アメリカに留学した場合、最初の1年はアルバイトはできないが、2年目の夏休みからは学校から許可をもらえばアルバイトが可能となった。でも現金払いのアルバイトは規制外だったので、渡米したばかりの夏、Chicago の郊外に滞在しながら知人の紹介で草刈りなどのアルバイトをした。最初にしたアルバイトは、その知人の家の庭仕事だった。当時国で定めれていた最低時給は2ドルだった。仕事開始直前にその知人はいきなり質問をして来た。「1時間何ドル欲しいか?」と。留学生で時給5ドルで働いていた友人もいたのが、遠慮の気持ちが働き、「2ドル」と答えてしまった。それでも私の気持ちを察し3~4ドルはもらえると思ったが、結局時給2ドルになり、その後のアルバイトも全て時給2ドルになってしまった。この時アメリカでは遠慮ば美徳ではないことがわかった。最初から「5ドル欲しい」と言えば互いの歩み寄りで3~4ドルになった可能性がある。パーティーに招かれたある日本人学生がいきなり「何を飲みたいか?」と聞かれ、本当はコーヒーでもいただこうと思っていたのに、「今、咽が乾いていませんので」と言ってしまった。その場にいた人達は全員何かを飲み始めたのに、彼の手にはカップもグラスもなかった。彼も遠慮していたらアメリカで生活出来ないことを悟った。
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