NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHK英語教授がお伝えする英会話上達のイロハ

NHKの英会話番組講師でもある木下和好が英会話上達のイロハを余すところなくお伝えしていきます。

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私がアメリカの大学院で受けた授業のひとつは、非常にアメリカ的で、留学生特に日本人には不向きのクラスだった。その授業には期末試験がなかった。唯一の評価対象はクラスでのparticipation(参加)だった。Participation は自分の考えを口で表現するにことを意味した。発言の順番など決まっていない。人がしゃべっている時でもドンドン割り込んで行かないと、発言のチャンスが無くなってしまう。続きを読む

(最終回)
私が学んだアメリカの大学院の教授の多くは、小論文を提出させる時、提出者の名前の書いてある表紙をあえて見ないで内容をチェックし評価するのが常だった。それは一切の先入観を排除するためだった。それは留学生は英語表現が不十分だからと言って同情票を期待することが出きないことを意味した。<続きを読む
日本の学校の成績は、野球で言うと安打数に似ている。安打数は成功した数で、失敗は計算に入って来ない。どんなに多く三振してもあるいはアウトになっても、ヒットさえ打てば安打数は増えて行き決して減少することはない。日本の学校では、あうる科目に赤点を取っても追試を受けて合格すれば、落第の事実は帳消しになる。そのため日本の学校は卒業し易い。でもアメリカの学校の成績の付け方は、打率と似ている。<続きを読む