神無月
この月に日本中の八百万(やおよろず)の神様が、
出雲の国(島根県)に集まり会議を開き、
他の国には神様がいなくなってしまうことから、
「神無月」と呼ばれてきました。
神様の集まる出雲の国では「 神在月(かみありづき)」と呼ばれています。
季節:
晩秋(ばんしゅう)
※寒露から立冬の前日まで。
「衣替え」は、10月1日を目安に夏服から冬服へ、
6月1日を目安に冬服から夏服へと替える風習です。
衣替えは、平安時代に中国から伝わった習わしで、
宮中行事として、年に2回、衣を替えるようになりました。
当初は「更衣(こうい)」といいましたが、
「更衣」という言葉が女官の役職名に用いられるようになったため、
「衣更え(衣替え)」と呼ばれるようになりました。
江戸時代になると着物の種類が増え、
気候に合わせて年に4回の衣替えが武家社会で定められ、
庶民にも広がっていきました。
やがて明治時代に洋服が取り入れられると、
役人や軍人などが制服を着るようになり、 暦も新暦に変わったため、
夏服と冬服を年に2回替えるようになりました。
この衣替えの意識が学校や家庭にも浸透し、
現在に至っています。
衣類の目安
近年は気候の乱れもあり、季節の変わり目だと、
とくに毎日の服装選びが難しいです。
そこで、日中の最高気温と衣類の一般的な目安を記しますので、
▶︎最高気温20~22℃:半袖と長袖の分かれめ
▶︎最高気温15~20℃:秋物のセーターや羽織るものが必要
▶︎最高気温15℃以下:完全に冬物
(10月第二月曜日)
是まで「体育の日」として親しまれていた、
10月の台に月曜日に制定されていた祝日が、
2020年より「スポーツの日」に名称が変更になりました。
国民の 「 祝日 」 です。
この休日、2000年より「ハッピーマンデー法案」により、
10月の第二月曜日が体育の日の祝日になっていますが、
1999年までは、10月10日が体育の日、でした。
スポーツの日(体育の日)の由来と意義
1964年に日本で初めて五輪大会、
「東京オリンピック」の開会式が開催されました。
それを記念して、1966年から東京オリンピックの開会式があった
10月10日を「体育の日」として祝日に定めました。
この日はみんなでスポーツをしよう!という意味です。
「健康な心身を培う」ために体を動かそう、 と
いう目的で制定されています。
幼稚園や小学校の運動会も、この日周辺のところが多いです。
秋の読書週間は、10月27日~11月9日、
文化の日(11月3日)を中心にした2週間です。
この時期に本にちなんだイベントやキャンペーンをやる学校もあります。
読書週間の起源
秋の読書週間は、1947年(昭和22年)、
終戦後2年の、 まだ戦火の傷跡が残っている頃に、
「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」 と、
いう決意をもとに、出版社や書店、公共図書館、
さらにはマスコミ機関が一丸となって立ち上げたものでした。
こどもの読書週間
特にに子供達にもっともっと本を身近に感じてほしい、
子供たちに本と読む場所を、との願いから、
1959年(昭和34年)に「こどもの読書週間」が誕生しました。
もともとは、5月5日の「こどもの日」を 中心とした2週間(5月1~14日)でしたが、
子どもの読書への関心の高まりや浸透を受け、
現在は4月23~5月12日の約3週間に期間を延長しています。
子どもと楽しむ「読書週間」のアイディア 本をたくさん読んでほしい、
そう思っても、 やはり子どもにも読書の好き嫌いがあります・・。
読書が好きなお子さまでも、そうでないお子さまでも、
もしかしたら「記録を残す」ようにしたら、
モチベーションも変わるかもしれません。。
紅葉狩りとは、紅葉(こうよう)を見物する秋の行楽です。
紅葉狩りの「狩り」は、 もともと獣を捕まえるという意味で使われていましたが、
やがて小動物や鳥を捕まえる意味に広がり、
果物などを採る意味にも使われるようになりました。
さらに、草花を鑑賞するという意味にも使われ、 「
紅葉狩り」と呼ぶようになりました。
もともと平安時代の貴族の間で始まり、
紅葉を見物しながら宴を開き、
その美しさを和歌に詠んで勝負する「紅葉合」が流行したそうです。
その後、江戸時代から庶民にも広がり、
季節行事として定着していきました。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だといわれています 、
「十三夜」とは、旧暦9月13日のお月見のことで、
旧暦8月15日の十五夜のあとに巡ってくる十三夜をさしています。
2023年の十三夜は、10月27日(月)です。
「十五夜」のお月見が中国伝来なのに対し、
「十三夜」は日本でうまれた風習です。
栗や豆の収穫祝いでもあるため、
別名「栗名月」「豆名月」と呼ばれています。
お月見といえば十五夜が定番ですが、
十三夜は十五夜に次いで美しい月だといわれており、
昔からとても大事にされてきました。
イベントとして取り入れはじめて久しいですが、
街中でも9月も中旬になると、 クリスマスのように装飾やパッケージ、
お店のメニューがハロウィンと化したり、
どんどん広がっていってる気がします。
ハロウィンとは?
仮装を楽しんだりお菓子を交換したり、
かぼちゃを飾ってみたり、 日本でもすっかり定着したハロウィンですが、
本来のハロウィンとはなんなんでしょう?
ルーツは、
秋の収穫を祝い悪霊を追い出す古代ケルト人の祭り。
民族の移住に伴いこの祭りがアメリカに伝わり、
アメリカ合衆国では亡き聖人たちを 祭るカトリックの行事と相まって、
【ハロウィン】という民間行事として確立していったようです。
本来のハロウィン仮装は、 あの世からやってくる魔物に連れて行かれないよう、
魔物にまぎれる目的で魔女やお化けといった格好になるのだそう。
日本ではその仮装のお祭り的要素のみが入ってきているので、
近年のハロウィン仮装には、
その年の流行や人気のキャラクターなどが 反映されるようにもなっています。