確かに、ミステリー部分も気になりますが、私は、まっとぅんを追いかけるほうに注力したいです(笑)

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。

 残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。

(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.01】 (1/4)

【Ep.01】 (3/4)

 

『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.01】 (4/4)

 

~会場 裏庭~

Puedを殴りとばすTan。

Jane「Tan! やめて!」

Puedに馬乗りになり、殴りつけるTan。

あとを追ってきたBun。

必死で、やめさせようとするJane。

そんな3人にフラッシュが焚かれる。

Jane「やめてって言ってるでしょ。写真を撮らないで。やめて!」

どこにでも現れる暴露屋のPad。

よく入り込めたよね。

PatにくってかかるJane。

 

いきなり、絵にかいたような修羅場。

 

Tanに、ぼっこぼこにされてるPued。

Jane「Tan! お願い、行きましょう!」

ひっくり返ったままのPuedをそのままに、Tanの手を引いて連れ出そうとするJane。

 

少し離れたところで、立ち止まり、話しているJaneとTanの会話を聞くBun。


Tan「なにがあった?」

Jane「あなたには関係ないことよ」

Tan「俺に関係ないって、どういうことだ?」

Tanの胸にすがり、泣き始めるJane。

Tan「Jane・・・・」


じっと、その様子をみているBun。

Janeを慰めていたTanに、のぞいていたことを気づかれてしまう。

殴りあった直後の興奮状態にあるだけで、Bunに対して睨んでいるわけではないと思います。


とは言うものの、気まずさMaxなBun。

Janeを追いかけ、この場を離れるTan。


殴られたところを冷やしているPuedのもとにやってきたBun。

Bun「なにやってんだよ?」

軽い調子で友に声をかけると、照れ笑いを浮かべるPued。

Bun「お前に、なにかクスリでも処方してやろうか?」

首をふり、虚勢を張るPued。

Pued「ばーか。お前が女の事で喧嘩したのを助けてやった時は、こんなもんじゃなかっただろ」

Bun「おい、ちょっと待てよ。俺は、女を取り合って誰かと喧嘩したことなんかないぞ」

お互い、笑うしかない状況ってあるわね・・・。

Bun「それで、一体、なんでお前ら、喧嘩したんだ?」

Pued「女がらみだよ。たいしたことない。気にすんな」

でもさ、10代じゃあるまいし、町のVIPともあろう人間が、殴り合いの喧嘩って、たいしたことあるんじゃないの?

 

~Janeの家~

Janeを送ってきたTan。

階段下から、Janeに声をかける。

Tan「Puedがそれほど、君にとって重要なのか? だから、君は、こんな風に秘密にし続けるのか?」

責めるというよりは、淡々と訊ねるTan。

階段の途中で、振り返るJane。


Jane「Tan、お願いだから、我慢してちょうだい。あなたもすぐに、真実を知ることになるわ

なんて、意味深なの!

どういうこと?

 

再び、階段を上っていくJane。

Tan「Jane・・・Jane・・・」

 

 

~Bunの部屋~

これまた、きっちりと、片付いたホテルみたいなお部屋ね。

Bunも、基本、アッパーな部類に入るだろうから、ハウスキーパーとかが入ってて当然っていう設定?(苦笑)

 

ネクタイを外し、疲れ切って、ベッドの背にもたれるBun。

携帯を確認し、Janeにむけて、発信する。

 

~Janeの部屋~

自分の部屋に入ったところで、Bunからの電話に気づいたJane。

Jane「ああ、あなたにちょうど、電話しようと思ってたのよ」

Bun「俺たち、お互いのことをよくわかってるんだな」

Jane「あなたには、心配をかけたくなかったのに・・・」

Bun「で、大丈夫なのか?」

Jane「平気よ。私なら大丈夫。あのね、Bun、私・・・」

なんども、言いかけて、結局、躊躇うJane。

Jane「私はね、あなたが前に言ったように、責任感が強いの。」

Bun「おい、それ、どういう意味だよ?」

Jane「なんでもないわ」

無言になったJaneに、話しかけるBun。

Bun「なあ、明日暇か?」

Jane「ええ」

Bun「よかった。それなら、君の好きなあの店に、点心を食いに行こうよ。今度は俺が誘う番だろ」

Jane「わかったわ。お財布を空っぽにしてあげる」

Bun「わかったよ。明日、会おう」

Jane「うん、明日ね」

 

電話を切ったものの、溜息をつき、考え事をしはじめるBun。

 

ほ~ら、やっぱり、覚えてた(笑)

バーでの、ちうシーン再び。。。

 

思わず、唇を指でこするBun。

すでに、100%堕ちてる人の眼差し!

