本当におもしろい本は(少)ない -8ページ目

図書館危機

有川 浩
図書館危機

シリーズ3作目。あと1冊で終わりだそう。


ドラマやマンガのような楽しさがあり、「書籍」の枠を超えてきたような気がする。

最後の一冊、すっきりまとめてくれることを期待。

いけちゃんとぼく

西原 理恵子
いけちゃんとぼく

すっかり忘れていたけど、私にもいけちゃんがいたような気がする。


それを探し出してきたサイバラは、やっぱりすごいと思う。

フィッシュストーリー

伊坂 幸太郎
フィッシュストーリー


伊坂幸太郎13冊目の本。

デビュー直後に書いた短編から、今回書き下ろした中篇を含む作品集。


他の作品の人物が色々登場しているので、
それらを思い出しながら楽しんで読める。

「フィッシュストーリー」と最後の中篇「ポテチ」が特に好き。癒される~。


でも思い出せなくて「あれ、これどこに出てた人だっけ?」と気が散ったりもします。

おかげで今は「ラッシュライフ」を読むはめに。

面白いからいいけど。2回目でも新鮮。


伊坂氏の作品を読んだ事がない人にはあまりお勧めできない。


そろそろ長編も読みたいなー。

夜は短し、歩けよ乙女

森見 登美彦
夜は短し歩けよ乙女

本屋大賞にエントリーされたので読んでみたけど

全く受け付けなかった。

ちょっとひねった、独特の古風な、ウケを狙った文体がダメ。

人物も状況も全く頭に入ってこなくて、途中で投げ出してしまった。

ほめている人が多いので、私が変なんだと思う。

本当にみんな、おもしろいと思って読んだのかなー。

こういう本を面白いと思えることが何かの基準になるといやだー。


口直しに、同じく本屋大賞にエントリー中の↓を読んだ。

伊坂 幸太郎
終末のフール

…よかった…。

地球滅亡まであと●年という特異な世界なのに

なんでこんなに庶民的な話が書けるのだろう。

登場人物全員がいとしくなる。最後の瞬間まで生き抜いて。



県庁の星

桂 望実
県庁の星

今さらながら読む。

原作本なのにノベライズみたいだった。

頭の固い県庁さんが、スーパーになじんでいく過程が自然でよかった。

映像が頭にうかびやすく、活動的で印象で楽しく読めました。


映画が見たくなった。織田裕二、はまり役だったのでは?

空白の叫び

貫井 徳郎
空白の叫び 上
貫井 徳郎
空白の叫び 下

少年はなぜなぜ人を殺すのか。

三人の中学生の、殺すにいたるまでの経緯、少年院での残酷な生活、出所後の展開を

3章にわけて、重苦しく描き、読み応えのあった上下巻。


少年院の描写が特につらい。

重いし長いし残酷だし明るくないし、全く人には推薦できないのだけど

読む手がとまらなかった。



女たちは二度遊ぶ

吉田 修一
女たちは二度遊ぶ

女と、だらしない男のショートストーリー。


さらさらと読めて、後には何も残らないタイプ。

配達あかずきん

大崎 梢
配達あかずきん

書店で働く女子二人が、書店ならではの謎を解く短編集。

本屋や本が好きな人なら、とても楽しめると思う。


私も楽しんだ。

でもなぜ★★★なのかというと、

「本や本屋が大好きな私たちにしか分からない、私たちのための本っ!」という

内内にむけた、せまーい愛情が嫌らしく感じてしまったのだ。

へそ曲がりなもので。


最後の、書店員による座談会も何だこれは?と思った。

確かに自分達の世界が楽しいミステリーになって嬉しいとは思うけど

文化祭やサークルで、文科系女子が集まってキャーキャー騒いでるような、

部外者に理解を求めていないような、

そんな感じがしてしまいました。


そもそも大崎梢って何者?


ミカ×ミカ

伊藤 たかみ
ミカ×ミカ!

双子の男女の中学生の日常。


大阪弁だからこそ成り立つ、テンポの良さが

結構好き。

ひとがた流し

北村 薫
ひとがた流し


高校からの幼なじみ、40代の女性三人。

そのうちの一人、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、不治の病を宣告される。


不治の病で死んじゃう系の話かとつまらなく思う反面、

静かに死に向かっていく描写に意外性を感じて、なかなか。


北村薫といえば「スキップ」「リターン」が思い浮かぶのですが

こういう話も書くんだなーと、これもまた意外でした。