THE SKA FLAMES in 奄美
既に一昨年の事になりますが、折角途中まで書いたのでリライトしてエントリーします!
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何事にもルーツ(始まり)ってモノがありまして、それを紐解くことにより、その対象をより深く理解出来るようになるきっかけにもなり得ます。
今回、御縁があってTHE SKA FLAMES/Uncaba Authentic Band伊勢さんの生まれ故郷である奄美(パーカッションの中須さんは伊勢さんと幼なじみの同級生)でのTHE SKA FLAMESのライブに2日目の1回だけ(前夜祭はUncaba Authentic Band、明けてのTHE SKA FLAMESの2days)ですが参加できた事は自分の音楽人生に新たな1ページが加わったと断言できる程の素晴らしい経験(体験)となりました。
また奄美の雄大な自然や豊かな食べ物を通じて島の方々の心の広さや温かさに触れられた事でTHE SKA FLAMESの音楽のルーツや奥深さに通じるナニか(相変わらずボキャブラリー不足でチープな表現になってしまって悔しい)にも僅かですが、触れられたようにも感じます。
さてさて。
東京からの遠征組はもとより全国からオーディエンスが集まったとの事で会場内も凄い熱気でした。
そんな熱気に応えるが如く、THE SKA FLAMES自体もいつも以上に凄まじいgroove/swingでハコ全体を震わせるような躍動感のある素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
特にこの日は宮永さんのベースが気持ち良かった!
フロアも大荒れすることは無いけれど、老若男女各々が独自に楽しんでいたといった印象で終始心底ハッピーな雰囲気に満たされて凄く心地良かったです。
それと指笛!ピーピーとリズムに合わせて賑やかにあちこちから鳴っていました。やっぱりアレが島のノリなんですかね?
こちらまでハッピーな気分/気持ちで楽しめました。
超個人的感想ですが、今のTHE SKA FLAMESはまるでバンドを結成したてみたいなそんな雰囲気がしませんか?
メンバーの皆さんが本当に楽しそうにいきいきと演奏している姿を見るとこちらまで楽しくなってきます!
凄くRAWでPRIMITIVEでROUGHなビートを強く感じさせつつ、そのくせMELLOWな所はトコトンMELLOWにやってみせる実にニクイ方々です。
ハッキリ言います!
21世紀の東京の街に、いや日本中の何処かの街で、もしかすると世界中の何処かの街で、鳴り響くべきビートとリズムとメロディを今のTHE SKA FLAMESは体現している!と。
『強く光が当たれば当たる程、その影は濃くなる』
との言葉があるように、THE SKA FLAMESの演奏がとびきりハッピーであればあるほど、また奄美の照りつける日差しが強ければ強いほど、メロディは物悲しく聴こえるかもしれないし、ビートは激烈に野蛮に聴こえるかもしれない。
そこに自分は【rude boy spirit】のようなものを嗅ぎとるんです。
日々自然と向き合ってタフに生活する人たちの歓喜の叫びだったり、もっと言ってしまうと生きとし生けるものの生への渇望だったり、人間の魂の根源を揺さぶるような音楽=奄美大島で観たTHE SKA FLAMESのライブが正にそれなんです。
その自分が置かれた状況と向き合ってタフに生きることが自分には【rude boy spirit】だと感じています。
だから俺はコンクリートジャングルと対峙してしているんです。
単純に武勇伝の類いだけで語られるrude boy spiritって話しなら俺は降りますね。
勿論、『腕っぷしの強さだけが頼りでストリートで生き抜く事こそがrude boyなんだよ!』って意見はそれはその通り。それを信じているならそうすれば良いだけのこと。
でも俺は違うというだけの話し。
各々が信じる【rude boy spirit】に沿って生きていけばいいと思うよ。
ただね、やっぱ奄美大島で観たスカフレは東京で観るのとは一味も二味も違ってたんだよ。
リラックスしたムードで皆お洒落しててさ、それなのにちょっとピリッとした雰囲気もあって、何より生活の匂いがするんだよね。皆さん逞しいしさ。
ちょっとあの感じは忘れられないなぁ。
もしかしたらSKAって俺が思っていた以上に童謡なり民謡なり人々の生活に根付いて然るべき音楽だったのかな?って感じたんだよね。
そしたらそこに腕っぷしの強さなんて無力じゃない?必要無くないかな?
