初回なので、次々と登場人物が現れますが、とりあえず、劇中、どこかのタイミングで、この人はどういう人なのか、ある程度、説明してくれる親切設計なドラマなようです♪
でも、語られていることが全てではないのは・・・サスペンスのお約束です(笑)
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。
残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。
(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.01】 (2/4)
~レストラン~
Bunが、Mに言っていた先約の相手とは・・・。
Bun「ああ、Jane!」
大きく手を振るBun。
いい笑顔ね。
ええ、お見通しですよね。
私は、シャツスタイルが好き。。。
その声に、身を乗り出して、同じように、大きく手をあげるJane。
清楚な感じの、綺麗な人。。。
Jane「Bun! 早く、こっちよ」
走り出すBunの、この必死さと可愛らしさ!
Bun「Jane!」
Jane「ああ、すっごく会いたかったわ」
Bun「久しぶり・・・いや、ずいぶん、綺麗になったな」
Jane「当然よ」
冗談を言い合える親友って感じね。
Bun「このレストラン、広くなったな・・・。昔は、小さなカフェだったのに・・・」
・・・と言ってるBunの後ろに、巨大なクマちゃんのトピアリーが見えてる(笑)
Jane「そりゃ、そうよ。何年経ってると思ってるの? Bun。み~んな変わったのよ」
Bun「でも、こうしてここで、食べることが出来て、よかったよ」
料理をとりわけるJane。
Jane「あ、そうだ。Nattyの件はどうなったの?」
少し・・・ためらうBun。
田舎町って、みんな知り合いの話って感じで、筒抜けになっていくよね(苦笑)
Bun「Natty・・・・解剖が終わったところだよ。まだ、どんな異常性も見つかってない」
Jane「私、本当に最低よね?」
いきなり、そう言われて、なんと答えていいのか戸惑うBun。
Jane「彼女は、私の生徒だったの。それなのに、なんの助けにもなってあげられなかった・・・」
※Janeは、この町の中学校で、教師をしています。
Bun「Jane、君は、まったく変わってないな」
Jane「どういう意味?」
Bun「いつでも、全部、自分の肩に責任を背負ってしまうだろ。それどころか、時には、君には何の落ち度もなくてもね・・・」
それについては答えないJane。
Jane「あ、そうだ。私、これを返そうと思ってたの」
差し出したのは、『人魚姫(リトルマーメイド)』の本。 ← アンデルセン版ですね。
受け取りながら、「Jane、これって・・・」と言葉を止めたBunが、ふと、Janeのバッグに目を移すと、フェルトで作られた人魚姫のチャームがかかっている。
Bun「15年も経ってるだろ?」
頷くJane。
Jane「15年よ」
Bun「Jane・・・」
Jane「あなたが言ったように、私は、責任感の強い人間なの」
首を振るBun。
Bun「信じられないよ。君がこれを返してくるなんて・・・」
Jane「でも、これって、結末が悲劇すぎない?」
Bun「なぁ、俺、警告しただろ。これは、ディズニーの人魚姫の物語じゃないよって」
Jane「ええ、でも、もうちょっとハッピーな結末にできなかったのかしら?」
Bun「俺の記憶が正しければ、人魚姫って、結局死んじゃうんだよな?」
Jane「そうよ、死んでしまうの。愛のために死んでしまうのよ」
Bun「そりゃ、悲しいよな」
食事を続けるBunのほうを、なにか言いたいことがあるように、見つめるJane。
このシーンで見せているJaneの複雑な表情の意味は、今後、わかることになるんだと思います。。。
~病院 スタッフルーム~
女性職員Fai医師「Oat、いいから、私を信じて!何事もやってみなければ、わからないでしょ。ほら、サイズもぴったりよ」
ピンクのドレスを、Oatの身体にあてているFai。
Faiさん、よくわからないので、女性職員としましたが、女医さんかもしれません(笑)← 精神科の医師でした。
Bun「なにしてるんですか?」
