ソフィア・コッポラ監督の2作目がDVDレンタル開始。特に日本では賛否両論あったけど、私はとても美しい作品だと思う。ソフィアはご存知、名匠フランシス・F・コッポラの娘だけど、本作でアカデミー賞脚本賞を受賞して、もうそんな説明書きはいらなくなったのでは。

ストーリーは、カメラマンの夫に同行して来日したアメリカ人女性(スカーレット・ヨハンソン)とCMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スター(ビル・マーレイ)が、恋に似た感情を覚える、というもの。

アメリカから日本に初めて来て、妙に居心地の悪い自分を発見してしまう。異邦人であることをひしひしと感じてしまう。そんな主人公たちの姿は、私が田舎から東京に飛び出てきた頃の気持ちと見事にシンクロした。やけに目に付く歌舞伎町や六本木のネオンの光、街の中を足早にかけていく大勢の人々、車のクラクションや呼び込み屋の人々が生み出す喧騒。そんな情景に、驚き、とまどい、好奇心を掻き立てられながらも、同時に根拠のない寂寞感はずっとつきまとった。ここにいるけど、ここにいない感覚。見えているけど見えていない感覚。届きそうで届かない感覚。タイトルどおり、人間間で交わされる口頭のコミュニケーションの以外の部分、感覚のコミュニケーションの前に立ちはだかる高い壁を上手に描いていると思う。台詞を最小限にして、街の風景とちっぽけな私という存在を静かに対比させることでその効果は一層増幅して、観る側の心にじわじわと響いていく…。

この映画を批判する人々の感想に、「監督は日本人を馬鹿にしている」というのがあるみたい。確かに、舞台は日本で、登場する日本人の言葉や行動は、外国人が見たら違和感を感じる要素が多々含まれている。いわゆる、外国人が思い描くステレオタイプの日本人の姿がそこにある。でも、これってアリじゃないだろうか?ところ変わればなんとやらで、日本人だって外国に行けば、価値観の違いを目の当たりにして、そういうのを笑いとともに見てしまうことがあるのでは。ソフィアが若かりし頃に日本に留学していたから、他の外国よりは日本のことを知っているから、たまたま日本が舞台に選ばれただけのような気がする。

ソフィア監督は、美しい映像とともに、淡々と人間の繊細な心を描き出すことに長けていると思う。監督のデビュー作「ヴァージン・スーサイズ」も同様。こちらは、70年代のアメリカを舞台に、美しい5人姉妹に心を奪われた少年たちの姿を斬新なタッチで描いたもの。おすすめです。

最後に。サントラのラインナップは目を見張るものがある。ケヴィン・シールズ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)のシンセ・ポップが中心となって、エールの未発表曲、スクエアプッシャー、はっぴいえんど「風をあつめて」など。音楽のセンスもいいよなあ。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

★公式サイト★
http://www.lit-movie.com/

★関連商品★



DVD: ロスト・イン・トランスレーション




CD: ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック



著者: ソフィア コッポラ, Sofia Coppola, 柏木 しょう子
タイトル: ロスト・イン・トランスレーション



著者: スネイクドラゴンフライ
タイトル: ソフィア・ファイル SOFIA・FILE
映画はあまり期待していないのだけど、現在上映中ということで、原作の漫画を読んでみることに。「恋文」をとおしていろんな愛の形を描いたジョージ朝倉のオムニバス漫画です。

2001年に1,2巻が同時発売され、映画化が決まって2004年に3巻が発売されたらしいので、前者は典型的な少女漫画ですらりすらりと読めちゃうけど、後者は少々難解な部分もありジョージ朝倉の傑作「ハッピーエンド」に通じる奥深さが感じられる。同じシリーズでも全く別物に思えておもしろい。

また、一言で「恋文」といえども、その形態は様々で、手紙だったり、交換日記だったり、ファックスだったり、Eメールだったりと興味深い。よくもまあこんなに「恋文」にまつわるストーリーを考えられるものだねえ、と関心しまくりでした。

【1巻】
LETTER1 「図書室のラブレター」図書室で見つけたラブレター。送り主はだれ?
LETTER2 「あたしをしらないキミへ」屋上で拾った手紙から、アイツと文通が始まり!?
LETTER3 「雪に咲く花」SOSの手紙は、まさか憧れのあのコから…!?
LETTER4 「ラブレター★パニック」1通のラブレターが巻き起こす大パニック!!
LETTER5 「郵便屋の恋」愛する女のために偽りの手紙を書くポストマンは!?

