ココアとストロベリー、スムージー2つ買って、100バーツ。高いの? 大学内カフェ価格?


無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.01】 (1/4)

【Ep.01】 (3/4)

 

 『Love by chance』 

【Ep.01】 (4/4)

~サッカーコート~

フィールドが見える場所に、車を停めるPete。

見回すものの、Aeの姿は見えず、溜息をつく。

仕方なく、車を発進させるPete。

 

~大学構内~

Aeに自転車をこがせて、ちゃっかり後ろに乗っているPond。

Pond「おい、Ae、もっと早くこげないのかよ。これじゃ、授業に間に合わないぞ。急げ、急げ!」

後ろのPondは、言いたい放題。

Pond「こないだの授業中、ゲームで遊んでたのがばれて、警告出てんだよ。もし、今日、遅刻でもしたら、あの眼鏡オヤジに殺されるよ」

それはすべて、自業自得(笑)

Ae「うるさい! 教授のことを、二度と眼鏡オヤジなんて呼ぶなよ。」

Pond「おまえこそ、黙って早く漕げって! 急げ!!」

やっと、工学部の校舎に到着すると、自転車から飛び降り、「じゃ、俺、先にいくからな」と走っていってしまう、ちゃっかり屋のPond。

Ae「おい、Pond!!・・・ホント、あいつ、最低だな」

こちらも仕方なく、ひとり、自転車置き場に自転車を止めると、急いで駆け出すAe。

 

日々なんとなく、そうやって過ごしながら、なかなか出会わないPeteとAe。

Peteも、Aeが立ち回りそうなところを歩き回っているような感じなんだけどね。

 

*******

大学構内のcafe。

一人ランチを取っているPete。

 

同じ時に、カフェに現れたPond。

すかさず、カフェの店員の女の子に声をかけている。

Pond「おお~、見慣れないね。新しく入ったのかな?かわいこちゃん?」

むっとしながらも、笑顔をみせ、「ご注文はなんになさいますか?」と訊ねる店員さん。

Pond「お~い、そんな怖い顔しなくてもいいじゃん。君みたいなかわいこちゃんが、どうして、俺にむかって、そんな怖い顔みせるんだよ?」

ナンパ男(Pondのことね)から、目をそらす店員さん。

Pond「あ~あ~あ~あ~、わかったよ、揶揄うのをやめるよ。俺、ココアスムージーにしようかな?すっごく苦いやつ。クリームなし、砂糖なし。なんにも入れなくていいよ。甘くないほうがいいんだ。いい? 絶対に甘くしないでくれよ。濃厚でパンチのきいた奴がいい。一口飲んだあとに死んじゃうくらいのが欲しいんだよ」

店員さん「冗談言ってるんですか?」

Pond「違うよ、俺は本気で注文してるんだってば。それとも・・・もしかして、作れないの?」

ニヤリ、と笑うPond。

店員さん「作れます」

Pond「うわ、おっかない!ここのオーナーに苦情でも言っちゃおうかなぁ~。あ、そうだ、かわいこちゃん・・・」

振り返る店員さん、すでに、睨みつけてます(笑)

Pond「もう一つ、注文するよ、ストロベリースムージーも飲みたいんだ。こっちは、甘くして。君の顔くらい、あま~くしてね」

店員さん「かしこまりました。すご~く甘くしますね?」

わざとらしく、注文を受ける店員さん。

 

その時、Aeが店に入ってくる。

Ae「こら、バカPond! お前、飲み物買うのに、いつまでかかってるんだよ? 俺、もう寮に戻って、それから、ここにきたんだぞ」

Aeの声が聞こえてきて、後ろを振り向くPete。

Pete「・・!」


Pond「そうなんだけどさ。ここの人がちょっとゆっくりみたいなんだよね~」

店員さん「はぁ?(怒)」

振り向きざま、睨まれるPond。

 

そんなやり取りの中、店の中に、Peteがいるのに気づいたAe。

なんとも言えず、優しい表情を見せるAe爆笑


Ae「おい、お坊ちゃんのPeteじゃないか・・。どうして、こんなところにいるんだ?」


そして、こちらもやっとAeに会えて、嬉し恥ずかしなPete。

それは、さっさと、Peteの側に座っちゃうAeも同じみたいだけどね。

Ae「あ、そうだ。あのクズ野郎、どうなった?まだ、お前に嫌がらせしてくるか?」

Pete「いいえ、ここしばらく静かです・・・。本当にありがとうございました、Ae」

Ae「なんだそれ? お前、俺に会うたびに、いつも“ありがとうございます”なんて言わなくていいよ。」

カウンターから、見知らぬ学生と話しているAeのほうを、不審そうに覗くPond。

Pond「それから・・あの日のことも、ありがとうございました」

Ae「本当にもういいって。それで・・・お前、お母さんに話したのか?」

Pete「話しました。」

きっぱり答えられて、清々しい感じのPete。

 

Pond「おい、Ae。そいつ、誰?友達か?」

興味津々なPond。

Pete「こんにちは」

Pond「ああ、こんちは。・・・俺、お前の周りで、こんな奴見たことないけどな。サッカー部の奴か?」

Ae「うるさいぞ、Pond!」

Pond「顔に唾がかかったぞ!」

Pondをガン無視するAe(笑)


Ae「(Peteに向かって)あ、そうだ。ところで、このあたりでなにしてたんだ? インターナショナルの校舎にも、カフェくらいあるだろ?」

Pete「それが・・・駐車場が空いてなくて、それで、このあたりに停めなくちゃならなかったんです」

工学部のそばっていうのが、ポイントなんです!