そこへ、Bunが入ってくる。
慌てて、助けを求めて、近寄るOat。
Bun「どうした?」
Oat「先輩、助けてくださいよ。みんなして、俺に、院長の誕生日パーティーの出し物で、このドレスを着せようとするんですよ」
Fai「可愛いでしょ?」
Bun「ああ、いいんじゃないか?」
Fai「そう? だったら、先生も、誕生会でやってくださいますか?」
Bun「Fai、だめだめ。僕は、君たちの応援団になるよ、いいだろ?」
じっと聞いていたFan看護師が突然、立ち上がる。
※いつも、お菓子を出しっぱなしにすると言われてた看護師さんです(笑)
Fan看護師「もうOKね。5、6、7、8・・・・」
そして、いきなり振り付きで踊り始める(笑)
Fai「ああ、Fanさん、ちょっと待って。本気で今からやるの?」
Fan「練習しましょ」
Fai「さ、やるわよ、Oat」
Bun「さぁ! やってみろよ」
しかめっつらのまま、首を振るOat。(笑)
花の冠をOatに被せるFai。
Fan「右、右、左、右、右・・・」
すでに、主力メンバー&センター(笑)
結局、逃げられず、踊りに加わったOatを含め、踊りだした3人を見守るBun。
そこへ、「何をしてるのかね?」と、院長がやってくる。
Oat「あ・・・あの、身体をほぐしてました。首がちょっと凝ってしまって・・・」
可愛いなぁ。
とっさに誤魔化すOatを見て、笑いをこらえるBun。
こういうところも好き。 ← だんだん、なんでも好きって言い始めるよ(笑)
ちゃっかり、キャビネの裏に隠れて、こじんまりと座ってるFan看護師(笑)
この人のことも絶対、好きになる・・・と思う(いえ、すでに、かなり好き。実は声がすごく可愛い❤️)
院長「Bun先生!」
Bun「はい?」
まさか、自分に用事だとは思っていなかったBun。
びっくり!してるお顔もいいでしょ?
院長「あとで、私のオフィスに来てくれ。話がある」
そのまま、院長のあとに続くBun。
結局、オフィスではなく、待合ロビーで話をはじめる院長。
院長「ウェブサイトの創設者であるPad氏が、昨日、君に会いにきたそうだね?」
Bun「はい」
院長から、スマホを見せられるBun。
“町に新しく赴任してきた監察医が、市場でのナッティの死についてのインタビューを拒否した。この事件について、彼はなにかを隠しているのだろうか?”
Bun「どうして、こんな記事を・・・」
絶句するBun。
院長「この男は、とにかく、なんでも誇張して記事にあげるんだ。しかし、市民は彼のいう事を信じてしまう、どういう意味か、わかるかね? 次に、彼と会ったときには、十分、気を付けることだ」
Bun「わかりました。院長」
部長が立ち去ってからも、しばらく考え込むBun。
***********
~中学校 授業~
教壇に立つJane。
こういうタイ語での板書がとても新鮮だったりします。
「さぁ、水に飛び込みなさい。あなたの優雅な姿勢は決して消えることはありません。あなたは雲に向かって浮かび、若い妖精に生まれ変わるだけ。あなたは、あなたが飛ぶ空にむけて、あなたの煩わしい人生を流すのです。」
テキストの朗読を終え、一息つくと、生徒のほうに向きなおるJane。
Jane「来週、テストを行います。」
生徒から、ちょっとしたブーイングが起こる。
Jane「そんな、不機嫌な声をあげないの! なにがあっても、テストはやりますからね」
チラチラと、意識的に抜かれる生徒は今後、登場しますね。
「授業を終わります。」という学級委員の号令に合わせ、「ありがとうございました、Jane先生」と手を合わせる生徒たち。
Jane「宿題を忘れないでね」
教室を出ていく生徒たちを見送るJane。
その視線は、ある席に向けられる。
授業中のNattyを思い出すJane。
~回想~
前の席の女生徒に声をかけ、ノートを見せてもらうNatty。
となりの席の男子とも仲良く、声をかけあったり、明るい生徒だったことがうかがえる。
(回想終わり)
その時、シャッター音が聞こえてくる。
カメラで教室の様子を撮影している記者のPad。
昔は、日本の学校も、どんどん勝手に入ってくる人とかいたよね。
今は、保護者でもタグをつけてないとダメとか・・・厳しいでしょ?
