産む力・育てる楽しさを~産サポ助産師からのメッセージ~ -7ページ目

湿疹がひどくなったら?

避難所での生活、できる範囲のスキンケアで大丈夫です。

赤ちゃんの湿疹は成長につれて自然に治ります。
災害時にはできる範囲のスキンケアで大丈夫です。
普通の石けんを良く泡立て洗い、石けんが残らないように洗い流しましょう。
黄色いかさぶたはベビーオイルやオリーブオイルを浸した綿花をあててから洗うとはがれやすくなります。
皮膚が乾燥していたら、乳幼児用のローション、手に入らないときには白色ワセリンなどを塗ります。
赤みやかゆみがあれば塗り薬を薄く塗ってもよいでしょう。
急な発疹に熱がでたり不機嫌な場合、ブツブツが膿を持っている場合、湿疹が長引く場合は、医療スタッフに相談してくださいね。






おむつかぶれは予防

避難生活では、入浴できず、

清潔が保てないために、皮膚トラブルを起こすことも考えられます。


そこで、オムツかぶれ予防法をお知らせします。




1.使い捨てができる布をぬらしてうんちを拭き取ります。


2.ペットボトルに入れたお湯(なければ人肌に温めた水)で、おしりを洗います。


3.1日に1回は最初に石鹸水で洗い、次にお湯で洗い流します(1日に1回で十分)。


4.乾いた布などを押し当てて水分を取ったのち、よく乾燥させてからおむつを当てます。


できるだけ、よく乾燥させ、濡れた状態でおむつをしないことがポイントです。




ティッシュペーパーは赤ちゃんの皮膚には刺激になりますので、


使用は進めないのですが、どうしても拭くものがない時には、


ゴシゴシするのではなく、やさしく拭きとってあげてください。












清潔が保てないときは? お風呂にいれられない、お尻ふきがない時

新陳代謝が盛んなお子さん、汗や
食べこぼしなどそのままにしておくとお肌が荒れてしまうことがあります。

少量のお湯で、皮膚をきれいにする方法です。
顔→手→胴体(胸・おなか)→背中→足→おしり周辺と、体を順番に拭いていきます。
お湯でしぼったタオルで汚れを取りき、乾いたタオルで水分をふきとります。石けんは、手で泡立ててつけて、石けん分が残らないように濡れタオルで何回か拭きます。
お湯に余裕があれば、外陰部は洗い流してあげましょう。
タオルに余裕があるようなら、最後に乾いたタオルでもう一度拭いてあげてください。




赤ちゃんを寒さから守るには?


体温の調整がうまくできないお子さんは、
周囲がお手伝いしてあげる必要があります。


タオルなど手もとにあるものを利用しましょう。
呼吸の妨げにならないように注意しながら、
「衣服やタオル、ママのショールなどで何枚か重ねて空気の層をつくる」、
「レインコートやラップなどで冷気をさえぎる」、
「帽子をかぶせる」、
「床には新聞紙やダンボールなどを敷く」、
「ダンボール箱に新聞紙やタオルを敷いて赤ちゃんを寝かす」などするといいでしょう。
毛布にくるまるときはママといっしょのほうが暖かです。
手足をマッサージするのも効果的です。
低月齢の赤ちゃんならママの肌が直接触れるようにして抱っこすると、体温が伝わりやすいです。
あやすと笑ったり、元気に泣くようなら大丈夫。