元からの意味ならまぁソレなんだけど、そこで立ち止まるのは個人的に嫌なんだよ。やっぱり自分なりの解釈をして音楽に向き合いたいんだよね。
大好きなSKAなら、大好きなTHE SKA FLAMESなら、尚更。
自分も一度は離れてしまったものの、またこうしてTHE SKA FLAMESさんと交わう事が出来たのはやっぱり嬉しい!という感情以外にふさわしい言葉が見つからない。
まだまだ観続けます!
Deathtopia/AUTO-MOD
再発盤ってことで買ってみた。
オンタイムで本作を手にした者の当時の素直な感想としては、『世紀の駄作』としてしか受け止められず、非常に苦手な作品となり永い間封印していました。
だって今世紀(20世紀だけどf^_^;)最高傑作『レクイエム』の次のアルバムがコレですよ!
駄作はちょっと言い過ぎだけども、物凄く困惑しましたよ。
今聴けばちゃんと作り込んでいることは理解出来るんですが…当時はそこまで考えも想像も及ばず、浅はかですいません。
要するに、H氏が制作に関わっていたにもかかわらず、H氏のポップセンスが封印され、アンダーグラウンドの質感のみが強烈に色濃く残ってしまっているように感じて非常に困惑したんです。
レクイエムの後だけにH氏のポップセンスとGenet氏のアンダーグラウンドセンスがぶつかり合ってそりゃもぅとんでもないサウンドを期待していただけに肩透かしを喰った感は否めなかったんです。
んが、しかし!
高音質のお陰か?
自分のセンスが漸く本作に追いついたのか?
当然後者だと思われますが、『これは日本アンダーグラウンド史に燦然と輝く世紀の大傑作だ!!!』と今なら世界の中心で大声で叫ぶ事が出来ます!
最高だ!!!
言うなれば宇宙誕生の瞬間のような煌めきに満ちている!!!
本気でそう思える。
当時は正直あんまりよく分かんなかった…今でもよく分かっていないんですが…曲間に挟まれる寸劇が今はとなっては曲の導入部としては凄い効果があって曲が更に盛り上がるよね。
◆神々の恐れ⇒Out of the darkness
◆愚話⇒Deathtopia
この2つの流れは俺的には本作のハイライト。
後はやっぱり【Legacy】は名曲だなぁ。
こういう時間軸も国も超越したGenet氏独自の世界観がある曲/歌詞が好きです。スケールも壮大。
♪ノアの方舟はもう二度と作らないのさ~
のパートで俺昇天!!
タイトルナンバーの【Deathtopia】はエスニックテイストもある曲調も好きだけど特に歌詞が大好き。
とっても耽美的だし、幻想的だし、ロマンもある。光を避けてさ迷う者達の最後に行き着く楽園が歌われている曲なのにそこにはとてつもないロマンに満ちている。
他に短い曲の佳作だけど【悪魔のささやき】も凄く良い曲なんだよなぁ~。
これも歌詞が良いんだよ。
♪駝鳥のようにお尻を振ってダンス
過激な歌詞が続くなかでこういうちょっとシャレがきいている歌詞を挟み込まれるとハッとしてグィっと引き込まれます。
その引き込まれたまままた続きを聴き進められます。
ただこの曲ってライブでは恐らくプレイされていないんじゃないかな?全てのAUTO-MODのライブに行っていたわけでもないから確定はできないけどね。
でもこういう曲も聴き逃せないところもAUTO-MODの侮れない一面だと思う。
この後に解散を掛けて活動を活発化させていく中で特にAUTO-MODのファンクラブ(TCC)に向けて発信されたのは、Genet氏自身によるますます強固な思想の下Deathtopiaを超越する幻想国家【EASTANIA】建国宣言に至る訳ですが、それは最早『AUTO-MODがバンドである』という事実すらも越えてしまった感すらあったんです。受け手にしてみれば。
解散間際は要するにエンターテイメントじゃなくなってきたわけですよ。
いやいや!かなりの精度のエンターテイメントだったんだけど俺は子供だったしさ、気持ち的にはソレじゃ済まされなくなってたんですよ。
だからライトライブは異様な雰囲気だった。もうあんなライブは体験出来ないんじゃないかな?
