※一覧リストだと、こっちが上になるようにしてますが、最終話(下)もアップ済みです。
急遽のご連絡!
皆さん、既に、ご存じかもしれませんが、
『美しい彼』1&2
Tverで、期間限定・無料配信されます。
✨この後18:00〜✨//
— 美しい彼【公式】㊗️ 大ヒット上映中🐥👑 (@utsukare_mbs) 2023年6月1日
TVerでドラマ「#美しい彼」シーズン1&2
の期間限定配信が決定❕https://t.co/snoDDGerbf#ひらきよ さんから
動画が届きました📝🐥クワアッ#萩原利久 #八木勇征#劇場版美しい彼エターナル pic.twitter.com/8z10ulNTSF
・・・ということで、続けます!
どう考えても、最終回じゃない最終回(笑)をつむぎながらですね・・・
どうにも、自分が書いてる内容よりも、画像全般が良すぎて良すぎて、どれも切り捨てられぬという由々しき事態を招きました。
ほんと、このドラマ、愛おしいわ。
これはさすがに、だめだろう。。。と急遽、分割しました。
でも、最終話(第4話)上・下
同時アップです。
お時間があるときにでも、読み進めていってね。
いつだそうか、いつだそうか、と思っていたキヨジロウ🐢の出番、ここになりました。(笑)
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『美しい彼』
~Utsukushii Kare~ 2023年(日本) 全4話
原作:『憎らしい彼 美しい彼2』 by 凪良ゆう
「美しい彼」(シーズン2) | ドラマイズム | MBS 毎日放送
シーズン1の記事未読の方は、こちらからどうぞ
前記事はこちら
【憎らしい彼】
💘 キスとかしない
一晩たって・・・幽霊のように起き出してきた“ひら”
片思いは、苦しく甘美。。
たしかにね。
そんなふうに、酔いしれてるうちに、とっくに恋人同士になって、せっかく一緒にいるのに、その時間がいつ終わってしまうのか、怯える苦しさだけに囚われるのなら、その人を“解放してあげて。
<諦めたほうが楽なのかもしれない。>
諦められるものならばね。
そして、その後はずっと、諦めた自分に酔いながら生きていけるんだよ。
それこそ、人知れず、いろんな仮面をかぶりながら、地獄のように苦しく甘美なエターナルな人生が待ってます。。。
・・・と、“ひら”を、暗黒面に引きずり込むと、“きよい”が涙目になるので、やめます。いひひ😈(笑)
考え事をしながら、うつむき加減で居間に入ってきた“ひら”
いつのまにか、戻ってきていた“きよい”が、昨晩取り込んでたたみ途中だった洗濯物を(布団がわりに)まとって、居間で横になってた。。。
しかも、胸のあたりに抱え込んでいるのは、 いつもの萌え袖フーディーですと?
最初に“ひら”に借りた服、お気に入りだよね(笑)
「きよい?!」
何度も目をこすり、「ほんものだ。夢じゃない」と頬をぺちぺちと叩く。
「きよい?」
「きもいこと言ってんじゃねぇ」
起きてました。(笑)
縁側の戸、開け放してたら寒くて、寝られないよ。
(でも、お庭の感じで行くと、撮影時は寒くなかったんだと思うけど(笑))
「だ、だって、二度と・・」
「会えないと思ったのか?」
体を起こす“きよい”
ここのシーン、いつもより、語尾が優しめ。
感情的にならずに、ちゃんと、話をするつもりです。
こくこく・・と頷く“ひら”
「なら、なんで追いかけてこない、電話もしてこない?」
「それは・・」
言いよどむ“ひら”
いつものように、引きとめようと掴んだ腕を清居に本気の力で振りほどかれたら、その先、どうしていいか、お先真っ暗で、一晩中、悶々としてました。
「俺がなんで帰ってきたか・・・わかる?」
「お、俺を・・・殴るため?」
自信なさげに、首をかしげて、探り探り聞き返す。
そういうことはさぁ、一遍でも、“きよい”に殴られてから言いなさい!