 

Tanの唇の感触を思い出したり、Janeの手を強く握りしめていたTanの手を思い出したり、髪についた紙切れを取るために至近距離に近づいてきたTanの息遣いを思い出したり、泣きだしたJaneを慰めるTanの横顔を思い出したり、想いは千々に乱れてしまうBun。

すべては、Tanのことばかり。

 

翌朝、目を覚ましたBunが、傍らの携帯を確認すると・・・。

 

Tan氏が、激昂し、若い検事を殴り飛ばす

という見出しのついた動画記事があげられている。

 

あれ、Peudって、検事なの? 

失礼しました。

単なる町の実力者のドラ息子なのかと思ってたよ。

 

時計を確認するや、ベッドから起きだすBun。

すぐさま、Mから電話がかかってくる。

 

Bun「もしもし、どうかしましたか?」

 

~Bunの車中~

運転しているBun。

助手席に乗っているOat。

Oat「これが、僕の知っているViangpha Morkですよ。太陽は10時になるまであがりません」

それは、かなり、陰鬱な町ってことじゃない?

※勝手ながら、チェンマイの山岳寄りの片田舎をイメージしております。


Bun「なにも変わってないんだな」

それすらも、Bunは好意的に受け止めてるのかな。


なんだか、呑気な雰囲気で話してるけど、これから、向かう現場が、Janeの家だってわかってるの??

 

~Janeの家~

案内されて部屋に入って来たBun。

M「先生、こちらです」

冒頭のシーンに戻りました。

 

入って、右の棚に置きっぱなしになっているクスリの瓶が二つ。

 

ここから、Bunの視線で、ずっと室内を追っていくの。

 

椅子に掛けられたバッグのチャームが、人魚姫だと気づいたBun。

ベッド脇の机に置かれたミニバック。

ベッドの中心に置かれた携帯電話。

 

「31歳、中学校教師」と聞いて、なにか嫌な予感がするBun。

 

Mのあとに続き、庭にしつらえた露天風呂にやってくる一同。

 

一目見るなり、昨日、着ていたままのワインレッドのドレス姿のJaneがバスタブを埋め込んだコンクリートの段差を背に座っているのに気付いてしまったBun。

よく見ると、首にロープがかかったままのJane。

衝撃をうけ、呆然と立ち尽くすBun。

M「先生・・・Bun先生・・・」

はっと、意識を取り戻すBun。

Bun「はい・・・?」

M「大丈夫ですか? なんだか、とても静かですけど・・・」

Mくん、事件現場だから、別人のように固い表情と言い方なの?

 

なんとか気持ちを立て直すBun。

Bun「大丈夫です。 はじめよう、Oat」

Oat「わかりました」

停止線をくぐり、Janeに近づいたものの、一瞬だけ、目を閉じるBun。

そのあと、無理やり気力を奮い起たせ、切り替えるように「手袋をください」と警察官に依頼し、手にはめると、検視官の顔になる。

Bun「写真を撮ってくれ、Oat」

Oat「はい」

Bun「まずは、死斑の兆候の確認からだ」

Janeの腕を取り、状態をみるBun。

Bun「まだ、はっきりとは出ていない」

次は、通常通り、死後硬直だ」

腕だけではなく、下顎部も確認するBun。

 

その様子をじっと観察しているM。

脚や両瞼をもちあげるBun。

Bun「角膜はまだ、澄んでいる」

 

Mにむかって、「被害者は、約6~8時間前に亡くなっている」と告げるBun。

M「ということは、今朝の1時から3時ということですね」

頷くBun。

 

Janeとの電話での会話を思い出す。

 

Bun「Oat、次は、索痕(ひも状のものを巻いたときにできる痕跡)の確認だ」

Janeの首に巻かれたままの紐に近づくBun。

Bun「もし、吊るされた状態であれば、索痕はただ一つだ。このロープの特徴からすると・・これはナイロン製で、うっ血と点状出血が見られる。」

 

M「被害者を発見した人物は、被害者の恋人でもある、Wirapong Inkhamviengさんです。」

他の警察官に事情を聴かれているTanの姿が映る。

M「今朝、午前8:12に、彼女が首を吊っているのを発見したそうです」

ずいぶん、正確な時刻ね。

 

それを聞き、Tanに視線をむけるBunと・・・Oat。

 

