生後7ヶ月でナーサリーに入った息子。
今でも大親友の相棒は、その時からずーっと一緒。偶然、誕生日も3日違いだし、兄弟のように過ごして来ました。
学校に上がったらクラスは離れてしまったのだけど、入学して4年半経ちますが、ふたりの関係が変わることはありませんでした。
ロックダウン中も、オンラインで毎日ずっと遊んでいました。
そんな相棒くんが、なんと引っ越すことになってしまいました...
晴天の霹靂とは正にこのこと。
お母さんの出身の国に戻るそうです。
このパンデミックで、親戚や親兄弟の大事さを実感したそう...
ここのお家は、離婚されていて、お母さんとふたり暮らし +住み込みのオーペア。
このオーペアは、一年、半年くらいで変わってしまうし、
お父さんの方も彼女が出来たら、その人がお迎えに来たり(週1日お父さんの方へ泊まりに行く)と、お母さんは愛情いっぱいで育てていても、なんだかこの環境、どうなのかな?と、少し思っていたりして...
元々の性格もあるのかもしれませんが、この歳の割に人間関係にかなりドライな子なんです。
そこへ、今回の引っ越し。
学校帰りの別れ道で、二人が冗談で、「I will see you in million years!」とかおバカな数字を言い合って笑っていたところで、彼が急に真顔になって、「Actually I will see you in 10years time, because then I will be free!」と言い出したんです。
深い意味があったかもしれない。
ないかもしれない。
実は、私も両親が離婚していて、
父親の記憶は全くないので、寂しいとか一切ありませんけど、
母方の実家が中々複雑な環境だったので、子供の頃から、
「早く大人になって自由になりたい。家を出たい」と思っていました。
だから、彼のその言葉は私と同じ意味の可能性もあるのでは?と、少し心がざわつきました。
お父さんがこっちにいるので、コロナが落ち着いたら、時々こっちに来ることもあるみたいだし。
お母さんも、ロンドンでの仕事をこのまま続けるみたいなので、ミーティングで3ヶ月に一回くらいはこっちに来るっぽいし。
言葉を忘れちゃうんじゃないかって、ちょっと心配したのだけど、向こうでブリティッシュスクールに行くらしいから、その心配はないみたい。
息子は、「オンラインで遊べるし!」って今は平気そうな顔をしてるけど、まだ実感がないだけで、
学校からいなくなったら、絶対に寂しいと思う...
クラスに、息子のことをすごく好きな友達がいて、息子のことを独り占めしたいみたいなんですが(笑)、
この相棒くんがいるせいでそれが叶わないので、彼に嫌がらせしたり、ふたりに意地悪したりするらしく、(息子は意味不明に思ってる笑)
金曜日に、「僕か相棒くん、どっちか選んで。相棒くんを選ぶなら、僕は友達を辞める!」と迫ったらしいのですが、息子はアッサリ相棒くんを選んだそうな。
なんか、私その話を聞いてちょっと泣けちゃったんですよね...
だって相棒くんは、あと3週間もしたらいなくなっちゃうんですよ。
その子とは、これからも同じクラスで、たぶんセカンダリーも一緒だから、打算的に考えれば、その子を選んでおいたら安泰じゃないですか...
ああ、息子と相棒くんの間には、本物の友情があるんだなって、改めてちょっと感動したのだけど、
だからこそとても悲しい。
セカンダリーだって、「どこでもいいけど、相棒が行くとこに行きたい」って、ついこの間言ってたんだよなぁ...
悲しい
なぁ...
向こうの国にプレイデートしに行かなくてはね。