そうだ、こいつはそういう奴だ。
“ひら”のそのポンコツな想定に、脱力した「ふっ」
「それはまぁ、正解かもしれない・・・」
正解と聞いて、ほっと一息ついちゃう“ひら”の目を覚まさせるには、なにがいいですか?
やっぱり、マシンガンですか?
「はぁ?(-"-)」
慌てて、ごめんごめん、と謝りながら、「こんなのはじめてだから・・・人生でないと思ってたことが・・もう、ほんとに・・・俺、わかんないんだよ!だから・・・」
いっぱいいっぱいなんですぅ~~~!!
目を閉じる“ひら”
「好きなだけ・・・殴ってください」
“ひら”は目を閉じちゃってるけど、朝の光に照らされたこの時の、まるで、後光が差してるみたいな“きよい”が、神々しい。
こういう時よ、人を「神」扱いしていいのは!!(苦笑)
ゆっくりと掌を広げ、そのまま、静かに、“ひら”の頬に手を当てる。
「清居・・?」
そのまま、顔を近づけて、キスする体制に入り、そこで、寸止め。
「しばらく・・キスとかしない」
「え?」
“ひら”の戸惑いなど、先刻、ご承知なのです。
「お前がちゃんと俺と向き合うって決めるまで・・・しない」
「これ以上、どうやって・・・だって・・・」
「見上げるじゃない・・・“向き合う”だ」
「向き合う・・・」
“きよい”の視線、しぐさの一つ一つに意味があって、“きよい”の伝えたいことが詰まっていて、ちゃんと考える道筋までくれる。
絶対、この人を放しちゃだめだからね!!
さっき、解放してやれって言わなかった?
ここで、“ひら”に考える隙を与えないかのように、二人の携帯にメッセージが。。。
今となっては、懐かしいメンツ。
「え・・結婚すんの?」
顔を見合わせるふたり。
『城田、結婚すんだってよ!』
映画化? ないない(笑)
💘 橋本西高等学校 元3年2組
ビデオメッセージで登場した三木は、海外にいるらしい(笑)
中央のビジョンに映ってるんで見てやって(笑)
あ、あと・・黒髪の城田くんに、まず普通は気づきにくい(笑)
来れるのかどうかも危ぶまれていた清居奏が到着。
皆の視線が、一気に集中しても、“きよい”の視線はただ1点。
「ジンジャーエール」
頷き、すぐさま、取りに走る“ひら”
ここだけは、なにも変わらない。
そして、誰もなにも思わない。
当然、話題は卒業後の進路の話へと。。
IT系(立花くん)、営業系(青島くん)、そして、実家の工場を継ぐことを視野に入れてる城田くん。
女子たちは、インフルエンサー?になってるらしい。
「でも、一番、すごいのは、清居くんだよね~」
皆の会話の輪に入らず、ぎゅっと身を固くしている“ひら”
「いや、一番すごいのは城田だろ」
城田くんのお相手は、なんとびっくり倉田ちゃん。
もちろん、学生生活を終えてすぐ、22歳で結婚を決めるというパターンだって、選択肢の一つではあるけれど、それはそれで、すごい勇気。
平良から、親族シャットアウト砲を喰らった“きよい”にとって、すでに、人生の障壁の向こう側にいるふたり。
ここで、高校卒業後、すぐに付き合い始めたという二人のことを誰も知らなかったというグループの実情が露呈。
(ま、私も人のことは言えないけれど。。
(^-^ゞ)
