本来であれば、ラス前くらいの内容を、今、ここでやるという!!

爆  笑

 

 

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『Cherry Magic

 30 ยังซิง

 2023年(Thai)Dec.9/2023~ Mar 2, 2024

 47分×全12話

 制作:GMM 25, ViuTV

 原作:豊田悠『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』 

 

前のエピソードをお読みでない方は、こちらから。

 #12-1(前) #12-1(後) #12-2 

  

Episode 12−3(前)

~Karan 実家リビング~

 

一応、両親と、お姉ちゃん(お久しぶり 笑)は、リビングに集結されてます。

KaranやAchiが持ってきたお土産が、テーブルの上に置かれた状態です。

 

ママ「で、あなたのお名前は?」

Achiに問いかけてます。

 

Achi「Achiと申します」

ママ「Achi? 可愛らしいお名前ね。あなたのお顔にぴったりね」

別に、不機嫌さを露骨に出すでもなく、一応、満面の笑顔です。

 

ママ「私のことは、お母さんと呼んでちょうだいね」

Achi「・・・・はい」

頬を赤らめて、会釈するAchi。

 

な~んだ、ラスボスじゃないじゃん・・・と思ったでしょ?

 

次の瞬間、隣のパパにもたれるように、iPadに視線を移してしまったよ。

Achi:あれ・・・?

びび:うわっ・・・・それだけ?

 

ちらっと、Karanを見るAchi。

こういうことなんだよ、と、見返すKaran。

 

さすがに、そのまま、というわけにもいかず、本日の来訪の目的を告げます。

 

Karan「お父さん、お母さん、Achiは僕の恋人なんだよ」

前置きなど必要ないことがわかったうえでの、単刀直入ですね。

 

呼びかけられたKaranパパが少し身体を起しました。

そう、ここまでなんの反応を示さなかったこの人も、視線を合わせようとしないママ同様、ある意味、ラスボスかもしれません。

 

微笑むKaranパパ。

パパ「付き合ってどのくらいだね?」

 

パパの第一声に身を固くするAchi。← 挨拶もさせてもらえなかった子。。ショボーン

 

Karan「あ・・・ほんの少し前から」

ママ「・・・・・・」

🧊🧊ヒュルリーラ〜

 

Karan「・・・・・」

Karanのこの顔・・・今に始まったことじゃないんだね。

あああ、胸が痛い。。

 

うんうん、と頷き、また、iPadに戻るKaranパパ。

 

Achi:え・・・?

びび:Oh,My poor boy・・・

 

と思ったら、ママが口を開きました。

 

ママ「実際ね、あなたたちのお付き合いは、あなたたち二人の間のことよ。」

ちいさく頷くAchi。

 

ママ「親として、私たちがしなければならないことはね、あなたたちをサポートすることなの。」

 

仕方なく、Karanも小さく頷くのみ。

 

言いたいことはそれだけだ・・というように、口を閉じるママ。

 

その時、背後にいた姉ちゃんが「お願いだから、うちの弟の歌のスキルだけは理解してやってね」と冗談を言い、

家族一同も含め、Achiを笑わせることで、なんとかその場を救ってくれる。

 

結局、ママに、「お母さん、どれ食べますか?」と、自分たちが持参したフルーツをすすめるKaran。

 

 

もし、私がキャプチャー画像を載せず、台詞だけを抜き書きし、付帯説明も入れなければ、

 

 

ママ「で、あなたのお名前は?」

Achi「Achiと申します」

ママ「Achi? 可愛らしいお名前ね。あなたのお顔にぴったりね。私のことは、お母さんと呼んでちょうだいね」

Achi「・・・・はい」

Karan「お父さん、お母さん、Achiは僕の恋人なんだよ」

パパ「付き合ってどのくらいだね?」

Karan「あ・・・ほんの少し前から」

ママ「実際ね、あなたたちのお付き合いは、あなたたち二人の間のことよ。親として、私たちがしなければならないことはね、あなたたちをサポートすることなの。」

姉「お願いだから、うちの弟の歌のスキルだけは理解してやってね」

一同笑い。

Karan「お母さん、どれ食べますか?」

こういう感じになるんですよね。

この比較、一度やってみたかったんですけど、怖いですよね!

