見てしまったら、抜け出せない系のドラマが始まってしまいました。
初っ端から、いろんなものが提示されて・・・すごく濃密な感じです。
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。
残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。
(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。
・・・と言われても、どんなお話かわからないと・・・ね?
【あらすじのさわり?】
法医学者であるBun医師(Dr.Bunnakit)は、州立病院を拠点とする検死官。
中学・高校と過ごしたこの地に15年ぶりに戻って来たばかり。
この町が、Bunの知らないところで、目に見える発展だけではなく、どこか、得体のしれない変化を見せていることに、まだ、はっきりとは認識できていない。
旧知の人間との再会を喜ぶ中、新しい人間関係に直面し、戸惑うこともあるBun。
久しぶりに再会した友人Janeが亡くなり、彼女の遺体の剖検を行うことになったBunは、現場の状況や遺体の様子から、殺人を示唆する痕跡を発見し、彼女の死因から自殺を除外する。
Bunは、真実を知るために、密かに、自身で捜査を行うことにする。
すべての手がかりは、謎めいた1人の容疑者につながっていく。
・・・という感じかな。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.01】 (1/4)
いかにして、この人は亡くなったのか・・・
「Manner of Death(死亡の様態・状況分類))には、大きく分けて5つ、自然死、事故死、自殺、殺人、そして 不審死がある。
それらは、あらゆる死因特定調査における基礎となるものである。
「Manner of Death」の確定は、犯罪現場や身体自体など、多くの情報に依存するところが大きい。
最も重要なことは、遺体が“あなた”に語りかけることに、注意深く耳を傾けることである。
~事件現場~
警察官(捜査官M):先生、こちらです。
案内されたのは、被害者の居室。
椅子の背に掛けられた、チャームがかけられたバック。
睡眠薬の瓶や、ベッドに置かれたままの携帯電話などが順々に映し出される。
Bun「被害者は誰ですか?」
捜査官「被害者は31歳、中学校の教師です。」
庭に出て、屋外に作られた露天バス(風呂)に案内されるBun。
黄色い停止線をくぐった先に横たわる遺体を見たBunは大きく衝撃を受ける。
Bun「これは、(単なる)自殺ではありません」
**********
(オープニング)
ここの作りも、雰囲気あって、二人が超かっこいいよ~~!
タイトル扉
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◇5日前◇
とある田舎町の俯瞰を映しながら・・・
~Bunの独白~
Bun:ここは、まったく、普通のどこにでもある町だ。特筆すべきことは何もない。
私の名前は、Bahnjit。この土地に異動してきたばかりの、検視官だ。
通りの左右に、視線をやりながら、運転しているBun。
道路わきに建てられた看板には、「Viangpha Mork」という町の名前。
Bun:そう、この平凡だが、私の心を沸き立たせる大好きな町・・・・この場所を離れていた15年、私は毎日、ここが恋しかった。
というBunの独白と、交互に、町の市場らしき通りを、下腹部から血を流し、お腹を苦しそうに押さえながら、歩いている女性の映像が、映りこみます。
Bun:それが、この笑顔の町、Viangpha Morkだ。
とうとう、歩けなくなり、気を失って倒れてしまう女性。
卸売り市場にいた人々が、慌てて駆け寄ったり、救急に電話をかけたり、遠巻きにみたり、などなどの動きを見せる中で・・・、
Bunの運転する車が、議員の選挙活動の大きな垂れ幕式の看板が掲げられた、その市場を通り過ぎていく。
おそらく、この選挙(?)の看板は関連ありだと思います。 ← あ・・・よくわからないけど、言ってみた!