【2巻】
LETTER6 「真夜中のFAXレター」ヒミツのFAXレターで、彼に大接近するけど!?
LETTER7 「コウちゃんのEメール」失踪した恋人から、突然携帯メールが入り!?
LETTER8 「イカルスの恋人たち」兄が死の直前、弟に託したビデオレターとは?

【3巻】
LETTER9 「ヒミツの交換日記」
LETTER10 「ホワイト・タイガー・イリュージョン」
LETTER11 「METAL MOON」

気に入った作品に赤色を付けてみました。その中でも特に気に入ったのはボールドで。基本的にスタンダードな恋愛物語で背中が妙にむず痒くなるような胸キュンもの。この辺のストーリーが映画化されているといいな♪と思いつつ、サイトで調べてみたら、上記※タイトルの3作品と、全体を取り巻くオリジナルストーリー「便箋便り」の4作品から成っているということを知った。う~む、「図書館のラブレター」の映画化も面白そうなのになあ。残念。
ちなみに、「郵便屋の恋」は12月9日までブロードバンド独占無料公開中

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

公式サイト:http://www.koibumi.jp/main.html


著者: ジョージ朝倉
タイトル: 恋文日和 (1)



著者: ジョージ朝倉
タイトル: 恋文日和?ラブレターをめぐるオムニバス集 (2)



著者: ジョージ朝倉
タイトル: 恋文日和 3 (3)
タイトル: 24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス
いつのまにかヤクの禁断症状がなくなっているジャックですが、ストーリーはそんな些細なことは気にせずにどんどん突っ走ってるよー!1:00から5:00までの回を見終わった。こんな夜中にも関らず、CTUも犯人グループも寝ないでお仕事に奮闘中さ!

以下、完全にネタばれ御免。

さて、前回のラストは、大統領を陥れようとするアラン・ミリケンの弱点をつかんだシェリーがその裏取りに証人を訪ねるがちょっと目を離した隙に殺されてしまったというところ。
===============

【1:00~2:00】
ジャック編:ニーナの告白によって、アマドールという人物が関っているということが判明。ニーナはとことんあがく。メキシコからニューヨークへ飛行機で移動中、遠隔操作でCTUのシステムにワームを送るとは。頭キレすぎです。
赤ん坊の父親がようやく判明。なーるーほーど。こんな形で赤ん坊が関ってくるなんて。まだまだ私も読みが甘いなあ。

大統領編:シェリーがミリケン夫人を巻き込みながら、証人殺しがアラン・ミリケンによるものだということを証明しようと奮闘。シェリーはやることなすこと大胆で見てるだけでもそら恐ろしい奴やのう。結局、それがアダとなり、シェリーがアラン・ミリケンを殺してしまう。極悪非道っぷり、ここに極まれり。

【2:00~3:00】
ジャック編:ジャックがCTUに戻ってきました♪戻ってきて早々、麻薬検査官による尋問が開始。そして、トニーが(そういえば、元彼女である)ニーナの尋問を開始。ニーナの目的は一体何?、と尋ねる場面があるが、ニーナはさらりとかわす。この点は私もとても気になるが、後に明かされることはあるのだろうか?
しかし、ここでついについにニーナが死に…!というか、ジャックがニーナを殺したのかな?

大統領編:ミリケン死亡の真相を明らかになるか、ならないか。そんなとこで終わる大統領の1時間。

【3:00~4:00】
ジャック編:ようやく事件の黒幕が少しだけ読者に明かされる。アルバートを探して、ジャックとチェイスがまた外に出る。ジャックがCTUにいられたのは結局1時間だけだったのかぁ。いやはや、大変な仕事だ。
ミシェルとガエルがウイルスをばら撒かれたホテルに行く。ミシェルといえば、デスクワークな印象が強かったが、ホテルに来てから鉄砲を振り回し、犯人を拷問し、現場の指揮官として大活躍。ちょっと新鮮だね。しかし、ウイルス散布により感染してしまう2人!えっ!?死んじゃうの!?

