たまには真面目に・・・・Rung・Jane姉妹の洋館とか、Puedんちの屋敷とか、Bunのコテージ、今回出てきたTanの巨大ロッジ、なんといっても、Viangpha Morkの自然などなど、舞台そのものが持つ雰囲気もさることながら、登場人物たちが作り出す空間と影(陰)に引き込まれてます。

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。

 残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。

(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.03】 (1/4)

【Ep.03】 (3/4)

 

『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.03】 (4/4)

 

~Viangpha Mork病院~

Oatが調べもの中。

Bunは・・・やはり寝不足がたたっているようで、コーヒーを飲んだり、目を押さえている。

Oat「先輩、昨日、眠れなかったんですか?」

Bun「ああ・・・」

連日、命を狙われているので、寝たら、DeadEndだと思ってますからね・・・。

Bun「昨晩は一睡もできなかったよ」

腰をかがめ、のぞき込むように、じっと、Bunの瞳を確認するOat。

あん、もったいない!もっと近づかなきゃ(笑)


Oat「僕が、眠剤を処方してあげましょうか」

Bun「いや、いい。ここ数日のことだ・・」

Oat「・・・はい。ところで、解剖報告書の件はどうなったんですか?どうしたらいいですか?M捜査官が、僕のところに矢のように催促してくるんです」

Bun「ふん・・・させておけばいい。まだ、送るなよ」

Oat「本当にそれでいいんですか?」

Bun「ああ。もし、我々が(報告書を)提出したら、警察は事件を終わらせる気だ。だから、送らない方がいいんだ」

Oat「OK。もし、誰かに依頼されても、先輩が言ったとおりに伝えます。ね、それでいいんですよね?」

Bun「ああ」

Oat「わかりました。それでは・・・」

 

~学校~

放課後かな?

携帯を見ながら、誰かをまっている様子のNam。

そこへ、Sorawitが通りかかる。

Sorn「・・Nam。なんでこんなところに、一人で座ってるんだ?」
Nam「迎えに来る人を待ってるのよ」

相変わらず、顔色の悪いNam。

おでこに手を当てるSorawit。

こっちの「淡甘酸っぱいフレンドカップル」はどうなるの? 不安でしょうがないよ。。。

 

Sorn「どこか悪いのか?何日も眠れてない人みたいだぞ」

Nam「なんでもないわ。もう帰りなさいよ。私、一人でいたいのよ」

不機嫌そうなNam。

Sorn「そんなのだめだよ。もし、一人でここにいて、なにかあったらどうするつもりだよ?」

答えないNam。

その時、Namの肘の裏側に、なにか注射した跡のようなものがついているのに気づくSorawit。

Sorn「これ、どうしたんだよ?Nam」

さっと隠すNam。

Nam「だから、なんでもないって・・・」

上着を羽織り、立ち上がると、そのまま、立ち去ってしまうNam。

今までにないNamの様子に不安を覚えるSorawit。

 

~Viangpha Mork病院 出口~

退勤時、Oatと一緒に歩いてきたBun。

Oat「新しいブランドのメラトニンです」

Bun「いいって」

Oat「使うかもしれませんよ。先輩のために僕が買ったんです。先輩が熟睡できるには、これしかないでしょ」

Oatよ、お前もか!(笑)


Oatが差し出した袋を、嬉しそうに受け取るBun。

Bun「Oat・・お前ってやつは・・・ありがとうな」

この笑顔、やたらな人に見せちゃダメですよ(笑)


Oat「いいですよ、それで、どうやって家まで帰るんですか?送っていきましょうか?」

Bun「ああ・・・それが・・・」

くぃっと首をむけた方を見ると・・・彼氏がお迎えにきましたよ。(笑)


ああ・・・と頷くOat。

頷いてるけど・・・わかってんの?(笑)

話は、かなり進んでるのよ(笑)

 

Oat「Tanさんですよね?」

Bun「じゃあな・・・」

Oatの肩をポンとたたくと、Tanの待つほうへと歩き出Bun。

 

Tan「体調、どうですか?」

Bun「まぁまぁかな。」

Tan「それ、持ちましょうか?」

Bun「いいよ・・」

 完璧、二人の世界!


