とりあえず、今は「美しい彼」関係の動画やサイト、ツイ等を見るのを一旦ストップし、初見時から思ってた自分の頭によぎってたことや気になっていたことを中心に書いてます。
いつもながら、浅い!(笑)
でも、浸ってます!
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『美しい彼』
~Utsukushii Kare~ 2021年(日本)全6話
原作:『美しい彼』 by 凪良ゆう
前記事未読の方は、こちらからどうぞ
【2話の“ひら”】
レトロ可愛い窓がついてる、“ひら”の部屋。
本物のステンドグラス? ステンドグラス風っぽいかな?
建物が旧そうなので、ワンチャン、可能性あるかと思い、ググったら、違いましたね(苦笑)
※ “ひら”祖父宅:ロケ地は、レンタル民家なんですね。
https://www.kenko-kanoh.com/blank-5
ここの間取りが見れて嬉しい。
フラスコに入れたおつりも、だいぶ溜まった1学期の終わり。
本来は、苦痛でしかない学生生活から解放される夏休みを前にして心は踊るはずなのに、“きよい”に会えない辛さを想像するだけで、身を焦がす。
こんなことは、“ひら”にとって、初めてのこと。
たとえ、片思いでも自分が「恋してる」って、ちゃんと認識できるのは、“ひら”にとっていいことだと思うよ。
今日も今日とて、愛しい“きよい”が食べる昼食のパン(その他のメンバーの分は、ついで)をもって、廊下を疾走中。
そのパンを食べながら、ふたりだけで交わした約束のことを考える。
そう思ってるのは自分だけ。
なんだかんだで、あっという間に、終業式。
夏休み期間は、クラスのペット“カメジロウ”の世話だけでなく、
たまり場“の確保に困った、きよい”を含むいつものメンバーが、“ひら”の家にやってくることになる。
しかも、“ひら”の家を指名したのは、“きよい”
<気まぐれ?気まぐれに集まれる場所が欲しかっただけ?>
縁側、素敵。
蚊取り線香の煙を見るだけで、鼻の奥に、あの匂いがよみがえる。
ほんとに来た・・・
“きよい”の真意など、考えてもわかるはずもなく・・・結局、みんなに飲み物を用意したり、宿題を写させたり・・・想像どおりの状況に。
My King came into My Room.(笑)
こんなシチュエーションは夢のよう。
“きよい”が座ったベッドは、💘なことにつかったベッド(笑)
くすくす・・・(笑)
「お前さ、言ってないんだ? ダンスのこと・・、あいつらに」
<それをダメ押ししたかったのか・・・>
そんな理由がなければ、こんな自分と一緒にいようなんて思うはずもない、と、そんな悲しい理由探しをいつもしてしまう。
悲しいけど、この心理はわかるな。。。
せっかく、自分の部屋に“きよい”がいて、しかも(コンテスト用の)写真を撮ってくれ、と頼まれてる雰囲気にもかかわらず、
そんなことを想うおこがましさに、申し出ることなく、勝手に、じぶんから後退。
さらに、城田と三木の安定の邪魔が入り。。。
結局、女子も誘っての、庭での花火大会。
<自分の家にいるのに、家に帰りたい!>
気の毒だけど、それは“きよい”が家に来てくれるのなら・・という己の欲望をとった報いという側面もないとは言えない(苦笑)
“きよい”が自分とペアで、買い出しにいく「くじ」を引き当てたと知った時の“ひら”の、隠しきれない喜びの口許。。。
こんなに顔に出してよいのか?😅
しかも、そのラッキー、無残に打ち砕かれたように見せておいて、特大アーチを描いた大逆転ホームランをぶっ放してくれる。
ありがと、ドラマの神様!!
失意の中、一人、徒歩でアイスを買いに出る。
あんな状況の中、急いで戻りたい理由ないし・・・。
すると、自転車で追いかけてきた“きよい”と、ふたりきり。
なんで? 俺なんて、期待持ったらだめなのに・・・。
“ひら”の感情のジェットコースター
(。・ω・。)ノ♡ いいじゃん、いいじゃん(笑)
青春ど真ん中!!
写真、好きじゃないのに、カメラを持ち歩く理由を聞かれ、偽らざる気持ちを吐露してみる。
そこは、誰も干渉できない世界。
だけど、それじゃ、ファインダーの外で、なにが起きてるかを見るチャンスも失ってしまいがち。
“ひら”は、この時の、見えてない“きよい”の顔を、いつものうざっ!って顔をしてるだろうと決めつける。
この“きよい”の穏やかな表情を知るには、まだ、ちょっと早いのかもね。。
でも、川と平行にまっすぐに走る道を、好きな人の体温を感じながら、共に走り抜ける時間を得てるんだから、世の中、捨てたもんじゃない。
ただし、ここは「法治国家日本」。
青春の二人乗りを、お巡りさんと「道路交通法」は見逃してくれないの。
当然、学校に連絡されてしまう。
担任から、バスケ部の用具の清掃やウェアの洗濯などの罰掃除と引き換えに、内申書には悪く書かれないことになり、真面目にこなす“ひら”
“きよい”の「あちぃ~」とか「ああ、だり~」とかいう不満爆発シャウトに、その都度反応し、「ごめん」と謝り、「なんで、おまえがあやまんだよ!」と怒られる、という応酬は、もはや二人のお約束。
水浴びをはじめた“きよい”の美しさは、“ひら”でなくても、堪能する価値あり!!
