さて、一旦、落ち着こうではないか・・・ ← あれ・・・興奮したのは、私だけ?(恥)
本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンも頻繁に登場するクライムサスペンスです。
残酷な描写が苦手な方にはお勧めいたしません。
(できるだけ配慮は致しますが、描写の説明のために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)
もちろん、BL物にありがちな描写も含まれます。
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Manner of death』
พฤติการณ์ที่ตาย
【Ep.01】 (3/4)
~ご心配なく・・・ここは、Bunの家です(笑)~
どこかのベッドで朝チュンじゃないのね、と思った皆さん、私も一緒です(笑)
翌朝、ソファで目を覚ますBun。
ようやく、身体を起こすと、テーブルの上に置かれた、メモと朝食セットに気づく。
《飲みすぎですよ。 僕が作ったすごくおいしいお粥を飲むことを忘れないでください。》
僕が作った・・・って、インスタントっぽい容器がおいてありますけど?(笑)
しかも、これは・・・誰の字? Mくんはこんなこと、書きそうもないし・・・。
それを見て、微笑むBun。 ← 最後の文字は・・・Oat?
大きく伸びをするBun。
隆々とした筋肉を苦手と言いつつ、どうしても、視線が上腕二頭筋に集中してしまう私を誰か叱って!(笑)
~解剖室~
Oat「先輩、どうしたんですか? 昨晩、ハンマーで殴られたりしました?」
Bun「今朝は、起き上がれないと思ったよ」
Oat「へぇ・・M捜査官が、先輩が、Viangpha Morkカクテルを飲んだって言ってましたよ。」
Bun「あれは、カクテルなんかじゃない。あれは、純粋な酒だ。・・・ん? お前、いつ、Mに会ったんだ?」
携帯を見せるOat。
Oat「ほら、見てくださいよ。これ、僕が撮影しました」
酔っぱらって、完全に、つぶれているBunと、それを後ろから支えているMの姿をOatが撮影しているところまで、映っている。(笑)
床に吐いたところまで、ばっちり。
あの~、さっきから気になってるんだけど、あなたたち、ご遺体の前ですよ。
証拠映像をつきつけられるBun。
「バンコク? 俺は、戻りたくないぞ」と叫びながら、OatとMくんに抱えられれてる。
ご機嫌ね(笑)
Bun「おい、Oat!」
ショックを受けているBunを見て、笑うOat。
Oat「M捜査官が、昨日の晩、僕にSOSの電話をしてきたんですよ」
Bun「おい、おい、それを消せよ。恥ずかしすぎるじゃないか!」
Oatにしたら、そんなの無理無理ですね(笑)
Oat「いいえ、仕事しないと・・・。ところで、先輩。Natty Wasineeさんの薬物検査の結果が出てます」
Bun「お前、もう読んだのか?」
Oat「ええ、先輩が言ってたとおり、メタンフェタミン(覚せい剤の一種)が検出されました」
Bun「そうか・・・」
ようやく、遺体検分に取り掛かるBun。
Bun「それで、どこを見るんだった?」
Oat「胃腸部です」
遺体に薬品をかけている最中、「それとこっちもです」というOatの手を避けようとバランスを崩し、誤って自分にかけてしまうBun。
Bun「おい、Oat!(怒)」
手を合わせるOat(笑)
Oat「すみません・・・・」
Bun「なにかで、拭いてくれ」
Oat「こっちに来てください」
Bunに、手で少しずつ水をかけるOat。
Bun「おい、お前、ソンクラーンかなにかだと思ってるのか?」
確かに! この仕草、儀式っぽい。
Oat「だって、臭いんですよ」
Bun「ああ、もういい、シャワーを浴びてくる」
Oat「どこ行くつもりですか? まず、洗わないと・・・」
Bun「とにかく、シャワーだ」
~スタッフ用のバスルーム~
シャワーを浴び終わり、バスタオルを腰にまいただけで出て来たBun。
シャワーと言いつつ、素晴らしい肉体を拝ませていただくお時間です。
しかも、パンツから順番にお着がえも堪能できます。
でも、最終的には、なんだか、らしくないTシャツ着てる。。。
強烈な違和感!(笑)
~病院のロビー~
Bun「残ってたのは、これ(このダサTシャツ)だけだったんだ」
どうやら、Bunは病院内に予備の服を置いてなくて、あったのを拝借した・・・って感じ?