自然と寄り添う、そんな二人の後ろ姿を、怪しげに見届けているOat。

Oat「いつから、あんなに仲良くなったんだ?」

へへへ・・・いつからでしょうねぇ(笑)

 

完全に護衛のように、周囲に気を配りながら、Bunの後ろを歩くTan。

 

~車中~

ぼ~っと黙ったままのBunを気にしながら、運転しているTan。

またまた、微妙な雰囲気です。

Bun「迎えにこなくていいって言ったのに・・・」

Tan「Bun先生。先生は、また、あの暴漢が戻ってきて、襲ってくるのが怖くないんですか?」

Bun「あいつは、病院の中では、私を襲ってこなかった]

 

Tan「僕があなたを(朝、病院に)送ったんですから、迎えにもきたんですよ」

当然でしょ、といったTanの言葉に、言葉がないBun。

 

~Bunの部屋~

その晩・・・・。

ベッドに横になっているBun。

ちょっとした物音にも、びくっと起き上がる。

恐怖にひきつる顔。。。

 

リビングに出てくるなり、一目散にTanのもとへ。

ソファに寝ていたTanが、何事かと目をさます。

今日も泊ってたんだ(笑)

ま、昨晩同様、「泊ります!」って強めに宣言したんでしょうけどね。

 

怯えた様子で、Tanの隣に座るBun。

Tan「どうかしたんですか?」

Bun「わからないんだ。でも、なにか物音がしたんだ!」

しばらく、耳をすますTanが、「猫ですよ」と穏やかに告げる。

Tan「昨晩も聞きましたから・・・。落ち着いてくださいね」

Bun「猫じゃなかったら?確認してきたほうがよくないか?」

Bunの様子をじっと見ていたTan。

Tan「大丈夫ですよ。僕を信じてください」

・・・心臓を押さえて、目を閉じると、ソファにもたれるBun。

これ、足、触れてます?っていうか、太股に乗せてます?


強がってはいるものの、そろそろ限界ね。。

 

Tan「昨日の夜も眠れなかったんですね?」

Bun「こんな状態で、誰が眠れるんだよ?」

Tan「思うんですけど、まじめな話、どこか、別の場所で眠ったほうがいいんじゃないですか?」

Bun「どこで眠ればいいって言うんだよ?」

思わせぶりに、黙るTan。

 

Tanのほうに向きなおるBun。

Bun「お前の家?」

あら、偶然ね、私もそう思ってました(笑)


Bun「バカ言うな!」

Tan「でも、このまま、ずっと不眠症で苦しんでもいいんですか?」

Bun「・・・・・・・」

Tan「もし、あなたがうちに来たら、あの男もあなたを探しだせませんよ。そうすれば、あなたもそんなに不安になることもないでしょう。・・・そう思いませんか?」

むっとしたまま、Tanを見つめるBun。

Tan「ね?」

Bun「やだ!」

 

 

じゃ~~ん!

やっぱり、こうなるよね(笑)(笑)(笑)

 

大型のスーツケースを傍らに置いたBunが、(どこかすがすがしく)Tanの家を見上げている。。。

Tan「さ、入ってください」

 

塾の講師だけど、お金持ちで株主・・・っていう、私の読みは・・・当たってたと言っていいのか。。

(4話を見ると・・・げぇっ、そうなの~~~?って暗澹たる気持ちになっちゃうかも。 ← まだ、明らかにされたわけじゃないけど)

 

コテージのような作りの家の中を見回しながら、リビングに入ってきたBun。

Tan「自分の家だと思ってくださいね」

緊張しながらも、頷くBun。

 

薪ストーブ、いいわね~~。

と言ってる場合じゃなくて、誰かと一緒にうつってる写真立てなども飾られていて・・・ちゃんと、今後のヒントも投入されてるみたいです。

 

窓から、外の景色を見ているBun。

 

Tan「さ、どうぞ」

?、となりながら、テーブルに置かれた深型のお皿を見るBUn。

Bun「これって・・・お客への歓迎の食事か?」

 

Tan「僕が作り方を知ってるのは、これだけなんです。食べてみます?」

一口、運んだBunが、即座に顔をしかめる。

Bun「Ok。でも、これは食べられない・・・」

Tan「どうして?」

Tanの前に、お皿をスライドさせるBun。

不安そうに、自分で作った食事を自分で食べてみるTan。

一口で、スプーンを置いてしまう・・・(笑)

Tan「あとで、ピザでも取りますね」

申し訳なさそうなTan。

Bun「いいよ。自分でなにか作るよ。キッチンはあっちだろ?」

Tan「はい」

立ち上がると、キッチンのほうに向かうBun。

 

あ~、失敗したって、ショックを受けてるTanの様子も、可愛いわ。。。

 

~キッチン?~

さくっと、エプロンを身にまとったBun。

服は着てます。← そりゃそうだ!


キッチンと言うか、テラスみたいなところで、おっしゃれに作るのね(笑)

※本当のキッチンは、撮影に不向きだったのかな?苦肉の策?

