伝家の宝竿 「帆ノ介」 ブログ -172ページ目

カップ付け

昨夜はシャフト部の布袋竹に1回目の透漆を塗り、

100均で買った計量カップの柄を金ノコでカットしておきました。


ほんでもって今晩はカップの固定です。


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まず、エポキシボンドで接着し、スレッドを密巻きにていきます。

布袋竹はの断面は丸ではなく、一部平面があります。

その面にカップの柄がちょうどピッタリです!


今回チューブラを使用しなかった理由の1つはこれです。

製作前にカップの固定方法をいろいろと考えましたがこの方法が

1番しっかり固定できると判断しました。


今日の作業はもう1工程!


黒漆でスレッドの糸目消しと螺鈿細工の下塗りです。
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糸目消しはあと3、4回塗ります。

螺鈿の下塗りはあと1回塗って貝入れです。


2日で全体の形はできましたが、ここから時間がかかります。

完成までは1ヶ月かかると思いますが焦らずじっくりやります。


明日は東京に遊びに行く嫁と子供を始発の新幹線へ送迎します。

その後は特に予定もないのでダンゴ勺作りと明後日の釣行準備を

します。


今回の釣行は紀州つりではなく、筏でかかり釣り!

のっこみが本格化している「あの筏」です。

天候も良さげですので今日予約を入れました。


はーじめ~の1歩

今日はGW初日です。

帆ノ介(〇〇九号)も製作初日です。


まず、黒竹の「火入れ」です。

カセットコンロに網を置き、レンガで両サイドを囲い、竹全体に

火がまわるようにします。


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このときは絶えず竹を回転させながら前後に動かします。

そうしないとすぐにコゲます・・・・。

また、しばらくすると黒竹の表面に油がにじんできますので

タオルでふきとります。

黒竹の模様がいっそう際立ちます!


「火入れ」は竹の強度を上げるためにしますが、

やり過ぎるとかえってもろくなります。

あと、くれぐれも節は抜いてから火入れすること!


今回はグリップ部は黒竹、シャフト部は布袋竹を使います。


次に海面から筏までの距離を考えながら「ダンゴ勺」の全長を

決め、それぞれ切断します。


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黒竹は上部5cmぐらいまで一皮むきます。

そしてシャフト接合部がテーパーになるように竹を削り、

スリットを入れます。

*これはカヤ浮きを作るときにも使う技法です。


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布袋竹と黒竹の融合です。


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接合部にエポキシボンドを塗り、針金でしばります。


固まるまでしばらく待ちますが、こんな時は物干し竿

が重宝します。


シャフト先端部は強度を上げるために竹串4本で穴埋めし

こちらもエポキシで接着します。

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エポキシが硬化したら、ヤスリ、サンドペーパでテーパー部を

滑らかに仕上げます。


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グリップエンドには糸を密巻きにして割れと皮むけ防止です。


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今日は特に用事がなかったので夕方までにここまで

製作がはかどりました。


今晩は余裕があれば糸目消しと螺鈿の下地漆でも

塗ろうかな。





帆ノ介(〇〇九号)製作開始

いよいよ明日からGWです。

嫁さんと子供は5/1~5/5まで噂とおり東京に遊びに行きます。


そんな状況で釣行予定は2回ですのでちょっと時間をもてあまします。


そこで・・・・・帆ノ介(〇〇九号)製作を決意しました。

帆ノ介といっても今回はかかり竿ではなく、ダンゴ勺を作ろうと思います。


いままでダンゴ勺を使ったことは無いのですが最近思うことがあり、

この機会に残材で作ってしまおう!


明日からの製作にあたり、残材ではどうしようもない部材だけは

会社帰りに100均で調達しました。



こちら↓です。

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計量カップ・・・・・です。

ステンレス製です。

ちょうどいい大きさと軽さです。


これ以外は残材で事足ります!


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いつもそうですが、製作前にはワクワクします。


カップをどうやって固定しよう?

螺鈿はどんなんにしよう?

どんな塗りにしよう?

全長はどれぐらいが使いやすいか?

どんな模様の黒竹を使おう?

などなど・・・・・・。


今晩は眠れそうにもありません。

とりあえず、明日は黒竹の「火入れ」から始めます!