しかも、書かれてるロゴの意味は・・・
“独身だから口説いていいよ(彼女募集中)”らしいです。
あまりの似合わなさ加減に、「新しいのを買ってきますよ」と申し出るOat。
Bun「別にいい。必要ない」
そこへ少女がやってくる。
少女「先生、先生~~」
Bun「どうかしたの?」
少女「私のお姉ちゃんが、先生の電話番号を聞いてこいって」
Bun「君のお姉さん? だれだっけ?」
少女「あそこにいるわ」
指さす少女。
Bunを見て、にっこり微笑んでいるお姉さん(笑)
Bun「あ・・・・」
軽く会釈をしたものの・・・隣で、Oatが成り行きを可笑しそうに見守っている(笑)
Bun「ああ・・・うん。」
断り切れず、電話番号をメモすると、少女に渡すBun。
少女「ありがとうございます」
Bun「うん・・・」
喜び勇んで、姉の元に急ぐ少女を横目に、「さ、行くぞ」とOatに声をかけるBun。
すると、今度は、笑顔満面で現れる女性を見て、ピタリと足をとめる二人。
ふふふ、31歳独身貴族、Bunセンセー、モテモテじゃん。
Oat「先輩の魅力は、決して留まりませんね。僕のTシャツも、すごい威力だな。悪くない」
え? あ、やっぱり、Oatのだったの? ← やっぱりと言ってしまっていいのだろうか(苦笑)
Bun「いいから、行くぞ」
Oat「どこへ?」
Bun「新しいシャツを買いに行く。一緒に来い」
あはははは!
Oat「まじですか?」
本当に買いに来たけど・・・衣料品店って感じのお店ね(笑)
シャツを買って、すでに着てるBunセンセー(笑)
一刻も早くTシャツを脱ぎたかったんじゃん(笑)
袖を何折りか、まくったBunを見て、 ← この仕草も大好物!
サムズアップしてみせるOat。
店員「おつりです」
Bun「ありがとう」
その時、通りの反対側の店で誰かを見かけたのか、そのまま、近づいていくBun。
Oatは、まだ店の中?
Bun「Pued?」
Pued「おい、Bun!」
再会を喜ぶ二人。
このラインも、中高の友人ぽいね。
Pued役のこの方、ついこの間見返した『Theory of Love』の演劇学部のShane先輩役を演じてたんだけど、最初、全然、気づかなかった。。
Pued「こいつ、一体、なにしてた? お前、ここにきて数日たつだろう? どうして、俺に会いに来なかったんだ?」
Bun「お前が言うな! 電源切ってたくせに」
Pued「ああ、そうだったか? すまんな。Giftの奴がいつも俺に嫌がらせをするんで、俺、電話番号を変えたんだよ」
Bun「ほんと、お前は変わらないな。ま、お前が幸せならなんでもいいよ」
ふと、Puedがはめている腕時計に目をとめるBun。
昨晩の記憶が一瞬だけ蘇る。
自分を支えてくれた男も同じような時計をしていたような・・・。
Pued「何見てんだ?」
Bun「なんでもないよ。この時計に見覚えがあってさ。前にどこかで見たかもしれない・・・」
Pued「まさか! これ、限定品なんだぞ。親父が俺のために買ったもんじゃなければ、はめようとは思わなかったけどな」
Bun「そうなのか?」
Pued「あ、お前、Janeに会ったか?」
Bun「Janeなら、昨日会ったばかりだよ」
Pued「もう会ったか?」
Bun「ああ、すごくきれいになってたな。お前、彼女をねらってるって言ってなかったか?もうあきらめたのか? 彼女、マジできれいになってたじゃないか」
含み笑いをするPued。
笑顔だけど、目が笑ってない?
