さて、一旦、落ち着こうではないか・・・ ← あれ・・・興奮したのは、私だけ?(恥)

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。

 残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。

(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.01】 (1/4)

【Ep.01】 (2/4)

 

『Manner of death』

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.01】 (3/4)

 

~ご心配なく・・・ここは、Bunの家です(笑)~

どこかのベッドで朝チュンじゃないのね、と思った皆さん、私も一緒です(笑)

 

翌朝、ソファで目を覚ますBun。


ブランケットは掛かってるものの、中身は裸だ。。(笑)

 

ようやく、身体を起こすと、テーブルの上に置かれた、メモと朝食セットに気づく。

《飲みすぎですよ。 僕が作ったすごくおいしいお粥を飲むことを忘れないでください。》

僕が作った・・・って、インスタントっぽい容器がおいてありますけど?(笑)

しかも、これは・・・誰の字? Mくんはこんなこと、書きそうもないし・・・。

それを見て、微笑むBun。 ← 最後の文字は・・・Oat?

 

大きく伸びをするBun。

隆々とした筋肉を苦手と言いつつ、どうしても、視線が上腕二頭筋に集中してしまう私を誰か叱って!(笑)

 

~解剖室~

Oat「先輩、どうしたんですか? 昨晩、ハンマーで殴られたりしました?」

Bun「今朝は、起き上がれないと思ったよ」

Oat「へぇ・・M捜査官が、先輩が、Viangpha Morkカクテルを飲んだって言ってましたよ。」

Bun「あれは、カクテルなんかじゃない。あれは、純粋な酒だ。・・・ん? お前、いつ、Mに会ったんだ?」

携帯を見せるOat。

Oat「ほら、見てくださいよ。これ、僕が撮影しました」

酔っぱらって、完全に、つぶれているBunと、それを後ろから支えているMの姿をOatが撮影しているところまで、映っている。(笑)

床に吐いたところまで、ばっちり。

 

あの~、さっきから気になってるんだけど、あなたたち、ご遺体の前ですよ。

 

証拠映像をつきつけられるBun。

「バンコク? 俺は、戻りたくないぞ」と叫びながら、OatとMくんに抱えられれてる。

ご機嫌ね(笑)

 

Bun「おい、Oat!」

ショックを受けているBunを見て、笑うOat。

Oat「M捜査官が、昨日の晩、僕にSOSの電話をしてきたんですよ」

Bun「おい、おい、それを消せよ。恥ずかしすぎるじゃないか!」

Oatにしたら、そんなの無理無理ですね(笑)

 

Oat「いいえ、仕事しないと・・・。ところで、先輩。Natty Wasineeさんの薬物検査の結果が出てます」

Bun「お前、もう読んだのか?」

Oat「ええ、先輩が言ってたとおり、メタンフェタミン(覚せい剤の一種)が検出されました」

Bun「そうか・・・」

ようやく、遺体検分に取り掛かるBun。

Bun「それで、どこを見るんだった?」

Oat「胃腸部です」

遺体に薬品をかけている最中、「それとこっちもです」というOatの手を避けようとバランスを崩し、誤って自分にかけてしまうBun。

Bun「おい、Oat!(怒)」


手を合わせるOat(笑)

Oat「すみません・・・・」

Bun「なにかで、拭いてくれ」

Oat「こっちに来てください」

Bunに、手で少しずつ水をかけるOat。

Bun「おい、お前、ソンクラーンかなにかだと思ってるのか?」

確かに! この仕草、儀式っぽい。

 

Oat「だって、臭いんですよ」

Bun「ああ、もういい、シャワーを浴びてくる」

Oat「どこ行くつもりですか? まず、洗わないと・・・」

Bun「とにかく、シャワーだ」

 

~スタッフ用のバスルーム~

シャワーを浴び終わり、バスタオルを腰にまいただけで出て来たBun。ラブ

シャワーと言いつつ、素晴らしい肉体を拝ませていただくお時間です。

しかも、パンツから順番にお着がえも堪能できます。

でも、最終的には、なんだか、らしくないTシャツ着てる。。。

 強烈な違和感!(笑)

 

~病院のロビー~

Bun「残ってたのは、これ(このダサTシャツ)だけだったんだ」

どうやら、Bunは病院内に予備の服を置いてなくて、あったのを拝借した・・・って感じ?

