金曜日に長男の卒業式がありました
台湾は6月末終わり、8月末始まりなので、今がちょうど卒業式シーズンです
長男は台湾の現地公立小学校に通っているのですが、1学年12クラス前後あるのが、台北市内では普通。。。(少子化どこいった?)
なので、当然ながら普通は在校生は卒業式に参加できません。というわけで卒業式がどんなものであるか今まで何の情報も得てない(今風にいえば初見で)参加させて頂きました♪
私の卒業小学校は2クラスしかなかったので、全てが違い過ぎて、日本でもマンモス校なら普通なのか、台湾独特なのか分かってない事が多いため、とりあえず日本の田舎の人間が台湾の大都会で見たという前提で読んでいただけると幸いです。そして当然ながら台湾全部これですと言うつもりは毛頭ありません。ただの一例として読んでください。
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恐らく仕事帰りの親御さんのために時間を調整したんだろうと思いますが、夕方6時半から開始という時間設定にかなり焦りました
一番思ったのは、晩御飯どうするの?ってこと。卒業式当日は朝から夕方4時まで普通に授業があるんですが(これがまず普通じゃないでしょ
)、そこではまあ授業というよりみんなの写真撮影
とか学校の掃除とかしてたみたいです。
4時に一旦家に帰って、服を着替える&食べられるだけご飯を食べ、5時にまた教室に集合しました。。。慌ただしいそしてあんまり食べられない
そして今回は5時から式会場の体育館が開放されたので、席取りです。
![上差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/527.png)
生徒は教室に集合しているので、家族も一緒に教室で、カメラマンに家族写真を撮ってもらいます。
6時には生徒たちは体育館入り口前に整列し、保護者たちは先ほどの体育館へ。。。5時にはまだガラガラだったけど、6時はひえーーーと思うぐらいの人数の保護者たちが体育館から溢れ出していました。
6時半開始。レッドカーペットを歩いて、1クラスずつ先生と生徒たちが入場していきます。
席につき、最初は国歌斉唱。国歌というのはもちろん台湾国歌ですよ♪
そして校長や地区議会議員たち、PTA会長などのお話が延々続きます。。。が、舞台に演台はありません。校長も紙を一切持たないで、まるでスティーブ・ジョブズのプレゼンみたいな感じで話をしていました。(PTA会長とかは紙を読んでましたが。)
そしてみんなどこかおちゃらけた感じの話で舞台を歩いたりしながら、生徒に話を聞かせる&笑わせる話術を持っています。特に生徒たちに質問を投げかけたり「そうだったでしょ?」って同意を求めたり、引き込ませるような話が多めだったような気がします。
日本の式って言えば話をする方も演台でカンペ読みながら退屈な話をし、聞く側も隣で寝てる子もいたような記憶しか無いんだけど、そこは大きな違いかもしれません。
前半は話が多かったけど、後半は延々と表彰が続きます。息子の学校では、市長賞、市議長賞、局長賞、区長賞、校長賞、PTA会長賞、卓越表現賞、傑出表現賞、学習精神賞、優質学習賞、熱心服務賞の11個の賞が表彰され、クラス25人前後のうち18人が表彰で舞台に上がれるんです。
小学生時代、一度は舞台に上がってる所を保護者に見てもらいたいもんね、これは嬉しいだろうと思います(ただほんとめっちゃ時間かかるけどね
)
あと、卒業数ヶ月前にクラス対抗ダンスがあって、その1位と2位のクラスは、卒業式中にダンスを披露していました今はやっぱ韓国アイドルグループが人気だからか、かなりハイレベルのダンスを一生懸命踊っていて、将来プロダンサーになるかもと思わせるような度胸と技術でございました。子供のダンスと侮るなかれ。卒業式でダンスって…学習発表会とか文化祭みたいな雰囲気ですよね。
担任の先生にクラス代表が花束を渡したり、クラス代表者に卒業証書授与したりももちろんあります。
その他、電気を消してスライドショーを流す所も何度もありました。
こちらは台北市長のビデオメッセージですが、わざわざ1個ずつの学校に行くことができない市長や市議会長とかは、こういうビデオメッセージで登場していました。(市長はイケメンなのでキャーっという黄色い声も上がっていました
)
その他、在校生代表による送辞と、卒業生の各クラス代表が集まって撮った答辞も、スライドショー。(しかもCG映像とかも使ってる)
送辞はまあまあ日本でも同じような内容ですが、答辞はすごいおちゃらけていて、
「何食べてんの?私にも分けてよ」「え、僕のハナクソ欲しいの?」
とか、
(代表男子の一人が代表女子の一人に)「校内の◯◯広場で君に告白したよね。」「(周りの子が)ヒューヒュー!」「もし結婚するならこの小学校で結婚写真を撮る!」
とか、笑いを誘うような話が自由に入ってる(生徒が好きなように話すことを許されている)ことが、私には驚きでしかなかったですね。
日本なら、市議会議員とかが来ている場で、その場に適切じゃないことを喋らせないのが学校の責任というかメンツというか、そこの厳しさは必ずあると思うのですが、台湾はそういうのが無いのかな生徒主導で答辞を考えて良いなんて、素晴らしいと思ったのは私だけではないはず。
あとは、5、6年生時にクラスで撮った写真をまとめたスライドショー、そして1年生だった時のみんなの写真ここでの盛り上がりは、コンサートみたいな、キャーキャーワーワー言う声で会場が沸いていました
卒業生の合唱曲は、こちらの風箏(=凧)という曲でした。台湾では卒業式定番の曲なのかも。
そして式が終わったら夜9時半外は真っ暗なのにこの場は興奮絶頂状態。
予定より1時間押しで終わったのですが、その終わり方も衝撃で、校長か誰かが「解散!」と言ったと思ったら、生徒と先生がクラスごちゃ混ぜでレッドカーペットを通って早足で教室に戻っていくので、退場の時もビデオ撮ろうと思ってたのにあっという間に自分の子が消えていました
教室に帰ったら、担任の先生から一人一人に卒業証書授与&写真撮影
他に先生の最後のメッセージや先生と写真撮影、教室に残していくものと持って帰るものの最終確認をして、10時に解散となりました。。。
疲れが後ろ姿から伝わるでしょうか
いろいろ衝撃の台湾卒業式でございました
![乙女のトキメキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/473.png)
最後まで読んでくださってありがとうございました