Sleaford Mods
レコード屋のサイトでジャケは見て気にはなっていたものの実際にノーマークでチェックするまでには至らず、それを今非常に後悔しております。
気が付けばソールドアウト続出。
悔しさのあまり今はあちこちのレコード屋で買えるレコードを買えるだけ買い漁っている状態。
しまいにゃ海外のレコード屋にもオーダーをしてしまいました。
各作品についてはもうちょっと聴き込んでから改めて書きますので、今回は総合的に書いてみました。
さてさて、まずはそのルックス。
Modsと名乗りながらModsらしいスマートな小綺麗さは皆無、何と言っても年齢的には完全にオッサン2人組でそのどちらもが、ヤク中、アル中、プッシャー、暴力行為、フーリガン、等々をイメージさせるむしろ街の厄介者/はみ出し者風情に先ずはドキッとさせられます。まるまる【トレインスポッティング】の登場人物まんまです。
その自らのナリを強烈な皮肉として【Mods】と名乗っているのか?真意はわからない。
でも元々そんなヒネクレ者が大好物の俺からすれば最高の見てくれ。
期待すんな!って方がムリ。
ちなみに本国では皆さん周知の通り、POP GROUPやprodigyともコラボしてましてそれなりに成功はおさめているようです。
やっぱりその辺のアナーキーな方々にはサウンド的にもスタイル的にも支持されやすいのかな。
そうゆう活動されるとますます好きになっちゃうね。
ではサウンドについて。
バックトラックのスタートボタンを押すだけのオッサンと、そのチープにチャカポコ鳴ってるバックトラックに合わせて(あんまり合っていない)もう1人のオッサンがひたすら皮肉ったりおちょくったりぼやいたり、ラップと言うには程遠く、ポエトリーリーディングと言うには下世話過ぎる、そもそもアートを鼻で笑い人を食ったようなサウンド…なのか?
…とまぁ文字で音楽性を表現しようとするとあんまり聴く気が起きないかもしれませんが(何より俺の文才が著しく欠如してるからね、ゴメンよ)、もしイギリスのカルチャーに少しでも興味を持っていたり、新しいサウンドを探している方は一聴の価値はあると思いますよ。
個人的には圧倒的に前者。この人たちの出所を知りたいですね~ニヤニヤ
突っ込んでばっかだけど聴いてるとメチャクチャワクワクするんですよね。特に発音なんて、もうね、大好物のタイプです(^-^)
ルックスだって最高。
このルックスが今のイギリスの【悪い人達】なんだろうな。
とりあえず面白い存在なのでYouTubeで動画をチェックしてみて下さい。
来日しないかなぁ~
こんなにライブ観たい!!!って思ったのはTHE ARCTIC MONKEYS以来だったりします。
V.A./CALIFORNIA PSYCHOBILLY
予備知識ゼロで購入。
最初は結構な争奪戦だったと思ったけど再入荷もあったみたいで今では普通に売ってます。
内容もなかなか良いので見つけたら買ってみて下さい。
V.A.って事で複数のバンドが収録されていますが、ざっと見た感じでは知らないバンドばっかり。
そもそも【PSYCHOBILLYはヨーロッパに限る!】という偏った考えに立脚してる俺には『はっ?カリフォルニア?カリフォルニアにサイコスなんて居るの?』だもん知らないバンドばっかりでも無理はない。
でも俺が思うに海外ではまだまだPSYCHOBILLYがお盛んで若手もジャラジャラ出てきてる(FROGSサイコー)し、御大も大活躍しているのに日本はどうでしょうか?
…まぁ、それは何もしていない俺が語るべきことではないので何も言いません。言えません。
気を取り直して…
字数かせぎの為に収録バンドを以下に挙げます。
君は幾つ知ってる?
◆THRILLBILLYZ
◆DR.BIZARRO'S VICTIMS
◆RAPETILES
◆THE KRYPTOS!
◆THE DAFFYS
◆CIGARATS
◆各2曲づつ/全12曲収録
どうですか?
知ってるバンドいます?
俺はバンド名を打ち込みながら思い出しましたが、【THE KRYPTOS!】は確かCDを持っていた筈。
あんまり印象に残っていないのが残念だけど。
ジャケはモノクロみたいな暗い色調で枯れた大木の写真を使っていたと思う。
全12曲共通するのは結構な感じでローテクf^_^;
しかも録音のバランスもバラバラだから聴きずらい。←一応誉めてます!
でもね、THE P.O.Xの名盤【…it's so dark】やTHE QUAKESの1stアルバムA面1曲目を思い出して下さい。あれなんて録音のバランスという点では悪い意味でかなりヤバいじゃないですか?