しかも、書かれてるロゴの意味は・・・

“独身だから口説いていいよ(彼女募集中)”らしいです。

あまりの似合わなさ加減に、「新しいのを買ってきますよ」と申し出るOat。ゲラゲラ

Bun「別にいい。必要ない」

 

そこへ少女がやってくる。

少女「先生、先生~~」

Bun「どうかしたの?」

少女「私のお姉ちゃんが、先生の電話番号を聞いてこいって」

Bun「君のお姉さん? だれだっけ?」

少女「あそこにいるわ」

指さす少女。

Bunを見て、にっこり微笑んでいるお姉さん(笑)

Bun「あ・・・・」

軽く会釈をしたものの・・・隣で、Oatが成り行きを可笑しそうに見守っている(笑)

Bun「ああ・・・うん。」

断り切れず、電話番号をメモすると、少女に渡すBun。

少女「ありがとうございます」

Bun「うん・・・」

喜び勇んで、姉の元に急ぐ少女を横目に、「さ、行くぞ」とOatに声をかけるBun。

すると、今度は、笑顔満面で現れる女性を見て、ピタリと足をとめる二人。

ふふふ、31歳独身貴族、Bunセンセー、モテモテじゃん。

Oat「先輩の魅力は、決して留まりませんね。僕のTシャツも、すごい威力だな。悪くない」

え? あ、やっぱり、Oatのだったの?  ← やっぱりと言ってしまっていいのだろうか(苦笑)

Bun「いいから、行くぞ」

Oat「どこへ?」

Bun「新しいシャツを買いに行く。一緒に来い」

あはははは!

Oat「まじですか?」

 

本当に買いに来たけど・・・衣料品店って感じのお店ね(笑)

シャツを買って、すでに着てるBunセンセー(笑)

一刻も早くTシャツを脱ぎたかったんじゃん(笑)

 

袖を何折りか、まくったBunを見て、 ← この仕草も大好物!

サムズアップしてみせるOat。

店員「おつりです」

Bun「ありがとう」

その時、通りの反対側の店で誰かを見かけたのか、そのまま、近づいていくBun。

Oatは、まだ店の中?

 

Bun「Pued?」

Pued「おい、Bun!」

再会を喜ぶ二人。

このラインも、中高の友人ぽいね。

Pued役のこの方、ついこの間見返した『Theory of Love』の演劇学部のShane先輩役を演じてたんだけど、最初、全然、気づかなかった。。

 

Pued「こいつ、一体、なにしてた? お前、ここにきて数日たつだろう? どうして、俺に会いに来なかったんだ?」

Bun「お前が言うな! 電源切ってたくせに」

Pued「ああ、そうだったか? すまんな。Giftの奴がいつも俺に嫌がらせをするんで、俺、電話番号を変えたんだよ」

Bun「ほんと、お前は変わらないな。ま、お前が幸せならなんでもいいよ」

ふと、Puedがはめている腕時計に目をとめるBun。

 

昨晩の記憶が一瞬だけ蘇る。

自分を支えてくれた男も同じような時計をしていたような・・・。

 

Pued「何見てんだ?」

Bun「なんでもないよ。この時計に見覚えがあってさ。前にどこかで見たかもしれない・・・」

Pued「まさか! これ、限定品なんだぞ。親父が俺のために買ったもんじゃなければ、はめようとは思わなかったけどな」

Bun「そうなのか?」

Pued「あ、お前、Janeに会ったか?」

Bun「Janeなら、昨日会ったばかりだよ」

Pued「もう会ったか?」

Bun「ああ、すごくきれいになってたな。お前、彼女をねらってるって言ってなかったか?もうあきらめたのか? 彼女、マジできれいになってたじゃないか」

含み笑いをするPued。

笑顔だけど、目が笑ってない?


