人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋 -61ページ目

人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

人事コンサルタント/特定社会保険労務士が、日々の業務から得たノウハウやお役立ち情報、日々のニュースを人事屋目線で切ったコラムをお伝えします。

モバイルワークと時短・生産性の問題を引き続き考えてみます。

◆仕事のアイドルタイム

次にあげられるのがこれ。

たとえば、カフェなどに入って、座るや否や仕事にとりかかる人はまずいません。

座ってから端末を出し、これからやることを確認。
スマホでメールチェックをしたら、コーヒーをすすってひと呼吸。
それからおおむろに仕事にとりかかる

だいたいこんな感じではないでしょうか。

そして出る時も同じような行動を取ります。

もし1日に何カ所か移動しながら、その合間にカフェなどで仕事をするという場合、このような時間も、積もると結構な分量になります。

◆仕事の連続性

上記とも関係しますが、モバイルワークは基本的に「すき間時間の活用」です。

これ自体は悪くはないのですが、このような時間はどうしてもぶつ切り時間になります。

同じ1時間でも、連続した1時間と、分づつ細切れの1時間では、前者の方が生
産性は上です。

とは言っても、その15分前後の細切れ時間を何もしないでいるよりは遥かにいいし、また、仕事時間が続きすぎると当然生産性は落ちます。

すき間時間の有効活用というのはよく言われることですが、だからといって、1日をすき間時間だらけにするのがいいわけではない。

やはりまとまった時間を確保するようにすることが基本です。

それでもできてしまったすき間時間はムダにしないということなわけで、要は使い分けの問題です。

◆仕事の管理の問題

モバイルワーカーの上司が、部下の行動を事細かに管理しないと気が済まないような人だと悲惨です。

いわゆる「マイクロ・マネジメント」

これが行われると、上司本人が目の前にいない分、報告などの手間が大幅に増えてしまいます。

(私はモバイルワークの問題だけでなく、日本の、特にホワイトカラーの生産性が劣悪な原因のひとつに、この手の問題があると思っています)

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こんにちは。お越しいただきありがとうございます。
今日は「正社員」とはそもそも何なのかを考えてみます。

◆正社員にもさまざまな形態が

これまでは正社員というと、定年までの雇用がかなりの程度まで保証されている代わりに、会社の残業命令、人事異動・転勤命令や担当業務の割り当てには基本的には従うという人が想定されていました。

いわば、わが身を会社に委ねている状態。

「日本の雇用は、労働契約関係というよりメンバーシップ関係という方が適切」と言われますが、それは上記のようなことを指しています。

これはいまでも基本的には変わっていません。

いわゆる「正社員」に関しては。

裁判でも、解雇に対しては会社に厳しい判断をすることが多いのに対し、会社の人事権などは割と広範に認めています。

しかし近年、この「正社員」という形態もさまざまな姿を見せるようになってきました。

◆いわゆる「正社員」の変化

まず挙げられるのが、正社員そのもののあり方が少しずつ変化しているということ。

ひとつは、ワーク・ライフ・バランスの重視など、働く人の意識の変化。

もうひとつは、何でもかんでも会社丸抱えではなく、会社での職業人生を自分で築いていく(いかせる)という、本人の意識と会社の人材育成・活用形態の変化。

これらに対応して、育児・介護支援制度などのワーク・ライフ・バランス諸施策や、キャリア開発諸施策などの人事施策を整備している会社も少なくありません。

また、裁量労働制、フレックスタイム制などの働き方の見直しを進める会社もあります。

~この話題、次回も続きます。
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情報通信機器を駆使して、場所を問わずに仕事をこなす人をモバイル・ワーカーとかノマド・ワーカーなどといいますね。

まぁ、会社員の場合は自分の固定オフィスもありますから、擬似ノマドという方があたっているかもしれませんが。

いずれにしろ、こうした働き方が必ずしも時短や生産性向上にはつながっていないようです。

そうなってしまう原因を思いつくままにあげてみると

・仕事のメリハリの問題
・仕事のアイドルタイムの問題
・仕事の連続性の問題
・仕事の管理の問題

などがあげられます。

◆仕事のメリハリ

モバイルワークが時短・生産性向上に必ずしもつながらない原因の1つとして、「仕事のメリハリ」の問題が考えられます。

モバイルワークというのは、基本的に管理されていない状態です。

そのため、仕事の合い間にプライベートな案件を入れたり、端末で趣味のサイトを見たりすることがあります。

一方、仕事の終わりも自己管理となりますから、つい「あと少し」とずるずるといつまでも仕事をしてしまうこともあります。

このような、仕事とプライベートの境目がはっきりしない、メリハリのない状態が続くと、生産性は落ち、何だかやたらと長時間仕事をしているような気分になってしまいます。

~この話題、次回も続きます。
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