Ae「ほ~、でもここじゃ(インターから)遠すぎるだろ」

 

店員さん「ココアスムージー、お待たせいたしました」

薄ら笑いを浮かべながら、カウンターに取りにいくPond。

「さ、これ、お前のだよ」とAeの前に置く。

さきほどの注文のやりとりを聞いていたPeteが「Ae・・・」と声をかけようとすると、し~っと止めるPond。

その様子で、当然、勘づいたAe。 ← 勘づかなきゃおかしいよね(笑)

Ae「お前が注文したんだから、まず、一口飲んでみろよ」

Pond「おい、俺たちはもう長いこと友達じゃないか。ただの飲み物だよ。俺のことは気にせず、飲めよ」

Ae「いいから、飲め!」

口調は静かですが、迫力が違います。(笑)

おとなしく、言われたとおり、一口飲むPond(笑)

顔をしかめながら、「う~、おいしい。すごくおいしいよ」と答えるPond。

意外そうに、自分も飲んでみるAe。

Ae「たしかに、美味いな・・」

甘いの苦手なのかな。。

Pond「おい、まじかよ。こんなに苦いものを、よく、美味いなんて言えるな。俺、あの子(店員さん)がヨモギ(薬草のイメージ?)か何かを入れたのかと思ったよ」

咳払いする店員さん。

しっかり聞いてる(笑)

会釈し、笑ってごまかすPond。

 

Ae「あ、Pete。お前、昼飯、もう食べたか?」

Pete「はい、ここに。サンドイッチが・・・」

Ae「そんなの、俺にとったら、つまみみたいなもんだな。そんなカロリーじゃ、10分も持たないよ。一緒にくるか? 昼飯、奢ってやるよ」

Pete「お友達も一緒なのに、ご迷惑じゃないですか?」

Ae「Pondか? こいつなら、数分も一緒にいて話してみれば、おまえら2人、すぐに知り合いになれるよ。行きたいか?」

頷きながら、「はい」と答えるPeteの目がキラキラしてる(笑)

実写なのに、すごい効果ファクター入れてきた?(笑)


Pond「お前ら、どういう関係なんだよ? 一体どうやったら、庶民のちびすけと、お金持ちのおぼっちゃまの2人が知り合いになるんだよ?」

その時、「サ・トー・ロ・ベ・リースムージーでございます」と、席まで持ってきた店員さん。

※サトーは、タイ語で嘘つきって意味があるらしいです(笑)

Pond「ああ、ありがとう。ようやく、甘いのが飲めるよ」

さっきので、口の中、相当、苦かったのかな(笑)

一口飲んで、今度は、さっきよりはるかに顔をしかめるPond。

Pond「なんだよ、これ、無茶苦茶甘い!」

店員さん「あなたが、とっても甘いのってご注文になったんですよね?ですから、仰せのとおりにしたんですけど。お飲みになれば、糖分があなたの脳細胞によく効くと思いますよ。効果が出たら、今後は言っていいことと、言わなくてもいいことを理解できるようになるかもしれませんね。」

さすが!!(笑)

1本取られたPond。

Pond「これはどうも・・・ありがとうございます・・・」

 

Ae「Pete、行こう」

Pete「はい」

こっちは既に、二人の世界。。。(笑)

 

まだ店内にいるPond。

Pond「ねぇ、俺とランチしない? かわいこちゃん」

店員さん「あなたの口は、食べるだけのためにお使いになったほうがいいですね」

Pond「それって、君と一緒に食べていいってこと?」

じろりと、ひとにらみする店員さん。

Pond「はいはい、行きますよ。あ、これ戻すね。俺には甘すぎるわ・・・」

カウンターに、ストロベリースムージーを置くPond。

店を出かけて・・・戻ってくると、「あ、いくら?」と聞く。

店員さん「100」

Pond「え? そんなに高いの?」

黙って手のひらを出す店員さん。

Pond「これしか持ってないや。君に全部あげる。じゃあね」

出ていくPondの後ろ姿をみながら、首をふる店員さん。

 

ここでは、まだ、名前が出てきてませんが、かわいこちゃんこと、チャエイムちゃん・・・というより、ニックンの妹、パピハニのエンマちゃんです。。。

なんか懐かしい♪


でも、このドラマでの、このチャエイム役も大好きなので、一杯、きゃぷっちゃった。

 

