日本では家にペンキを塗るケースは少ない。でもアメリカでは外見や防水等の目的で外壁も内壁もあるいは窓枠やドアやドアフレームにペンキを塗ることが日常茶飯事だ。そんな習慣のせいか、家の色も様々で、道案内の目印としても役立つ。当然ペンキ塗りのアルバイトも多い。経済的に余裕のある人達はプロのペンキ屋に依頼するが、自分でやったり、学生等にアルバイトとして頼む人も多い。私がChicago で最初にしたアルバイトの一つもペンキ塗りだったが、経験の全くなかった私は、ブラシの使い方すら知らなかった。最初にまかされたのは大きな教会の室内ドアのペンキ塗りだった。すでに白く塗られていたが、保全のために上塗りをするのが私の仕事だった。経験者はきれいにスムーズにむらのないように塗るのだが、私が塗るとどうしても濃い部分と薄い部分が出来てしまうので、均一化しようと思ってブラシでなぞると、表面がボコボコになり筋状の模様が付いてしまった。それでも全てのドアのペンキ塗りをしなければならなかった。結果は皆同じだった。誰が見ても子供のいたずらとしか思えない状態だった。次の日曜日朝の礼拝に行って見たら、誰ひとりドアのペンキのこを話題にしなかった。唖然としてことばが出なかったのか、あるいはもともとドアのペンキの塗り具合になど全く関心が無かったのか今でもわからない。
株式会社BLA / YouCanSpeak開発者
ドクター・キノシタ
YouCanSpeak:スピーキング特化システム
YouCanSpeak-α(アルファ):リスニング・発音特化システム
ask the orange:サポートサイト
株式会社BLA:株式会社BLAオフィシャルサイト
Twitter: @A5Eigo
アメリカに留学した場合、最初の1年はアルバイトはできないが、2年目の夏休みからは学校から許可をもらえばアルバイトが可能となった。でも現金払いのアルバイトは規制外だったので、渡米したばかりの夏、Chicago の郊外に滞在しながら知人の紹介で草刈りなどのアルバイトをした。最初にしたアルバイトは、その知人の家の庭仕事だった。当時国で定めれていた最低時給は2ドルだった。仕事開始直前にその知人はいきなり質問をして来た。「1時間何ドル欲しいか?」と。留学生で時給5ドルで働いていた友人もいたのが、遠慮の気持ちが働き、「2ドル」と答えてしまった。それでも私の気持ちを察し3~4ドルはもらえると思ったが、結局時給2ドルになり、その後のアルバイトも全て時給2ドルになってしまった。この時アメリカでは遠慮ば美徳ではないことがわかった。最初から「5ドル欲しい」と言えば互いの歩み寄りで3~4ドルになった可能性がある。パーティーに招かれたある日本人学生がいきなり「何を飲みたいか?」と聞かれ、本当はコーヒーでもいただこうと思っていたのに、「今、咽が乾いていませんので」と言ってしまった。その場にいた人達は全員何かを飲み始めたのに、彼の手にはカップもグラスもなかった。彼も遠慮していたらアメリカで生活出来ないことを悟った。
株式会社BLA / YouCanSpeak開発者
ドクター・キノシタ
YouCanSpeak:スピーキング特化システム
YouCanSpeak-α(アルファ):リスニング・発音特化システム
ask the orange:サポートサイト
株式会社BLA:株式会社BLAオフィシャルサイト
Twitter: @A5Eigo
株式会社BLA / YouCanSpeak開発者
ドクター・キノシタ
YouCanSpeak:スピーキング特化システム
YouCanSpeak-α(アルファ):リスニング・発音特化システム
ask the orange:サポートサイト
株式会社BLA:株式会社BLAオフィシャルサイト
Twitter: @A5Eigo
アメリカでは春から秋にかけて、使わなくなったものをカレージや庭先(yard)で売る習慣がある。その販売方法はガラージセールとかヤードセールと呼ばれている。住宅街を車で走っていると、あちこちでガラージセール・ヤードセールに出くわす。地方新聞に広告を出す人も多いので、目ぼしい物を求め歩く人も大勢いる。
私がBoston の大学院に留学した時、学費は全額奨学金でカバーされたが、生活費まではでなかったので極貧状態で、衣類はダンボール箱に入れておく状態だった。洋服タンスが欲しかったが余分なお金がなかったので我慢していたが、ある日ヤードセールでタンスらしき物が2つ売りにだされていた。ひとつは元々の色が白い木製のタンスであったことはわかったが、もうひとつはドロがへばりついていて、材質すらわからなかった。でもその得体の知れない方のタンスの方が安かった($5)ので買うことに決めた。ひとりでは持ち上げられない程重く、セメントか何かで出来ている感じだった。
家に持ち帰ると家内が汚いからそのまま家の中に入れてはだめだと言うので、表面の泥の層を削り落すことにした。スクレーパー(ペンキなどを削り落す道具)を購入し、表面の汚れを削り取ると、美しい木目が見えて来た。10分後には、重厚な木製タンスに変身した。後からわかったことだが、それはリンカーン時代に造られた高級タンスで、アンティークコレクターが探し求めるものであった。$5で買ったそのタンスは我が家の家宝となり、今でもリビングルームに置かれている。この種のタンスは日本に1つしかないのではないかと思っている。その希少価値は計りしれない。
株式会社BLA / YouCanSpeak開発者
ドクター・キノシタ
YouCanSpeak:スピーキング特化システム
YouCanSpeak-α(アルファ):リスニング・発音特化システム
ask the orange:サポートサイト
株式会社BLA:株式会社BLAオフィシャルサイト
Twitter: @A5Eigo
私がBoston の大学院に留学した時、学費は全額奨学金でカバーされたが、生活費まではでなかったので極貧状態で、衣類はダンボール箱に入れておく状態だった。洋服タンスが欲しかったが余分なお金がなかったので我慢していたが、ある日ヤードセールでタンスらしき物が2つ売りにだされていた。ひとつは元々の色が白い木製のタンスであったことはわかったが、もうひとつはドロがへばりついていて、材質すらわからなかった。でもその得体の知れない方のタンスの方が安かった($5)ので買うことに決めた。ひとりでは持ち上げられない程重く、セメントか何かで出来ている感じだった。
家に持ち帰ると家内が汚いからそのまま家の中に入れてはだめだと言うので、表面の泥の層を削り落すことにした。スクレーパー(ペンキなどを削り落す道具)を購入し、表面の汚れを削り取ると、美しい木目が見えて来た。10分後には、重厚な木製タンスに変身した。後からわかったことだが、それはリンカーン時代に造られた高級タンスで、アンティークコレクターが探し求めるものであった。$5で買ったそのタンスは我が家の家宝となり、今でもリビングルームに置かれている。この種のタンスは日本に1つしかないのではないかと思っている。その希少価値は計りしれない。
株式会社BLA / YouCanSpeak開発者
ドクター・キノシタ
YouCanSpeak:スピーキング特化システム
YouCanSpeak-α(アルファ):リスニング・発音特化システム
ask the orange:サポートサイト
株式会社BLA:株式会社BLAオフィシャルサイト
Twitter: @A5Eigo