大統領編:シェリーがミリケンを殺したということを大統領が知ってしまう。そんなとこで終わる大統領の1時間。

【4:00~5:00】
ジャック編:ジャックの手腕が光る1時間。わざとアルバートを解放し、彼を追跡することで黒幕を知ろうと挑む。アルバートの手を怪我させて、包帯を巻くときに一緒に発信機を忍ばせるとは。さすが。
ホテルでばら撒かれたウイルスは、14時間以内に発症する従来のものではなく、化合物ということが判明。ガエルをはじめ、ホテルの客の何人かがさっそく感染症状をみせる。興奮して外に出ようとした客をミシェルが殺してしまう…。

大統領編:事実を知った大統領の口を封じるために、シェリーは大統領を恐喝。おお、元のシェリーだ!しかし、結局、大統領に追放されることに。

===============

ようやく残りあと8時間というところまできました。次回のDVDレンタル開始は12/15(水)。皆さん、頑張りましょう。しかし、あと8時間でどんな展開が待ち受けているのが、全然予想がつかない。そもそもまだ黒幕がわからないし。大統領選も結局どうなるのか。そう思うと、やっぱり「24」ってすごいなーの一言に尽きるわけです。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

「24」 シーズンIII《17:00~1:00》のレビューはこちら

公式サイト:http://www.so-net.ne.jp/24/

関連商品:




DVD: 24 -TWENTY FOUR- シーズン3 DVDコレクターズ・ボックス





DVD: 24 -TWENTY FOUR- シーズン2 DVDコレクターズ・ボックス (通常版)





DVD: 24 -TWENTY FOUR- シーズン1 DVDコレクターズ・ボックス
待望の「Mr.インクレディブル」が本日公開。夫婦愛、家族愛、友情愛などいろんな愛がたっぷり詰まったインクレディブル(驚くべき、信じがたいほどの)楽しめる映画だ。10回観続けても飽きないだろうなー。これぞ、エンターテイメントなり。

本作のヒーローはいままでのヒーローものとは、ある一点において、決定的に違う。いままでは、子どもが主人公で、彼がさまざまな経験をして成長していくというものだった。今回は、引退したヒーローが世界を守るために再び立ち上がるという設定。つまり、成長しきった大人が主人公。そんな主人公に対決を挑むのは、ヒーローオタクな子どもがそのまま大人になったような輩だ。具体的には、Mr.インクレディブルのマニアックなファンの子どもが成長して悪役となって登場する。キッズ・アニメの革命を知らせる鐘の音が聞こえてきそうだ。

「ファインディング・ニモ」と同じピクサー制作なので当然CGも見ごたえアリ。登場人物のキャラクターはどれも素敵なんだけど、技でいうと、手足がどこまでも伸びる元スーパー・レディと、円盤をスノボーのごとき操って、至るところを氷で固まらせ(フローズンにし)ちゃうフロゾンが超クール!長男、ダッシュの足の速さも捨てがたいな。いっぱい面白いアイデアと笑いがあって大満足。後半のスピード感溢れる映像や展開も最高!

続編があるようで、「スパイダーマン」同様、第二の悪役が出てきたところでTHE ENDの文字が。次回も絶対観にいくぞ!

★そんなあなたにおすすめ★
道理のわからない子どもにはあまりおすすめしないかも。理解しがたいブラックジョークがちりばめられているし。成長を誤った子どもを殺人犯の象徴として用いているわけだし。大人が、そのメッセージを反面教師にしてもらいたいと思うのは、もはやエンタメじゃなくて教育だし。子どもにはいっぱいいっぱい夢を与えたい♪と思っちゃうわたしは、キャグの分別ができる中学生以上におすすめしたいな。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

