人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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人事コンサルタント/特定社会保険労務士が、日々の業務から得たノウハウやお役立ち情報、日々のニュースを人事屋目線で切ったコラムをお伝えします。


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豊洲市場が昨日オープンしましたね。
「いよいよ」というべきか、「とうとう」というべきか。

2年半ほど前、ゆりかもめ沿線の会社で賃金コンサルティングをやっていたころを思い出します。
ちょうど、盛り土問題などが火を噴いていた頃で、「市場前」駅を通過すると、「この駅名はどうなるのだろう」などと思ったものです。

ニュースでは、初セリの様子が報じられる一方、市場のさまざまな問題点が指摘されていました。
ここでこのことをあれこれ書くつもりはありませんが。

昨日、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーペー」の公演に行ってきましたが、この中で演者が「『築地発』というと美味しそうだが、『豊洲発』というとどうも…」と語っていました。

確かに。

寿司屋、料理屋とか居酒屋などに「築地」を冠したお店は数多くあります。
「築地=新鮮で美味しい海産物」というイメージが定着しているからです。

「築地ブランド」ですね。

新市場の大きな課題は、「豊洲ブランド」の確立でしょう。
時間がかかると思いますが、大事なのは発信力。

「ブランド力」

大事ですね。
私たちのような業種でも同じです。

「あそこに依頼すれば間違いない」
「あそこなら上質なサービスを提供してくれる」

こんな風に思ってもらえる事務所づくりをしていきたいものです。

働き方改革法制の目玉になっている時間外労働の抑制(=時間外の上限時間の設定)に、会社は次の3つの側面から対応を考える必要があります。

①労働時間管理
②労働時間制度
③生産性向上

今回はこのうち、労働時間制度について触れたいと思います。

◆労働時間制度

労働基準法制定当時に一般的だった、全員が一斉に仕事を始め、一斉に終わるという業務形態も、いまではだいぶ変わってきました。
それに対応して、労働時間制度も次のようにいろいろなバリエーションが作られています。

・変形労働時間制(1年単位、1ヶ月単位、1週単位)
・フレックスタイム制
・事業場外みなし労働時間制
・裁量労働制(専門業務型、企画業務型)

フレックスタイム制は今回の法改正で多少は柔軟な運用ができるようになりました。
また、大騒ぎになった高度プロフェッショナル制も、旧来と異なる労働時間制と言えます。

ポイントは、全社で同じ制度にする必要はないということです。
まぁ、当たり前ではありますが。

部署単位、業務内容単位、職種単位、階層・ランク単位でどのようなやり方が最も合理的かを吟味するのがいいですね。


 

時間外の上限規制は、「働き方」改革というより「働かせ方」改革といった方が適切かもしれません。
まぁそれを言ったら、今後お話ししていく他の事項もそうなりますが。
ただ、時間外規制はその色合いがより強いのではないかという気がします。

いずれにしても、会社はこの法改正を機に、従業員の活用、すなわち人材マネジメントのあり方を見直すのがいいですね。

◆働き方見直しの「3つの視点」

見直しは次の「3つの視点」から考えます。

①労働時間管理
②労働時間制度
③生産性向上

◆労働時間管理

労働時間管理(勤怠管理ともいいます)をどうするかはとても大事な問題です。

労働時間管理のあり方は次のように、人材活用・労務管理のさまざまな面に影響を及ぼすからです。

・働く人の生産性や創造性
・ムダな残業、ダラダラ残業
・働く人の心身の健康
・労務コンプライアンス、訴訟リスク

今回の一連の法改正で、一部の例外を除き、時間外労働・休日労働に天井が設けられました。
そのため、きめ細かい労働時間管理が求められます。

労働時間管理は、2つの側面から設計するのがいいですね。

①入り口の管理
・出退勤時刻と始業・終業時刻の管理
※この両者は全く異なるものです。一緒くたになっている会社が少なくありませんが、区別して管理すべきです。
・時間外労働の承認手続

②実績の管理
・時間外実績の把握
・長時間労働の要因分析、解消策検討
※時間外実績の集計を月半ばで行うようにするのがベター

労働時間制度、生産性向上については次回お話します。

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