この印象操作!

えぐいなぁ。。

 

やり取りの表面上だけを見たら、特段、なにもない、という体で、顔合わせは終了。

それ以上でも以下でもない。

 

 

~キッチン~

フルーツをお皿に盛り分けたり、準備をしている二人。

ちゃんと、Achiの家で作ったお菓子Khao Puk Ngaaもお皿に乗せてあります。

 

Achi「心配しすぎたのかな・・。実際、君のご両親はとてもいい人たちだし・・」

Karan「う~ん、考えすぎだったのかも・・」

・・・心からそうは思ってないんだろうけどね。

 

このやり取りはね、二人が、どれほど、最悪な事態を想定していたかにもよります。。

 

でも、言葉で大反対されなかったから、と言って、それが、言葉通りとは限らないじゃん。

この家では、あの両親の態度が常態ってことなのかな?

 

大きく息をはくKaran。

Karan「ここのところ、ずっと心配しながら過ごしてたんだ」

 

Achi「君はよくやったよ、Karan」

Karan「じゃ、よくやった人に、ご褒美はくれないの?」

そういって、ほっぺをAchiにむけて、突き出すKaran。

 

Achi「・・・・誰かに見られるかもよ」

誰かに見られなければいいってことなのね(笑)

 

Karanの腕を押すAchi。

 

Karan「誰もなにも言わないよ。。ね・・・」

チョンチョンと、自分の頬を示すKaran。

Karan「ご褒美ちょうだい」

Achi「だめだよ、Karan」

 

来てくれなければ、行くまでです(笑)

 

Achi、さっとのけぞります(笑)

結構、反射神経よかった(笑)

 

Achi「・・・メッ!」

そう言ったにもかかわらず。。。

 

ほっぺにちうですが、何と言えばいいのか、う~ん、攻撃的なちうキスマーク

Karanの心の揺れが、Achiを求めてるんだな。

 

Achi「ん! Karan!(怒)」

 

Karanさん、Achiを補給完了。

そうそう、こういうシーンもいれとかないとね。

辛いばっかりじゃ、しんどいもん。

 

~リビング~

そうか・・・こっちの家のタイプは、リビング階段なんだね。。

 

あら、お客様が。。

Karanの叔母さん?でいいのかな。

Da叔母さん「不在にするから、早めに、新年のご挨拶にきたの」

そういって、お年賀をテーブルに置くDa 叔母さん。

ママ「ありがとう」

Da叔母さん「気に入ってくれるといいんだけど・・・」

Karan「こんにちは、叔母さん」

Da叔母さん「あら・・」

Karanの声に振り返る叔母さん。

Karan「今年も、どこかに行かれるんですか?」

Da叔母さん「明日、出発するのよ。ああ、良かったわ、あなたとKarinにあえて・・」

 

姉ちゃん、Karinって名前だったっけ?

 

その時、後ろに控えていたAchiに気づくDa叔母さん。

 

Karan「Achiです。彼は・・・」

すかさず、「Achiは、Karanの友達なの。寂しい年配者を気遣って、訊ねてきてくれたのよ」と、声をかぶせるKaranママ。

Da 叔母さん「おともだち? あら、Karinの彼氏なのかと思ったわ」

傍らで、身を固くしているKaran。

 

にっこり笑いながら、首を振る姉ちゃん。

貼り付けたような笑顔に、姉ちゃんの(叔母さんへの)拒否感がバシバシ現れてます。

 

Da叔母さん「そういえば、Karan、あなた、付き合ってる人、いるんじゃないの? いつ結婚するの? お父さんもお母さんも寂しがってるわよ。お孫さんが待ちきれないんですって。」

典型的な、親戚の矢継ぎ早攻撃。

 

Karan「・・・あ・・・」

この状況に、答えに窮するKaran。

 