★公式サイト★
http://www.disney.co.jp/incredible/

★これ、欲しいかも…★



タイトル: ディズニー マジカルコレクション 117「Mr.インクレディブル」Mr.インクレディブル




タイトル: ディズニー マジカルコレクション 118「Mr.インクレディブル」インクレディブル夫人&ジャック・ジャック




タイトル: ディズニー マジカルコレクション 119「Mr.インクレディブル」ヴァイオレット&ダッシュ
先週に引き続き今週もLiveレビューで行こうと思いまふ。今日は、第8話「ただひとつの愛」。韓国ドラマでいうと大体3分の1だからまだジスの記憶は戻らないのかなぁ。

【16:00~16:15】
先週の続き、ソンジュのシャワーを浴びるシーンから始まる。これがやけに長くて、きわどい映し方をしているからなんとなくエロい。監督はクォン・サンウのファンのことをよくわかっていらっしゃる…。

【16:15~16:30】
スケートリングのシーンで爆笑。昔の記憶を思い出させようとして、ソンジュがジスをスケートリングに連れて行くんだけど、ジスを思い切り床に突き飛ばして「怪我していない?ごめん、ごめん」と誤っておいて、再び突き飛ばす。やりすぎだってば。そこまでやったら、流石に、チェ・ジウがかわいそう。

さらに、チョンソが昔つくってくれた、ウサギが付いた真っ赤な毛糸の帽子をソンジュがおもむろに内ポケットから出してかぶるシーンがあるんだけど、似合わない~っ。その帽子をかぶったままオフィスで泣くのもやめて~!

【16:30~17:15】
ユリがなんだかんだとソンジュとジスの邪魔をしようとするけど、あまりうまくいかず。それより、ジスとテファ兄の仲を社長という権力を振り回してソンジュが邪魔しまくりだからそっちのほうが印象的だなあと思ったら終わった。ソンジュのねちっこくて陰湿な性格だけが全面に出た回で、ストーリーも先週同様、まったく進展なし!!

嗚呼、いままではソンジュがかわいそうだなと思ってみていたが、そろそろ限界かも。でも、でも、予告を見ると次回に大きな進展がありそう!どうやらジスがまた事故に遭うらしい。そして次回こそ、記憶を取り戻す…!?

予告にだまされているかなあ…。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

「天国の階段」第7話のレビューはこちら

ファンサイト:http://www.geocities.jp/c_jiwoo/heaven/
※公式サイトはフジテレビ 内にあります。

関連商品:



CD: 天国の階段 オリジナルサウンドトラック





カレンダー: 天国の階段 2005年度カレンダー





著者: 市吉 則浩
本: 「天国の階段」をもっと楽しむ本
ユーロスペース@渋谷でこの映画を見てきたばかり。思えば、前にユーロスペースに来たときも今日と同じくロシア映画を観た。タイトルは「不思議惑星キン・ザ・ザ」。これぞB級!これぞSF!また機会があったらぜひ観たい作品だわ。

「変身」といえば、皆さんご存知のとおり、カフカです。1912年に小説が上梓されてから100年たったいまでも、夏休みには「夏の一冊」として新潮文庫が本屋に並んじゃうあれです。主人公のグレーゴム・ザムザが朝、ベットで目を覚ましたら巨大な虫になっていた、という話

私がこの映画を観る目的はただひとつ。
「巨大な虫」をどうやって映画の中で表現するのかだった。

果たしてその結果は如何に?蓋を開けてみたら、もうびっくり。人間が四つんばいになって、手と足の指をぶらんぶらん動かしながら、「アウーーッ」「パビーーッ」とか奇声を発しながら、指から変な液体を出して、床から壁へ、壁から天井へ、まるで変人のように這い出すわけ。

かぶりもので虫を表現するのも嫌だなとは思っていたけど、まさか、人間をそのまんま使っちゃうなんて!最初見たときは「ぷぷぅーーーっ」とか噴出しそうになっちゃったよ。実際、映画館で笑っている人も何人かいたし。でも、だんだん観ているうちに、俳優さんがただの変人じゃなくて、本当に真剣に虫を演じようとしているのがわかったから、この映画は「不思議惑星キン・ザ・ザ」みたいな笑う映画じゃなくて、本気でカフカの小説の映画化に挑んだ作品なんだと思う