Pued「ああ、おれ、ちょっと用事があるんだ。また、会おうぜ」
Bun「今度は、俺の電話にちゃんと出るのを忘れるなよ」
Pued「ああ、じゃあな」
去っていくPued。
~レストラン~
巨大なワニのオブジェがある、でかいレストラン。
Bunの勤める病院の院長の誕生祝のパーティが行われるって言ってたのが、これよね。
ベージュのスーツで現れたBun。
この人、ください!って、つい言っちゃう自分が怖すぎる
ワニの口から入っていくなんて、シュールね(笑)
・・・と思ったら、もっとシュールなのがやってきた!(笑)
ピンクのドレスを着せられたOatが、嫌そうに、FanやFaiたちと一緒に登場する。
ピンクドレスがまったく似合ってないかと言えば、そうでもないところが、Oatの凄いところです。
Fan看護師も着ぐるみみたいで、可愛くない?
笑いながら、少し離れたところで、同僚たちの写真を撮るBun。
その時、Oatの後方に、例の男性が歩いているのに気づくと、向こうも、Bunに気づいたっぽい。
さっと視線をそらすBun。
それでも、じっと、Bunのほうを見ている男性。
こっちの人もください! つい、ここでは言っちゃうけど、本当に、二人を目の前にしたら、ど~していいかわからず、逃亡するくらいの小心者です(笑)
緊張するBunの背後から、ドレスアップした女性が「Bun・・・」と声をかけてくる。
Bun「うわ、Rungさん!」
お互いに、懐かしそうに挨拶する二人。
Rung「いつ、こっちに戻ってきたの?」
Bun「実は、ちょっと前に戻ったばかりなんです」
Rung「Janeったら、私に何にも言わないのよ。叱ってやらなきゃ・・・」
※Rungは、Janeの姉です。
Rung「私たち、会わなくなって10年は経つんじゃない?」
Bun「本当に久しぶりです」
Rung「すごく立派になったわね。すごくイケメンになったし、ほとんど、あなただってわからなかったのよ」
Bun「ほめすぎですよ。Rungさんこそ、とってもお美しくなられましたよ。本当に本当に、綺麗です」
Rung「ただ、年をとっただけよ。さ、中に入りましょう。ねえ、私、本気よ。あなた、本当にイケメンになったわねぇ!」
Bun「Rungさん、恥ずかしすぎますよ」
写真付きの大きな垂れ幕だよ。。。
いわゆる町の名士の誕生会で、それなりの人が招待されてるってわけね。もしや、名士の皆さん、誕生日ごとにパーティーを開きあってるとか?
おお、Mくんもいるね。隣は署長。
同じテーブルのメンバーと、グラスを傾けるBun。
Bun:さきほど、私がおしゃべりしていたのは、Rungこと、 Rungtivaさんだ。彼女は、Viang Maya Spaのオーナーで、Janeの姉だ。
ここ、Viangpha Morkは、小さな町だ。
院長の誕生日には、町の重要な客たちがここに集まる。
警察署長、町議会の議員たち、判事、ここにすべて存在していると言える。
そう、俺の友達、Puedも含めて・・・。
VIPと札が立てられたテーブルに着席している名士たちと・・・Pued。
Bun:最後に・・・
Bunの視線が捉えたのは、謎の男性と腕を組んで現れた、ワインレッドのドレス姿のJane。
あのふたりが知り合い?
不思議に思う反面、気まずいBun。
Jane「Bun!」
ダークスーツの男と手をつなぎながら、まっすぐ、Banに近づいてくるJane。
Bun「Jane!」
Jane「どのくらい前から来てたの?もう、なにか食べた?」
Bun「うん」
ちらりと、男性に視線をおくるBun。
Jane「ああ、この方は、私が教えてる学校の株主なの。」
株主? たしか、塾の講師って、ドラマ化決定の時の紹介記事で読んだような気がしたんだけど・・・違うのかな?
塾の講師だけど、おうちは裕福で株主とか?
勝手なことばっかり言ってる~~~(笑)
頷くBun。
Tan「Tanと言います。」
Jane「彼は、Bun、私の友人なんです」
Bunを紹介するJane。
Bun「こんにちは」
Tan「こんにちは」
緊張を隠せず、固い表情のBunに対して、穏やかに挨拶をするTan。
Tan「お目にかかれて光栄です」
ふと視線を下げたBunの眼に、二人が固く手をつないているのが見える。
Jane「Tan、ほら、院長よ。(Bunに)ごめんなさいね。院長に挨拶してこないと・・・」
Tanの手を引いて、離れていくJane。
複雑な思いで、彼らの後ろ姿を見ているBun。
緊張がとけて、大きく息を吐くBun。
余興が始まりました。
タイでは、有名な曲なのかしら?