Pued「ああ、おれ、ちょっと用事があるんだ。また、会おうぜ」

Bun「今度は、俺の電話にちゃんと出るのを忘れるなよ」

Pued「ああ、じゃあな」

去っていくPued。

 

~レストラン~

巨大なワニのオブジェがある、でかいレストラン。

Bunの勤める病院の院長の誕生祝のパーティが行われるって言ってたのが、これよね。

ベージュのスーツで現れたBun。

この人、ください!って、つい言っちゃう自分が怖すぎるてへぺろ

 

ワニの口から入っていくなんて、シュールね(笑)

 

・・・と思ったら、もっとシュールなのがやってきた!(笑)

ピンクのドレスを着せられたOatが、嫌そうに、FanやFaiたちと一緒に登場する。

ピンクドレスがまったく似合ってないかと言えば、そうでもないところが、Oatの凄いところです。

Fan看護師も着ぐるみみたいで、可愛くない?

 

笑いながら、少し離れたところで、同僚たちの写真を撮るBun。

 

その時、Oatの後方に、例の男性が歩いているのに気づくと、向こうも、Bunに気づいたっぽい。

さっと視線をそらすBun。

それでも、じっと、Bunのほうを見ている男性。

こっちの人もください! つい、ここでは言っちゃうけど、本当に、二人を目の前にしたら、ど~していいかわからず、逃亡するくらいの小心者です(笑)

 

緊張するBunの背後から、ドレスアップした女性が「Bun・・・」と声をかけてくる。

Bun「うわ、Rungさん!」

お互いに、懐かしそうに挨拶する二人。

Rung「いつ、こっちに戻ってきたの?」

Bun「実は、ちょっと前に戻ったばかりなんです」

Rung「Janeったら、私に何にも言わないのよ。叱ってやらなきゃ・・・」

※Rungは、Janeの姉です。

Rung「私たち、会わなくなって10年は経つんじゃない?」

Bun「本当に久しぶりです」

Rung「すごく立派になったわね。すごくイケメンになったし、ほとんど、あなただってわからなかったのよ」

Bun「ほめすぎですよ。Rungさんこそ、とってもお美しくなられましたよ。本当に本当に、綺麗です」

Rung「ただ、年をとっただけよ。さ、中に入りましょう。ねえ、私、本気よ。あなた、本当にイケメンになったわねぇ!」

Bun「Rungさん、恥ずかしすぎますよ」

 

写真付きの大きな垂れ幕だよ。。。

いわゆる町の名士の誕生会で、それなりの人が招待されてるってわけね。もしや、名士の皆さん、誕生日ごとにパーティーを開きあってるとか?

 

おお、Mくんもいるね。隣は署長。

 

同じテーブルのメンバーと、グラスを傾けるBun。

 

Bun:さきほど、私がおしゃべりしていたのは、Rungこと、 Rungtivaさんだ。彼女は、Viang Maya Spaのオーナーで、Janeの姉だ。

ここ、Viangpha Morkは、小さな町だ。

院長の誕生日には、町の重要な客たちがここに集まる。

警察署長、町議会の議員たち、判事、ここにすべて存在していると言える。

そう、俺の友達、Puedも含めて・・・。

 

VIPと札が立てられたテーブルに着席している名士たちと・・・Pued。

 

Bun:最後に・・・

 

Bunの視線が捉えたのは、謎の男性と腕を組んで現れた、ワインレッドのドレス姿のJane。

あのふたりが知り合い?

不思議に思う反面、気まずいBun。

 

Jane「Bun!」

ダークスーツの男と手をつなぎながら、まっすぐ、Banに近づいてくるJane。

Bun「Jane!」

Jane「どのくらい前から来てたの?もう、なにか食べた?」

Bun「うん」

ちらりと、男性に視線をおくるBun。

Jane「ああ、この方は、私が教えてる学校の株主なの。」

株主? たしか、塾の講師って、ドラマ化決定の時の紹介記事で読んだような気がしたんだけど・・・違うのかな?

塾の講師だけど、おうちは裕福で株主とか?

勝手なことばっかり言ってる~~~(笑)

 

頷くBun。

Tan「Tanと言います。」

Jane「彼は、Bun、私の友人なんです」

Bunを紹介するJane。

Bun「こんにちは」

Tan「こんにちは」

緊張を隠せず、固い表情のBunに対して、穏やかに挨拶をするTan。

Tan「お目にかかれて光栄です」

ふと視線を下げたBunの眼に、二人が固く手をつないているのが見える。

 

Jane「Tan、ほら、院長よ。(Bunに)ごめんなさいね。院長に挨拶してこないと・・・」

Tanの手を引いて、離れていくJane。

複雑な思いで、彼らの後ろ姿を見ているBun。

 

緊張がとけて、大きく息を吐くBun。

 

余興が始まりました。

タイでは、有名な曲なのかしら?

