本当におもしろい本は(少)ない -26ページ目

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

リリー・フランキー

嗚咽が出るほど泣いて、Tシャツで鼻水をおさえながら読んだ。

ひさびさにめぐり合ったすごい一冊。リリーフランキーの自伝。


リリーフランキーと言われても?な私が読んでもめちゃくちゃ感動しました。

リリーフランキーと同じ年代、オカンが30過ぎの晩婚、福岡出身などなどが

シンクロしたせいか涙も二乗に。


オカンが子供思いで泣かせるのよー。

でもどんなお母さんも同じなんでしょうね。

自分の母親に「ありがとう。大好き」を伝えたくなる一冊です

。あとご無沙汰しているお姑さんにも会いに行かなきゃとか思いました。

リリーが「地球滅亡よりも恐れた日」がやってくるのですが、

私もいつかはやってくる。とても怖いです。

リリーさんのように親孝行をしていても、もっと優しくすればよかったと後悔するものなのかと、

本当に怖くなりました。

母親のありがたさやすごさを素直に照れずに書いてくれて、

そしてそれを読むことができて、しっかり胸に響いて、

本当にいい本だと声を大にして言いたいです。

間宮兄弟

江國 香織

もてない30代オタク兄弟のおはなし。

ジグソーパズルや読書に熱中する生態が面白かった。

でも身近にいたらやっぱり気持ち悪いかも。

映画化では、弟がドランクドラゴンの塚地は納得。イメージどおり。

兄役が佐々木蔵之介ってちょっとかっこよすぎ。

生まれる森

島本 理生

リトルバイリトル」は女子高生が書いたにしては上手だなーと思ったけど

これは一人の女流作家として いい! と思った。


淡々とした小説と書評される本は、たいがい退屈なものだけど、

この本の「淡々」は美しく感じる。

一行一行を大事に読みました。


うまく言葉にできない気持ちや情景を、うまく言葉にしているのは才能なのでしょう。

くうねるところすむところ

平 安寿子

工務店にとびこんだ、素人女性ふたりの奮闘記


工務店の内情が知れるところは面白い。

建築業界の人なら楽しく読めると思う。

フルタイムライフ

柴崎 友香

事務系新入社員女子の淡々と、淡々とした物語。


珍しい文房具の使い方に感動したり、

一日中シュレッダーしていたり、先輩女子が結婚退職するのを見送ったりという、

事務系女子なら心当たりのあるエピソードがつづられる。


別に小説にしなくてもいいんじゃないの?と思った。

輝夜姫

清水 玲子

22巻で挫折していたのだが、いつの間にか終わっていた。

23~27巻を購入し、一気読み。


さすがにクライマックス部分を一気に読むと、読み応えがある。

もっと破綻してるかと思ったのによく収拾をつけたなー。


高力士が死んでしまうのが一番ショックだった。

その後だれも話題にしないし悲しまないし。


また1巻から読み直そう。なんで10年もかかっちゃったんだろう。

毎日かあさん カニ母編

西原 理恵子

相変わらず面白い。

サイバラとか銀色夏生とか内田春菊とかが好きなのはなんでだろう?

まわりにふりまわされていないからかなぁ。


アル中の夫とドブに横たわる息子なんて絶対いやだけど、

しっかり受け止めていてすごいと思う。包容力ってこういうこと?

ねじの回転

ヘンリー・ジェイムズ, 行方 昭夫

幽霊ものという以外には何の予備知識もなく読んでしまいました。

ものすごい古典(1800年代)だった。


そして、様々な解釈が出て何十年も議論されているらしい。
そう言われると面白いような気もするけど、言われないと面白くない。


幽霊は本当にいたのか、妄想なのか、だって。

妄想話ってことで裏読みすると読み返したくなります。

学問ノススメ

清水 義範
学問ノススメ〈挫折編〉


本の雑誌の学園小説特集でとりあげられていたので読んでみました。

2浪してしまう青年の青春コメディ。

三浦綾子の「太郎物語」を現代風にかる~くして、ちょっぴり「ドラゴン桜」も混ざった感じ。


でも20年前の話だから現代風ということもないか。
清水 義範の本ははじめて読んだけど、読みやすくて3冊あっという間でした。

川のむこう  つれづれノート14


つれづれと15年近くもつきあってきたけど、

残念ながらこれで終わりらしい。

かんちゃんももう中学生かー。


考え方とか感じ方とかずいぶん参考にさせてもらった。

銀色夏生って何者?と聞かれて、「好きなことだけして生きている成功者」と答えたら、納得された。


いさぎよい感じが好きだったなー。
私も、人間関係に無駄なエネルギーや変な緊張感をもたずに生きていきたい。