(ちょっと悔しそうな)桃の「城田くんは、もっと派手な子が好きなのかと思ってた」のマウントを全然、意に介さない堂々とした倉田ちゃんと、そんな彼女を見つめる“繊細で優しい城田くん”、マジでおめでとう。
どうぞ、尻にしかれてください。
写真とって、と無遠慮に乱入してきた吉田くんに、「よしだ~~」と一喝!(笑)
一瞬にして、「(小声で)はい・・・」と怯えた目になる吉田くん。
だいぶトラウマになってんな(笑)
あと、清居を囲む輪の中に入りたい担任、必死すぎ(笑)
“きよい”が「いいよ」と応じると、場は一瞬で和み、笑いに包まれる。
そんな中、一人、笑顔のない“ひら”
<一見、同じように見える世界。でも、その中で、みんな、前に進んでいる。>
<止まってるのは、俺だけだ>
💘 もう戻れない 戻りたくもない
同窓会の帰り、自転車を置いてある、いつもの神社に戻ってきた二人。
4年ぶりに会う友人たちの姿に、“きよい”もまた、思うところがあったようだけど、それよりも、“ひら”の落ち込みようがすさまじい。
何を言われても、「うん」しか答えてない。
「結婚かぁ~。まぁ、俺には関係ない話だけど・・」
うわ、これがまさに、同棲中のリビングに裏向きに置かれたゼクシィって奴か・・・。(笑)
ただ、この揺さぶり、たぶん、“ひら”には通じてない。
彼は今、それどころじゃない。
“ひら”の無言に対して、疲れたように、ブランコに腰をおろす“きよい”
顔色ひとつ変えるわけもなく、カメラを構え、自分に向けてシャッターを切る“ひら”
<やっぱりこうだ。こういう奴だ。揺さぶったり、カマかけてみたり、そういう駆け引きはこいつには通用しない>
<わかってる>
<子供みたいに拗ねてたら、こいつとの距離は永遠に縮まらない>
<本当に、憎らしい奴>
立ち上がる“きよい”に、どう声をかけていいのかわからない“ひら”
なんか不穏は感じるのよ、これでも(笑)
「清居・・・」
ようやく、名前を出して、足早に追いかける“ひら”
ここで、自分から、歩み寄ろうと思える“きよい”が偉い。
いや、それくらい、「永遠」を“ひら”から欲しいっていう切実さだね。
「お前の親と俺は、一生関係ないって言われ・・どんくらい辛いかわかるか?」
「・・・・・」
(わかんない)
「お前の今までと、これからの人生、俺はこっからここまではよくて、こっからはダメって決められてんの?」
「俺の人生は、全部、清居のものだから」
そもそも、俗世間を捨て、尼僧のように、自分の人生を清居に捧げるっていうのが“ひら”の理想だったんだからね。
俗世のような物差しは存在しないの。
そういえば「尼になりたい」発言も、この神社だったね。(苦笑)
「・・・・・・・」
思い出した? そう簡単には変えない平良様の頑固さを。。。
「清居は、いらないかもしれないけど」
「なら、なんで一緒にいんだよ?」
「それは・・・」
「お前・・俺を見てない」
ある意味、この石段が、“きよい”にとっての、“振り出し”だったのかな。
「俺は清居にふさわしくない。」
「・・・・・・・」
「清居は最高で、素晴らしく才能があって、美しくて・・」
「そうだな」
お前に見えてる俺は、そうなんだろうな・・・のそうだな、です。
「俺は地べたの、転がってる石ころだから」
「・・・・・」
まだ、それ言うか?
