こんにちは。清瀬校の山﨑です
今回は、西武池袋線『中村橋』下車徒歩3分の場所にあるため、西武池袋線沿線から非常に通いやすく、人気の女子進学校『富士見中学』の塾対象学校説明会についてご報告させていただきます。
例年、富士見高校の大学入試における合格実績のボリュームゾーンはGMARCHです。2023年度の現役での延べ合格者数は230(卒業生に対する割合だと100.9%)でした。
2023年3月の卒業生だと、約40%がGMARCH以上の大学に進学しています。当然ですが、卒業生が実際にどの大学に進学したかを示す数字なので重複なしの割合になります。
進学先の大学は、人文科学系12.8%・社会科学系32.0%に対して自然科学系42.9%になっていて、女子校ではありますが比較的理系志向が強い学校だと言えるでしょう。
四谷大塚の結果偏差値の推移(2020~2023年)は以下の通りです。少しずつですが、年々難化傾向にあるようです。
2月1日 47→49→48→50
2月2日 50→50→52→54
2月3日 50→50→52→54
算数1科 53→55→56→57
朋友清瀬校からは、今年(2023年)の入試で富士見中学を第1志望とする生徒が3名受験し、2月1日の第1回入試で見事全員合格してくれました。
その内の2名は、最後は個別指導も併用していて、私が過去問対策の面倒を見ていたので、ホームページの合格発表で受験番号を確認した時は正直ホッとしました
1 教育目標
『社会に貢献できる自立した女性の育成』
・「貢献」→様々な課題を自分ごととしてとらえ、解決に向けて取り組むこと
・「自立」→失敗を恐れずに行動を起こし、自分の人生を自分で切り拓けること
2 17の力
『自分と向き合う力』
① 自分の意見を形成する力
② チャレンジする力
③ 計画を立てる力
④ やりとげる力
⑤ 自らを振り返る力
『人と向き合う力』
⑥ 聴く力
⑦ 人を巻き込む力
⑧ 人とつながる力
⑨ 話し合う力
⑩ 発表する力
⑪ 記述する力
『課題と向き合う力』
⑫ 課題を発見する力
⑬ 情報を活用する力
⑭ 多角的に考える力
⑮ 論理的に考える力
⑯ 創造する力
⑰ 社会に貢献しようとする力
3 探究学習
「自分で課題を設定し、情報を収集・整理・分析して、他の人と対話・協働しながら、自分の考えをまとめ、表現する学び」
中1→『モノ探究』
中2→『ねりま探究』
中3→『my探究』
高1→『SDGs探究』
高2→『学びの履歴書』(自分と社会をつなげる)
高3→『学びの履歴書』(自分のキャリアを考える)
4 グローバル
「文化・考え方の多様性を知り、大きく視野を広げて自分と世界をつなげる姿勢を育む」
『海外研修』
アメリカ・オーストラリアでの語学研修や台湾姉妹校での交流プログラムなど、目的に応じてさまざまな海外研修を実施している。
『留学』
2022年度よりニュージーランドに加え、オーストラリア・カナダ・アメリカ・イギリスが留学先となり、さらに自分の興味・関心に合った国で学ぶことができるようになった。
『多文化交流』
訪日する海外の中高生との交流行事を年間数回、実施している。2022年度は、姉妹校である台湾の曙光女子高級中学やオーストラリアの学校とオンラインで交流。
『留学生の受け入れ』
毎年、ニュージーランド・台湾の姉妹校からの留学生が、在校生宅にホームステイして授業やクラブに参加している。
『英語コミュニケーション』
夏休みには、英語でのコミュニケーションスキルアップをめざして国内研修を実施。
5 東京理科大学との連携
『探究活動の中間発表への参加』
高2の3学期に行う「学びの履歴書」の中間発表では、生徒全員が一人ずつ探究活動の途中経過を発表する。その質疑応答に、本校の教員や生徒のほかに東京理科大学の学生も参加。
『キャンパスツアー/研究室訪問』
東京理科大学に進学した本校卒業生が案内するキャンパスツアーを実施している。大規模な設備の整う環境で、専門的な実験や研究を見学し、学びの意欲を高める。
『模擬授業』
東京理科大学の教授を招き、本校内で模擬授業を実施。昨年度は経営学部国際デザイン経営学科の教授に、デジタル技術を駆使して時代を切り拓くデザイン経営について伺った。
『Partnership』
2020年度より東京理科大学との教育提携協定を締結。教養講座への参加・模擬実験講座の開催・研究室訪問など、さまざまなプログラムで生徒のサイエンスマインドを育成している。
6 大学合格実績(2023年度入試)
※( )内は現役合格
《国立大学》┉35名(31)
