全然関係ないんですけど、昨晩、「私、目が全然見えないの」って、ビートた○しさんに必死に訴えてる夢をみました。
無言でしたが、なんだか、励まされてるオーラは感じました。
でも、なぜ、こんなに毎日死ぬほど見てる、MeanやPlanや、BLアクターズが出てこないのか、脳のばーか!
無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Love by chance』
【Ep.11】 (4/4)
~大学内 オープンスペース~
友人と勉強していたChaAim。
その友人が立ち去ったタイミングで、ChaAimの後ろから、忍び寄り、わき腹をつつくPond。
ChaAim「ちょっと!! 何する気? 驚いたじゃないの!」
Pond「ごめん、ごめん ちょっとふざけただけだよ。」
ChaAim「もう一回、ビンタしてほしいの?」
Pond「ごめん、ごめんよ、ハニ~~」
ChaAim「もう二度としないでよ!」
ここまでの間に、すでに、何倍もPondを叩きかえしてるChaAim(笑)
ChaAim「どうして、ここに来たの?工学部の学部棟で待ち合わせだったはずでしょ?」
Pond「彼女に会いたかったからに決まってるじゃん。来ちゃだめだったのか? ま、いいや。荷物、もってあげるから・・・」
ChaAim「それで、Aeはどこなの?」
Pond「おい、よせよ。彼氏の前で、ほかの男の話なんかするな。俺って、浮気されちゃってるわけ??」
じろりと睨むChaAim。
Pond「おっと! わかりました。申し訳ありません!ああ、Aeだよな。あいつなら、図書館で意地はってるんじゃねぇ」
ChaAim「それ、どういう意味?」
Pond「知りたいか?自分の目でたしかめてみなよ・・・」
ChaAim「なんで? いっつも、もったいぶるのよ・・・」
Pond「はいはい、行こうぜ」
~図書館 学習コーナー~
隣同士に座り、勉強しているAeと、Pete。
Pete「Ae、僕に手伝わせてください」
英語のことですね。
前の試験の時、と獅子のChompooに、教えてもらってました。
Ae「いや、いい」
Pete「手伝わせてほしいんです」
食い下がるPete。
Pete「ね、いいでしょう?ねぇ?」
Ae「だめだと言ったらだめだ」
Pete「いいでしょう?」
そんなちょっと不穏めいた空気の中、到着したPondとChaAim。
Pond「なんだよ、まだ、Aeはお前に手伝わせないのか?」
頷くPete。
Pond「おい、Ae、お前もどうしたんだよ。せっかくだろ、賢い彼氏の頭、利用すればいいじゃん」
ChaAim「ちょっと、なんてこと言うの!私が作った試験対策資料、渡すべきかしら?」
Pondの方を叩くChaAim。
Pond「どうかな? でも、もう俺の手元にあるみたいだけど・・・」
さっき、ChaAimの荷物を代わりに持ったからね。
こら、本当にそれでいいの?と耳を引っ張るChaAim。
Pond「ごめん、ごめん、ハニ~~、俺が悪かった」
ChaAim「少し、黙ってて!」
ChaAim「Peteが勉強を見てあげるのなら、私が手伝う必要はないわよね。」
きまり悪そうに、Peteを見るAe。
Pete「Aeは、Aimに手伝いを頼んでたんですか?」
ChaAim「そうだけど・・・Aeから聞いてない?」
Pond「そりゃそうだろう。恥はかきたくないもんな・・・。こいつは、ほとんど、矢みたいにまっすぐだからな。英語が苦手だってことも認めて来た。でもいまや、それを彼氏に見せるのは恥ずかしすぎるってわけだ。」
Pete「別に俺は、恥をかきたくないわけじゃない」
