本当におもしろい本は(少)ない -28ページ目

ぼくは悪党になりたい


父親は不在、奔放な母と異父弟・ヒロトと3人で

平凡な生活を送ってる高校生エイジの、

すこし日常からはみだした物語



悪党になりたくてなれなかった高校生男子にまったく感情移入ができず

「なにやってんだか」と思ってしまう私っておばさんになったなー。

霧のなかの子

トリイ・ヘイデンのノンフィクションは“即買い”。そして一気読み。


問題を抱えた子供たちと、悩みながら真剣に向き合うトリイの息詰まる戦い。

問題の裏に隠されていた悲惨な虐待の事実が少しずつ明らかにされていく展開は、

いつもサスペンスのようです。

でもノンフィクションなんだよなー。


虐待された子供をテーマにした本は多々あるけれど、

トリイの本は格段に読みやすく、胸を打つ。

が、怖い物見たさな楽しみ方もしていて申し訳ない。


同情したり可哀想に思って、優しくすることでその子を救うのではなく、

どうすれば問題行動をやめさせることができるか、

時にクールにその解決に向けてあらゆるアクションを起こすトリイ。

もう現役には戻らないのかなー。


これ、誰がデザインしたの

渡部 千春, 『デザインの現場』編集部

乾電池/キャンパスノート/三菱鉛筆ユニ/ゼブラ油性ペン「マッキー」/

日本酒「菊水」/ヤクルト/切手などなど、「これ、誰がデザインしたの?」。


商品のデザインの変換や、万人に受けるためのデザインの苦労、など興味深く読みました。

新人だった

原田 宗典

「スメル男」と「優しくって少しばか」以来に読んだ原田宗典のエッセイ集。

んー、何がいいたいのかよく分からない。

新人時代を振り返っているらしい。


天使の代理人

山田 宗樹

後期妊娠中絶の是非をテーマとしています。

「嫌われ松子」といい、作者は本当に男性?と思うほどリアルな内容。


何が正解、というのはないのでしょうけれども、

それぞれが一生懸命考えていく姿勢が良かった。

僕、9歳の大学生

矢野 祥
僕、9歳の大学生―父・母・本人、「常識」との戦い

CMで見てから気になっていた天才児くん。

彼が大学に入るまでの日記をまとめた一冊。


早熟でアンバランスな人格と思っていたら、

すごくまっとうな人でした。

しかし9歳にしてこの立派な文章。

どう育っていくか楽しみです。

13歳時のインタビューはこちら。

嫌われ松子の一生

山田 宗樹

そんなに嫌われていないのに、なぜ「嫌われ」なのか。


嫌われているというより、人に嫌われるのがこわくて

逃げたり道をあやまったりしていく松子と、自分が重なる時があった。


救いようのない人生だったけど、最後に泣いて認めてくれる人が良かったね、松子。
読み応えがありました。

リアル鬼ごっこ

山田 悠介

何でこの本に出版許可が出たのだろう?

文章がめたくたで、作文か自己満足な日記を読んでいるかと思った。


あ、最初は自費出版だったのですか、そうですか。

でも改稿・改筆しなかったんですか。
読書歴史上まれにみる下手さで、ある意味感動。
鬼ごっこの設定に気づいて嬉しかったんだね。

オーデュボンの祈り

伊坂 幸太郎

未来が見えるカカシ(本物の)を殺したのは誰だっ、

未来が分かるのになぜ防げなかったのかっ…て、

何て意味不明で素敵な設定なのかしら。


ハラハラし、時に愉快で時に悲しかったです。

それは伊坂幸太郎の全作品に言えることなのだけど。

さようなら、ラブ子

よしもと ばなな

毒っけのない「つれづれノート」のようだった。
いつか、愛猫はなちゃんと別れる時がきたら、

きっと取り出してもう一度読むと思う。