ママ「あら、Karanは付き合ってないわよ。仕事が忙しくて・・・。私たち、もうあきらめてるの」

姉ちゃんの顔から微笑みが消えてます。

 

Da叔母さん「あら、まだ、諦めるのは早いわよ。私、いろんなお宅のお嬢さんを知ってるのよ。もし、その子たちを、ここに連れてきて、知り合いになりたいなら、いつでも連絡してちょうだい。Karanに似合う子をたくさん、見つけてあげるわ」

 

Karan「・・・・・」

Achi「・・・・・・」

今ここで、この二人になにが言えるでしょう。。

 

ママ「Daに、私たちの希望を託さないとならなくなったみたいね」

Da 叔母さん「まかしておいて。ああ、そこのお宅のお嬢さんはね、歯医者さんなのよ」

 

Karan「・・・・・・」

いろんなことが、ひっくり返された気分には違いないけれど、どこか、諦めの境地もあるのかな。

 

 

<その後>

一人、リビングのソファに座っているママの傍に、腰を下ろす姉ちゃん。

ママ「あら・・」

Karin「Da叔母さんは、相変わらず、他人の恋愛話に、首を突っ込みたがるのね」

ふふふ、と笑うママ。

ママも、それには賛成なんだ。。

 

開け放されたリビングから、庭のベンチに座るAchiとKaranの後ろ姿が見えている。

Karin「Karanを見てよ」

そういうと、視線を外にむけるママ。

Karin「あの子、家族の前でさえ、あんなリラックスした姿を見せたことなかった。これを見ただけで、なぜ、Achiでなければだめなのか、わかるでしょ。

 

 

ママ「私には、別に、なにも違ってないように見えるけど・・」

うわ~~~、筋金入りって感じです。

 

ま、100歩譲ったとして、どんなに大きくなって外見は変わっても、ママに見えてる姿は子供のときのまま。。とか。

 

少しだけ、言葉を選ぶように、話し始めるKarin。

Karin「ママは、Karanが本当にうちの家族を愛してるってわかってるでしょ? だからね、あの子にしてみたら、本当の自分を家族に認めてもらうことをなによりも重要視してるんだろうなって私は思うの。」

姉ちゃんの言い方に、不本意だとばかりに、ちょっとだけ息巻くママ。

ママ「私は受け入れてるわよ。なにも言ったりしてないじゃないの。止めたりもしなかったし・・」

Karin「だったら、さっき、Da叔母さんと話してた時のことは? あれ、一体、どういうつもりだったの? ん?」

呆れたように、ため息をつくママ。

ママ「あれはね、ただ、あの子たちを守ろうとしたのよ。あの人に、あの子たちについての、噂話をまき散らされたくなかったのよ。(そんな事になったら)面倒じゃないの」

 

そこが問題なのだ、と言い聞かせたいKarin。

Karin「もし、誰かが、あの子たちのことを悪く言ったとしても、それは、あの子たちの問題なのよ。KaranとAchiが何も間違ってないのは、ママもわかってるんじゃないの? 私ね、もし、今日、家族に男性を紹介したのが私だったら、相手の名前を聞いただけで会話を終わらせたかどうか、すごく気になってるの。

 

あの時、モメてた彼氏の件、どうなったんだろう(笑)

そうそう、あの時(Episode 04−4-2 )も、ママに知られたら大変なことになるって言ってたし、Karanが、Achiとの距離を縮める理由とは別にして、渋々承知したのも、今となればわかるな。。(苦笑)

 

ママ「・・・・・・・」

痛いところをつかれました。

 

Karin「ママ? 確かに、ママは、Karanに自由を与え、なにをしようと止めたりなんてしてこなかった。でもね、あの子が何をしようと、気にもかけないってことは、ずっとママが、あの子にしてきたみたいに、Karanがそれに飽きて、親が敷いたレールに戻ってくるのを待ってるだけってことなんじゃない? 私からしたら、それは、受け入れてるってことじゃないわ

 

ママ「・・・・・・・」

 