「顔色が悪くぐったりして元気がない」ときはすぐ医療スタッフに相談してください。





母乳が足りているか心配の時の確認方法

避難場所で泣かれたりすると、周囲が気になり、どうしていいかわからなくなりますよね。

お気持ちはよーく分かります。

ママが焦れば焦るほど、赤ちゃんはあせる


赤ちゃんがよく泣くのは母乳がたりないからではないかと心配にもなりますね。



授乳してから少ししかたっていないのにおっぱいを欲しがったり、泣いたりしても、

このようなことはよくあります。


まず、泣いたら赤ちゃんに母乳をあげてみましょう親子


それで も泣くようでしたら、母乳がたりないからではなく、

赤ちゃんの求めているものがほかにあ るのかもしれません。

おむつが汚れていないか、暑すぎたり寒すぎたりしていないか、

抱っ こされたいのではないか、おっぱいを吸いたいだけではないかなど、いろいろ考えられます。        


母乳がたりているかどうかを知るためには、

ぬれたオムツの枚数を調べます。紙おむつなら、 1日に5~6枚しっかりぬれていれば大丈夫です。

また、うんちもよく出ていれば十分に栄養 がたりている証拠です。

そして体重が増え生き生きして知的な関心を示すようなら、安心 ですグッド!



具合の悪いときや、成長期のときなど、いつもより欲しがる場合もあります。

赤ちゃんが欲しがるたびに、ゆっくりと時間をかけておっぱいを吸わせてかまいません。


赤ちゃんは、お母さんが不安に思う気持ちを敏感に感じ取って、泣いたりすることがあります。


赤ちゃんは抱いていてもらったり、おっぱいを吸ったりすると安心します。




赤ちゃんを抱っこして、たくさん触れて(マッサージして)あげて

くださいね。









お母さん自身もリラックスして、ゆったりした気持ちで母乳をあげてください。

バランスの取れた栄養がとれない・・・母乳の質が心配な時

バランスの取れた食事ができず母乳に影響するのではないかと、心配される方も多くいると思います。


実際には、お母さんが病気になるほどの、よほどひどい栄養失調になっていない限り、赤ち ゃんに必要な栄養が母乳にちゃんと入っているだろうかと心配することはないと思います。



種の 保存という役目のある赤ちゃんが生き残るのはとても重要なことなので、

母乳には、赤ちゃんが生後6ヵ月間に必要とする適切な量のカロリー、タンパク質、ビタミンと他の栄養素に加え、必要な水分もすべて完璧に含まれています。


パンダ母乳は粉ミルクより容易に、そして完全に消化されます。


パンダ母乳には多くの免疫物質が含まれ、赤ちゃんを感染から守ってくれます。



お母さんの栄養状態があまりよくなくても、母乳には完全な栄養が含まれていますので、安心して母乳をあげてください。


安全な水を確保し、お湯を沸かしたりできない状況では、粉ミルクを溶かしたり哺乳びんなどを洗ったりすることができないので、粉ミルクを与えるほうがかえって感染症などの危険が増すことになります。


お母さんはできるだけ食べ物や飲み物を確保するようにして、水分を十分に取るようにしてください。


そして、心身を休めてリラックスして母乳をあげましょう親子


きっと、お母さんと赤ちゃんの心の栄養にもなると思います。家族



お水の確保についての関連記事下

 妊婦、授乳中のママの水道水の利用について


妊婦、授乳中のママの水道水の利用について

水道水について心配しておられる妊娠・授乳中女性へのご案内させていただきます。

平成23 年3 月24 日  日本産科婦人科学会が示した見解です。



平成23 年3 月23 日(水曜日)東京都の金町浄水場の水道水に1kg(1.0 リットルあるいは1000 ミリリットルに同じ)当たり210 ベクレルの放射性物質が含まれていると発表されました。

以下に、1kg 当たり200 ベクレル前後の放射性物質を含む水道水(軽度汚染水道水と表現します)を長期にわたって飲んだ場合の健康への影響について学会の見解を示します。



1. 軽度汚染水道水を妊娠期間中(最終月経開始日より分娩まで)毎日(計280日間)1.0 リットル(1,000 ミリリットル)飲むと仮定した場合、妊娠女性がその間に軽度汚染水道水から受ける総被曝量は1,232 マイクロシーベルト(1.232 ミリシーベルト)と計算されます。


おおよその母体被曝量は以下のように算出されます。
総被曝量(マイクロシーベルト)=(摂取ベクレル総量)×2.2÷100

例えば、500 ベクレル/kg の水を1 日1.0 リットルずつ365 日飲むと
500×365×2.2÷100=4,015 マイクロシーベルト(約4.0 ミリシーベルト)となります。