ピンクの衣装で、FanやFaiに挟まれて、真ん中で、拙く踊るOat。

でも、だんだん、調子に乗ってくるOatが好きです。。

会場全体、大盛り上がり。

 

そんな中、一人、飲み物を取りにきたBun。

話しかけるタイミングをねらっていたかのように、Bunに近づいてきたTan。

Tan「ご一緒に飲みませんか? 先生」

Bun「酔うのは、好きではないもので・・・」

それを聞くと、少し笑みを浮かべて、わざわざ、Bunを押しのけるように、自分のグラスに、ドリンクを注ぐTan。

Tan「先生は、我々が酔ったときにしたことを覚えておられますか?」

Bun「あ~~~、断片的には覚えているかもしれません。 どれだけ酔っていたかにもよりますね」

なんとか、ごまかしごまかし、会話を続けるBun。

Tan「・・・・・・」

Bun「なぜ、こんなことを聞くんですか?」

Tan「ただ、もう少し、飲みたいな、と思っただけです。ですが、酔っ払ったときに、線を越えてしまうかもしれない、と思うと、心配なんです。あとで、思い出すことができないかもしれないので・・・」

すでに、線を越えてしまった人に対する、この心理的圧迫!(苦笑)

もう、見ていて気の毒なくらいに、狼狽え、視線すら合わせられないBun。

Bunにゆっくりと近づき、至近距離にせまったところで、そっと、髪の毛についた紙のようなものを摘み取るTan。

顔のすぐ間近まで迫られて、硬直するBun。

 

Tan「髪についてましたよ」

Tanが離れるや、目を閉じて、息をはくBun。

Bun「ああ、あなたも以前に、酔っぱらったことがあるんですか?」

Tan「いいえ。あなたは? 今までに、酔っ払ったことはありますか?」

Bun「・・・・いいえ。そうだとしても・・・私は、すべて覚えています」

ええ? いいの? そんなこと言って?

でも、ちうしたこと、覚えてなきゃ、こんなに動揺しないっしょ(笑)

笑いを浮かべるTan。

Tan「全部、覚えているとおっしゃるんですか?」

下を向いて、笑い出すTan。

Tan「それはいい」

 

グラスをちょっとあげる仕草をみせて、立ち去ろうとするTan。

この段階では、Bunの反応が興味深くて、関心を見せるにとどめたって感じね。


そのまま、行かせるかと思ったBunが、意外にも、更に声をかける。

Bun「あなたはどうなんです?」

話しかけられ、立ち止まるTan。

Bun「覚えているんですか?」

ふりかえるTan。

Tan「もちろんですよ」

Tanを見つめるBun。

Tan「全部、覚えてます」

この言葉がリフレインします。

二人の芝居・・・いいよね~。ずっと見てられる。。。

 

Jane「Pued、放して!」

その時、突然、Janeの大声が聞こえてくる。

Pued「Jane、こっちにくるんだ」

Jane「Pued!」

嫌がるJaneを無理やり、連れ出すPued。

Jane「やめて!」

Pued「いいから、来い」

グラスを置くと、慌てて、二人を追うTan。

 

 

★【Ep 01】3/4 雑感★

いや、佇まいのすべてが、謎めいているTan。

陰のあるダークヒーローは、全身「かっこいい」で出来てます。

最初から、ひとめぼれしちゃったBunには、とても太刀打ちできる相手じゃなさそうです。

 

Bunを含めて、みんなの初恋、町一番の美人さん、可憐なマドンナのJaneをめぐって、町の実力者となったPuedが、新参者の恋人Tanに横恋慕状態だったってところかな?

それだと、あまりにも古典的?

っていうか、Tanは本当に、Janeの彼氏なの?


Bunに対しての関心の持ち方を見ると、なんか違うような気もするし~~~。

 

Bunは、どこかで路線変更したの・・・?

ああ、この15年に、Bunに何があったのか、気になる。。

 

いや、それもそうだけど、まずは、この(どこか胡散臭い)町の状況そのものにも、疑問を感じなきゃだめでしょ(笑)

 

★【Ep 01】4/4に続く★