裕福で、絵にかいたような幸せそうな家族。

文武両道、優秀で、親の期待を裏切らない息子。

 

Karin「いつだって、ママは、自分が同意できないことにKaranが興味を示すたびに、本当に止めたりはしなかったけど、最終的に、あの子自身がそれを止めるまで、ずっと無視してきたでしょ。

あの子が、パパやママを喜ばせるようなことをしたら、手放しで褒めることで、Karanに何をすべきで、何をすべきでないかを学ばせてきたのよ。


ママ「・・・・・・・・」

なにも、そんな言い方しなくたって・・・と、Karinを見るママ。

 

Karin「ママだっていろいろ努力してきたんでしょうけど、今までずっと、カランが、ママやパパの幸せのために、好きなことをたくさん諦めてきたのを、私は見てきたの。もうそろそろ二人とも、私の弟の幸せのために、何かを手放さなきゃいけない時だと思う。」

 

ママ「・・・・・・・・」

これを見る限り、聞く耳をもたないっていうタイプではなさそうだよね。

 

Karin「さぁ、私が言いたいのはそれだけよ。あとは、ママが自分で決めて」

 

本当に、それだけ言うと、席を立って、庭先のKaranたちのほうに行ってしまいました。

 

後半のママ・・・一言も言い返さなかったね。

 

3人の姿を、リビングから黙って見つめているママ。

 

Karin「ちょっとそっちに寄ってよ。私だって、あなたたちと座りたいんだから」

相変わらず、ざっくばらんな義理姉を見て、にっこり微笑むAchi。

 

Karanにも、同じように微笑む。

 

Achiの手に、自分の手を重ねようとして・・ふと、後ろの母親のことを気にし、振り返るKaran。

子供のこういう目・・・ズキッとするよね。

 

明らかに、こちらを見ていたはずの母が、

視線をそらすのを見て、

その手をぐっと組んで、自分の身にはさんで隠すKaran。。。

 

ああ・・・切ねぇ。。えーん

 

でも、ママの視線のそらし方は、尊大でもなければ、自分の信念を曲げまいとするような頑なさは感じられなくて、おそらく、さっきのお姉ちゃんの言葉を聞いて、いろいろ思い起こしてたんじゃないのかな。

 

自分のしてきたことが、他の人から見たら、いかに、誤解を生むことだったのか、ちょっとくらいは、気がついたのなら・・いいんだけど。。

 

ここで、切ります。

 

 

★『Cherry Magic』Ep.12  3/4(前) 雑感★

 

親が、乗り気でないことも、両手をあげて賛成してないこともわかったうえで、それでも、勇気を出して、Achiを伴って、戻ってきたKaran。

 

最初のリビングでの顔合わせは・・・別の意味で、手ごわい両親でした。

 

でも、両親が表立って反対しないこと・・・で、なんとか折り合いを付けようとしてるKaran。

Achiも内心は、Karanのそんな気持ちを推し量っていそうだよね。

 

だって、シビアにしようと思えば、恨みつらみを含め ← Karanはそんなふうには思ってないでしょうけど

両親に対して、必要以上の壁を構築しちゃったり、自分たちの未来にも、暗雲立ち込める・・とかいうことだって、出来てしまうわけで。。

 

 自分の努力について、誰かが心から関心を寄せてくれたと思えたのは、初めてだった。

Episode 06−2 )

 

 

この誰かが、他人だけじゃなく、両親も含めて・・・ってことだったのなら、泣いちゃうな。

 

 

そう考えると、客観的に、親とKaranのことを見ていてくれた、姉という存在があって、よかったよね。

 

Karinとママの会話を聞いていて、これが言えるってことは、お姉ちゃんは、なんとかうまくやれていたんだな。。って変なところで、感心してしまいました。

ママをケンカ腰で、追い詰めたりしないし・・・。

 

結局、揉めさせたいのは、私だけ?(苦笑)

 

 

Karan、Achiと一緒に幸せになろうね!

 

 

★『Cherry Magic』Ep.12 3/4(後)に続く★