堂崎教会でキリスト教の展示物、資料を見たあと、この七嶽神社を参拝しました。
同じ福江島にある神社です。
この鳥居をくぐって、
石段を登ります。
正面に見えているのが拝殿です。
手水舎の水が出てくるところが、シンプルでいいですね!
拝殿です。
正面はこんな感じです。
拝殿の後方、本殿です。
本殿の裏側です。
拝殿の扉に書かれていました。
ありがたく入らせていただきました。
拝殿内の左側です。
正面です……。
「ちょっと識子さん~、ものすごくピンボケしてるじゃないですか」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、歓迎の高波動でブレているんです~。
毎回、どこでもカメラは両手でしっかり持って撮影をしているのですが、どうしてもボケてしまうことがあります。
拝殿右側です。
榊が両側にお供えされていました。
授与品はセルフで買えます。
空いているところがあったので、売り切れなのかなと思いました。
マップで見つけて参拝した神社でしたが、
意外な由緒の神社でした。
この七嶽神社は平家の落人が8人、この地で自害をしたそうで、その方々を祀っているとのことです。
看板が読みづらいので、五島市役所が運営する「五島の島旅」というサイトから、ちょっと説明を引用させていただきます。
【源平壇ノ浦の合戦に敗れた平家の公達とその郎党一味が、五島のこの地に落ち延びて七嶽山麓で自刃した。
土地の人は公達とその郎党7人の霊を祀って七嶽権現と称え、祠を建てて十一面観音を斎いて武甕槌命、経津主主を唱えた。
また氏神として崇め、家運を祈願して後世にいたるまで霊験あらたかであったとある。
武甕槌命、経津主主の二柱の神は共に記紀神話に現れる武神。
背後には七岳山があり、7人を祀った七基の石碑がその由来であると言われている。 】
(http://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/675/)
というわけで、落人は8名(?)なのですが、出てこられたのは4人でした。
福江島に着く前に病気で亡くなった人がいると、あとから神様が言っていたので、その方も人数の中に入っているのかもしれません。
拝殿内で声を出して祝詞を唱えていたら、1人がものすごく強く出てきます。
由緒を見て、私がそのお話を聞こうとしていたからでしょうか、出てきた瞬間になんとも言えない、物悲しい気持ちが、社殿の中いっぱいに広がりました。
当時の神様方のお気持ちらしいです。
「どうして自害をされたのですか?」と質問をしてみました。
せっかくここまで落ちのびて、しかも福江島は離島だから追手は来ないだろうし、安住できたのでは? と思ったのです。
関門海峡から長崎まで逃げて、さらに海を渡って、はるばるここまで来て、せっかく逃げおおせた命なのに……と、現代人の私は思うわけです。
神様によると、敵に背中を見せて必死で逃げる屈辱、情けなさ、などがつらかったそうです。
戦さで討ち死にするのならまだしも、この「逃げる」という行為の気持ちは独特だと言っていました。
「見つかって首を取られたくない」という思いが強烈にあって(朝敵や反逆者の首級がさらされることは、すでに平安時代からあったそうです)、プレッシャー、および、恐怖がものすごく心をむしばむ、と言っていました。
「必死で逃げる自分」の不甲斐なさ、つらい、苦しい……みたいな、ストレスが極限までいくのですね。
逃げるのは2~3日という短い期間ではありません。
何ヶ月も……場合によっては、また、人によっては何年も、ですから、逃げているうちに精神的に参ってしまうようです。
なので、命からがら福江島にたどり着いても、そこから人生をやり直す、という気力がなかったらしいです。
「祀ってもらえて良かったですね」と言うと、神様はうなずいて、こう言いました。
「この島の人々は、みな心があたたかく、良い人ばかりである」
縁もゆかりもない自分たちを「祀って」くれた……と、そのことをとても感謝していました。
「このことは必ず書いてくれ」とハッキリ言われました。
祀られている方々は、この島の出身者ではないし、親戚を頼って来たとかでもないのです。
いきなりやって来て自害した人を「かわいそうに……」と祀ってあげ、さらに、その後も放っておいたのではなく、手まで合わせているのです。
1000年近くも、です。
「祀られて、信仰をしてもらえたから、神となって恩返しができる」とも言っていました。
ああ、その考え方は安徳天皇と同じだな~、と思いました。
ただ、まだこちらの方々のほうは力が小さくて、人間性が少し残っている感じです。
過去からの参拝者の数の問題なのかもしれません。
でも、お話の最後のほうは、4人とも爽やかに微笑んでいて、優しいオーラを発していました。
人間をとても大切に思っているようです。
感謝の気持ちを持って神様になられた方は、あたたかく包み込むような神様になられています。
素敵な神社だな~、と思いました。
※続きます。
質問をいただいても、お答えできないかもしれません~。
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