腕組みしたTanが興味津々で見守る中、手早く、チャーハンを作るBun。

 

庭の緑を見ながら、二人だけの穏やかな時間が流れる~~~♪

 私、本来、こういう感じも好きなんです!


たぶん、チェンマイのどこかの大きな貸しコテージがロケ地なんでしょうが、素敵な場所です。。。

 

チャーハンとスープをテーブルに置くBun。

Tan「すみません・・・」

別に謝らなくてもいいのにね。。

なんとなく、これで、料理や家事はBunがやりそうって見えて来た気がするけど(笑)

 

Bun「なんだよ、気にするな・・・」

エプロンを外し、ソファに腰かけるBun。

Bun「おい、なに待ってるんだ? 食べてみろって・・・」

Tan「はい・・・・」

一口食べたTanの様子を隣から、のぞき込むBun。

Bun「どうだ?」

なにこれ、この「はじめて、彼氏の家で、料理披露してみました」感!(笑)

 

ちらっと、Bunをみると、「いいですね」と答えるTan。

Bun「ただの“いい”程度なら、お前、自分のインスタントラーメンに戻ってもいいんだぞ」

Tan「おいしいです」

言い換えるTan。

頷くと、自分でも食べ始めるBun。

Tan「あなたをここに招くって思いついたのは、我ながら、いい考えだって思い始めてますよ」

笑い出すBun。

Bun「なんでだ?お前、俺に三度三度、食事を作ってほしいのか?」

Tan「僕に料理してほしいですか?」

Bun「ノーサンキューだ。自分でやるよ」

Tan「いいでしょう。家賃替わりってことにしましょう。」

Bun「やっぱり、帰るっていうには手遅れかな?」

戻る気なんてないくせに・・・(笑)

そして、戻す気なんて、さらさらないTanです。

 

なんだかんだ、まったりと、ごはんを食べるふたり。。。

 こういう空気、出せるってだけで、強みでしょ!


~夜~

Tan「こっちです」

二階にあがり、部屋に案内するTan。

Tan「自分の家のつもりで使ってください」

Bun「ここって、ゲストルームなのか?」

Tan「いいえ、自分の部屋ですけど・・・」

Bun「え? じゃ、なんで連れて来たんだ?」

Tan「その・・・他の部屋にはまだ、家具をいれてないんです、この部屋だけなんです・・・。なので、この部屋で寝てください」

Bun「じゃ・・・君は?」

Tan「僕は、下のソファで寝ますから、大丈夫です」

 

それを聞き、ちょっと考えるBun。

Bun「でも・・・」

Tan「まだ、怖いですか?だったら、毛布をもってきて、ここで寝ますよ」

床を示すTan。

Bun「ベッドで寝ればいいだろ・・・」


Tan「なんですって?」

さすがに、聞き返すTan。

 

ちょっと恥ずかしそうに 

Bun「二人で、ベッドに寝ればいいじゃないか・・・」

繰り返したBun。

 

Tan「・・・・・・」

改めて、足元のベッドを見下ろすTan。

 

見つめ合い、立ち尽くすしかない二人・・・。

 

どーする? ど~なる?

・・・って、ふん、普通に、隣同士で寝るだけでしょ。。。

キングかクィーンサイズは楽にあるっぽいし・・・。 ← 私がいじけてどうする?(苦笑)

 

【本日のおまけエンディング”】

じゃなくて、本編じゃね?(苦笑)

 

夜更け・・・Tanの塾だけど、これっていつの話かな?

 

教室の外の方で、何者かの気配がして、立ち上がるTan。

中に入って来たのは・・・・黒キャップの男。

マスクはしてない。。

あ・・・Tatだ。。

 

厳しい表情のTan。

でも・・・知り合いだったんだ~~~!

 

Tanの口元が切れてないので、これは襲撃前ってことでいいのかな?


★【Ep 03】4/4 雑感★

ところどころ、くぅ~、くぅ~悶えてますが、ふふふ、がっつり肌色になるまでは、鼻血アートは出しません(笑) ← なんの宣言?(笑)

 

一人なのに、なんでこんな屋敷に住んでんの?とか、家具がないって、それこそ引っ越してきたばかりなの?とか、自宅を見たら、ますます謎が深まっちゃったTan。


それを言うなら、Bunも15年前、このViangpha Morkで、家族と一緒に住んでいたのか、今はどういう状況なのか、まったく出てきてません。

 

いろいろな思惑を抱えた二人であることを踏まえたうえで・・・・

それでも、惹かれあっちゃうっていうところが、ドラマティックなんです。

 

そうそう、ついつい、「一つ屋根の下」に意識がむいてしまいましたが、

 

Peudは、どうなったの~~~(笑)

 

いざ4話!

 

★【Ep 04】1/4に続く★