~大学構内の舗道~

Ae「どうだ? 満腹になったか? 学食の飯もはじめて食べたのか?」

Pete「あの、以前に食べたこと、ありました」

Ae「本当か? おまえって、おもしろいんだな」

少し後ろから、お腹をさすりながら、ついてきているPond。

Peteの模範的な制服姿!(笑)


Ae「俺、お前が注文の列に並ぶの失敗してるの見てたよ」

Pete「Aeはとっても上手でしたね。あんなにたくさんの人がいるのに、人の合間をかきわけていって・・・」

Ae「そんなでもないよ。聞こうと思ってたんだけどさ、なんで、学食の食券の買い方を知らないんだ?」

ちょっと拗ねたPete。 ← そうそう、こういうところが姫なのよ(笑)

Ae「そんな顔するなよ。別にお前のことを、叱ったりしたわけじゃない」

Pete「わかってます・・・。あなたはとても・・・親切だから」

Ae「いきなりなんだよ・・・」

褒められて、ちょっと照れ臭そうなAe。

Ae「あ、シャトルバスが来た」

硬直するPete。 

Aeと一緒にいると、“はじめてづくし”(笑)

後ろを振り向くAe。

Ae「来ないのか?まさか、シャトルバスにも乗ったことがない、とか言うなよな」

首を小刻みに横に振るPete。

Pete「乗ったことありません」

Ae「まじで、お坊ちゃんだな」

自然に、Peteの腕を取ると、シャトルバスに乗り込むAe。

その腕をじ~と目で追いながら、シャトルバス初体験のPete(笑)

 

そして、後ろで、携帯をいじってるPond。

ふと気づくと「おい、Ae、お前、どこ行くんだよ? 待てよ!!」

Pondの声を聞き、いいのかな、と心配そうに目で追うPeteと、一切、気にしないAeを乗せて、シャトルバス出発(笑)

 

Pond「俺、どうすりゃいいんだ?」

 

~車内の2人~

Ae「暑いか? こっち側が日差しがきついな。俺が盾になってやるよ」

自分の身体で、日陰を作るAe。

言動の根幹が、ダンディズムの塊みたいな男の子なのね。

Pete「そこまでじゃありません。僕なら大丈夫です」

Ae「汗まみれじゃないか。それなのに、まだ、俺に平気だなんて言うんだな。信じられない奴だな」

笑い出すAe。

男の子の仕草で、このなにげない後ろ手って最強よね。

車の運転のバックの時に通じるものあり。。。

Pete「会いたかったんです・・・」

Ae「ん?なんて言ったんだ?」

Pete「なんでもありません。気にしないでください」

実は聞こえてた・・・とかだったら、ありがちすぎるかなぁ~(笑)

外を眺めるAeを、横目で眺めるPete。

 

話は尽きないなか、国際学部の校舎前に到着。

Ae「さ、ついたぞ」

一緒に降りたAeを見て、不思議そうなPete。

Pete「どうして、ここで降りたんですか?工学部の校舎は、キャンパスの向こう側ですよね?」

Ae「よく聞くんだ、Pete。次に、お前がシャトルバスに乗る時は、まず、行先を確認しなきゃだめだぞ。そうすれば、ここから離れたところに駐車しても、バスでここまで来れる」

Pete「まさか・・・あなたが乗ったのって・・そんなわけないですよね?」

Ae「そうだよ、お前に降り方を教えるために乗ったんだよ。お前がバスの利用の仕方を知ってるとは思えなかったからな」

Pete「はい」

Ae「それじゃ行くよ。俺も遅刻したくないからな」

Pete「はい」

Ae「またな・・」

視線を交わす二人。


ポンとPeteの肩に手を置くと、歩き始めるAe。

それぞれに、お互いを気にしつつ、振り返りながら・・・・。

いやん、素敵(笑)

 

★【Ep 01】4/4 雑感★

それで、こんどこそ、連絡先は交換したのかしら(笑)

偶然の出会いを待つにしては、広すぎるよ、この大学。。。

でも、昔はそうだったよね。

〇〇限がおわったら、〇〇の前でね。。。とか、ホント、アバウトだったよ。。


このパートはなんと言っても、シェリン(シェーリーン)ちゃん♪

ニックン(2pm)のヨドンセン(妹ちゃん)よ。

そりゃ、ワタシにとっても妹分。← なんで?(笑) ウリメンバドゥルの家族は、家族です。

『ハピハニ』の子がそうだと知った時のワタシの興奮度合いと言ったらクラッカークラッカークラッカー

というわけで『Lovebychance』では、今後出てくるBowちゃん(サマンサ)と並び、多目に登場する女子です。


1話で、かなりの状況がわかりました!

初見の時は、全然わかってなかったと思うので、『Lovebychance』と『TharnType』の相乗効果ってすごいんだな、と思うばかり。

テイスト違うのにね(笑)


★【Ep 02】1/4に続く★