北海道大学3(3)、大阪大学1(1)、東京医科歯科大学1(1)、筑波大学2(2)、お茶の水大学2(2)、東京外語大学2(2)、東京学芸大学2(2)、東京農工大学2(2)、埼玉大学6(4)、東京都立大学6(5)など。
《私立大学》
『早慶上理ICU』┉87名(86)
慶應義塾大学10(10)、早稲田大学25(25)、上智大学13(13)、東京理科大学37(36)、ICU2(2)
『GMARCH』┉250名(230)
明治大学50(47)、青山学院大学28(27)、立教大学64(58)、中央大学29(28)、法政大学66(60)、学習院大学13(10)
『三大女子大学』┉53名(49)
津田塾大学5(4)、東京女子大学18(16)、日本女子大学30(29)
『その他の主な大学』
東京女子医科大学1(1)、埼玉医科大学1(1)、明治薬科大学15(15)、星薬科大学5(5)、昭和薬科大学4(4)、北里大学13(13)、芝浦工業大学16(16)、など。
《参考資料》
学校推薦型選抜(指定校推薦)
・慶應義塾大学(法)
・早稲田大学(文化構想・創造理工・先進理工)
・上智大学(理工)
・東京理科大学(先進工・経営・工)
・国際基督教大学(教養)
・明治大学(国際日本・総合数理)
・青山学院大学(経済・理工)
・中央大学(商・文・総合政策・理工・国際経営・国際情報)
・法政大学(情報科・理工・生命科)
・立命館大学(理工)
・明治薬科大学(薬)
など。
7 2023年度中学入試結果
算数・国語→各45分・各100点満点
社会・理科→各35分・各60点満点
の4科目(合計320点満点)入試
※算数1科入試は60分・100点満点
♦2月1日(第1回)
・受験者302名→合格者115名(実質倍率2.6倍)
・合格最低点→192点(得点率60%)
♦2月2日(第2回)
・受験者348名→合格者139名(実質倍率2.5倍)
・合格最低点→199点(得点率62.2%)
♦2月2日午後入試(算数1科)
・受験者158名→合格者67名(実質倍率2.4倍)
・合格最低点→47点(得点率47%)
♦2月3日(第3回)
・受験者207名→合格者59名(実質倍率3.5倍)
・合格最低点→212点(得点率66.3%)
[出願者の併願校上位11校(第1~3回の合計)]
1位 大妻中野 118人
2位 星野学園 105人
3位 淑徳与野 97人
4位 吉祥女子 88人
5位 山脇学園 74人
6位 西武文理 59人
7位 跡見学園 55人
8位 中央大学附属 49人
9位 都立大泉 41人
大妻 41人
大宮開成 41人
[都立中高一貫校への合格辞退者]
都立大泉→3名
都立三鷹→1名
区立九段→1名
8 2024年度入試の変更点
4科目入試の時間が各科目ともコロナ禍前に戻る。
・算数・国語→各50分
・社会・理科→各40分
9 科目ごとの出題傾向
(2024年度入試)
[国語]
論理的文章、文学的文章に加え、独立した大問として漢字を出題。
[算数]
午前も午後も比較的リード文が長く、読解力や情報活用力が求められる。
[社会]
地歴公融合で思考力を問う問題が多い。
[理科]
地学分野は、物理・化学・生物よりも若干少なめ。
中学受験で富士見中学を志望する生徒がいらっしゃれば、ぜひ朋友清瀬校までお問い合わせください
朋友では、少しでも正確で適切な学校情報及び入試情報を塾生や保護者に提供できるよう、現場で生徒を教えている正社員講師が、毎年いろいろな学校の塾対象説明会に足を運んでいます。
-----------≪お知らせ≫-------------------------
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受験相談や学習相談だけでも大歓迎です
2023年度の説明会レポートはこちら
【保谷校】塾対象学校説明会レポート⑳【国立音楽大学附属中学校・高等学校】
【清瀬校】塾対象学校説明会レポート⑲【法政大学中学高等学校】
【保谷校】塾対象説明会レポート⑰【日本大学第二中学・高等学校】
【ひばりが丘校】塾対象説明会レポート⑭【東京電機大学中学高等学校】
【保谷校】塾対象説明会レポート⑧【明治大学付属明治高等学校・明治中学校】
【保谷校】塾対象説明会レポート⑦【明治大学付属中野八王子中学高等学校】
【清瀬校】塾対象説明会レポート③【三輪田学園中学・高等学校】
【清瀬校】塾対象説明会レポート②【京華中高・京華女子中高・京華商業高】
【ひばりヶ丘校】塾対象学校説明会レポート①【明治学院中学校・明治学院東村山高等学校】
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