Pond「なら、どうして、Peteに英語の勉強を手伝ってもらわないんだよ?」
Ae「・・・・・」
Pete「・・・・・」
ChaAim「もう、チャチャ入れるのやめなさい。行きましょう。ちょっと待っててね。私たち、すぐ戻るから・・・」
Pond「ん? 俺たち、どこ行くの?俺と天国でもいく?」
ChaAim「あなただけ、地獄に落ちて! 」
Pond「よせよ。何考えてんだ?」
ChaAim「コンビニ行くけど、なにか欲しいものある?」
気の利くお姉ちゃんみたいな存在だね、Aim。
Pete「いえ、特に・・・」
Pond「俺は食べたいな~~、君みたいに甘くて・・」
ChaAim「しっ! ここは図書館よ!」
バシっと、Pondの背中を叩くChaAim。(笑)
PondとChaAimカップルから変に気を遣われた感じで、残された二人。
Ae「俺は、お前も試験があるのに、迷惑をかけたくなかったんだ」
Pete「でも、それを言うなら、Aimだって、試験ありますよね」
Ae「俺たちは、同じ授業を取ってる」
Pete「でも、Aimはレベル3で、Aeはレベル1の内容ですよ」
Ae「もういい。とにかく、お前は手伝う必要ない」
Pete「Aeの言ってることは、筋が通ってません」
Ae「だったら、Chompooに手伝わせればいいのか?」
しかも、Chompooって・・・・。
なんで、よりによって、その名を出すかなぁ!
このPeteの凍り付いた顔!
うわ~~~、Aeのこういうところ、まぁ、奴も人間だなって思えるけど、
なんていうか・・・選んじゃいけないカードばっかり引いちゃう人みたいな?(苦笑)
Peteの立場に立つとねぇ。。
あ~~~、もうAeだって、わかってる顔じゃん。。。
Pete「僕・・・ちょっと・・・すぐ戻ります」
席を立つPete。
頭をかきむしりながらも、Peteが歩いていったほうを気にして、何度も振り返るAe。
トイレの外で、待っているAe。
しばらくして、Peteが出てくる。
顔を伏せながら、「AimとPondはもう戻ってきましたか?」と訊ねるPete。
Ae「Pete・・・俺を見ろ」
Pete「Ae・・・戻って勉強してください」
依然として、顔を伏せながら、学習コーナーに戻ろうとするPete。
Peteの腕を取ると、そのまま、抱き寄せるAe。
一応、ギリギリのところで、なすべきことは押さえるから、まだ、傷は浅いよね。
これ、できるようで、出来ない人が多いからね。
Ae「ごめん」
Pete「Ae・・・ほかのひとに見られますよ」
Ae「構わないよ。お前にひどいことして・・・本当にごめん。」
Pete「気にしないでください。僕・・・わかりましたから。僕・・もう、なにも求めたりしませんから・・・」
こういうとこ、わかる! っていうか、言っちゃう気持はたぶんある!
Ae「黙って俺の言うことを聞け。俺は、お前の前で、惨めな姿をさらしたくないんだ。なんで、こんな風になったのか、自分でもよくわからない。お前と会う前は、俺はいつだって、わからないものはわからないと認めて来た。でも、俺たちが出会ってからは、お前に弱いところを見せたくない。お前を失望させたくないんだ。俺はいつだって、お前にとって、最高な奴でいたいんだ」
Pete「でも、Aeは、僕にとって、いつでも最高な人なんです」
こんな、喧嘩みたいな雰囲気になっても、Peteは、Peteだよね。
ふっと、笑い出すAe。
Ae「そんなに、褒めるなよ。戻ろう、勉強しないとな・・・」
Pete「Ae・・・」
振り向くAe。
Pete「もう本音を聞いたんですから、僕に手伝わせてくださいね」
Ae「やだね」
ここ、いいね! 見事な着地点だ!