“きよい”から、くん付けをやめろと言われたり、水かけっこをしたり、もう、天から降ってきた幸せな青春。
水を含んで、貼りついたシャツ姿は鉄板。
途中、担任の先生、この二人の様子を見かけても、チラ見で興味なさげに通り過ぎる・・・とか、いらぬ妄想。(笑)
とにかく、すべてが爽やかすぎる。。。
びしょぬれで戻ってきた“ひら”の家でも、
「二人の夏」は終わることなく、
今度から買っておけよ、という、それは今日だけでは終わらないのだ、というちょっと先の「未来」までもらって、期待は膨らむばかり。
ジンジャーエール、箱買い、決定(笑)
残っていた花火を見つけた“きよい”が近づいただけで、体温も心臓の鼓動も一気に跳ね上がる。
ちゃんと“男子”の顔するところが、いいじゃん。
二人だけの花火大会。
とはいえ、“ひら”は観客。
さすが、“ひら”の目を通す“きよい”は、色っぽい。
身の程知らずだと思いながら、キレイを超えたキレイな“きよい”を目に焼き付ける“ひら”。
カメラを構えようとしている“ひら”の、泣きそうな感じがたまらない。
逃しちゃいけない刹那を、この子の本能がキャッチした。
「花火よりも、好きなものがあるから」
レンズ越しと肉眼と・・・その境界はどこか曖昧で。。。
シャッターを押す直前、「きよい・・・」
「呼べたじゃん」
微笑む“きよい” の言葉で気づく。
絶対、呼び捨てなんてできないと思っていた、“きよい”という三文字を、自分が口にしていたことを。。
もう、このシーン、全部通して、“ぐふぐふ”言うしかない私。
【2話の“きよい”】
昼食時、“ひら”が買いに行ったパンを囲みながら、進路志望の話で、かなりナーバスになってるのがわかる。
夢は叶うのか?
ここを抜け出せるのか?
他人には、決して見せられない不安。
別に、一人でいるのが嫌というわけじゃないけれど、退屈しのぎに誰かと会うのなら、こいつでいいか、くらいの感じ。
それでも、自分との秘密を誰にもしゃべっていない“ひら”に対し、かなり、信頼度をあげてきたね。
あ~~、このアヒル隊長の写真を、ここで、“きよい”が手にするという伏線とまではいかないけれど、ちょっとした遊び心。
この場では、コンテスト用の写真を“ひら”が撮るってところまでは、話が進まなかったけど、この話、結局、どうなったんだろうか?
お目当ての“もも”を含め、クラスの女子たちを誘うダシに、清居の名前を出す城田。
「“ちなみに、清居いるよ~”」
「おい!」
そこまで目くじらをたてるつもりはないけれど、あんまり気分よくないな。
途中、アイスの買い出しに、“ひら”の相棒くじ引きをして、引き当てたのは“きよい”!
ここは、そうこなくちゃ!
サンキュー! ドラマの神様!
しかし、この時の女子!!
あんな露骨に、メガネ女子(くらたちゃん)を“ひら”に押し付ける?
この、ざらっとしたスパイス味も必要って、わかってるけど、私は、我儘な視聴者で、エゴの塊なの。(笑)
正直、このノリだけの集団、苦手。
でも、当時は気づかなかったけれど、私も、視点によっては、こんなふうな面子の一員だったこともあるのかな。
一人でいくと宣言し、外界をシャットアウトする“ひら”には、この“きよい”の顔には気づけない!!
なんで、一人で行くんだよ!!
ちゃんとあとから、“ひら”を追いかけて、自転車でぬけて出てきた“きよい”、やっぱりいいわ。
しかも、「普通、なんで来たの、とか、聞くだろ?」って、もう、そりゃ、私の世界では、アピールが始まってるよ(笑)
「でも、なんか・・・、なんか、清居くん、居心地悪そうだったから・・・」
出過ぎたことを言っただろうか、と、それを口に出したことすら、気にしてしまう“ひら”の気持ちなど知るよしもないけれど、
普通なら、自分の考えを見透かされるのは嫌なはずなのに・・・そうか、こいつにはバレてたか・・・くらいに受け止めてる。
少なくとも、“ひら”と一緒にいるのは、嫌じゃない。
余計なところでは謝ってくるし、勝手に一人で行こうとするし、俺の気持ちが読めてるのか、読めてないのか、さっぱりわからねぇ。
一体、どうなってんだ、こいつは!
