これまで、天狗のいたずらについて、何度か書いてきました。
私が書いたものに詳しい方は、すでにお気づきかもしれませんが、天狗は音を出すことがあります。
神社仏閣で、手を合わせて、目をつぶり、神仏にお話をしていたら、
後ろから、ザクザクと人の歩いてくる音がした。
邪魔になっては申し訳ない、とあわてて横によけ、後ろを確認したら、誰もいなかった……。
という場合、ほとんどは天狗がわざと出した音だそうです。(先日、天狗に確認してきました)
もちろん、全部が全部そうではありませんが、ほぼ天狗だということです。
これは、人間を驚かしたり、ビビらせたりするのが目的ではありません。
例の、ちょっとしたいたずらというか、お茶目な歓迎です。
不思議な足音は天狗のいたずらである、といえる場所は、
神社の境内、お寺の境内、山岳系神様のいる霊山、天狗がいる山、です。
街なかのそのへんなど、天狗がいないところでは違いますので、ご注意下さい。
それと、こちらも、霊山や、天狗がいる山限定ですが、
山の奥のほうへ行くと、誰もいないのに、ガヤガヤと人間の話し声が聞こえてくることがあります。
これも、天狗のちょっとしたいたずら、お茶目な歓迎なので、「誰が話をしているんだろう?」「空耳?」「幽霊?」と、不安になる必要はありません。
何度も書いていますが、天狗のちょっとしたいたずら、お茶目な歓迎は、「天狗に気に入られた」、もしくは「霊能力が発達する人だと認められた」わけですから、喜んでいいことなのです。
ある意味、名誉なことだと言えます。