どんなに強い力(フォース)を持っていても、
正しく使える精神がなければ凡人。
「スターウォーズ4新たなる希望」で
ジェダイとフォースに出会い、
「スターウォーズ5帝国の逆襲」で
フォースとは何かを知り成長する
若者ルークの姿が描かれます。
入れ替え制ではありませんでした。
途中入場すると大勢の立ち見客に混じり
ラストまで鑑賞し
次回上映では
最初からじっくりSWワールドを堪能。
10歳の頃に観た
「新たなる希望」につづき
13歳で2度、映画館へ足を運んだ
「帝国の逆襲」
あらすじ
ルーク・スカイウォーカーの成長物語。
彼は3つの星で危険にさらされます。
氷の惑星ホスでは 雪男ワンパに襲われ遭難。
沼の惑星ダゴバでは自分自身と闘う。
雲の惑星ベスピンでは最強の敵(父)と対決
ジェダイマスターの教え、悪からの誘惑、
何度も訪れる危機を体験しながら、
心の中にある憧れの父と右手を失い、
その代償に大切な何かを得る。それは…。
感想
「信じろ」「当てにならない」
今作のいろんな場面で
この台詞がでてきます。
ルークだけでなく、ハンソロ船長、
レイア姫、カルリジアン男爵、ヨーダ、
通訳ロボットでさえ使う言葉。
「信じる」「信じられない」「信じていたのに」
特に好きなシーンは、
師匠ヨーダと弟子ルークの対比を描いた
修行の場面。
ルークはR2D2と共に惑星ダゴバへ向かう。
ジェダイマスターが住んでいるという。
そこで修行させてもらおう!
沼に着陸した戦闘機。
ルークの心を表すように
濃いガスがたちこめ、
先がまるで見えません。
彼を待っていたかのように、
突然あらわれた緑色の小さな老人。
賢者は愚か者を装い、
若者の性質をチェックしていきますよ。
ルークの荷物からペンライトを奪い、
「自分のだ。
くれないと友に逢わせてやらないぞ」
と、駄々っ子を演じる。
ルークはバカにしながらも
「ヨーダのところに連れてってやる」
というこの老人についていく。
ところが、この小さな老人が
偉大なジェダイマスターだと知ったとたん、
態度を豹変させる。
敬語になり、
自分を弁護し、
弟子にしてくれとアピールするのです。
大きい、小さい、
物事を見た目で判断する若者。
果たしてジェダイの騎士に育てることが
できるだろうか・・・?
戸惑うヨーダ。
この子には忍耐がない。
怒りっぽい。
思慮が足りない。
今ある現実を見ず、
未来にばかり
ジェダイにはなれないのだ。
ルークは
沼に沈んだ戦闘機XーXINGに気落ちする。
フォースを使い引き上げることを
命じられ、挑戦する。
精神を集中するが、うまくいかない。
ルークは言い訳をする。
「あんなに大きいものを…無理です。
小石を持ち上げるとはわけが違う」
ヨーダ
「大きさは問題ではない。
わしを大きさで判断するのか?」
右手をゆっくりと差し出すヨーダ。
彼の目に飛び込んできたのは、
X-WINGが宙に浮かび
こちらへもどってくる光景だった。
このときのBGMの壮大なこと!!
トランペットが高らかに
チェロやバイオリンの深く美しい調べが
フォースを表現。
見事に音楽で魅せる
ジョン・ウィリアムズのオーケストラ
ルーク
「信じられません」
ヨーダ
先入観にとらわれているうちは
ジェダイにはなれない。
物事の本質を見失いやすい。
フォースを持っているだけでは
ただの人だ。
ヨーダが諭します。
修行中、
未来の友が苦しむ姿を目にするルーク。
助けにいかなくては・・・
善と悪の見分け方を
マスターしていないルークだが、
「必ずもどって、修行の続きをします」
と、約束する。
未来は刻々と変化するもの。
いくらジェダイといえども、
先がどうなるのかわからない。
ただ、目の前の若者を信じるのみ。
ヨーダもルークを信じることにした。
ヨーダの教えが詰まった
珠玉の名作帝国の逆襲でした。