2. お腹の中の赤ちゃん(胎児)に悪影響が出るのは、赤ちゃんの被曝量が50,000 マイクロシーベルト(50 ミリシーベルト)以上の場合と考えられています。

なお、日本産科婦人科学会では放射線被曝安全限界については米国産婦人科学会の推奨に基づいて50 ミリシーベルトとしてきております。


一方、これら問題に関する国際委員会の勧告、ICRP (InternationalCommission on Radiological Protection) 84 等に基づいて安全限界を100,000 マイクロシーベルト(100 ミリシーベルト)とする意見もあります。


この違いは他の多くの安全性指標と同様、安全域をどこまで見込むかという考え方の違いによるものです。なお、赤ちゃん(胎児)の被曝量は、母体の被曝量に比べて少ないとされています。胎児が100,000~500,000 マイクロシーベルト(100~500 ミリシーベルト)の被曝を受けても胎児の形態異常は増加しないとの研究報告もあり、ICRP84 は「100 ミリシーベルト未満の胎児被曝量は妊娠継続をあきらめる理由とはならない」と勧告しています。




3. 母乳中に分泌される(出てくる)放射能活性を持ったヨウ素は母体が摂取した量の4 分の1 程度と推測されますが、確定的なことはわかっていません。



4. これらを総合すると、現時点では妊娠中・授乳中女性が軽度汚染水道水を連日飲んでも、母体ならびに赤ちゃん(胎児)に健康被害は起こらないと推定されます。また、授乳を持続しても乳幼児に健康被害は起こらないと推定されます。



5. しかし、胎児・乳幼児は成人に比べ被曝の影響を受けやすいとされており、被曝は少ないほど安心です。したがって、軽度汚染水道水以外の飲み水を利用できる場合には、それらを飲用することをお勧めします。



6. 妊娠中女性は脱水(体の中の水分が不足すること)には特に注意する必要があります。したがって、のどがかわいた場合は決してがまんせず、水分を取る必要があります。のどがかわいた場合には、スポーツドリンク、ミネラルウォーター、ジュース、牛乳などがお勧めです。



7. 今後も水道水の放射性物質汚染(ベクレル値)には注意して下さい。今回お示しした式を使用して、野菜などからの被曝も計算できます(野菜何グラム当たりのベクレルかに注意が必要です。1.0 キログラムは1,000 グラムと同じです)。






街を歩いていると、日本人、大丈夫?と知らない方からも声を掛けられます。

コロンビアの友達は、コロンビアは援助物資を送ったと、元気を出してと励ましてくれます。

世界の方々が心配してくれています。

この状況の中、お水の確保に苦労されていることと思います。

皆さまのご健康をお祈りしております。



アメリカでマタニティー・ヨガ

先週のことですが、


ここアメリカでマタニティー・ヨーガのクラスを開催させていただきました。


日本がこのような状況の中、、、という思いもあったのですが、


参加してくださったプレママさんは、出産のため、3月中に日本へ帰国される方。


長時間のフライト飛行機


そして、毎朝、足のこわばり(足のつり)を毎日のように感じると言うことで、


帰国前にレクチャをさせていただきました。




不安を抱えながらの帰国に、質疑応答も含め


ヨガでリラックス、


顧問医師である柿沼敏行より、妊婦さんへの放射能注意事項、

お産について等もお話をさせていただきました。





【参加者 Yさんからの感想】


~当日の感想~

初めてヨガを体験しましたが、やっているうちに眠くなってきて、とても気持ちのいい気分になりました♪
呼吸がまだ慣れないですが、裕美さんが書いてくださったメモを参考に楽しくお産ができるように練習していきたいと思います!

