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少女よ ジャンプを抱け



今日の夕方過ぎの事―。

本でも買おうと思った俺は、
コンビニの自動扉を抜け入店した。


ウィーン…




ウィーン合唱団ではない。
扉が開く音である。
コントなどでは、よくこんな音で表現される。
…が、ウィーンなどという音は聞こえないように思う。


ま、どうでもいいんだけど。


いつものように俺は、コンビニに設置されてある本棚のコーナーに行き、何かいい本でもないかと物色していた。


『読めばたちまち
ハッピーになる
いいコトバ』
という本を立ち読みしていると、


ウィーンという音がした…ような気がし、入り口付近を見ると、パッと見20代後半らしき女の子が入ってきた。


その女の子は入ってくるなり本棚コーナーにツカツカとヒールの音を立てながら歩み寄ると、





少年ジャンプを手にした。


女性誌や情報誌など多数の本が陳列されているにも関わらずだ…

迷いがない。

近くに男性客(俺)がいれば普通は躊躇しそうなもんだけど。

女性客は、ジャンプを開いた。


まぁ、どうせ
ワンピースだろ?
女の子が読むっていったら、ワンピースが打倒な線だ。
と、偏見の目(チラ見)で見ていると、


女の子は、迷いなくナルトを読み始めた。

ちょうど八尾と
サスケ一行が対峙する場面だった。


俺はそれを見て、

感動して、

思わず、結婚して下さいと言おうかと思ったが、寸での所で思い留まった。

まぁ、言い過ぎだけど、
女の子が少年マンガを読み、しかも公衆の場で人目を気にせずに…って所に思わず惹かれてしまった。

迷いがなかったし。

だって今時ガールがコンビニに入ってくるなり、少年ジャンプを手にして、ナルトを読み耽る…
なんて光景、初めて見たし。


なんかいいもん見れた気がした、1日でした。

ちなみに椎名 惠さんのルート セッテンを書店で買いました。

高校生がたむろする中、その他5冊程大人買いしてあげました。

そんな感じ。

↑誰かさんの真似…
(笑)

今も過去が始まっている



ズキン。

心が音を立てて鳴いた。

その事に誰でもない俺自身が一番驚いた。

それもその筈、心の音なんて自分にしか感じられなくて、キミには聞こえてないだろう。

ドクドクと血が流れる血管を針でつついて、流れを止めただけだ。

いや。かき混ぜたが、正しいか。俺にも自分の身に何が起こったのか理解できない。

何しろ動転している。キミの言葉に、行動に。

幻滅なんてしてない。ハナから幻想でしかないのだから。自分の意識の中で作り上げた仮初めの実体だっただけだ。

幻滅は言い訳。
自分の理意識。振りかざすものでもない。

でも俺は言ってしまった。

ズキンて心が言ったよ、と。キミのその反応は当然だよな。

至極当然。俺さえ理解ってなかったのだから。

でも俺は言ったよな。

もしかしたら、自分が気づかないだけで、恋してたのかもしれない、と。

そう気づいてしまった時には、もう心が泣いてたんだ。
もう止まらない、と。

だから俺は聞いたよな。

後悔してなければいい。間違ってないと思えればいい。
でもキミは何を感じたのか、と。


言いたくないこと言わせて、勝手に傷ついてりゃ、世話ないよな。

でもやっぱり俺は俺のままでいたいし、変われない部分もたくさんあるし、そんな自分が好きだって思える瞬間が凄く好きだ。

小さいな俺。
ちっぽけだ。

全て包み込めるような、そんな奴になりたい。

でも今は、自分の目から零れるものさえ拭えないから、少しだけ待ってて。

だって、今を含め全てが過去になる。
心が泣いた瞬間から過去が始まる。
それなら、少しは強くなれるかな。


泣けたら泣いていいよな。
泣くだけ泣けばいいよな。

ちっぽけだな。

泣くなんて。


矛盾してないかな。
泣くなんて。


でも、それでも気づけたからそれでいいや。


恋してんだって
思えたからそれでいいや。


チクチクと針の痛みを感じながらも、
時計の針はチクチクと進んでる。



今も過去が過ぎてる。

痛いな。

凄く痛い。


ありきたりな表現でも伝わる言葉ならそれでいいや。

考えたって、もうしょうがねぇや。


大好きです。

前から言ってるけど、初めて知ったよ。

凄く大好きだと。


ありふれた時間の中で、限られた時間を濃密に、彩ることができるように。


時計は針の動きを止めない。


心が泣いた夜、
初めて気づけました。

災い転じて服と茄子



あっついんです。


とても

アッツイんです。



俺は悪い事などしてない。

何一つ。



とても暑かったから、小銭120円を持って、自販機へと向かったんです。

その自販機は家の真下にあり、お札は壊れてて使えない。


暑さに溶けそうだった俺は、コインを焦らずかつスピーディに投入した。


すると、何を思ったか、120円目の10円玉が俺の手のひらから転げ落ち、

音を立て、自販機の下の奥底へと消えました。


文字通り消えました。


俺はいい大人というプライドをかなぐり捨て、這いつくばるように、

親知らずな10円玉を探した。

それは捜した。

日本語の文法も忘れる程にサガシタ…


しかし、見つからなかった。


俺が思うに、

俺の手のひらから転げ落ちた10円玉は、

ドラえもん
のび太と日本誕生

に出てくる時空流離に呑み込まれたのだと考えた。

そして、異次元の狭間で漂っているんだと…


燦々と照りつける太陽に、俺の頭は確実に異世界へ飛んでいた。


それもこれも、10円玉が落ちたせいで、

アクエリアスが飲めないからだ。

お札が使えないからだ。


俺は諦めるという選択肢を見いだせずに、

闇雲に探した。


すると、微かに光が見えた。


俺は手を差し伸べ、

その光りを掴んだ。



100円様だった。


100円玉ではない。

100円様だ。



俺は記憶の過去を遡った。

昔、同じように落とした100円玉と

今こうして時空を越えて合いまみえようとは!

合いまみえようとわ!!

ようとは…用途はもちろんアクエリアス。


嗚呼、災い転じて福と為す


嗚呼、青春の日々よ。


皆さんも、熱中症には気をつけましょう。

暑さで時空流離がどうとか、言い出さないよーに!!

(・∀・∩)