・・・特になにもなく、そのまま、行き過ぎる。
ホッ・・・。
~KhemとWanの部屋~
煙草を吸って、気持ちを落ち着かせるWan。
Khem「もう、お前は、あそこに行く必要はないよ。ただ、俺たちのために、見張りをして知らせてくれればいい」
Wan「ここにいる中国人全員が、Tua Hiaに所属してるんだ。くそったれどもが!!」
Wanの激しい反応に、ん?と不思議に思うKhem。
Wan「そうさ。しらないうちに、奴らはみんな、滅ぼされるんだ。太陽が出たら、すぐに出発しよう」
なんか、様子が変だね、Wan。
Khem「(出発って)どこへ?」
Wan「Bodisorn卿に会いにだよ。そうしたら、やつらをやっつけてくれるさ」
Khem「いいから、少し落ち着けって!」
Wan「・・・・・・」
Khem「この件は、俺自身でやる」
ただでさえ、今後の危険な任務には対応できそうもないうえに、不安定になったWanを仲間から一端、外すことにしたようです。
でも・・・Wanからしてみたら、Khemから突き放されたように感じちゃうよね。
このちょっとした仲たがいは、Wanが単独で、なにか行動を起こすフラグなのかな。
ここで、切ります。
★『Man Suang』#5 視聴後雑感★
だいぶ、物語的に進んだ、というか、いろいろわかってきましたね。
私、結構、Tubtimのキャラ、好きですね。
おそらく、貴族の第二夫人か、第三夫人か、それとももっと下位だったかもしれないけれど、そのつもりでいたら、旦那が亡くなった途端、調度品を売り払うが如く、売り飛ばされたのね。
マダムPhikunもそうだけど、“ManSuang(楽園)”の中でしか生きられない、プライド高き籠の鳥。
ある意味、この物語の象徴のような存在です。
そんな籠の鳥たちを愛したChen師、殺されちゃった。 ← 表向きは、事故死っぽく扱ってるらしいけど。
その直前の、Wichiendej卿との会話から、Wichiendej卿としては、武器を戻されるわけにはいかなかった・・という切羽つまった事情がすでに明らかになってます。
捕り物帳から、三銃士へ。
でも、その三銃士の一人、Wanの様子が明らかにおかしい。
Khemは、孤児同士、ずっとWanと一緒だった、と言ってるけど、知らないこともあるのかな。
特に、Wanの中国人に対する憎悪の向け方に関しては、あまり、気に留めてないように感じます。
なんか、嫌な予感。。。