そこそこの田舎町ほど、選挙とか利権とか、えげつないんだよね~
~解剖室~
さきほど、市場で倒れてしまった若い女性は、結局亡くなり、この検視室に送られてきたようです。
女性の遺体の解剖を担当することになったBun(左)と、助手のOatくん(右・MDくんです)
遺体を覆っていたシートがはがされる。
注意深く、女性の頭部の左右を確認しているBun。
Bun「いいだろう、はじめよう。メス・・・」
このあたりの描写は、『法医学教室の事件ファイル』や『科捜研の女』などなど、日本のドラマでもおなじみな構図なので(笑)、いちいち描写はしませんです。
皮膚感とか、臓器の感じとか、これも一つのドラマの核と捉えていることもあり、力を入れてるとは思います。
Bun「Oat・・・」
じっと、遺体を見つめたままのOatに声をかけるBun。
Bun「おい!Oat!」
大きい声をあげられ、ようやく、Bunを見るOat。
Oat「はい・・・」
Bun「寝ぼけてるんじゃない!」
Oat「先輩、すみません」
Bun「次は何をすべきだ?」
Bun:これは、Oat。私の助手のインターンだ。
はい、Dr. Thara@My Engineerもインターンでしたし、年齢的にも、役柄ぴったりです。(笑)
『My Engineer』の筋追いもいつか、やりたいです。。
Bun「被害者の状況は?」
Oat「子宮から、大量に失血しています。他の臓器に損傷は見られません。皮膚の変色は、血液沈滞(血液の死後沈降)によるものです。死因は、子宮内出血。子宮の状態を確認する必要があります。」
頷くBun。
Oat「ですが、奇妙なことに、この遺体には、身体中、複数の打撲痕が見られます。腕、身体、そして脚・・・、それから、他にも気になる点があります。噛み跡です。・・・たくさんあります」
肩だけでなく、足先まで確認するOat。
Bun「ふむ・・・ほかには?」
Oat「以上ですが・・・」
Bun「だったら、これはなんだ?」
Bunに、腕の内側を指摘され、あ・・・と、気が付くOat。
Oat「腕に、注射痕傷と打撲傷です」
Bun「うん・・・これらは、性的虐待に多く見られる特徴でもある。中毒性のある成分が含まれていないか、尿を検査するんだ」
メモを取るOat。
Bun「それから、検査用に血液サンプルも研究所に送るように」
Oat「はい」
Bun「よし、トレイを取ってくれ」
手術助手に声をかけ、手早く、解剖をすすめていくBun。
~スタッフルーム~
電話で応対するFan看護師。
Fan看護師「もしもし、なんでしょう? 緊急搬送? ああ、行きましょう、Ghing」
Ghingと呼ばれた、もう一人の看護師に声をかける。
Fan「はい、すぐ行きます」
部屋を出ようとした時、Bunが入ってくる。
Fan「あら、Bun先生」
Bun「ああ、どうして、そんなに急いでるんですか?」
Fan「緊急搬送なんですよ、先生」
彼女たちと、入れ替わりとなるBunとOat。
Oat「あ、お菓子が置いてある・・・」
Bun「ああ、Fanさんは、いつも、自分の菓子を片付けるのを忘れるんだ」
Oat「なにか飲みますか?」
Bun「ああ、飲もう」
先ほどの解剖での疑問を口にするOat。
Oat「先輩・・・気になってるんです。どうして、注射痕や噛み跡があったんでしょうか?」
Bun「噛み跡と打撲痕については・・・彼女が、常習的に性的虐待に苦しめられてきたように見える。だが、注射痕は・・・薬物使用を示唆していると言えるだろう。」
頷くOat。
Bun「ラボの結果と医学的な根拠が出たら、おそらく判明するだろうな」
BunとOatがそんな話をしていると、カメラバックを持った一人の男性が、スタッフルームの入り口に現れる。
ノックをされ、入り口に視線を向けたBunに男性が声をかける。
男性「バンジット先生ですか?」
立ち上がりながら、「はい」と答えるBun。
男性「私は、Patと言います。『Stories of the viangpa mork peple』というウェブニュースの記者をしています。あなたが、新たに赴任されてきた検視官だと伺いましたが・・・5分ほど、インタビューを受けていただくことは可能でしょうか?」
いきなりのことにちょっとたじろいだものの、「いいですよ」と了承するBun。
携帯で録音しながら、インタビューを開始するPat記者。
Pat「卸売市場で死んだNattyの事件についてですが・・・解剖の結果、なにかわかりましたか?」
自分へのインタビューだと言ったはずなのに、いきなり、事件の話をはじめたPat記者をいぶかしく思うBun。
Bun「これは機密事項です。お話しできません」
Pat「ああ、お願いしますよ、先生。なんでもいいんで、情報をくださいよ。どっちにしろ、警察には話すんでしょう?」
Bun「だが、あなたは、警察官ではない」
Pat「お願いしますよ、先生。謝礼はしますから・・・」
面食らうBun。
Bun「これは、機密事項なんですよ。お話しすることはできません。ご存じでしょう?」