自分に向かってきたJaneに気づき、先に、声をかける。
Pad「Nattyの机の写真を撮りに来たんですよ」
Jane「一体、これで、どんな記事を書くつもりなんですか?」
Pad「ただ、Nattyの事件についてですよ。それとも、ここになにか秘密でもあるんですか?」
Jane「クラスの担任として、ここではいかなる写真の撮影も許可しません」
毅然とした態度のJaneに、小馬鹿にしたように、うっすらと笑うPad。
Pad「結構ですよ。すでに、もう撮り終えましたから」
立ち去るPadに、怒りを覚えながらも、そのまま行かせてしまうJane。
Nattyの机を見つめるPad。
********
~「The Mist」と書かれたClub?~
Mに誘われたBunが店の前に到着する。
手前の黒い車がBunの車です。
携帯を取り出し、立ち止まると、背後で車を降りた男性から、「失礼・・・」と声をかけられ、振り向くBun。
その顔に、視線を奪われるBun。
そりゃ、この顔面偏差値の高さよ!
私でも、視線を奪われるっちゅうの(笑)
2ショットいただきました!
追い越していく男性を気にしながら、再び、携帯に目を向けると、背後からMがBunの肩に手をまわしてくる。
M「どうです?かなりいけてるでしょ? 先生?」
ああ、お店の話ね。
あの人のこと、知ってるのかと思っちゃった・・・。
Mくん、あなた、私服だと雰囲気違うから、最初、誰かと思っちゃったわ(笑)
言葉使いからすると、Mくんのほうが年下っぽいよね。
でも、こんなふうに、Bunの肩をがっつり抱きよせちゃって・・・。
ええっと、BとかLとかに慣れすぎると、ふっと忘れがちになりますが、これって、仕事仲間としても、かなり、仲が良いって意味ですよね? ← 誰に確認?(笑)
Bun「電話しようと思ってたところだったよ。ずいぶん、にぎわってるね。今夜は、ずいぶん遅くまで楽しめそうだね」
M「うわ、先生。ちょっとだけですよ。僕はそういうタイプじゃありませんからね。でも、先生には、これぞ本物って奴をお見せしますから、期待してくださいね。こんなもんじゃないんですよ。今夜は楽しみましょうね」
連れ立って、店の中に入ろうとするMとBun。
はいはい、Mくんがずっと、Bunの肩を抱いてるからって、BとかLとかって、決めつけたらだめですよね(笑)
Mくんファンの皆さま、申し訳ございません。
ただ、この子、いろんな意味で、要注意な気がしてならないのよ。。。
~店内~
Mを見るなり、案内するスタッフ。
やっぱり、タイの警官って、こういうお店とか、当然のごとく、優遇されるのかしら。。。
M「どうだ?調子は?」
スタッフ「いつもどおりですよ」
まだ癒着というか便宜を図る、というか、そんな持ちつ持たれつな関係があるかどうか決めつけられないけれど、こういう小さなフラグがいろんなところで、はためいているような気がする。。。
M「このテーブルにしましょう」
ウィスキーをロックで頼むM。
M「好きなものをなんでも頼んでください。この店は常連なんで、奢りますよ」
笑い出すBun。
Bun「なんだか、ただ、飲み仲間を探してたってだけみたいだな?」
M「なにが、飲み仲間ですか? 俺にだって、友達くらいたくさんいますよ。僕は、ただ、先生の視野をもっと広げてあげたかっただけですよ」
酒が運ばれ、セットされる。
Bun「明日は、大丈夫なのか?」
一応、心配してみせるBun。
M「明日は明日の風が吹く~ですよ。今日は今日で楽しまないと・・・」
Mくんって、こういう感じの人だったのね(笑)
乾杯する二人。
しばらくして・・・
M「先生がこんなに飲める人なら、もう少し強い酒をいれましょうよ。Bas、俺に、Viangpha Morkをくれ」
スタッフに声をかけるM。
M「おい、Bas!」
Bun「Viangpha Mork?」
頷くM。
Bun「それってなんだ?」
トレイに、たくさんのショットグラスを運んでくるスタッフ。
M「次は、もっと早く作ってくれよ」
Bas「ああ、捜査官さん、一体、これを何人で飲むおつもりなんですか?」
M「いいから、いいから。」
運ばれてきた酒の匂いを嗅ぐBun。
Bun「これはなんだ?」
ちょっとだけ口をつけるBun。
Bun「あ、これ、白ワインじゃないか?」
M「もうおしゃべりはやめて。さ、乾杯!」
いざ、飲もうというところに、Mの背中に抱き着いてきた一人の女性。
女性「は~い、捜査官さん、びっくりした」
M「Nut」
Nut「うちのテーブルに来ない?Galもいるわよ」
M「Galもいるだって?」
Nut「ええ」
M「わかった、わかった、ああ、行くよ。・・・(Bunに)ちょっと友達と話してきます。待っててくださいよ、逃げちゃだめですからね」
Bun「逃げるもんか。金、持ってないし・・・」
M「すぐに戻りますからね」
一人になると、次々に、さきほどの酒をあけていくBun。
これ、ワインだけじゃないんじゃないの?
