中学受験ママコーチ 美月ゆりです。
小4のお母様と、小5のお母様から、立て続けに
「うちの子、塾には通っているものの、
のんびりしてるし、最低限のことしかしない。
受験に向いているのかな?」
というご相談をいただきました。
普段、お母様方からご相談を伺っていると、
「最低限のこともしない」
というご家庭もあります。
やらないよりはやっているだけいいけれど、
成果につながっていない、という点では同じ。
先日お伝えした「ヤル気」とも関連して、
お母様のお悩みが深い分、
中学受験そのものを投げ出したくなりますよね><
ここでちょっと質問です。
以下の3つの言葉に対する定義について、
考えてみてください。
・受験とは?
・宿題とは?
・勉強とは?
言葉を聞いて、何を感じますか?
普段、何気なく使っているけれど、
その言葉に「どんな意味を載せているか」を
明文化してみると、
自分の本音や思い込みに気づくことができます。
実は、受験や勉強に対して、
「やりたくないこと」「苦しいもの」といった、
ネガティブなイメージがお母様の中にあると、
お子様も同じように受験や勉強を捉えるようになります。
「360度周りは自分の意識の投影」
だからです。
お子様がお母様の意識を態度で見せてくれている。
この意識を、「可能性を広げるもの」など、
うわべだけ言葉を変えるのではなく、
自分を美化したり誤魔化さず、
心の底からそう思えるよう、
視点を変える必要があります。
1DAYレッスンでは、
その視点を変えるためのアプローチと、
意識の仕組み、コミュニケーションについて、
お伝えしています。
興味のないことを学ばないといけない時、
人は多かれ少なかれ、苦痛を感じます。
すると、ヤル気は出てきにくい。
どなたにも1度や2度は、
経験があると思います。
中学受験は、志望校に入るために必要な学力を
身に付けるのが目的ですから、
勉強することが好きか、もしくは、
その学校に入る絶対的な理由がないと、
小学生が自分からヤル気を見せるのは稀有です。
小4なら、
・授業を楽しんでいる
・宿題をやっている
・振り返りをしている
ならば、遊ぶ時間もあっていいです。
ただ、男子は集中力で追い込みがききますが、
女子はコツコツ積み重ねの先に伸びるので、
毎日続ける習慣は必要です。
小5男子は、なかなか火がつきにくいけれど、
今の時期なら、小4、小5ともに、
冬期講習前の模試の結果で、
新年に向けて、一度、受験に対する考えを、
すり合わせした方がいいです。
そのことをお伝えした上で、
そもそも中学受験を考えた
経緯を伺いました。
小4のお子様はお花が好きで、
将来はお花に関する仕事がしたいそうです。
そのために、それに関する学校を見つけたとのこと。
こういった、「将来やりたいこと」がある
お子様は強いです。
「勉強=しなければいけないもの」から、
時間軸と空間軸を広げ、
中学より先の未来を見せる。
つまり視野を広げることで、
「勉強=やりたい仕事のために必要なこと」
と、「自分ごと」にします。
中学受験は実は、
しなくてもいい受験です。
つまり贅沢品。
それでもしたい理由がある。
させてあげたい理由がある。
そしてできる状況がある。
ならば、勉強をしなければならない、
つまらないものにしていたらもったいない!
学ぶ理由を未来へのエネルギーに変えることで、
効率も上がり、学ぶ面白さを知り、
可能性を広げられる力を身につける方が楽しい!
もちろん、進路は確定ではなく、
あくまで方向づけでいい。
経験していく中で違和感に気づくこともあるから。
「なぜそうしたいか」という「思い」を、
未来につなげていくことが大事なこと。
まだその学校を見学に行っていないとのことでしたので、
見学に行ったり、
希望の仕事をしている大人に会ってみたり、
お花関連のイベントに行ってみるなど、
5年生の夏までに、
「自分ごとにするためのワクワク貯金」
をすることをまずはお勧めしました。
小5のお子様は、志望校だけは決まっている、
とのことだったので、
「中学受験は贅沢品」ということを、一度、
お子様に考えてもらうことを提案しました。
当たり前ではないのだ、ということを。
親主導の受験の場合は、
その意図をもう一度整理し、
お子様が魅力を感じるようなアプローチが必要です。
受験をするしない、は、
それらのプロセスを経て、
最後の最後まで悩んでいいことと私は思います。
その時間を、どう過ごすかによって、
得られるものは変わります。
お子様も、お母様も、お父様も。
受験勉強へのヤル気だけではなく、
「自分の人生を創る」
ことへのヤル気を引き出すことが、
変化が大きく正解のない今の世の中、
生き抜いていくために必要だからです。
お子様に「幸せな人生」を歩んで欲しい。
多くの親御さんがそう願っています。
では、「幸せ」ってなんでしょう?
親御さんの思う通りに生きること、
一流になること、でしょうか?
子ども自身が、自分にとっての幸せを知り、
それを実現するために必要な道筋を考え、行動し、
望む姿を実現でき、満足感を感じている状態。
つまり、「自分の望む人生を創る力」を
身につけるサポートをすることが、
親からのギフトだと思います。
もちろん、合格は、必要な努力をした賜物。
でもそれ以上に、そのために自分の特徴を知り、
結果を出すために計画・行動し、
どう自分をコントロールしたか、が、
その後の大学受験や就活などにも活きてきます。
自分のやりたいことを持った子は、
どんどん伸びていきます。
学力は、その可能性を広げるためのもの。
中学以降の未来をぼんやりとでも描いた時に、
お子様が、中学受験をしたい、と思うか、
それとも、高校受験を選びたいと思うか。
お子様それぞれ、伸びるタイミングがあります。
させられる受験(中学受験)ではなく、
進路を決めるための受験(高校受験)で、
お子様が「自分ごととして選ぶ」こともあり。
もしかしたらその方が、
お子様にとって、
「人生の学び」が大きいかもしれません。
実際、中学受験の時よりも学力を上げて、
高校進学したお子さんや、
自分の進路を決めて高校から寮に入ったり、
海外に進学したお子さんもいます。
中学受験で難関校でなくても東大入学、
またその逆もあります。
それは「これ!」と思うゴールを、
中学以降に見つけられるかどうか。
AO入試が増えてきている理由もそこにあると思います。
中学受験は本当に通過点なんだなあ、と思います。
それでも、合格を目指してやりきるからこそ、
次に繋がる。
お子様の可能性が広がることを信じて。
そのきっかけが欲しいとのお声から、
未来を描く「夢マンダラワークショップ」や、
継続セッションで、
「自分の人生を創る面白さを伝える子育て」と
お母様ご自身の人生もサポートしています。
「人生を創るおもしろさを伝える子育て」のヒケツと、
中学受験の合格のためのコミュニケーションを
メルマガにてお伝えしています。
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