少しイラついた様子で携帯を片付けると、「それでは・・・お気持ちが変わったら、連絡をください」と名刺を差し出すPad。
受け取るだけは受けとることにしたBunが、Pat Kittimaklunon と書かれた名刺を見ていると、挨拶もせずに、だまって立ち去るPat。
Patの無礼な態度に、なんなんだ、あいつは・・・と、眉を顰めるBun。
~高台の展望カフェ~
ここ、天気よかったら、絶景でしょうね。
景色を眺めているBunの背後に近寄って来たのは、捜査官のM。
冒頭の事件現場にもいた方なんです。。。
この人も、中国系の顔立ちのイケメンね。
M「あなたもここに来るのが好きなんですね、先生」
振り返るBun。
Bun「ああ、M捜査官、Gun警部・・・」
階級については、もうちょっと様子見します。
胸に同じマークが入った揃いのジャケットとパンツをはいてるところを見ると、普段も、外回り用の制服っぽいのを着ているのかな。
挨拶を終えると、話題は、自然と、Bunと事件のことに。。。
M「最近もお忙しいようですね。」
Gun「直近の事件で、薬物使用による注射痕を発見したと伺いましたよ」
Bun「ええ。医学的検査の結果を待っているところです。もし、中毒性の成分が発見されれば、あなた方が、この事件を引き継ぐことになるでしょうね」
ちょっと愉快そうに、笑顔を見せるBun。
この角度、好き。。。
それを聞くなり、噴き出す二人。
M「そりゃ、(こちらも)忙しくなりそうだ。・・・ここにはよく来られるんですか? 先生」
Bun「こっちに移ってきて以来、ほとんど毎日、来てますね。私は静かな場所が好きなんですよ。」
M「確かに、ここは、他のところよりも、格段に静かですからね」
Bun「実際、以前はもっと静かでした」
M「以前は?」
Bun「ああ、私は、中学・高校とここで過ごしたんです」
M「ってことは、先生は、この町の人間ってことですか?」
ま、そういわれればそういうことになるよね。
M「でも、だいぶ変わりましたよ。賑やかになりましたし、以前より、退屈することもなくなりました。戻ってこられてから、町(Viangpha Mork)の周辺を見て回りましたか?」
Bun「市場には何度か行ったけど」
M「市場なんて、数に入りませんよ」
笑い出すM。
M「もっと、刺激的な場所に行かなきゃ・・・」
Bun「解剖室が、そんなに刺激的な場所ではないとでもお思いで?」
Bunのジョークに笑い出すMとGun。
M「つまり、まだ、本当に刺激的な場所に行ったことがないって意味ですね。ご一緒しますよ、先生。私が、本当に刺激的なところに連れて行って差し上げます」
どこか、含んだように、笑うBun。
Bun「いいでしょう。でも、(これから)すでに約束があるんです」
M「じゃ、明日にしましょうか?」
頷くBun。
★【Ep 01】1/4 雑感★
MaxTulについては・・・肉弾戦のふたりをまた見れちゃう・・・いえ、類まれなるカップリングが再び・・・という期待しかありません。
(でも、肉弾戦って言葉、私の中では、超絶、誉め言葉ですけどね・・・。ただ、ちょっとだけ、隆々とした筋肉が怖いときもあります。。← 演技うまいんだもん。自然と、脳内再現度が高くなるよね。。。
何度か書いておりますが、2017年は私にとって、タイBL元年。
その年は、5月ころから、もう『2Moons』一色。
本当に、脳みそがゴッバスでいっぱいの時期でした。。。
話題となっていた『Together With Me』については、さら~~っと英字幕で見て、おっお~となっていましたが、← たぶん、このレベルだと私は、視聴した感覚になれないのかも・・・。
(あの突き抜けさ加減が絶妙なエロ教授と若いFarmくんのエピとかも結構好きだったんですよ)
ただ、当時、BLの筋追いをするとは露程にも思ってなかったので、その後、MaxTulに対しては、熱い熱いファンメイドの動画で、勝手に恋焦がれる存在となっていき・・・と、なんだかんだ言っても、放置していたことは否めないので、このタイミングで披露することが出来て、本当に良かったと思ってます。
というのも、ちょうど、U-Nextで、12月18日から、『Together With Me』が始まる!
choiceが、いかにも、U-Next(笑)
今回の作品、サスペンス大好き・・・と言いつつ、原作を読む時間がなく(いつもだよ(苦笑))、そのまま、ガチ当たりになりますので、特に初動数話は、人間関係を把握したり、バックグラウンドを推測したり・・・がメインになってますね、てへへ。
原作ファンの皆様には、「そ~じゃないのよっ!」と歯がゆく思われることが多々あるかとは思います。
その都度、ドラマ上で判明次第、「なるほど!」とフォローはしていくつもりでいますので、よろしくお願いします♪
あ、ちなみに、私、WeTVで見てるので、日本語訳では視聴してません。。。
なんか、おかしいと思ったら、そのせいです。。。(そんな、無責任な・・・)