実際、この主人公役を演じたエヴゲーニイ・ミローノフはロシアきっての若手スター俳優であり、彼の虫の演技はレオニード・チムツーニクというちゃんとした振付師が付いて演技指導されているらしいし。(詳しくはホームページを参照)

★そんなあなたにおすすめ★
台詞がない映画に耐えられるあなた。一度、虫になってみたいあなた。虫になれる方法が書いてあります。残念ながら、取り扱い説明書はありませんが。

まあ、当然こんなうがった視点ばかりじゃなくて、映画の中で監督はきちんとカフカの小説「変身」を噛み砕き噛み砕き、自分の解釈で表現していたので、面白かったですよ。中学時代にこの小説を読んでちんぷんかんぷんだったけど、この監督の解釈は私にはしっくりきた。あと、映像や配色とかが綺麗だったな…。夢うつつ也。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/henshin/


著者: カフカ, 高橋 義孝
タイトル: 変身
1968年当時、金日成主席を暗殺するために国家機密の暗殺部隊が存在していた、という実在の話をもとに描かれたショッキングな韓国映画。減刑と引き換えに暗殺を命じられた死刑囚ら31人から成る暗殺部隊は無人島のシルミ島で死と向かい合わせの壮絶な訓練を行う。映画の前半部分はひたすら辛くて苦しい訓練の様子が描かれるが、基本的にとても上手に丁寧に映画を作っているのでぐいぐい引き込まれて思わず見続けてしまう。

戦争映画は恐くてあえて避けている私だけど、この映画は最後までちゃんと見ることができた。後半部分は人情話が展開するので、この映画の悲惨な結末が一層むなしく感じる。しかし、まさか「バトルロワイヤル」になるとは…!鍛え上げられた殺人兵器たちの機敏なまでの動きは見ていてとても悲しい。

この映画では歴史に翻弄される理不尽な死を描き出す。そして、ただの殺人者だと思われていた事件の裏側を描くことで、事件から50年経ってからようやく闇の中の真実が顔を出す。
見終わったいまは、ただ、シルミド事件で亡くなった人々のご冥福をお祈りするだけです。

★シルミド事件の年表★
1968年 青瓦台襲撃事件(1.21事態)発生。
北朝鮮人民軍特殊部隊31名が青瓦台(韓国大統領府)付近にまで侵入。韓国警官隊と銃撃戦を展開したという軍事停戦以来最大の武装ゲリラ事件。北朝鮮人民軍側の27名が射殺され、3名が逃亡、1名を逮捕。韓国側の死者68名、負傷者66名。
1968年 4月 「684部隊」創設。31名の訓練兵が、実尾島(シルミド)に集められる。
1969年 4月15日 北朝鮮、アメリカのEC121型偵察機を、領空侵犯の名目で撃墜。南北緊張が高まる。
1970年 2月 ニクソン・ドクトリン発表。アジアの緊張緩和の方向性が示される。
1971年 4月 大統領選挙実施、パク・チョンヒが再選されるも、野党・新民党のキム・デジュン(金大中)候補が大善戦、南北融和のムードが高まる。
1971年 8月15日 北朝鮮外相、平和統一に関する8項目を提案。
1971年 8月20日 南北赤十字連絡委員会が、板門店で初の対面。離散家族問題に
ついて話し合う。
1971年 8月23日

午前6時 24人の訓練兵がシルミドから逃亡する。
午前6時15分 シルミドと空軍司令部との通信機関が閉鎖される。通信機関に詰めていた24人中わずか6人の兵士が生き延びる。
午後12時15分 逃亡訓練兵、インチョン・ドッペブリ海岸に上陸。
午後12時53分 逃亡訓練兵、最初のバスを奪取し、ソウルへ向かう。インチョン・ソン島駅三叉路にて、待機中の陸軍兵24人と小戦闘。2人が重傷を負う
午後1時10分 インチョン・オンリョン峠で、1回目の激しい戦闘。
午後1時20分 インチョン・チュアン交差点とカンソク洞峠の間で、2台目のバスを奪取。
午後1時30分 インチョン・ソサ三叉路で、警察官1名を射殺。
午後1時38分 インチョン・シニャンチョン検問所で、警察官1名を射殺。
午後2時15分 バスがソウルに侵入。バスの運転手は、ヨンドンポ区ムルレ洞
で脱出。
午後2時25分 ソウル・テバン洞ユハン洋行前で、最後の戦闘。
事件当時のバス乗客たちの証言では「最初の銃弾は、確かにバスの外から撃ち込まれた」逃亡訓練兵、一部が手榴弾を爆発させ、自殺を試みる。4人、生き残る。