Janeの後ろ側に回るBun。

Bun「Oat・・・」

Oat「どうかしましたか?」

Bun「ここに、注射痕がある」

カメラをむけるOat。

 

愕然となるBun。

 

Bun「捜査官・・・」

M「どうかしましたか?先生」

Mに近寄ると、「これは・・・自殺のようには思えません」と告げるBun。


Bunの視線は、そのまま、Tanに向けられる。


Bun:統計によると、殺人の80%は犠牲者に近しい人々によって犯されている、特に恋人など・・・だ。

 

Tanもまた、Bunに鋭い視線を向けている。

 

お互いから、視線をはずなさいBunとTan。

 視線だけでも、濃密なやりとり!

 

【本日のおまけエンディング】

~スタッフルーム~

かなり不機嫌そうなOat。

Oat「僕の事、忘れてましたよね?」

そう言われて、必死に思い返すBun。

Bun「・・・・ああ~~!そうだ・・・ガーン

衣料品店で、シャツを買ったあと、Bunは、向かいの通りを歩くPeudらしき人物を追って、そのまま、店を出ていってしまったのよね。(笑)

 

そのあと、店の中から、出て来たOat。

きょろきょろと辺りを見回す。

Oat「どこ行ったんです?」

市場中を探し回り、ずっとBunを待ち続けたOat(笑)

 

Oat「先輩は、完全に、僕のこと、忘れてましたよね? 僕、怒ってるんですからねムキー

子供のように拗ねているOatの言葉を、傍で聞いていて、こっそり笑ってるFan看護師(笑)

 

なんとかとりなそうとするBun。

Bun「お~~い、Oat、Oat・・・そうだ、今日は、院長の誕生日パーティだろ?お前がステージに上がったら、俺、人寄せ(サクラ)やってやるよ。お前に、マネーレイ(紙幣の首飾り)かけてやる、それでいいだろ?」

Oat「僕は、1000バーツ札しか受け取りませんからね」

Bun「全部、おまえにやる!」

Oat「ディール!」

Bun「ディール!」

それで、手を打つBunとOat。

それを、笑顔で見ているFan看護師。。

 

パーティー当日、飲み物を取りに席をたったBun。

一応、ちゃんと用意はしてあったみたいね(笑)

律儀だ(笑)


でも、このあと、Bunは、Tanとの接近があって、その後、Janeたちの修羅場も重なり、あの席には・・・戻らなかったよね?

あのマネーレイ、どうなったのかな。やっぱり、ご祝儀として院長の懐に?(笑)

 

ってところで、Ep01はおしまい♪

 

 

 

★【Ep 01】4/4 雑感★

みんな、怪しいぞ~~~!(笑)

怪しい人はそれなりに・・・怪しくなさげな人は、更に怪しい。

ミステリアスで怪しい人々の集合体。

田舎町コミュニティの怖さは、ミスマープルで思い知ってる(笑) ← いつから、「片田舎ミステリー」の代表作に?(笑)

 

悲しいかな、お話は、Janeの事件現場シーンに戻ってきましたね。

EP01の冒頭では、ヴィジュアル的にもセンセーションな形を見せて、視聴者をがっつり掴みたいというか、インパクトを持たせたかったんだと思いますが、最初にちょっと見せすぎていた感がなきにしもあらず。

なので、私的には、この後半のほうに、詳しめの描写を持ってきたつもりです。

いかにして、この人は亡くなったのか・・・

死亡方法の分類

死亡の状況

死因の特定

これらに関しても意識的な提示の仕方をしているので、サスペンス要素もバッチリですね。


あ、あと「人魚姫」は、どういうモチーフになるのかな。

若い女性が(自己犠牲的)被害者になるってこと・・・? 

“愛のために死ぬ”ってそう単純なものには思えないけどなぁ?

 

犯人捜しもそうですが、人間模様も面白い。。。

序盤は、こうして、あ~だこ~だ、好き勝手に言ってられるので、楽しいです。。。

 

そして、なんといっても、これは、「BL作品」なのです!!

1話読み直したら、すでに、ちうキスマークも済ませたというのに、TanBunの様子について、あっさりめに流してたような気もしますが、先は長いんで(笑)

(自分のなかではかなり、盛り上がってるので、単に、二人のマッチング度の高さを表現する語彙力の無さを露呈してるだけかも)

萌え具合も、並行して、楽しんでいこうと思います。

 

 

★【Ep 02】1/4に続く★