ライブですらなかったかもね。むしろイニシエーション/儀式でした。
Genet氏はある場面では王国の王となり、またある場面では儀式の生け贄となり、またある場面では娼婦になり、またある場面では1人のPUNKSとして暴れまわり…etc.と、あの夜はライブの名を借りた総合芸術であったと今でも思っています。
当時の状況下ではとてつもない規模でのラストコンサートを行い、終焉を迎えて華々しく散っていった訳ですが、その後復活を遂げるも何度となくメンバーチェンジを繰り返しつつ、しぶとく活動を続けて自ら【見せ物小屋の座長】と呼び今なお続くイベント【Tokyo Dark Castle】を主催するそのバイタリティーは凄まじいものがあると思うし、当時俺が(誰もが)想像もつかなかった【世紀末を生き残ってしまったポジパンの方々の未来の姿】を見せ続けてほしいと思っています。
願っています。
例えそれがどんなに醜い姿であっても…です。
いや、むしろ老いて醜く変わり果てた姿になっても尚、大女優のように堂々とステージに立ち続けてもらいたいし、俺はそれでもAUTO-MODを必ず見届けますよ。
P.S.:前にも書いたかも?ですが、俺はAUTO-MODのファンクラブ【TCC】の会員でした。
会員限定ライブも行ったし、ラストライブは先行入場してリハーサルから参加しました。
君はBOOGIE MENを知っているか?←多分皆さんご存知かと…
俺のPSYCHOBILLY原体験の1つ…いや、1作品がこの【BOOGIE MEN】が収録されている【ZORCH MONSTERS FROM FAR EAST Vol,1】。
これは本当によく聴いたし、オンタイムで入手したから26年経った(!!!)今でもPSYCHOBILLYモードにギアが入った時は勿論、定期的にも聴きたくなる大切な1枚です。
◇では先ずはこの【ZORCH MONSTERS … 】から書きますね。
全14曲収録。
◆SPAZM
◇BOOGIE MEN
◆SCAMP
◇RIBELS
◆HAMMER BOLT JAW
◇GREASY HASH
★FALCONS
★STOMPIN' PUSSY'S
上記6バンドは各2曲、下記2バンドは各1曲収録されています。
◆SPAZM
収録バンドの中では既に独自のサウンドが確立されており非常にこなれてて安定してる印象。
恐らくPSYCHOBILLY云々という事は良い意味で拘っていなかったんじゃないでしょうか?
特に【Dancing Devil】はミドルテンポのリズムが心地好く『これこそ!』って感じの最高にカッコイイナンバー。
余談だけど、イカ天に出てました…よね?
◇BOOGIE MEN
名古屋の3人組。
後でたっぷり語ります。
◆SCAMP
名曲【Loud Night】の初期バージョン収録。
後々全開になる極悪な雰囲気はまだそれほどでもなく、演奏も録音も若干迫力に欠けますが、コレはコレで逆にRAWな感じで凄く良い!ッス。
もう1曲はまさかの【Anarchy In The UK】のカバー。
◇RIBELS
こちらも確かイカ天に出てたハズ。
バリバリのウエスタン調のサウンドでカッコイイです。ガスタンクの【Jeronimo】カバーがハマってます。
それにしてもこのウエスタン調のビリー系サウンドって懐かしいね。
◆HAMMER BOLT JAW
のちに同レーベルからCDシングル(懐かしのミニCDだよ!!!)もリリースされます。
実はライブも行ってます。
後は刺青のTV番組にウッドベースの方が出てらっしゃってライブシーンもチラッと映ってました。
【将軍】のMOTORHEADを思わせるギターリフはやっぱりメチャクチャカッコイイんだよね。間奏のスラップも聴き所です。
ライブだともっと迫力あったのに此処ではそれが上手く表現されていないのが悔やまれます。
CDシングルを探してちゃんと確認しますが、【将軍】は収録されていてそっちのテイクの方がまだライブに近いテイストだったと思います。
◇GREASY HASH
復活してから一度だけですが凄い迫力のあるライブを観ましたよ。十字架型のウッドベース!