結構、きつそうに飲んでいるBun。
ふと、少し離れた席で、一人で飲んでいる女性に気づく。
このショットの意味がよくわからないの。。。
単なるBunの酔っぱらい度を見せてるだけ?
どんどん、杯をあけていき・・・完全に出来上がっちゃったBunセンセー(笑)
いきなり立ち上がり、雄たけびを上げ、踊り始めたよ。
ホント、人は酔わせてみるまではわからないっていうけど、そのとおりね。
もう、視点の焦点もあわなくなりかけて・・・そんな中、薄暗い店内を歩く男性に目を向ける。
さっきの男性・・・のように見えます。
そして、彼もこちらを見てるようです。
ほとんど、意識が朦朧とした状態で、席をたち、なんとなく、男のあとを追うように、店内を歩き始めるBun。
よろけた拍子に、ふらついたところを抱きとめられる。
男性「先生・・・」
あら、この人、Bunのことを知ってるの?
男性の肩に手をかけ、そのまま、じっと顔を見つめるBun。
しばらく、至近距離で、お互いを見つめあったままでいたBunが、ゆっくりとその男性に、口づける。
えええええ~~~~~!
まだ第1話の半分なんすけど、語り草になりそうなシーンがぶち込まれたね(笑)
展開早!
いや、わからんでもない。
意識が朦朧としていて、目の前に、Maxの顔があったら・・・「これは夢だ、行っちゃえ、青信号!」で押し通すしかないでしょ!
さすがに、目を見開く男性。
しかも、店の通路のど真ん中なのに、周囲に気づかれてない感(笑)
気づけば、(キスしながら)Bunの背中と、首のあたりをちゃんと支えてあげてるし・・・。
ようやく、唇を離したBunの表情、色っぽさ200%
がくんと堕ちたBun(笑)
Bunセンセーは、ゲイバーに行き慣れてるとかじゃないですよね?
っていうか、この人、危ないな(笑)
それよりも、「Viangpha Mork」とかいう酒が危ないのかな?
あれ、絶対、爆弾酒的な奴じゃないの?
慌てて、Bunを支える男性。
★【Ep 01】2/4 雑感★
ま、ちょっと、Bunセンセー、無防備すぎる気がしないでもないけど。。(笑)
自分のお酒の強さを過信してるのと、自分の育った町だと思って油断しすぎじゃない?
本来、こういう店って、よそ者チェック厳しいんだけどね。
果たして、このキスにどんな意味があるのか・・・それは、まだ、先にならないとわかりませんが、とにかく、一目見たときから、気になっちゃったんだから、仕方ない!(笑)
青信号だったんだもん。 ← これは、私が勝手に言ってるだけです。
このシチュエーションで、止められる自信があるかと言われれば・・・ない(笑)
とりあえず、危険と隣合わせなことは間違いないので、そういうのが、本能的にわかる人でなきゃ、こういうことは、お薦めしません。。(笑)
・・・いきなりのちうには、驚いたけど、それくらい、Maxの仕上がり具合がお見事でした!
あの誘蛾灯のようなオーラは、吸い込まれても、おかしくない!