またまたブログの更新が止まったままで大変申し訳ありません。
お詫びのしるし(?)に今日はあなたに最新情報をお届け致します。
昨日、2月7日に発表されたばかりの「2010年エイズ動向報告」から主要数値をご紹介致します。
元ネタはこちらから⇒『エイズ動向委員会報告』
1.HIV感染者/エイズ患者
まずは2010年の新規HIV感染者と新規エイズ患者の件数からご紹介します。
◇新規HIV感染者 ( )内は2009年実績
1,050件 (1,021件)
◇新規エイズ患者 ( )内は2009年実績
453件 (431件)
新規のHIV感染者は過去3位、エイズ患者は過去最多となってしまいました。
すなわち、今でも日本国内においてはエイズ感染は拡大しているということです。
単純に言えば、毎日、毎日、日本のどこかで4人以上がHIVに感染していることになります。
(むろん、表に出てきた数字だけの計算です。実際にはもっと多いはず・・・・)
2.いきなりエイズ
先ほどご紹介したエイズ患者とは、「いきなりエイズ」の発症件数を意味しています。
あなたは「いきなりエイズ」をご存知ですか?
自分がHIVに感染していることに気がつかず、エイズを発症してから気がつくことを言います。
文字通り、「いきなりエイズ」状態です。
エイズ動向委員会から発表される新規エイズ患者とは、過去の新規HIV感染者と重複しない
ようにカウントされます。
例えば、2005年に新規HIV感染者として報告された人が、2010年にエイズを発症しても
新規エイズ患者とは報告されません。2度カウントされることはないのです。
その場合には新規HIV感染者の病変として任意に報告されるだけです。
従って、新規エイズ患者とはHIV感染者を飛び越して「いきなりエイズ」となった患者さんです。
3.怖い「いきなりエイズ」
2010年においては、HIV感染者の約30%が「いきなりエイズ」だったことになります。
今の抗HIV医療においては、エイズ発症前に検査でHIV感染が見つかればエイズの発症を
抑えることが出来るようになりました。(正確には遅らせる)
しかし、「いきなりエイズ」の場合にはすでにエイズを発症しての治療開始となります。
全ての病が早期発見・早期治療が大事であるように、HIV感染もまた早期発見・早期治療が
大事です。
エイズを発症する前から治療に入るのと、エイズを発症してから治療に入るのとでは、
その後の治療経過に大きな差が出ることがあります。
文字通り早期のHIV検査があなたの命を救うことになるかも知れません。
エイズ動向委員会から発表された「2010年エイズ動向」では、この他にどんな感染ルートが
多かったのか、またどんな年齢層でHIV感染が多かったのか、など詳しい情報が報告されて
います。
「もっと知りたい!」
と思われるあなた、申し訳ありませんがこちらからご覧頂けますか。
私が必死で作った表やグラフで詳しく説明しています。
こうしたデータが出るたびに言われることですが、先進国でHIV感染者が増加しているのは日本
だけらしいです。
むろん、絶対数は少ないのですが増加傾向に歯止めがかかりません。
医療が進んで、かつてのような致死的疾患ではなくなったせいもあるのでしょうか。
HIVやエイズに対する関心が薄くなっているのかも知れません。
保健所などで行うHIV抗体検査を受ける人も2009年、2010年と2年連続で減少しています。
検査を受ける人が減れば、「いきなりエイズ」が増える可能性が高くなります。
HIV感染が致死的疾患ではなくなったと言っても、危険な感染症であることに間違いなく、いったん
感染すれば今のところ完治する方法はありません。
抗HIV医療が進んだと言っても障害治療となります。
どうぞあなたはHIVに感染しないよう、そして「いきなりエイズ」を発症しないようご注意ください。
何に注意したらいいのか?
そんな疑問のあなたもどうぞこちらから