1971年 8月25日 チョン・ネヒョク国防長官が更迭される。
1972年 3月10日 4人の生存訓練兵の死刑執行。
1972年 7月4日 南北共同声明発表。北朝鮮と韓国の代表が平和への合意と隠密の軍事行動によって交戦状態を刺激しない誓約に署名した。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

★公式サイト★
http://www.amuse-s-e.co.jp/silmido/

★関連商品★




DVD: シルミド / SILMIDO



著者: イ・スグァン, 米津 篤八
タイトル: シルミド・裏切りの実尾島・



著者: ファン・サンギュ
タイトル: 実尾島(シルミド) -生存者キム・バンイル元小隊長の証言-



著者: 城内 康伸
タイトル: シルミド―「実尾島(シルミド)事件」の真実
友達が『イ・ビョンホン コレクターズ DVD-BOX』を購入したので、一緒に見ました。確かに中身は豪華!パーソナルDVDの2枚に加え、2005年のカレンダーとかポスター、写真などを同梱。

とりあえず、「日本・ハワイを旅するイ・ビョンホンの姿を収めたDVD」を見る。なんじゃこりゃ。中身を見てがっくりさ。日本で風鈴と戯れるビョン様から始まって、ベットから寝起きのビョン様、ジェットスキーをするビョン様…どれもかっこいいけど、それ以上でもそれ以下でもなし。ビョン様より自然を映している映像の方が多いし、まるで環境映像を見ているようでもあったな。特にビョン様は話するわけでもなく、単にいろんな姿の彼がヒーリング音楽をバックに動き回るだけ。リアクションに困るなあ。これを見て何を楽しんだらいいものか。この映像集のコンセプトが分からないよ。こりゃ、完全に末田監督が悪い!モデルはいいのに~

来週、インタビュー映像を収めたもう一枚のDVDを見る予定なので、そちらに期待!

★それでもやっぱり買ってみる★


DVD: イ・ビョンホン コレクターズ DVD-BOX
伝説のパンクバンド、ラモーンズの“赤裸々”ドキュメンタリー映画が密かに上映中。

ラモーンズは1970年に起こったパンク・ムーヴメントの火付け役。パンクといえば、セックス・ピストルズやクラッシュを思い浮かべがちだが、実はラモーンズが先に世の中にブームを巻き起こし、ピストルズらがその後に続いたクチだ。

オリジナルメンバーは、リーダーのジョニー・ラモーン(ギター)、ジョーイ・ラモーン(ヴォーカル)、ディー・ディー・ラモーン(ベース)、トミー・ラモーン(ドラム)。後にメンバーが変わっても、必ずファミリーネームに「ラモーン」が付くのが決まり。この一見ふざけたような彼らだが、音楽好きだったら誰でもロックができることを証明した偉大なバンドなのだ。ラモーンズの曲はほとんどが3コードだけで成り立っていて、1曲2分弱の短い曲をノンストップで演奏し続けるというスタイル。そのスタイルで、後世に残るようなキャッチーでポップな名曲をたくさん産み出した。そんな彼らだが、とっととラモーンズを去ったトミー以外のオリジナルメンバーはみんなバタバタと死んでしまって、既にこの世にいない(ジョーイは2001年リンパ癌で、ディー・ディーは2002年ヘロイン摂取によるオーヴァードーズで、ジョニーは今年9月に前立腺癌でこの世を去った)。

