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ケアスタッフのお悩み相談室

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介護の現場においては「介護は心」、「家庭的なケア」、「宗教的組織」などといったことがもてはやされる傾向にあります。だからという訳ではないのかもしれませんが、その労働環境は一般企業と比較しても劣悪な状況にあります。管理責任者である施設長のマネジメント能力の問題もありますが、少ない給与で、モチベーションを上げる材料がご利用者の笑顔ということで職員に幻想を抱かせ、結果として燃え尽きるまで勤務させている組織さえあるように感じるこの頃です。そんな状況を鋭く批判し、警告している本があります。
だから職員が辞めていく  施設介護マネジメントの失敗に学ぶ」(著者:岡田耕一郎・岡田浩子)
経営協のセミナーでも販売していましたし、この本を読まれた方や、研修でも使える構成になっていますので、研修でご覧になった方もいらっしゃると思います。私は、昨年この本を拝読し、少なからずこの業界にも、こういう考えの方がいるんだと感心したことを覚えています。福祉という業界は純粋な方が多く、その分、「気持ち」、「思い」、「優しさ」といった目に見えないものに頼ってしまう傾向があって、それは悪くないことなのかもしれませんが、マネジメントという観点から、その問題を鋭く指摘している内容です。少し批判が強く、この本を読まれて腹を立てる方もいるかもしれませんが、もし興味があったら読んでみてください。
内容の重みからすると、とても安いと思います。
だから職員が辞めていく 施設介護マネジメントの失敗に学ぶ [介護の本シリーズ]/岡田耕一郎
¥1,080
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介護職員の皆さんは、介護処遇改善加算のことはご存じですよね。
最近、ある法人の方と話していて、これは問題だなぁと感じたことがあります。
平成27年度より処遇改善加算の改定がありまして、
加算Ⅰは法人としていただける金額がだいぶ増えることになります。
ただ、当然加算としていただいた収入はそのまま、
介護職員の賃金アップとして全額使うのが当然のことです。

(組織としては利益にならない収入という意味です)
従いまして、介護職員の多くの皆さんは、
その所属する法人や施設が加算Ⅰをとった場合、
年収がアップするような仕組みになっている筈です。
私が以前にいた法人でも、介護職員は、月額賃金で、最低1万円、
多い職員は3万円もアップしています。
ところが、本題はここからなのですが、
賞与を減額して調整したり、もともとの手当を下げたりなどといったことを
されている法人があるという噂
があります。
賞与を下げて、仮に年収が下がるようであれば、それは処遇改善ではなく、
結果として不正な加算申請ということになります。
そんな法人はすぐに転職されたほうが良いと思います。
ちなみに、こちらの加算を申請と報告で不正が発見された場合、
加算収入を全額返還することになります。
もし、ご自身の年収(処遇改善)に疑問を持たれている方が、
いましたら、是非ご相談ください。

力になりますので。
 

baby01

 
たまたま目にした、あるサイトで、「介護休暇はとれるでしょうか?」という質問を目にしまして、
コメントをさせていただきました。
ご家族が介護保険上の「要介護」でなくとも、介護休暇・介護休業は取得できます。
これは「育児・介護休業法」という法律で明確に定められているので、
所属している法人や組織によって、取得できるか否かが違うというわけではありません。
でも。
この事実は、ケアスタッフの皆さんには正確には伝わっていません。
何故でしょうか。
悪く言えば、組織の怠慢です。
*******
仕事で介護をされている方が、ご家族の介護をすることになった場合、
仕事に対する使命感を優先されている方が多いような気がします。
「私が家族の介護のために、休暇をとったら、他の職員に迷惑がかかるから」
確かに慢性的に人が足りていない福祉業界では、
「これ以上、人が欠けるのはきつい」という管理者の声は本音としてあるかもしれません。
でも。
労務管理をする立場から言わせると、「家族の介護」をして下さい。
法律に定められた介護休業を取得していただきたいと思います。
例えば、介護をするのがお父さんやお母さんだったとして、
仮に「他の方の介護の仕事のために介護休業をとれなかった」なんてことになったら、
後で後悔するのは、間違いなくあなた自身です。
******
それから、介護休暇や介護休業を取得することを否定的な組織に所属している方、
管理者からNGを出されたり、嫌味を言われるようなことがあれば、
それは、即その組織を去るべきです。
法令違反はもちろん、職員の家族を大切にしない組織は「良い組織」ではありません。
そんなことがもしありましたら、
いつでもご相談にのりますので、連絡をいただければと思います。
前の投稿で介護職員の腰痛予防や対策の話がありましたが、
結論から言うと自分の身体は自分で管理いただくしか方法がないようです。
そのためには、腰痛に関する知識をしっかりと学び、
正しい姿勢や動作を修得していただきたいと思います。
私が、以前にいた福祉施設で取り組んだのは、以下の3点です。

1.腰痛予防研修の定期的開催
具体的には、ある福祉大学の教授、と介護技術に関する書籍を執筆している方に
お願いして、講義・実習形式の研修を開催しました。
研修の参加者数を20名以内として質疑応答の時間を設けて、
職員からの素朴な質問をたくさんいただき、とても勉強になりました。
大学教授は、定期的なモニタリングが必要ということをおっしゃって、
介護職を5人ほどピックアップして、ご自身の研究として発表するところまで検討されていました。

2.介護の新人職員への基本資料の配布
腰痛予防のための冊子を当時のリハビリ担当をしているOT・PTと相談して作成し、
介護経験の少ない職員に配布し、新規介護職員研修にて説明をしました。
その資料をお見せすることはできないのですが、以下のサイトが参考になります。
http://www.kaigoya.info/腰を痛めない介護/

3.厚生労働省の腰痛予防対策チェックリストの実施
職員にセルフチェックをしてもらうという意味では有効だと思います。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/090706-1.html

 
このブログをスタートして、まだ1週間が経っていませんが、体験記事をいただきましたので、早速御紹介させていただきます。
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ホームヘルパーとして働いている30代女性です。
介護職についてから悩んでいるのが、腰痛についてです。
ベッドから車いすやポータブルトイレに利用者様を移乗させる際に、腰が痛みます。
ぎっくり腰にだけはならないように気をつけて慎重に動いているのですが、
自分の体重より重い利用者様を抱えるとかなり腰に負担がかかるようです。
ホームヘルパーなので自転車で移動することも多く、
それも腰の痛みの一因になっているような気もします。
仕事仲間にも腰痛を抱えている人は多く、みんな困っているようです。
一応サポーターなどを腰に巻いてやり過ごしていますが、夏場などは暑くて邪魔ですし、
根本的な解決にはなっていないように思います。
介護の仕事は私には向いているのでこの先も続けたいのですが、
これから何年もこの仕事を続けるにあたって腰痛だけが不安の種です。
利用者さまを移乗させる際に、腰痛にならないようなコツはあるのでしょうか?
また、介護の仕事中のぎっくり腰を予防するために気をつけるべきことを知りたいです。

東京都 Iさん

 

体験記事1 

 

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介護職の腰痛は、確かに職業病と考えられますし、
Iさんのように介護を続けたいという意思がありながら、
退職されたスタッフを何人も知っています。
ただ、労災として認定されにくいということを御存知ですか。
労基署は、腰痛と仕事の因果関係をすごく気にして、
細かな資料を求めることがあります。
つまり、それだけ介護による腰痛が増えているということです。