ピンクの衣装で、FanやFaiに挟まれて、真ん中で、拙く踊るOat。
でも、だんだん、調子に乗ってくるOatが好きです。。
会場全体、大盛り上がり。
そんな中、一人、飲み物を取りにきたBun。
話しかけるタイミングをねらっていたかのように、Bunに近づいてきたTan。
Tan「ご一緒に飲みませんか? 先生」
Bun「酔うのは、好きではないもので・・・」
それを聞くと、少し笑みを浮かべて、わざわざ、Bunを押しのけるように、自分のグラスに、ドリンクを注ぐTan。
Tan「先生は、我々が酔ったときにしたことを覚えておられますか?」
Bun「あ~~~、断片的には覚えているかもしれません。 どれだけ酔っていたかにもよりますね」
なんとか、ごまかしごまかし、会話を続けるBun。
Tan「・・・・・・」
Bun「なぜ、こんなことを聞くんですか?」
Tan「ただ、もう少し、飲みたいな、と思っただけです。ですが、酔っ払ったときに、線を越えてしまうかもしれない、と思うと、心配なんです。あとで、思い出すことができないかもしれないので・・・」
すでに、線を越えてしまった人に対する、この心理的圧迫!(苦笑)
もう、見ていて気の毒なくらいに、狼狽え、視線すら合わせられないBun。
Bunにゆっくりと近づき、至近距離にせまったところで、そっと、髪の毛についた紙のようなものを摘み取るTan。
顔のすぐ間近まで迫られて、硬直するBun。
Tan「髪についてましたよ」
Tanが離れるや、目を閉じて、息をはくBun。
Bun「ああ、あなたも以前に、酔っぱらったことがあるんですか?」
Tan「いいえ。あなたは? 今までに、酔っ払ったことはありますか?」
Bun「・・・・いいえ。そうだとしても・・・私は、すべて覚えています」
ええ? いいの? そんなこと言って?
でも、ちうしたこと、覚えてなきゃ、こんなに動揺しないっしょ(笑)
笑いを浮かべるTan。
Tan「全部、覚えているとおっしゃるんですか?」
下を向いて、笑い出すTan。
Tan「それはいい」
グラスをちょっとあげる仕草をみせて、立ち去ろうとするTan。
この段階では、Bunの反応が興味深くて、関心を見せるにとどめたって感じね。
そのまま、行かせるかと思ったBunが、意外にも、更に声をかける。
Bun「あなたはどうなんです?」
話しかけられ、立ち止まるTan。
Bun「覚えているんですか?」
ふりかえるTan。
Tan「もちろんですよ」
Tanを見つめるBun。
Tan「全部、覚えてます」
この言葉がリフレインします。
二人の芝居・・・いいよね~。ずっと見てられる。。。
Jane「Pued、放して!」
その時、突然、Janeの大声が聞こえてくる。
Pued「Jane、こっちにくるんだ」
Jane「Pued!」
嫌がるJaneを無理やり、連れ出すPued。
Jane「やめて!」
Pued「いいから、来い」
グラスを置くと、慌てて、二人を追うTan。
★【Ep 01】3/4 雑感★
いや、佇まいのすべてが、謎めいているTan。
陰のあるダークヒーローは、全身「かっこいい」で出来てます。
最初から、ひとめぼれしちゃったBunには、とても太刀打ちできる相手じゃなさそうです。
Bunを含めて、みんなの初恋、町一番の美人さん、可憐なマドンナのJaneをめぐって、町の実力者となったPuedが、新参者の恋人Tanに横恋慕状態だったってところかな?
それだと、あまりにも古典的?
っていうか、Tanは本当に、Janeの彼氏なの?
Bunに対しての関心の持ち方を見ると、なんか違うような気もするし~~~。
Bunは、どこかで路線変更したの・・・?
ああ、この15年に、Bunに何があったのか、気になる。。
いや、それもそうだけど、まずは、この(どこか胡散臭い)町の状況そのものにも、疑問を感じなきゃだめでしょ(笑)