「バイトの面接もロクにできないし、だから、就職も決まらないし、フォトコンテストは一次審査で落ちるし・・・」
「おまえなぁ」
タイミング悪いことに、さっきの同窓会で、絶賛、劣等感で低空飛行中。
「清居のことが好きだから!だ・・だ・・」
だからこそ・・という言葉が詰まってしまうのです。
「だからこそ・・そばにいていいのかなって・・・」
平良のほうに近寄り、背中を優しく撫でる“きよい”
ね、“きよい”だって、いろんなこと、学んでる。。。
「落ち着け」
「・・・ごめん」
俺の人生は“きよい”のもの。
その言葉は、嘘でも大袈裟でもない。
この人のためなら、たぶん死ねる。
今はその状況が起こってないだけで、その時が来たら、自分でも気づかないうちにそうしてる。
その相手が「平良、俺もお前が好きだ」って言ってくれてる。
こんなに優しい顔で見つめてくれてる。
なんで、この人は、俺のことを好きだなんて言うんだろう。
そもそも、それがわからない。
「な・・なんで?」
「なんで?」
はぁ・・・こいつはまったく・・・
直接言うのは、何回目かわからないが、少なくとも、俺が“ひら”のものになった日と、家を飛び出した時と、今さっきの、3回は言ってる。
こいつには「お前が好きだ」だけじゃ、理由にならないらしい。
俺が、「俺の男」だって認めてるのに、今更、理由なんて必要なのかよ。
でも、惚れさせたのはそっちだからな。
「だって、俺は石ころで、そ、そ、そ・・」
「石ころでもなんでもいいよ、もう。」
だって、お前はお前だから。
「へ?」
「申し訳ないけど・・・」
ぐいっと顔を近づける“きよい”
「片思いには戻してやれない」
はい、来ました!!これ!!
この至近距離でぐい~、再び。
「言わないと殺すって言われたら?」
この時とは、顔付きも意識も、こんなに違うけど、ちゃんと“ひら”を見ているし、見てきた。
閉ざされてた間だって、ずっと・・ずっと・・・。
「片思いには戻してやれない」
悪いけど、この言葉“がどんなに尊いものなのか、“ひら”より、深く理解してる自信ある。
「別に、就職が決まらなくても、俺は今、それなりに稼いでるし、お前の一人や二人、食わすくらい・・・」
わかりやすく、視線を外す“ひら”
<出た!妙なところで、頑固な平良様>
「それは嫌なんだ?」
こく、こくこくと、何度も頷く“ひら”
たぶん、これが、“ひら”流の、“きよい”と向き合うための最低条件。
「じゃ、今のは嘘だ。馬車馬のように働け。俺に迷惑かけたら、その場で捨てんぞ」
この嬉しそうな顔!
「き~もっ!!」
「“今までとおんなじならいやだ”」
「・・・・?」
「あの時の、清居の言葉、・・・嬉しかった」
あら、言い逃げ?(笑)
青春ドラマの主人公みたいなことすんじゃん!
“ひら”のくせに、生意気!(笑)
あの“きよい”の言葉を、最上級の、愛の言葉だとわかってた“ひら”は、全然、「わかってないだけの人」じゃない。
それにね、たぶん、“ひら”、ちょっとだけ、自信あるんだよ(笑)
「はぁ? お前、バカにしてんのか?」
自転車を、“きよい”の前にとめると、ちゃんと、“きよい”が乗る荷台に自分のマフラーを置く“ひら”
「ち、違う。。でも、こんなの初めてだから・・。ごめん、うまく出来なくて・・・」
もっとこうするべきだ、とか、普通はこうするものだ、なんてこと、何一つ知らず、ただ、好きなだけでここまで来ちゃったし、かっこいいことなんてできそうもないし、これからだって、清居が考えてること、まったくわからなくて、イライラさせてしまうかもしれないけれど・・・。
「お前、忘れんな。俺もはじめてなんだ。・・・・行くぞ」
行くぞの前、いっぱいいっぱい、気持ちのこもった間が空いた。
「うん」
人に疎まれるだけだと思っていた人生で、
こんなふうに、誰かに求められる日がくるなんて・・・
人に求められたいとだけ、強く願っていた人生で、
こんなふうに、誰かを求める日が来るなんて・・・
はじめてをたくさん乗り越えて、ふたりして、大人になっていってよ。
「さぁ、馬車馬のようにこげ!」
「うん・・・段差だよ」
「ん」
ガタン・・・
<<この時間を永遠にしたい>>
・・・ということで引き続き、(下)です。
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