雇用形態あれこれ(5)~正社員も変化している | 人材活用ノウハウBOOK〜人事コンサルタント、社会保険労務士の知恵袋

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こんにちは。お越しいただきありがとうございます。
今日は「正社員」とはそもそも何なのかを考えてみます。

◆正社員にもさまざまな形態が

これまでは正社員というと、定年までの雇用がかなりの程度まで保証されている代わりに、会社の残業命令、人事異動・転勤命令や担当業務の割り当てには基本的には従うという人が想定されていました。

いわば、わが身を会社に委ねている状態。

「日本の雇用は、労働契約関係というよりメンバーシップ関係という方が適切」と言われますが、それは上記のようなことを指しています。

これはいまでも基本的には変わっていません。

いわゆる「正社員」に関しては。

裁判でも、解雇に対しては会社に厳しい判断をすることが多いのに対し、会社の人事権などは割と広範に認めています。

しかし近年、この「正社員」という形態もさまざまな姿を見せるようになってきました。

◆いわゆる「正社員」の変化

まず挙げられるのが、正社員そのもののあり方が少しずつ変化しているということ。

ひとつは、ワーク・ライフ・バランスの重視など、働く人の意識の変化。

もうひとつは、何でもかんでも会社丸抱えではなく、会社での職業人生を自分で築いていく(いかせる)という、本人の意識と会社の人材育成・活用形態の変化。

これらに対応して、育児・介護支援制度などのワーク・ライフ・バランス諸施策や、キャリア開発諸施策などの人事施策を整備している会社も少なくありません。

また、裁量労働制、フレックスタイム制などの働き方の見直しを進める会社もあります。

~この話題、次回も続きます。
お付き合いください。~

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