夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています![]()
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話 です
★気軽にコメントくださいね ![]()
シカゴの夜。
たくみ君は本場のブルースを聴きに
ライブハウスへ出かけ
私は治安への不安もあって
ホテルに残った。
その夜は、ひとりきりの時間に
ほっとしながら眠りにつき
夜中の2時過ぎ。
お酒の匂いをさせて戻ってきた
彼に気づいたけれど
眠ったふりをしたまま
再び目を閉じた。
そんなお話の続きです![]()
翌朝、チェックアウトの
時間が来る前に目が覚め
身支度を整えていると
たくみ君が起きてきた。
普段は自分から
話すタイプではないのに
昨夜の興奮がまだ冷めていなかったのか
ライブハウスでの出来事を教えてくれた。
その第一声が
ほうじ茶ちゃんを
連れていかなくて
ほんとに良かった
だった。
男の俺でも、昨日は
ほんとにヤバイと
感じた、と。
たくみ君はブルースの
ライブを存分に楽しんだあと
ホテルへ戻るために
タクシーを呼んだらしい。
ところが、なかなか来なくて
仕方なく店の前で待っていると
どこからともなく
数人の黒人男性が現れ
少し離れた所から、たくみ君のことを
ジッと見ていたという。
なんかヤバそう...
そう感じたたくみ君は
彼らのことなど気にも留めていない
そんな素振りをしながら
いったん店内へ戻る。
すると今度は
そのうちの二人が
店の中までついてきた。
たくみ君は、とっさに
誰かを探しているふりをして
店内をウロウロ...。
とにかく、嫌な感じしか
しなかったらしく
早くタクシーこいよ![]()
そう願いながら
二人を店内に残して再び外へ出ると
今度は先ほど外にいた三人ほどが
たくみ君のほうへ近づいてきたらしい。
Hey, bro,
where you from?
(どこから来たの?)
無視するのもまずい気がして
Japan... とだけ答え
会話を続けることなく
通りの向こうにタクシーの
ライトが見えないか探していたら
今度は別の男が近づいてきて
You got a cigarette?
(タバコ持ってる?)
と聞いてきたらしい。
持っていないよの意味で
首を横にふりながら
少しでも彼らから距離を取ろうと
動いた、そのとき![]()
店内までついてきていた二人が
店から出てきて
Let me talk to you
for a second
(ちょっと話そうぜ)
みたいなことを言いながら
たくみ君に近づく。
Hey, don’t walk away
(おい逃げんなよ)
Hey, I’m talking to you
(おいっ話してんだぞ)
気がつけば
たくみ君の周りには5~6人の
身体の大きい男たちが
囲うように近ずく....
本気でヤバい....
そう思った、まさにその瞬間。
通りの向こうから
一台の車のライトが近づいてきて
それは、たくみ君が呼んでいた
タクシーだった。
たくみ君は、逃げ込むように
車へ乗り込んで、そのままホテルまで
帰ってきたらしい。
俺ひとりでも
ターゲットにされたんだから
もし、あの時
女のほうじ茶ちゃんを連れていたら
もっと最悪な状況に
なっていたかもしれない...
そんなことを言っていた。
私たちは、チェックアウトを済ませ
ブランチを食べに行き
その後、いよいよ
シカゴからロサンジェルス近郊までを結ぶ
アメリカ代表する旧国道
ルート66を走り始めた。
最後まで読んでくれて
ありがとう ![]()
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