『これぞPSYCHOBILLY!』と言える重く迫り来るようなサウンドに圧倒されましたね。
サウンドが完全にイカレていればゾンビメイクなんて必要無い!?って思わせてくれた唯一のバンドです。
そう言えば、復活した時の墓掘りアー写がサイコーにカッコ良かった!!!
★FALCONS
本作の仕掛人、いやいやレーベルオーナーの鯉沼さん率いるFALCONSはライブテイクで1曲のみで参加。
ベースはJAP KAT/サトル君ですね。流石のプレイで当時から頭1つも2つも突出して上手かったのが確認出来ます。
詳しいデータは無いけど曲の終わりに少し聞こえる歓声と鯉沼さんの(?)『ThankYou!』という声からして恐らくイギリスで録音されたライブテイクじゃないかな?
でもね、いずれにしてもやっぱ…カッコイイよ!
なんせブッチギリでカッコイイ!
スピーディーに突進するドラムとスラップにロックンロールマナーのギター、それでカッコ悪い訳がないよ。
★STOMPIN' PUSSY'S
ちょっといまだに素性がわからないバンド。
かなりふざけた感じのサウンドは『これもまたPSYCHOBILLYの一面だよね』なんて思わせてしまう不思議な魅力があります。
さてさて、では【BOOGIE MEN】いってみよう!
先ずは【ZORCH MONSTERS FROM FAR EAST Vol,1】収録の2曲から。
◇Lazy
◇What A Terrible Shame
90年初頭でこの曲!
このテクニック!
歌詞の歌い回しも完璧!
海外のバンドと言われても気が付かないくらいレベルの高いサウンドです。
ドラムとスラップでスピーディーに疾走し、ギターはバカテク、日本人離れしたピッチ高めのヴォーカル、英詞も滑らか、センスもテクニックもどこを比べても海外のバンドに劣らない凄い仕上がり。
サウンド的には【Frenzy】とか【Scallywags】【Long Tall Texans】辺りが一番近いかな~?って思います。
特に【What A Terrible Shame】は何回聴いたかわからないくらい好きだし本当にカッコイイ!
あと自分の記憶に間違いが無ければ、コレって元ネタ(?)とおぼしき曲をどっかのイベントでDJさんが回してたんですよ。
その曲はヴォーカルがもうちょっとダミ声でしたが演奏はハードめなサイコサウンドでした。
例えるなら【Demented are go】みたいな感じでしたね。
もしこの曲に関して何かご存知の方がいらっしゃったら御一報下さいm(_ _)m
続いては単独作【the First!】
全5曲収録だからミニアルバムかな。
但しシークレットトラックがあるから厳密には6曲。
5曲目はちゃんと最後まで聴きましょう!
オムニバス収録曲のダブりは無し。
より整合性が増したサウンドはPSYCHOBILLYの攻撃的な面を残しつつオールドスクールな面もあり、何回聴いても飽きない作品。
それはやっぱり曲のクオリティの高さ、テクニックの高さ、各楽器の音作り、録音のバランス、からくるものかもね。
特に録音のバランスは素晴らしくてエッヂが立っててメリハリが利いてるのに聴き疲れしないし、言い方として相応しくないかも?だけど敢えて言うと『とても聴き易い』です。
2曲目のスローなナンバー以外はどれも哀愁漂うメロディと軽快なテンポの曲でwrckin'って言うより踊りたいですね。
3曲目は遂に日本語の歌詞が出てきてビックリ!
しかもこれがまたカッコイイ!
こんなに好きなのに残念ながらライブは観ていないんだよね。
悔しいなぁ~(>_<)
スッゲェカッコイイ!からまだBOOGIE MEN聴いたことがない方は是非聴いてみて下さい。