映画を観て思ったけど、ラモーンズっていろんな意味において不思議なバンドだったんだね。一番驚いたのは、リーダーのジョニーについて。彼は愛国心の塊で、規律を重んじる、キリスト原理主義並みの右翼。それなのに、ロックをやっていたのは私に言わせると、不思議以外の何モノでもない!反して強迫神経症で、鬱病で、コンプレックスの固まりのジョーイは左なわけだけど、私的にはこっちの方がなんとなくしっくりくるわけ。そんなジョニーとジョーイの関係はどんどん泥沼化していく。ジョーイの彼女だったリンダが彼を捨ててジョニーと結婚してしてしまう事件で決定的に。ジョニーとジョーイはほとんど口を利かなくなったが、その後もバンドは続き、結局、最後まで残ったオリジナルメンバーはこの2人だったんだよね。よく15年もバンド続けられたなあ…感服の極み

なぜ3コードだけの2分少々の曲を作ることを見出したのか、彼らの象徴である黒いジャケット、破れたジーパンが生み出された理由は何かという部分には触れていなかったのは残念だけど、それ以外は文句なし。映画の中のライブ映像は本当にものすごくかっこよくて鳥肌立ちまくりだし。時代を超えてもちっとも色あせないところが、歴史に残るバンドの所以なり。

★そんなあなたにおすすめ★
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ロブ・ゾンビ、メタリカ、U2、トム・ウェイツ…好きなあなた。同じく“赤裸々に語る”を掲げた、オアシスとブラーの対立の真相に迫った『LIVE FOREVER』より100倍、こっちのほうが赤裸々っす。そして、この映画の完成を観れなかった映画の登場人物たち、ジョーイ、ディーディー、ジョニー、そしてジョーストラマーたち。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

★公式サイト★
http://www.miraclevoice.co.jp/ramones/

★ちょっとこれでも買ってみる★


CD: ウィー・アー・ア・ハッピー・ファミリー-ラモーンズ・トリビュート
角川がとうとうDVD業界に進出(角川エンタテイメントを設立)。その記念すべき第1弾がこれ。しかし、東芝、シャープ製など一部DVD機種では再生できない不具合が発生した模様頑張れ、角川!

続編も文句なしの出来栄え。美男美女がくっつくのが定説のディズニー映画に反抗した映画という定義を鑑みて、子どもに見せるなら絶対ディズニーよりこっち!と言いたいところだが、実際はパロディシーンが多いので、ある程度知識をもった大人の方が楽しめる娯楽映画。

ストーリーは、前作で結ばれた怪物シュレックとフィオナ姫がめでたく結婚し、ハネムーンに行くところから始まる。そして、フィオナ姫の両親に会いに行く2人だが、親の猛反対に遭ってしまう…。ストーリーは至ってシンプルなのだが、『スパイダーマン』『ロード・オブ・ザ・リング』などメジャーな映画や、童話、ディズニー作品のパロディが盛りだくさんで全然飽きさせない。

前作よりCGアニメ、音楽の面で格段にレベルアップ。動物の毛や髪の毛、雲や草木の動き、影の取り入れ方など細かい部分まで本物さながらの映像が続く。人間もリアルでちょっとビビります。俳優が要らない時代の到来を予感させます。

音楽は、デヴッド・ボウイ「チェンジーズ」、ラストシーンで流れるエディ・マーフィ&アントニオ・バンデラスによる「リヴィン・ラヴィダ・ロカ」が印象的。その他にも、トム・ウェイツ、カウンティング・クロウズら、豪華アーティストが参加。前作で参加したアーティストで一番有名だったのは、スマッシュ・マウスだったから、すごい出世っぷりが伺えるね。

特筆すべきは、やっぱり新キャラの長靴を履いた猫でしょ。剣を振り回す勇敢な姿と愛くるしい瞳をうるうるさせるそのギャップに完全ノックアウト♪何てったって、あの瞳で兵隊の足も止めさせるんだから、その存在は効力絶大なわけです。

★そんなあなたにおすすめ★
愛は、怪物も、ブスも、デブも超えると信じてやまない私のようなあなた。パーペキな偽善者にはお勧めしません。

もしこのレビューが参考になったらクリックしてください♪(blogランキング)

公式サイト:http://www.shrek2.jp/index2.html

関連作品:



DVD: シュレック





DVD: シュレック 2 スペシャル・エディション





CD: シュレック ― オリジナル・サウンドトラック





CD: シュレック2