本当におもしろい本は(少)ない -10ページ目

あおい

西 加奈子
あおい


「通天閣」「さくら」が非常に良かったのでデビュー作を読んでみた。


関西弁の心地よさがあるけれど

主人公に過去に起きた事件はとってつけたような感じがした。

心の傷(トラウマ)を持たせるために、あえて、みたいな。

この痛々しさが読んでいてつらかった。


当たり外れのある作家だけど、基本的に好きかも。


六番目の小夜子

恩田 陸
六番目の小夜子

暇つぶしに読みました。

これがデビュー作だったのか!


中盤までのはらはら感と謎は良かったのだけど

オチがすっきりしない。きちんとまとめきっていない印象。


2000年に放映されたというNHKドラマを見てみてくなりました。

鈴木杏、山田孝之、栗山千晶が出ていたそうです。

六番目の小夜子記念館


マドンナ

奥田 英朗
マドンナ

40代のサラリーマンを主役にした短編集。

すごく評判がよかった本を、今さらながら読みました。


軽いタッチでさらさら読める。

おじさんたちも大変だなぁと思うけど

実際にこんなことを考えているのか分からないので、共感の仕様がない。

東京下町殺人暮色

宮部 みゆき
東京下町殺人暮色


暇つぶしに最適。

ウィンキー

クリフォード チェイス, Clifford Chase, 松本 依子
ウィンキー

人間と同じように話したり動いたりできるテディベアが主人公。
なぜか爆弾魔の容疑で身柄を拘束される。


面白そうな設定なのだけど、(訳のせい?)読みづらく

感情移入もできなくて途中で挫折。


ウィンキーがやってきた

こんな公式ブログもあったりしたけど、盛り上がっていない。



コールドゲーム

荻原 浩
コールドゲーム

4年前クラス中のイジメの標的だった少年が、クラスメイトひとりひとりを順番に復讐していく。
いじめた側は、防衛隊を作って戦おうとするのだけど…。

いじめの内容がひどくて、そりゃ復讐されるのも仕方ない。

誰も反省してないし。

現実にありそうなだけに、読後感が良くなかった。


キッドナップツアー

角田 光代
キッドナップ・ツアー

父親に誘拐された、小5の娘のひと夏の体験。


子供のような父親と、ちょっと大人びた娘の珍道中。

最後まで父親の目的がわからなくて、ちょっといらっとした。

チョコレートコスモス

恩田 陸
チョコレートコスモス

ガラスの仮面のような、演劇素人女子VS天才アイドル女優のお話。
オチが分かっちゃうのと、ちょっとご都合主義な感じもしたけれど
マンガのような展開が面白くて、久しぶりの一気読みだった。

お芝居のことは全くわかりませんが、
「風になって」なんて言われて、風を演じてみせて
「おぉー、風を感じる…」なんて、
実際に目の前でやられたら、恥ずかしくてたまんないかも。

通天閣

西 加奈子
通天閣

通天閣のそばに住む、人生の、社会のどん底にいる(と思っている)おっちゃんとお姉ちゃんの話。
おっちゃんサイドとお姉ちゃんサイドのストーリーが交互に語られていく。
人と関わりたくないのに、どこかコミュニケーションを求めてしまうおっちゃんがおかしい。
大阪人らしいノリとテンポで読みやすく、二人の生活が淡々と書かれていくのかなと思ったら
最後にぐぐうっときた。

書くのも恥ずかしいけど

生きていくって楽しいなあ、と思ってしまった。頑張ろう、とかね。

あー、恥ずかしい。

何の予備知識もなかったのが(書評などを読む前だった)良かったのか、
色々と染み入るものがありました。

月の扉

石持 浅海
月の扉

「かつてこんなに美しいミステリーがあっただろうか」と帯に書いてありますが、
美しさなんて、全然感じませんでした。

那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。
犯行の要求は、警察に留置されている彼らの「師匠」を空港まで連れてくること。
(釈放ではなくてね、連れて来ること)
ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。

ハイジャックの理由が「なんだそりゃ?」ですが
それ以外は、暇つぶしに最適なミステリーでした。