皐月
早苗を植える時期「早苗月(さなえづき)」を略したもの。
耕作を意味する古語の「サ」が元になっているという説もあります。
※「皐月」の”皐”には「神に捧げる稲」という意味があります。
季節:初夏(しょか)
※立夏から芒種の前日まで。
> 二十四節気 <
季節の変化を知るために、地球が太陽をまわる一年を24に区分して、
「春分」「秋分」など季節を表す言葉をつけてあらわしたものが二十四節気です。
農村では昔からこの二十四節気を基準にして種まきや収穫などをおこなってきました。
古くからの年中行事には、 この二十四節気と関連するものもたくさんあります。
四季折々季節のうつろいを感じることができるのです。
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1月 小寒(しょうかん)/大寒(大寒)
2月 立春(りっしゅん)/雨水(うすい)
3月 啓蟄(けいちつ)/春分(春分)
4月 晴明(せいめい)/穀雨(こくう)
5月 立夏(りっか)/小満(しょうまん)
6月 芒種(ぼうしゅ)/夏至(げし)
7月 小暑(しょうしょ)/大暑(たいしょ)
8月 立秋(りっしゅう)/処暑(しょしょ)
9月 白露(はくろ)/秋分(しゅうぶん)
10月 寒露(かんろ)/霜降(そうこう)
11月 立冬(りっとう)/小雪(しょうせつ)
12月 大雪(たいせつ)/冬至(とうじ)
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5月には、「立夏(りっか)」と、 「小満(しょうまん)」があります。
立夏(りっか)5月5日 (2021年) 夏の始まりとされる日。
このころ大地は緑に覆われ、木々が生い茂っている時。
晴天が続き、過ごしやすい時期でもあります。
小満(しょうまん)5月20日 (2021年)
秋に蒔いた麦などの穂がつくころで、
その昔農作物で生計をたてていた時代には、
その順調な成長ぶりにほっと一息、満足したことから、
「小満」という名前がついたようです。
GWが、 始まります。
立春(2月4日ごろ)から数え88日目にあたる日で、
天候が安定しやすく茶摘に適した日が続くため、
この頃は茶摘みの最盛期です。 また、この日にお茶を飲むと長生きする、ともいわれているため、
緑茶の日と制定されました。
立春を1日目として数え、 八十八日目にあたる八十八夜。
通常は5月2日、 うるう年なら一日遅れの 5月3日に当たる日本のみに存在する
雑節と呼ばれる昔からの行事です。
「 夏も近づく八十八夜~という 」
茶摘みの歌でも知られていますよ
日本国憲法の施行を記念し、
「国の成長を期する」ことを趣旨とした国民の祝日ですが、
24時間年中無休のお店は関係なくなりつつあります。
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、
豊かな心を育む」祝日です。
みどりの日は元々、 旧天皇誕生日の4月29日だった記念日。
みどりの日が昭和の日と改名された事に伴って、
2007年から5月4日となった国民の祝日が 現在の『みどりの日』です。
『 国民の祝日 』 の ひとつであり、 古くから「端午の節句」として存在する。
男の子の健康な成長を願い祝う日です。
起源は古来中国、「端午の節句」というのは、
雨季に入る前の厄落としの行事でした。
昔は5月は「午(うま)の月」と呼んでいたため、
午の月の最初の(端) 午の日に厄払いをしていたようですが、
そのうち、「午」を「ご」と読み、 数字の5と同じ音であることから、
5月5日、と定められたようです。
香りが強く、邪気を払うとされている菖蒲を門に飾ったり、
菖蒲酒を飲んだりして厄払いをしていました。
その端午の節句の厄払いに欠かせない「菖蒲」=「勝負」、「尚武(武道を重んずること)」、
または菖蒲の形が刀に似ていることから、
端午の節句は男の子のお祝いとなったのだそうです。
★; 兜
兜は戦で身を守ってくれるもの、
病気や災難から大事なお子さまの身を守ってくれる、 と
いうことで兜がかざられるようになりました。
