110号用ジャックにフォンプラグを刺すとどうなるか | 音響・映像・電気設備が好き

音響・映像・電気設備が好き

「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

10年前に書いた記事に110号プラグについてと言うものがあります。え・・・10年前ですか・・・・・・え・・・・

 

2019/4かなり詳しく調べました。Web上では最大の資料になるかと思います。
110号プラグの歴史を調べてみた

 

 

今回は、110号プラグのジャックである239A号にフォンプラグを刺したらどうなるか写真を撮りましたので、それを記事にします。(10年かぁ・・・)

 

 

 

イメージ 1
239A号と110号

 

 

 

 

イメージ 2
239A号の横からの写真です。239Aと呼んでいますが、型番は数パターンあるようです。これは側面に239Aと刻印があるものです

 

 

 

 

イメージ 3
写真上が110号プラグを239Aジャックに刺したもので、下がフォンプラグを239Aジャックに刺したものです

 

 

 

一目瞭然ですが、チップのバネに負担が掛かっています。かなりのしなりがあるように映りますが、プラグを抜けば元に戻ります。ですが、110号用ジャックにフォンプラグは刺さない方が良いという結論が導かれると思います。

 

 

 

イメージ 4
そしてもう一点。リングの差し込みを検知しているスイッチにチップのバネが干渉する寸前です
※今回使用しているフォンプラグはアンフェノールのものです

 

 

 

 

イメージ 5
真横から見るとチップがガワに干渉しているように見えますが、肉抜きがあるため、干渉はしていません

 

 

 

 

イメージ 6
オマケですが、写真上が110号プラグを239Aジャックに刺したもので、下がNeutrik NP3TB-Bを239Aジャックに刺したものです

 

 

 

参考リンク:
NEUTRIK NP3TB-B製作方法

 

 

実際は、110号の互換品としてNP3TB-Bが存在するわけではないそうですが、「互換品」と言っても差支えが全くないくらい完璧な嵌合です。
どうしても今の時代に110号プラグを使ってケーブルを作る状況が発生したら、Neutrik NP3TB-Bを使用しましょう。

 

 

最後にもう一度書いておきますが、110号用ジャックにフォンプラグは刺さない方が良いです。