夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね
◆最初から読んでもいいよ
という方はこちらからどうぞ
うちの店で稼げると気づいた
静香ちゃんの旦那。
彼の『使ってやってください』
という要望から
静香ちゃんは、週2で
お店を手伝うことになりました....
というお話の続きです
静香ちゃんが2日間のイベントの
手伝いをしてくれてから
正式に働きはじめるまでに
2ヶ月くらいの間が
あったと思うんだけど...
まだその事が決まる前にね
私はお客さんと
ディズニーランドに行ったの
お土産を見てる時に
ミッキーのプリントがしてある
白地のトレーナーが目に入り
あ、あゆちゃんの
毛玉だらけの短い服...
っというのを思い出して
お土産を買ったの 



あとは、大きいクッキー缶と
チョコレート缶も。
それを静香ちゃんに渡したいけども
また、彼氏に言付けをし
あのダメンズ臭の漂う旦那に
土産を預けたくないな...
と思ったので
静香ちゃんの住むアパートは
送りの時に知っていたし
昼間に直接、行ってみたのね
そしたらさ
夜は暗くて
気が付かなかったんだけど
人が住んでるとは思えないような
エライボロボロの
三階建てのアパートでさ。
たしか3階っ言ってたような...
と、恐る恐る登って行くと
1つの部屋の玄関扉の脇にだけ
錆びたビニール傘2本置いてあって
当てずっぽうだけど
住民が居そうなのは、そこだなと
ノックしてみたら
見事、ビンゴ
で

中から静香ちゃんが出てきたの。
彼女は、まさか私が来るとは
思ってもいなかったので
凄い驚いていたけど
ディズニーのお土産を
あゆちゃんに持ってきたよ
と言うと
さらに、驚いて
本当にすいません...
ありがとうございます
あゆが喜びます...
と、何度も頭を下げていた。
静香ちゃんに会ったのは
それが最後で
次に会ったのが
うちで働くってことになった
初日の日。
その日から
静香ちゃんは
2歳のあゆちゃんを連れて出勤し
私だけで、あゆちゃんを
車で実家に送り届けて
閉店後は、静香ちゃんを乗せ
また実家に行き
寝ているあゆちゃんを受け取り
で、静香ちゃんの家に届ける
そんなコースだったんだけど。
最初の数回は
置いていかれることに
不安なあゆちゃんが
シクシク泣いていたけど
すぐに慣れてね。
時々、営業中に
うちの母から店に電話があり
あゆちゃんが、キッチンで
ちょっちょろーち
って

何度も言うも
なんのことを言ってるのか
わからないの... と、母。
(爪楊枝が欲しかったと
後に判明)
あゆちゃんは実家に行く前に
ご飯もお風呂も済ませてるんだけど
色々と食べたがるので
あげても良いか?
うちの母と一緒に
お風呂に入りたいと言うので
入れてよいか?
などの確認の電話が度々あった。
で、毎回、毎回ね
あゆちゃんは、私のあげた
ディズニーのトレーナーを
着せられてるんだけど
頂いたものだし...と
気を使ってるのもあるのかな?
なんて思っていた、ある日。
用事があって実家に寄ると
うちの母が、神妙そうな顔つきで
こう言ってきたの。
最近、あの子が
入りたいって言うから
一緒にお風呂に入ってるでしょ?
静香ちゃんには
言わないで欲しいんだけど
あゆちゃんの肌着がさ
擦り切れて
何ヶ所も穴があいてて....
本当にボロ雑巾のようでね
それにサイズも小さいし...
あんなにボロを着せられてる子
ちょっと、なにか
あるんじゃないの?
あと、何回かも確認したから
見間違いじゃないと思うけど
あやちゃんの腕と背中に
アザもあったんだけど....
静香ちゃんから
なにか聞いてないの?
と.....。
なので、母には
静香ちゃんが
生活に困っていることを話し
とにかく
あゆちゃんの身体に
付いている、アザの真相の件は
早急に知る必要があるので
翌週の静香ちゃんの出勤の時に
母が気がついた
ボロボロの肌着とアザのこと
それを母も私も
凄く心配していること
そのまま、ストレートに
聞いてみたのよ。
そしたらね、案の定
肌着までは買う余裕がなく
見えないものだしと
ボロでも着せていたこと
アザに関しては
静香ちゃんの旦那が
時々、切れて、静香ちゃんに
手を挙げるらしく
それに怯えて、あゆちゃんが泣くと
うるさい
と言って

矛先があゆちゃんに向き
あゆちゃんに手を出す...と。
この後、さらなる
信じられない
彼女たちの生活状況を
聞くことになります....
読んでくれてありがとう

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