~翌日の感想~
呼吸って大事なんですね。
今まで、あまり新鮮な空気を赤ちゃんに届けてあげてなかった気がします。
今日も呼吸の練習してたら、赤ちゃんがポコポコ動いたので、喜んでいたんですね♪





ポコポコ動く赤ちゃん  きっと新鮮な空気が届いて喜んでいるのでしょうねラブラブ


ヨガを繰り返し行っていただくことで、妊婦さん特有の足のこわばりを軽減することができます。


分娩時にも役立つヨガのポーズ、


腰痛を軽減するポーズをお伝えさせていただきました。




アメリカでは、無痛分娩が主流ですが、


Yさんは、コントロールをしないお産をされます。


ママがリラックスすることで、赤ちゃんは心地よくなります。


妊娠中のマイナートラブルだけでなく、


分娩時にも役立つことと思います。



ママと赤ちゃんが一つになる時間を楽しんでくださいね。


元気な赤ちゃんを産んでくださいね。


困ったことがありましたら、いつでも連絡ください。





日本が早く復興することを祈っております。


今日も素敵な1日でありますように。











避難所での授乳について

昨日は、リラックスして授乳をとお話ししましたが、

実際は、そのような状況ではないですよね。


避難場所ではまわりにたくさんの人がいるので、なかなか思うように授乳できず、困りますね。


授乳するときは、赤ちゃんにおっぱいを含ませる最初の一瞬だけをだれにも見られないようにすればいいと思います。


いったんおっぱいを飲み始めれば、赤ちゃんは腕の中で寝ているようにしか見えません。 



赤ちゃん服装は上下に分かれた洋服


赤ちゃんゆったりとしたセーターやブラウス



赤ちゃんブラウスのボタンをはずすときには上からはずさずに、下からはずして上のほうは留めたままにしておいたほうが、気づかれにくい


赤ちゃん毛布やバスタオル、ショールなどを肩から胸にかけ、赤ちゃんをすっぽり覆うと授乳して いることは、まわりからわからない


赤ちゃん下に着るTシャツや肌着の胸の部分に2つ穴をあけておくと、授乳時に胸元が見えにくく、お母さんが寒くありません




皆、同じ気持ち、解りあえると思います。



軽々しい言葉で励ますことは不謹慎であると思っています。


でも、ママ、大丈夫。頑張って。








ストレスでおっぱいが止まってしまった時の対処法

日本の様子を伺って、胸を痛めています。


遠く離れたこの地からできること、


被災地で避難生活をされているママの母乳育児について


書かせていただきます。


携帯もつながらない状況というので、確認することができないかと思いますが、


お知り合いの方がおりましたら、どうぞお伝えくださればと思います。





被災されたことで、体験したことのない様々な困難にあわれていらっしゃることと思います。


ストレスからおっぱいの出が少なくなっったり、止まってしまったり、不安に感じているママもいると思います。


母乳育児を続けたいと願われているママさん、


緊張したり不安を感じると、ママは自分の母乳が「出なくなって」と思っても、心配しないでくださいね。


実際は、極度のストレスや恐怖で一時的に母乳の出が悪くな ることはあっても、それは一過性のものであることが知られています。


母乳は乳房の中でつくられ、ホルモンによって押し出されるのですが、極度のストレスが加わると、このホルモンが出にくくなるといわれています。


まずは、ママがリラックスして授乳できるようになれば、もとのようにたくさん出てきます。


赤ちゃんが元気で、いつものようにウンチやオシッコが出ていれば大丈夫です。


赤ちゃんが欲しがるたびに欲しがるだけ、どんどんおっぱいを吸わせるようにしましょう。


母乳育児をすることで、ママも子どもも心が和み、落ち着くことができます。


そうすれば、またもとのようになりますよ。



このような時に、リラックスとは不謹慎ですが、


ママが落ち着いてくださいね。





避難所では、多くの方がいますので、いつものように母乳をあげることが不可能な場合もあると思います。


お持ちの服や毛布、あるものをお使いください。


赤ちゃんの笑顔は、避難所の場も和らげてくれます。




幸せな生活が戻りますことをお祈りしております。