あ~、キモウザ!! ← 語彙力!(笑)
興味も関心もわかない相手に、質問なんてしたりしない。
「(写真好きじゃないって言ってたけど)なんで、カメラ持ち歩いてんの?」
その理由を「透明人間になりたいから」と言われて、驚く“きよい”。
いつもいつも、自分の理解の域を超えてくる“ひら”(笑)
「一人でいてもいい世界・・・」
「ひとりで?」
またしても、“ひとり”というワードを拾う“きよい”
まだ、“ひら”を理解するパーツが足りなすぎるよね。
そんなパーツの一つを手に入れたのは、掃除の罰を受けたとき。
「お前、俺のことばっか見てるよな?」
「だって、清居くんがキレイだから」
動きが止まる“きよい”
「・・・・また、それ。ほんと、キモイ、お前!」
他人が、清居くんカッコいい~というのと、“ひら”が「綺麗」というのは、根本的に違うのだと、これもまた、本能的にわかってる。
「知ってる」
そう答えるこのときの“ひら”は、いつもと変わらないはずなのに、なぜかいつもと違って見える。。。
「清居くん」って、くん付けをやめさせたくなった。
ちゃんと、自分との視線の高さを合わせたいって気持ちの芽生え・・・。
「それは無理だよ・・・」
「だったら、もう、見んな!!」
それは、“きよい”って呼べば、今後も見ていいよ、って意味ですね。(笑)
反撃してくる“ひら”と楽しく水遊び。
「おまえのくせに、生意気だな」
ここはひとつ、キャハハ、ウフフな二人が、色づいたところを見て、存分にこそばゆくなりましょう(笑)
あのまま、二人、びしょぬれで、“ひら”の家まで帰ってきたのね。
庭先に吊るした制服から、ポタポタと、滴り落ちてる滴。
二人の間に、なんの差もなくて・・・。
この“きよい”の萌え袖・・・すでに、腐女子の鼻には、まじで、かぐわしい(笑)
きたきたきた~\(^o^)/
その晩、花火に興じる自分を熱っぽく見つめる“ひら”を、ちゃんとキャッチしてる。
「お前、花火、嫌いなの?」
こんな風に、折に触れて、問いかけてしまう自分自身の気持ちの変化に気づいていてほしい。
そうじゃないけど、と前置きをしたあとの、
「・・・花火より好きなものがあるから」
この“ひら”の「返し」にも唸るけど、そのまま、“花火よりもすきなもの”と、呼び捨てされた“きよい”の名がシンクロし、カメラの中で、“きよい”が笑顔を見せるという流れの美しさに、妙に感心してしまう。
今までにないほど、誰かと近づけた日。
それが、熱烈な付きまとわれの結果なのか、自分から近づいた結果なのか、その境界は曖昧で・・・。
そして、また、“きよい”は、この“ひら”の眼差しを自分の眼に、焼き付けるんだよね。
★第2話の雑感★
この回も好きな場面がてんこ盛りで。。。
ほんと、ありがとうございます!って感じです。
いくつになっても、青春モノには、ひれ伏したくなります。
この2話は、学校を離れて、外ロケが多くて、余計、感じるんですが、チョイスされた場所はどれも、変に、画が悪目立ちしたりもせず、絶景でしょ~っていう押し付けもなくて、浮わついた感じもなくて、たぶん、それは、演技の部分もそうかな。
はっきり言って、筋立てのドラマティックさが売りのドラマじゃなくて、この二人の細やかな感情の、起伏とか陰影とか、で成立させていくドラマだなっていうのは序盤から手の内を見せていて、
だからこそかな、最初、見た時から、二人の、す~っと入ってくる「馴染み感」というか「こなれ感」にはちょっと驚いてました。
特に、萩原利久くん。
この名前、字面はなんとなく見覚えがあったし、これで、りくと読むのも知ってた。
なんでだ?
どうも、いままでの出演作をざっと当たっても、ピンとこないのは、ちょうど、私が邦画や日本のドラマを本格的に見なくなった時期と、彼が子役を抜け出ようとする時期が重なってるから?
なにしろ、ああ、あの時の・・とちゃんと合致するのが、「ちはやふる」とか「暗殺教室」なんだもの。
しかも、「暗殺教室」は、KARAのジヨン(知英)が、本格的に日本で女優活動をするっていうんで見てみたという、完全に、立ち位置が違うところで視聴しただけだし、利久くんに至っては3年E組じゃないし(笑)← 見た人だけがわかるこの感じ。
でも、利久くんの「ワンシーン短いセリフあり出演」は俳優枠ですね。
なにが言いたいかというと、やっぱり、この“ひら”役、かなり演技力を要求される、という一言につきます。
あ、八木勇征くんのことは存じ上げてなくてごめんなさい。LDHの子だって知った時は、かなり驚きました。
ただ、「美しい彼」を1,2と見てきて思うのは、私にとっては、彼はやっぱり「清居奏」そのもので、現段階では、それが幸いだなってことです。ほんと、自分勝手な感想ですみません。