ひな祭りのひな人形は、子どもの身代わりとなって
厄から守ってくれる意味がありますので、
似たような役割といえますね。
出す時期に特に決まりはないようですが、
春分の日をすぎたらいつでも出していいのです。
せっかくなので4月中には出して、 一日でも長く飾りを楽しみたいです。
また、しまう時期についてもとくに決まりはなく、
ただ、節句を祝うものなので、意味もなくずっと飾っておくのも気が引けます。
梅雨に入る前までには、といった気持ちで、
天気がいい日にほこりをきれいにしてからしまうとよいでしょう。
★; 鯉のぼり
その昔、武家に男の子が生まれると、
家紋の入ったのぼりを外に立てる習慣があったのだそう。
これを町人たちがマネて広まり、 さらには中国の「鯉が滝をのぼり竜になって、
「天をのぼっていった」という言い伝えから、
子どもに「立派になってほしい」という立身出世の願いを込めて、
鯉をのぼりに書いたことがは じまり、といわれています。
ふきながしは、本来、邪気を払うとされている 五色(赤・青・黄・白・黒)です。
兜とこいのぼり、どちらも子の無事な成長を願うものですが、
「内飾り」と「外飾り」ということで、両方だした方がよいようです。
★; かしわもち
中国が発祥の端午の節句ですが、定番の「かしわもち」は日本独自のもの。
柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされていたことや、落葉樹であるにも関わらず、
秋に葉が枯れても翌年の春に新芽が芽吹くまで葉が落ちないことから、
「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、
端午の節句の縁起のいい食べ物として、
かしわもちが食べられるようになりました。
子どもと楽しむ「こどもの日」アイディア 「 柏餅を作ろう 」
おうち時間がたくさんあるなら、今年は柏餅づくりに挑戦 上新粉とあんこ、
あとは柏の葉の塩漬けをネット通販や、 デパート、スーパーなどで入手できます、
おうちでも簡単に作れます。
★; 菖 蒲
こどもの日といえば、古くから「菖蒲湯」の風習があります。
これはもちろん、邪気を払うとされている菖蒲の効能を得るための、
厄払いのひとつなのですが、紫系の花をさかせて目を楽しませてくれる
菖蒲園なんかの菖蒲は「花菖蒲」なので、
それをお風呂に浮かべても、香りも効能も期待できません。
お風呂に入れる菖蒲はサトイモ科の植物で、
その葉っぱに独特の芳香があり、 茎や根っこに血行促進や鎮痛作用があります。
お母さんの労をねぎらい、感謝する日ですね。
まだお子さまが赤ちゃんだったり、小さかったりすると、
母の日は自分の母親にお花を贈ったり、
プレゼントを渡したり、一緒にランチにいったりするもの、 と、いう認識かもしれません。
子どもが幼稚園や保育園に行くぐらいの年齢になると、
園からの母の日の制作を持って帰ってきてくれるので、
自分も母であること、改めて実感しますよね。
★;母の日の由来とカーネーション
母の日というと、日本ではカーネーションを贈ることが定番ですが、
なぜ母の日にカーネーション?
約100年ほど前、アメリカのアンナ・ジャービスという少女が母の死に遭遇し、
生前から母を敬う機会を設けよう、と運動を起こしたことが始まりなのだそう。
この運動が広まり、母を敬い感謝する日として、母の日が制定されました。 アンナさんが毎年母親の命日(5月9日)に、亡き母が生前大好きだったカーネーションを 協会の祭壇に飾り出席者にも配ったことから、
母の日とカーネーションが結びつくようになったようです。
夏の祇園祭、秋の時代祭と共に 京都三大祭として知られる葵祭。
かの源氏物語にも登場する 大変古い歴史を持つ5月のイベントです。
艶やかな平安装束を纏った 総勢500人を超える雅な王朝行列が 都大路を華やかに練り歩きます。
例年5月15日に行われる 京都の初夏の一大イベント葵祭は 斎王代を中心にした王朝行列が 京都御所を出発して下鴨神社をへた後、 上賀茂神社へと向かう 1400年以上の歴史を持つ伝統の行事なんです。