2/27、子ども文教委員会の2日目が行われました。
〈報告事項〉
1 トキワ荘マンガミュージアムについて
9 令和元年度教育に関する事務の点検・評価報告書について
10 令和2年度入学予定者 隣接校選択制希望申請集計結果について
11 区立小中学校・幼稚園における門扉の自動施錠状況について
12 学校施設長寿命化計画の策定について
13 インターナショナルセーフスクール認証・再認証取得について
【報告1 トキワ荘マンガミュージアムについて】
2/28に建築工事完了。この後、外構工事や駐車場などの工事が3/13まで。
開館日は3/22の予定。
⇒但し、新型コロナウイルス感染症の影響で、オープニングセレモニーや内覧会、開館スケジュールを延期することを含めて検討をしているとのこと。
開館時間…10:00〜18:00
委託先 …としま未来文化財団
委託事業…各種事業(展示、各種イベント、広報)、受付・案内業務等
寄附額(2/20現在)…合計 4億4204万543円
個人 2億154万1331円(区内1958万2千円、区外1億8195万9331円)
法人 2億2249万9212円(区内1億6621万8483円、区外5628万729円)
※その他、防犯カメラ一式の寄贈あり
公園名称…
・南長崎花咲公園の通称名を「トキワ荘公園」とする
・公園入口に南長崎ニコニコ商店街アーチを公園名称表示アーチとして移設
・アーチ撤去場所にミュージアム案内サインを設置
施設整備をきっかけに、地域の商店街の活性化につなげていかねばなりません。
また、近隣の地域図書館との連携もすべきと考えます。
この点の所見を区へ問い、地域活性化は大きな課題であり今後も支援していきたい、との回答あり。
トキワ荘の復元施設の完成が目前に迫る中で、貴重な品物が区へ寄贈されました。
手塚治虫さんがトキワ荘の天井板に描いた直筆画が池袋警察署の記者クラブに長らく保管されていて、この度寄贈して頂けることになったものです。
マンガミュージアムの展示品の目玉になると思います。
⇒令和2年2/27NHKニュース「手塚治虫さん トキワ荘の天井板に描いた直筆画 豊島区に寄贈」
参考
・区HP「マンガとアニメの聖地」
トキワ荘の紹介、復元プロジェクトについてなど掲載しています
【報告9 令和元年度教育に関する事務の点検・評価報告書について】
法に基づいた事務点検、評価報告書についての報告がありました。
点検・評価委員は学校経営経験者、学識経験者、区民の3者で構成されています。
◆評価対象事業(評価はAが高い、Bが適正、Cが低い)
1 ICT機器整備(学習及び校務支援システム)の推進と活用状況…効率性B、有効性A
2 いじめの防止対策の推進…効率性A、有効性B
3 小学校移動教室等実施/中学校移動教室等実施…効率性A、有効性A
4 子どもスキップ・学童クラブ(放課後児童健全育成)事業…効率性B、有効性A
5 学校施設環境改善整備補助金…効率性A、有効性A
【報告10 令和2年度入学予定者 隣接校選択制希望申請集計結果について】
2年度区立小学校入学予定者…1695名(前年度1630名)
2年度区立中学校入学予定者…1474名(前年度1434名)
※元年10/1現在
仰高小、西巣鴨小、池袋本町小、目白小、巣鴨北中、明豊中は、受入枠を超えたために抽選を実施
【報告11 区立小中学校・幼稚園における門扉の自動施錠状況について】
区立小中学校と幼稚園の安全対策として、来校者用の門扉等を「インターホン+ オートロック錠」にする事業についての報告がありました。
この事業は私の一般質問で問題点を指摘し、対応を求めた結果で実現したものです。
令和元年6/25blog「一般質問 学校における安全対策」
令和2年度予算の新規・拡充事業(学校門扉の自動施錠化事業)として予算が計上されています。
事業費…18,655千円
既に対策が済んでいる施設…18施設
令和元年度末までに対策が完了する施設…4施設(西巣鴨小、南池袋小、千川中、南長崎幼)
令和2年度中に対策…7施設(清和小、朝日小、要小、さくら小、駒込中、西巣鴨中、西巣鴨幼)
令和3年度中に対策…4施設(池袋小、西池袋中、千登世橋中、明豊中)
なお、今後対策を施す施設に関しても、自動施錠化はされていませんが、施錠は行っています。
【報告12 学校施設長寿命化計画の策定について】
国から令和2年度までに学校施設長寿命化計画を策定するよう地方自治体へ要請しています。
全国では約10%の自治体が策定済み。23区では策定済みが5区、令和元年度中に策定が5区、2年度中に策定予定が本区を含めて13区。
対象施設は、幼稚園を含めた全ての区立学校施設としています。
先日の一般質問でも確認した通り、区立幼稚園は認定こども園化を見据えた計画を行っていくことになります。
豊島区の学校施設の築年数、改築状況は以下の通り。
築55年以上(昭和39年度以前)…12施設(小学校10、中学校2)
築45年以上~55年未満(昭和40年度~49年度)…10施設(小学校7、幼稚園3)
改築校…9施設(小学校4、中学校5)
改築予定校…2施設(池袋第一小学校(令和2年度~4年予定)、千川中学校(5年度~7年予定))
計画は、改築計画と大規模改修計画を含めたものとなります。
改築との比較で経費が6~7割、工期も縮められるスーパーリニューアルを行うことも検討。
改築又は大規模改修中の代替施設が大きな課題となります。
【報告13 インターナショナルセーフスクール認証・再認証取得について】
◆認証、再認証取得校
・新規取得校…清和小学校
・現時点での区内の認証校…小学校7校、中学校1校の計8校
・令和2年度の初認証を目指す学校…さくら小学校、千川中学校
・2年度の再認証を目指す学校…池袋第一小学校、池袋中学校
◆認証、再認証取得の際の工夫
・取組内容の焦点化…3つの観点に焦点を絞り活動、業務が整理され業務量が軽減された
3つの観点…
①保健室データ等から重点的・優先的に取り組む問題点を明確にし、けがやいじめの発生件数を減少させていること
②児童・生徒が主体となったISS活動を通し、安全意識や危険回避能力を高めていること
③学校と保護者、地域、関係機関等の協働による見守り体制が着実に地域に広がっていること
・申請時の教員の業務の軽減・経費の節減
①各校でやっていた申請書の印刷・製本などを指導課が一括して行い教員の業務量を軽減すると共に、冊数を必要最小限とするなど費用を縮減
②再認証時の英訳文を更新した箇所のみに絞り、申請費用を縮減
インターナショナルセーフスクールについては、これまでも取り上げてきました。
過去の主なblog
・平成30年11/28「一般質問 インターナショナルセーフスクールとコミュニティスクールについて」
それまでの経緯を時系列にまとめています
・令和元年6/25「一般質問 コミュニティスクールの導入について」
コミュニティ・スクールのモデル校についての質問など
令和2年2/18「一般質問 地域とともにある学校(コミュニティ・スクール、インターナショナルセーフスクール(ISS)」
ISSの今後、一般名称化の提案など
子ども文教委員会の審議は以上です。