笑顔をみせながら、Aeのあとを追うPete。
微笑ましくて、可愛い二人。。。
~学習コーナー~
戻って来たPondたちと一緒に勉強するAeたち。
自分でもふがいなさに、つい弱音が出るAe。
Ae「悪いな、Aim、俺の英語力は最低だ」
ChaAim「気にしなくていいわよ。少なくとも、Aeは努力してるわ。どっかの誰かさんは、試験があるのに、スマホをいじってるっていうのに。ねえ、教えて、ビーチへの旅行と試験と、どう関係があるのかしら?」
隣のPondをのぞきこむChaAim。
Pond「いいじゃん、旅行は試験なんかよりも、重要・・・違った! 試験と同じくらい、重要だろ?それに、これは、高校卒業して以来、初めての旅行なんだよ。Aeにも聞いてみろよ。なぁ、Ae?」
Ae「俺にふるなよ。俺は、試験後に考えるよ」
Pond「ふん、裏切り者め!」
ChaAim「なに言ってるの? もし、今期、一つでも単位落としたら、別れるわよ」
Pond「え? そんなのだめだよ、あ~、わかった、わかった。やるよ、やるよ。なんで、俺には、そんなに厳しいんだよ」
なんでも、、ポンポン言い合えるPondたちを、微笑ましく見ているPete。
ChaAim「あなたもビーチに一緒に行くの?Pete?」
Ae「いや、こいつは行かないよ」
Peteが答える前に、Aeが先に言葉をはさむ。
ん? ちょっと違和感。
明らかに、失意の底に急降下なPete。
Pete「僕は行かないと思います・・。それに、Aeの友達のことはよく知りませんし・・・」
微妙な言い回しで、答えるしかないPete。
Ae「俺は、お前と一緒に行きたくないと言ってるわけじゃないんだ、Pete」
Pond「じゃ、なんでそんなことを言うんだ?お前には、こんなイケメンの彼氏がいるんだ。みんなに自慢しろよ。こんな天使みたいな彼氏を嫁にしたくせに・・・俺たちの友達に紹介してやれよ。おい、Ae、お前がPeteを連れていかない理由を3つあげろ」
Ae「3つだって? 1にSun、2にSun、それから、Sunだ」
ChaAim「どういうこと?」
さすがに、言いにくそうなAe。
Pond「俺が代わりに言ってやるよ。Sunって言うのは、俺たちの高校時代の友達で、すっごい、イケメンなんだ。女子たちみんなが、奴に電話番号を聞いたり、ラインのアカウントを交換してくれってせがむくらいのな。今、あいつ、大学で、ムーンになったらしい。」
※ムーンについては、私のタイBLドラマの原点『2Moons』で詳しくわかるのですが、とにかく、選抜された大学の代表学生というか、大学の顔的な存在のことです。
Pond「とにかく、お前は、あいつとPeteを会わせたくないってことだろ?お前、Peteが、お前を捨てて、Sunのところに行っちゃうのが心配なんだろ?」
Ae「黙れ、Pond!」
またまた、ちょっと違和感のPete。
ChaAim「(Aeは)Peteのことを信じてないの?」
(Peteに代わって)Aeに質問してあげるChaAim。
さすが、お姉ちゃん!
Ae「俺は、Peteを信じてるよ。でも、Sunのことは信じてないんだ。Sunが俺からPeteを奪うことはないにしろ、揶揄われたり、嫌な思いをさせられるのはごめんだ」
仲間と言いつつ、それ、本当の友達なの?っていう根本的な疑問も浮かびます。。。
それでも、Aeが自分を連れていかないと決定した理由がわかって、ちょっと笑みが浮かぶPete。
ほらね、こういうことよ、Pete。
前に、聞きたいことがあるなら、ちゃんと、Aeに聞けって、ぽんちゃんが言ったでしょ。
ChaAim「だったら、Peteは、Aeよりもっとイケメンな人にであったら、どうするの?」
Pete「どうもしません。だって、僕にとって、Aeが一番ですから」
微笑みあうPeteとAe。
そんな二人の熱々ぶりに満足するChaAimと、ふざけて、吐く真似をするPond。
君たちの、友人思いの連携アシストプレーも、素晴らしかったと思うよ。
ほんと、大好き!