要するにあの感触を思い出してくだされば話が早い。
そんなドッタンバッタンスットコドッコイなカリフォルニアのド☆ローカルなマヂ●●サイコスばっかり集めた本作は俺の中ではかなりの好印象しかない。
どいつもこいつも拙い演奏もさることながらカリフォルニアにもビシッと鬼剃りサイコスがいる!ってわかっただけでちょっと嬉しかったりします。
燦々と降り注ぐカリフォルニアの灼熱の太陽が彼らの情熱に火をつけ狂わせたのでしょうか。
個人的な好みで言えば【THRILLBILLYZ】が一番好きかな。
なんせ録音のバランスが悪すぎる!(笑)
でもそこがすこぶる良い!
演奏もドッタンバッタンしてスッ転んだり、ドラムがスラップを追い越したりギターの刻みが遅れ過ぎて逆に進んでいたり、そんなバックの演奏を完全に無視したかのような強面のヴォーカルスタイルはゾンビもホラーも通り越したシリアルキラーな趣きもあって『これぞPSYCHOBILLY!!!』と思わせてくれるムチャクチャな無軌道なロックンロールを聴かせてくれます。
後は【CIGARATS】も良い!
他と比べて幾分ロックンロールマナーは守られてるかな?なSPEED PSYCHO SOUNDでカッコ良い!
最近では割りと中古で\800-くらいで見かけるので百聞は一見に如かずの心意気で是非とも入手してみて下さい。
それと近頃よく思うのは、『音楽はただの空気の振動。そこに如何に気持ちを込めるかが発信者には一番大切。でも聴き手が聴こうとしなければどんなに心が込められていた音楽だとしても一生その人に届かない。ただの空気の振動に戻るだけ。』という事。
俺はPSYCHOBILLYでもPUNKでもHARD COREでもSKAでもどんな音楽であっても音楽そのものに着目しています。
昔と違ってメンバーのメチャクチャな性格とか誰かをぶっ飛ばしたとかの武勇伝なんかは全く興味が無いんですよ。
んなこたぁどぉでもいい。
勿論結果的に『そういう人がやっていました』でもそれはそれで構わない。俺が言いたいのは『こんな武勇伝があるメンバーがやってる音楽だから素晴らしい(面白い)』という事には興味が無いというだけです。
それよりなにより演者によって魂を込められた音楽を聴きたい。
成熟していても未熟であっても爛熟してても良いんだけどメンバーが一生懸命やってる音楽を聴きたい。
熱量のある音楽を聴きたい。
その意味で言うならばこの作品は傑作だ!
全編に渡って凄まじい熱量がある。
丁度シーンが始まる時の【あの熱狂】が本作には詰まっている。
ひまつぶし/山口冨士夫
オリジナル盤を遂に入手。
【帯無し/ジャケも難あり】だけど盤は割りと綺麗なんで凄く嬉しい。
状態が芳しくなくてもとりあえず手に入れて状態が良いものに見つけ次第買い換えていくのがいつものやり方なんですが、何だかとても愛着がわいているので、よっぽどの事が無い限りこれを聴き続けたいと思います。
さて、本作。
何故手にしたかと言いますと、かつて日本脳炎が本作収録の【からかわないで】をカバーしていたのでオリジナルを聴きたくてとりあえずCDを買って聴いたら、【からかわないで】も勿論カッコイイんだけど他の曲もそれぞれの良さもあってドハマリしまして、やっぱりオリジナル盤が欲しくなって…ってな流れです。
オリジナルの【からかわないで】はそりゃ良いに決まってるんだけど、日本脳炎バージョンと聴き比べると日本脳炎もオリジナルの良さを殺さず、自分達のカラーを殺さずに遠慮なくやりきってここまで仕上げたのはさすがだなと思いました。
どっちも好きです。
ちなみにこの【からかわないで】が冨士夫さんの曲って知らなくて、タキちゃんに教えてもらいました。
俺もまだまだだね。
その【からかわないで】の他に好きな曲が【ひとつ】。
寂しげなブルーステイストのロックンロール(?)ナンバーなんですけどそのシンプルで、静かで、凛とした佇まいにヤラレました。
静かなだけじゃなくて後半に向けて感情の昂りにまかせて激しさを増す冨士夫氏のヴォーカルも最高だ。
後ろで鳴り響くパーカッションの音もイイ!
【Can not wait】も最高。
この曲を聴いてると凄くフリーダムを感じて、特に車の中で聴くと『俺は今自由だぜ!このまま何処までも行ってやるぜ!』って思っちゃう。
でもそのフリーダム/自由って【いろんな境界線を飛び越える】って意味なんだけどね。
音楽のジャンルも、国境も人種も時間軸も言語さえも飛び越えた先に鳴っているロックンロールがこの曲のような気がします。
だから冨士夫さんのロックンロールはとってもスピリチュアルで、ジャンルを問わず支持者が沢山居るんだろうな。
あと本作を聴いて感じたのは全体を通して【一筆書き】のような印象が強いですね。
文字通り【ラフ&タフ】な。
ちょっとづつでも冨士夫さん関連の音源は追っかけていきたいと思っています。


