夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね
最初のお話はコチラになります
部屋を追い出された元彼、直樹は
クラブ「雅」のママの部屋で
寝泊まりしているらしい。
その情報は確かなのに
問い詰めても頑なに否定される
埒が明かないので
現場を押さえることにした...私。
そんなお話の続きです
私は、雅のママの顔は知らない。
でも向こうは
私の顔を知ってるかも...
私が彼女のマンション付近を
うろついている時に
帰宅した彼女と
出くわす事だけは、避けたいので
一般会社員が出勤前の支度で
忙しい時間帯なら
人の目も少ないかな...と
その時間を狙って
探偵行為をしてみた。
そこは、大きなマンションで
玄関口に面して駐車場があり
幸い、エントランスにロックはない。
人がいないのを確認してから
まずは、駐車場に
直樹の車がないかと探してみたけど
その日は、なかったの。
駐車場には、部屋番号らしき
番号が書いてあり
早朝だったので
まだ車が出されてなくて
結構な数の車が止まってた。
今、直樹の車が
ここに停まってないとなると...
車が停められていない
空いた駐車場の番号が
もしかしたら
雅のママの部屋かもしれない...
そう思って
それらの番号をメモして
エントランスにあった
ポストをチェックをすることに。
集合ポストを眺めてみたら
2~3ヶ所だけ
そこらの広告が差し込まれたままで
何日か、チェックしてません...的な
そんなポストがあってね。
そのうちの1つが
チラシが少なくて
部屋番号を見てみると
現在、車が停められていない
駐車場の番号と同じだったので
これかな....と
差し込み口を覗いてみたら
公共料金の封筒みたいなのが
底には落ちずに斜めになっていて
ラッキーなことに宛名が見えたの

1発で
ビンゴ



雅のママは、本名で
店に出ているらしく
聞いていたフルネームが
その封筒に書いてあった

そのマンションは、7~8階建てで
部屋数も多いのに
こういう時の直感って
本当、当たるわ...と
自分でも感心したのを覚えてる。
雅のママの部屋を把握したので
直樹が確実にここに泊まる日に
現場を抑えてやろう...と
その日は、一旦、引き上げたの。
そしたら、翌日に
そのチャンスが到来



その日、営業が終わった私は
一旦、家に戻り、着替えて
朝になるのをまった。
直樹が出勤する時間帯も
だいたいわかっていたので
その時間に合わせ、雅のママの
マンションに向かったんだけど...。
今、思い出しても
本当、可哀想なことを
したなって思うんだけど...
数日前から、妹が
私が溺愛していた
ヨチヨチ歩きの1歳児の姪を連れて
うちに泊まりに来てたのよ 





本当は、1人で行くのが...
ちょっと心細かったんだよね 

だって、その日は
確実に直樹がそこにいるのが
わかってたし。
その日、雅のママのマンションに
向かったのが
午前9時とか10時くらいの
時間帯だったんだけど....
姪っ子も起きていて
朝のミルクを飲んだあとでね。
妹は、病院のアポがあって
一緒に付いていけないってことで
お姉ちゃん
チィを連れて行ってもいいよ
直樹ちゃんに今いる所を認めさせて
そこの住所を聞くだけでしょ?
それなら、チィを連れて行っても
全然、大丈夫だよ
妹が、そう言ってくれて
姪のチィもめちゃくちゃ私に
懐いてたので
雅のママの所にいないという
直樹の嘘を認めさせて
うちに放置された彼の荷物を
そのマンションに送るのを目的に
私は、1歳児の姪を連れて
張り込みに向かいました 



つか、子連れの張り込み.....

(しかも自分の子じゃない)
で、手ぶら.... 

(オムツ、ミルク、飲み物、オヤツなど
子供とお出かけマストアイテムを
1つも持ってない状態)
このあと、子連れなのに
修羅場へ発展します....