~Peteの部屋~
その日の夜ね。
勉強中のAe。
Peteも試験前期間だと思うけど、ずいぶん、余裕ね(笑)
ソファに寝ころんでるよ。
Pete「Ae・・・」
Ae「ん?」
Pete「よく友達と旅行に行ったりするんですか?」
Ae「毎年、学年度末にな。11年生(高2)のころからだ。それを今でも続けてるんだ。なんで、そんなことを聞くんだ?お前も一緒に行きたいのか?」
今頃になって聞くなら、そもそも、さっきの話の前に、Peteに聞くべきだったんじゃないの?(笑)
Pete「いいえ。ただ、Aeが友達と一緒にどう過ごすのか、知りたかったんです」
Ae「特別なことなんて何もないよ。俺の友達なんて、みんな、クソばっかりだ。口は悪いし、あの馬鹿どもといると、いつも頭が痛くなるくらいだ。
あ、そうだ。眠かったら、先に寝ろよ。今夜はここで寝るから」
Pete「どうしてですか?」
教科書をテーブルに置くAe。
Ae「頼むから、こっちで寝かせてくれよ。だって、お前と一緒にいると、眠る代わりにほかのことをしたくなるんだ。」
ホカノコトヲシタクナル・・・
ホカノコトヲシタクナル・・・
ホカノコトヲシタクナレ・・・
クッションを抱えて、無茶苦茶、テレまくるPete。
Pete「Aeったら~~~、勉強続けて。僕を見なくていいですから・・・」
Aeの勉強している姿をみながら、いつしかソファで眠ってしまうPete。
Ae「Pete? Pete・・・寝るなら、ベッドに行けよ」
Pete「あ・・・僕・・・寝ちゃってましたか?」
寝ぼけた感じで、身体を起こすPete。
Peteの隣に座りなおすAe。
Ae「旅行から戻ってきたら、どこかに旅行しないか? 俺たちふたりで・・・」
AeによりかかるPete。
Pete「僕たち二人だけで?」
Ae「ああ。行きたいか?」
Pete「もちろんです。行きたい!」
あ~~、こんなしぐさ、勝てる気がしない。。
競う意味もわからない。。。
Ae「でも、今は、部屋に行って寝ろ。明日、また、話そう」
Pete「はい・・・」
Aeの頬に軽くキスして、「おやすみなさい、Ae」と言いながら、寝室に向かうPete。
思わぬご褒美キスに、笑顔になって、試験勉強を頑張るAeなのでした。。。
★【Ep 11】4/4 雑感★
あ~、ビーチ旅行の話が出てくると、終盤が近いって言われてるみたいで、寂しくなります。。。
でも、まだまだ、その前に、TinCanで盛り上がらなきゃ!
・・・と言いつつ、このパートは、AePeteの、「お付き合いって、スイートなだけではないのよ~」な面が浮き彫りに(笑)
Parthくん(Aeの中のひと)の潜在的な魅力が駄々洩れになっているので、ピンとこないかもしれませんが、本来、Aeというキャラクターは、あまり外見に魅力がない・・・というか、色黒でずんぐりむっくりと背が低くて、サッカーバカで、堅物で・・と言ったように、Peteとは真逆をイメージしたキャラ設定なはず。
たしか、Aeは、当初からそういう路線でいくというMame先生やP'New(監督)の打ち合わせみたいなのありましたよね。
そういう、コンプレックスを内在している、一見、普通の男の子が、Peteの目には、王子様級のヒーローに見えるという展開が、ドラマを生み出す肝なわけですが、ヒーローが背伸びをしようとすると、不協和音が生じるんですね。
もちろん、好きな人の前で、弱いところを見せたくないという気持ちは、誰しも覚えのある感情なので、このシーンは格別、意味のあるエピソードだとは言えないかもしれませんが、ただ、こういうちょっとした諍いの時に、どういう行動を取るか・・・が見てて面白いです。
(でも、一方で、好きな人の前でしか、見せられない弱い面というのもあるんですよね。)